リクラブなんて幻想!? 就活に出会いはあるのか専門家に聞いてみた

就活をしていると、普段は接点のない他大学や他学部の人と出会う機会がたくさんありますよね。インターンやセミナー、説明会などで学生同士仲良くなれると、「就活仲間」になったりするケースも多いようです。

ところで、巷で話題になっている「リクラブ」という言葉を聞いたことはありますか?リクラブとはリクルートラブの略で、就職活動中に生まれる恋愛のことを言います。

そんなリクラブという言葉もあるくらいですから、ぶっちゃけ就活での「出会い」ってあるのか気になりませんか?就活中に恋愛のドキドキも味わえるんじゃないかと期待してもいいんじゃないでしょうか。

そこで今回、編集部が直々に、恋愛メディアを運営している恋愛コンサルタントのRABBIさんに、リクラブ事情をインタビューをしてきました。出会う方法も掲載しているので、就活で出会いをちゃっかり期待している彼氏・彼女が欲しい方必見です!

なぜ起こるのか? 4つの理由

編集部
ぶっちゃけお聞きしますけど、本当にリクラブなんてあるんですか?
RABBI
ありますよ!

編集部
本当ですか?(期待)

RABBI
本当です。理由もちゃんとあります!

なぜリクラブが起こるのでしょうか?理由は以下の4つだそうです。

  1. いろんな人に会える
  2. 話題に困らない
  3. 悩みを打ち明けられる
  4. スーツに萌える

順番に見ていきましょう。

起こる理由1:いろんな人に出会える

RABBI
出会いの確率を上げるためには、当然いろんな人に会うことが重要です。

確かに就活は、説明会、グループディスカッション、インターンシップ、セミナーなど、様々なイベントがありますし、企業ごとにそれらに何度も受けますよね。業界業種によって様々なタイプの学生がいるので、就活中は普段会わないような人にたくさん会えるのも納得です。

RABBIさん曰く、お互いに学生で年齢も近く、知ろうと思えば大学名も学部名もしっかり把握できるので、警戒しすぎず仲良くなれるんだそうです。また集団面接などでは、相手のバックグラウンドや性格を知ることもできるため好意を抱くまでの期間がかなり早いとのことです。

起こる理由2:話題に困らない!

編集部
出会いがあっても、話しかけられなきゃ話にならないですよね…
RABBI
そうですね。でもリクラブの場合は話題に関しての悩みは少ないでしょう。

リクラブの場合はお互いに大学生であり就活生なので、大学や就活の話題を話せばOKとのことでした。全く初対面の人同士よりは、就活生同士の方が話は弾むはずです。

初対面の人と話をする場合、話が盛り上がるかが重要だそうです。なぜなら、話が盛り上がることで人は親密感を感じるから

身近な話題で話を盛り上げましょう。

起こる理由3:悩みを打ち明けられるから

編集部
んーまあ、同じ就活生同士ですから話題はあると思いますけど。とはいえ就活生は常に不安を抱えているんですよ。そんな中で恋愛にかまけている場合じゃないと思うんですが…

ただでさえ選考対策にピリピリしているのに、「どこに受かったの?」と聞かれるのが怖くて同級生にも相談できないし、サークルにも行けず、親は就活について詳しくないので相談できない。そんな心のよりどころのない、孤独な状況に置かれている人ばかりだと思います。編集部の私もそうでした。

RABBI
だからこそなんです。そんな不安な中で、同じ状況に置かれていて、自分に共感してくれる人がいたら、必然的に親密さを感じませんか?これは、つり橋効果とも呼ばれています。

つり橋効果とは?

不安や恐怖を強く感じている時に出会った人に対し、恋愛感情を持ちやすくなる効果のこと。1974年、カナダの心理学者であるダットンとアロンが、つり橋を使って実験した結果を元に提唱した学説であるため「つり橋理論」「つり橋効果」といわれる。

引用:コトバンク

編集部
確かに、不安な中で話しかけてくれたり、SPIの対策や面接対策に付き合ってくれる異性がいたとしたら、好きになってしまうかも……

起こる理由4:スーツ姿に萌えるから

RABBI
スーツのおかげで異性がかっこよく見える、という効果もあるかもしれませんね。

確かにスーツを着ると、ぴしっとしてかっこよく見えます。普段は見慣れない男性のスーツ姿には、きゅんとする女性も多いのではないでしょうか。

きっかけは何があるの?

ここまでリクラブがおこる理由を見てきました。では何がリクラブのきっかけになるのでしょうか?

きっかけ1:就活セミナー

RABBI
リクラブのきっかけのひとつめは就活セミナーです。

就活セミナーにもさまざまな種類がありますが、開催目的で分類すると、以下の3つに分けられます。

・業界研究セミナー

業界の動向や仕事内容などの情報を提供するセミナーです。就活が本格的に開始する前の7月~12月頃に開催されることが多いです。

・採用広報セミナー

企業が採用目的に開催するセミナーです。就活期の3月以降に開催されます。

・就活スキルセミナー

面接、SPI、エントリーシートなど、就活のスキル対策のためのセミナーです。

編集部
就活セミナーですか……(当時はめんどくさくてあんまり行かなかったな)なぜ就活セミナーが出会いのきっかけになるのでしょうか?
RABBI
これらのセミナーで、出会いが生まれるのは、隣の席の人とペアを組んでワークをする場合が多いからです。

また、セミナーに参加している人たちは同じ悩みを抱えているので、親近感を持ちやすく、距離が縮まりやすいとのことです。セミナーは新たな知見も得られて勉強にもなるので、積極的に行ってみるといいでしょう。

きっかけ2:会社説明会

RABBI
リクラブのきっかけのふたつめは会社説明会です。
編集部
えっ、東京ビックサイトでやるような合同説明会のことですか?結構混んでいて、他の就活生と話す余裕なんてなかった気がするのですが…
RABBI
会社説明会といっても、合同説明会のような大規模なイベントではなく、個別の説明会です。個別会社説明会で出会いが生まれやすい理由は、グループワークの機会があるからです。
編集部
個別説明会!? 人事の方に囲まれて会社説明をされている中で出会いが生まれるんですか?
RABBI
個別の説明会では単に会社の説明をされるだけでなく、会社の理解を深めるために、グループディスカッションやプレゼンテーションをすることが多いのです。
編集部
なるほど。グループの人たちと仲良くなれるんですね。

グループで話す機会があるので、コミュニケーションのハードルが少しずつ下がっていき、会話が弾んで連絡先を交換したり、終了後に食事に行くというケースが非常に多いそうです。

きっかけ3:グループディスカッション

RABBI
グループディスカッションは話しかけやすいので絶好の機会だと思います。
編集部
むしろ積極的に話しかけに行かなければならないですからね(苦笑)

当然グループディスカッション中は積極的に話かけなければなりませんから、話しかける障壁は少ないですよね。

また終わった後は、選考内容の話題をふることも可能なのでそのまま仲良くなれるそうです。選考後にさっさと帰ってしまわず、気になる人と話ながら帰るといいかもしれません。

きっかけ4:面接

RABBI
面接もリクラブのきっかけになるかもしれませんね~。
編集部
えっと…。面接試験の時って、他の就活生と話す機会なんてありましたか?
RABBI
ありますよ。個人面接を待っている時です。待合室で複数人が待たされていることが多いのではないでしょうか?
編集部
いやいや、待合室も緊張した空気が張り詰めていて、他の人に話かけるなんて難しいですよ。
RABBI
だからこそです。誰も話さないなら絶好のチャンスですよね。

面接まで選考が進んでいるということは、志望度もかなり高く優秀な人の集まりということですので、仲間意識が生まれやすいとのことです。

もし、待合室で話しかけるチャンスがあれば、頑張って声をかけてみてもいいのではないでしょうか?

RABBI
出会い云々以前に、話しかけると自分にもいいことがあるんですよ。

空気がほぐれるはずですし、自分の緊張も少し和らぐのでおすすめとのことでした。ぜひ実践してみてください。

きっかけ5:インターンシップ

編集部
あの、ぶっちゃけ一番リクラブが見込めそうなのは、何でしょうか。
RABBI
ずばり、リクラブを一番見込めるのはインターンシップです。インターンシップにも1dayの短期のものから1か月以上の長期のものまでありますが、ここでは長期インターンシップを指します。

長期インターンシップでリクラブがおこる理由は、同じ目標に向かって頑張れる仲間同士だからだそうです。

長期インターンシップは、就職活動の一環として仕事にフルコミットしたい、将来に必要なスキルを学びたいなどの意欲的な目的がきっかけで始めると思います。

そこで、学生同士が同じ目標に向かって頑張る中で、分かり合える悩みを共有し合うことで、お互いへの理解が深まり距離が縮まっていくのです。特にインターン先では、人間関係や上司への愚痴も共感できるので、心の拠り所となるのでしょう。

やはり、抱えている悩みを共感し合える相手というのは、恋愛関係に発展しやすく心の支えになることは間違いないようですね。

成功のカギはLINEだ!

編集部
出会いの場所は色々あるんですね。じゃあそこに行って気になる人に話しかければいいんですね。
RABBI
話しかけるのも大事ですが、前提としてリクラブの成功のカギはずばりLINEです。

会社説明会やグループワークで仲良くなったとしても、そのあとで連絡先を交換しないと、それ以上関係が続かないですよね。またLINEを交換するのはもちろん、LINEを続けることができないと、関係が発展しません。

編集部
じゃあ、LINEのIDを聞けばいいのか!
RABBI
でもいきなり「IDを交換してください。」って言われても、交換してくれませんよ。

LINEを交換したい相手にしてはいけないのが、あまり話をしていないのに突然「LINEを交換しませんか」と声をかけることだそうです。

確かによく知らない人にLINEを交換しようと言われても、不信感しかわきませんよね。特に就活は情報戦ともいいますから、不自然にLINEを交換しようとすると「情報を盗もうとしているんじゃないか」という疑念を抱きがちなのかもしれません。

LINEを交換するテクニックは、悩みを打ち明けることなんだそうです。ペアやグループになった人には、就活で困っていることを話してみましょう。

「面接ってすごく緊張しませんか?」
「業界研究って難しいですよねー」と自分から話してみると、
「そうそう、わかる」と共感してくれたり、何か教えてくれたりするかもしれません。

ポイントなのが、自分から悩みを暴露しにいくこと、とのことでした。悩みを話すことで、信頼されているように感じるので親近感が沸くというのは、先に述べたリクラブがおこる理由のひとつなのです。

グループワーク選考があった際には、LINEグループを作るといいですよね。ワークの中で一番仲良くなった人に、「せっかくグループで一緒になったから、グループでLINEを交換しておきませんか?」と話しかけてみれば、LINEを交換するのは容易だと思います。

出会いがありそうな業界はある?

編集部
じゃあ、リクラブがおこりそうな業界はあるんですか?
RABBI
結論から言えば、業界によって出会いの機会の差はあまりないと言えます。出会いはどこにあるかはわかりませんからね。
編集部
やっぱりそうですよね……
RABBI
ただし、出会いの確率が高そうな業界はありますよ。

RABBIさん曰く、出会いの確率が高そうなのは大企業・文系業界・職種だそうです。なぜなら大企業は志望人数が多いので、説明会や選考を受ける人も多く、必然的に出会う人数が多いからとのことです。

また文系業界・職種、例えば銀行や商社、営業職といった選考には男女比が半々近くなので、出会いの確率は高そうです。

メリットとは?

編集部
リクラブって賛否両論だと思うんです。リクラブなんてけしからん、って考えている人も少なくないと思うのですが、リクラブのメリットって何でしょうか。
RABBI
リクラブにはメリットがたくさんあるのです。ここからはリクラブのメリットを見ていきましょう。

就活相談ができる

一番のメリットは何と言っても就活相談にのってくれるところですよね。就活は情報戦とはよく言ったものです。一人でやっているよりも、二人で情報を交換し合った方がいいことはまちがいありません、とのことでした。

フラットにつきあえる

就活に出会う人は、相手の過去を知らないので先入観がなく、そのぶんフラットな付き合いができるんだそうです。だからこそ、素の自分をさらけだすこともできると思います。なので、リクラブのカップルは仲良くなりやすいとのことでした。

価値観が似ている

就活の際に必ず必要なのが、自己分析ですよね。ESに書いたり面接で話したりする際に必要になるので、就活生は自分のことがよくわかっていると思います。

そんな中で興味を抱く人は、自分の素直な好意の表れと言えるんだそうです。共通の趣味や話題があればより親近感が沸くことは間違いなしです。

デメリットも……

編集部
リクラブってメリットがたくさんあるんですね~。じゃあ、みんなもっとリクラブをするべきですね。
RABBI
たしかにメリットは多いのですが、もちろんリクラブにデメリットがないわけではありません。

ストレスの原因になる

就活生はお互いに精神的不安定なので、八つ当たりされる可能性もなくはないそうです。就活のストレスを軽減させるためにリクラブをしたのに、リクラブがストレスの原因になってしまうと、どちらも上手くいかない可能性もありますよね。

どちらかが落ちてしまうと気まずい

同じ企業を受けて片方が落ちた時なんて気まずすぎますよね。また、どちらかが内定を取って就活を終わらせたのに片方がいつまでも就活を続けていると、続けている方はイライラが溜まってきて関係が悪くなりかねません。

狙ってる業界が違う人と付き合うと、企業がかぶることもないですし、就活時期もある程度ずれるので、気まずさは軽減できるかもしれない、とのことでした。 

リクラブを成功させて出会いをゲットするための手順

編集部
メリットとデメリットはよくわかりました。では出会いをゲットするために、具体的に何から始めればいいのでしょうか。
RABBI
ではここからは出会いをゲットするための具体的手順をお伝えします。

出会いをゲットする手順1:インターンに参加する

まずは出会いの場に行くことが大事ですよね。

大学3年生の冬休み以前であれば、比較的時間もあると思うので、ぜひ長期インターンシップに参加してみてはいかがでしょうか。

出会いをゲットする手順2:自分から話しかける

出会いをゲットするのに一番大切なのは、積極性だとのことです。当然ですが受け身の姿勢では、出会いはゲットできませんよね。

RABBI
ここは出会いのパーティーではなく、就活の場なのです。恋愛目的で、相手から話しかけてくれることはありえないくらいのスタンスで構えておきましょう。
編集部
はい…。ではどうすればいいのでしょうか。

この時のポイントは2つあります。

仲良くなれそうな人から話しかける

いきなり話しかけろというのも難しいと思います。ただでさえ緊張する就活の場で、知らない人と話をするなんて難しいですよね。

まずは、仲良くなれそうな人から行くといいとのことです。就職活動の知識や情報を共有し合っているうちに、仲が深まりますし、他の人にも話しかけやすくなると思います。

説明会で何回も会った人に話しかける

RABBI
説明会に何度か参加していると、同じ人に出会うことが出てきます。そんな時は絶好のチャンス!なぜなら、ザイアンスの法則が成り立つからです。

ザイアンスの法則とは?

顔を合わせたり話したりする回数が多いほど、その相手に好意を抱きやすいという法則です。

同じ説明会に来ているということは、お互い狙っている企業や業界が同じということですよね。

「○○企業の説明会に参加していらっしゃいましたよね?」と声をかけるといいとのことでした。会話も弾んですぐに打ち解けられるかもしれませんね。

出会いをゲットする手順3:他の場所で会う

編集部
とはいえ、説明会などの公の場では、ゆっくり話ができないことが多いのではないでしょうか?
RABBI
確かにそうだと思います。ですが出会いのきっかけが掴めたらとにかく親密になることが大事ですよね。なので、他の場所で会うことが大事です。
編集部
ナンパみたいですけど、大丈夫でしょうか…?
RABBI
ナンパみたいに強引に連れ出すのはダメですよ(笑)。就活中はお互い不安な気持ちを抱えているため、恋愛において大切なお互いの「共通項」が自然と増えるのもポイント。悩み相談をして相手に弱みを見せることも、リクラブ成功のコツとなります。

特におすすめは勉強に誘うことだそうです。ESの添削、SPIの勉強、企業研究などをやろうと言って二人で会う機会を作るといいのではないでしょうか。わからない問題を教え合えば、二人の距離が近づくとこと受間違いなしです。

あるいは、セミナー後の飲み会に参加してもいいとのことでした。セミナー後はそのまま飲みに行くこともしばしばあります。飲み会の場なら、気になる人にも話しかけやすいと思います。

出会って結婚!?

編集部
でも、どうせリクラブのカップルなんてすぐに別れるんでしょう?
RABBI
そんなことはないんです。むしろその逆かもしれません。
編集部
そうなんですか!?

なんとリクラブのカップルは、学生時代からのカップルや社会人で出会ったカップルに比べて、結婚率が高いといわれているんだそうです。

なぜなら、自分の人生設計のを色々と考える就活中に出会っているから。

他で出会ったカップルに比べて結婚をより意識しやすいのではないでしょうかとRABBIさんは言ってました。

就活も成功させるために

リクラブは賛否両論ですが、経験者の話を聞くとリクラブでの出会いが就活中のモチベーションアップに繋がっているのは間違いないようです。

就活という機会に恋人も内定もゲットしちゃいましょう!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました(^ ^)

RABBIさんは他にも、出会いのきっかけや恋愛テクニックなどを研究されているそうです。

気になる方はRABBIさんのサイトを見てみてください。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    編集長の白河を筆頭に、人材紹介会社や大学のキャリアセンターでは教えてくれない、就職活動の本当の情報を書いていくライター集団。人材紹介会社の不都合な真実を暴き、就活生・転職者が天職を見つけてイキイキ働くために役に立つ情報だけを徹底的に公開していく。詳しいプロフィールは、フッターの「はじめての方へ」からご覧になれます。