行きたい企業を見つけよう!!企業研究の基本的なやり方大辞典

 

この記事を書いた人:ひるまき 

「ホワイト企業への道」のライター。東京大学工学系研究科にてゲーム理論関係の研究をする傍ら、学生団体のイベントを企画し学生700名と企業40社を動員。しかも企業は財務省や帝人など大手企業ばかり。夏のインターンでは難関の外資系投資銀行や外資系コンサルティングファームなどへのチケットを勝ち取る。ロジカルシンキングが得意で、論理に基づいた信頼性の高い記事執筆には定評がある。頭だけでなく、握力でリンゴを潰す肉体を保持するなど、体作りにも事欠かない。そんな僕がおすすめする就活の教科書はこちら。

 

企業研究しないとどーなる??

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A君「業界研究さえ決まれば、企業なんてどこも一緒でしょ。
安定した家電業界サイコー!!志望動機おーわりっと!」

業界トップの〇ナソ〇ック面接当日

面接官「なぜ〇立ではなく〇ナソ〇ックを志望なさるんですか?」

A君「え?えーっと、御社の黒物家電に興味を持っていて、発展させたいからです!」

面接官「黒物家電?だったら〇ニーの方が発展性あると思うけど?」

A君「・・・いえ、私は御社の黒物家電に興味を持ちました」

面接官「では、なぜ〇ニーではなく弊社を?」

A君「え?えーっと、ブルーレイディスクの発展に貢献していたからです!」

面接官「いや、ブルーレイだけなら〇ニーの方がやってるよね?
〇S3とかの方がただのプレーヤー以外にも使えるし」

A君「え、、、えっと、、、うわあああああ(失禁)」

後日の結果「貴殿の面接内容を慎重に検討した結果、残念ですが今回は採用を見送らせていただくことになりました。
末筆ではありますが、貴殿のこれからの成功をお祈りしております。」

A君「今回はたまたまだ。業界2位の〇立がある!」

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業界2位の〇立面接当日

面接官「ESを見る限り、マーケティングに興味があるようですが、当社の製品はどのような顧客が主力でしょうか」

A君「白物家電ですよね?そりゃもう主婦層ですよ」

面接官「白物家電だけでも学生や主婦、業務用の区切りがありますよね。
当社の製品はどこがメインでしょうか?」

A君「え??業務用??」

面接官「老人ホームやコインランドリーなど、大きな洗濯機を使う施設も存在しますし、クリーニングも洗濯ととらえることができると思いますよ」

A君「あ、はぁ…」

面接官「消費者向けに作られる白物家電は、当社ではなく〇ナ〇ニックの方が強いですよ。
なぜそこではなく当社なんですか?」

A君「・・・・・(落ちたなんて言えない)」

後日の結果「貴殿の面接内容を慎重に検討した結果、残念ながら(略」

A君「ええい!3位の〇芝だ」

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業界3位の〇芝面接当日

面接官「(おもむろに自社製品の掃除機を取り出す)ところで、この製品、当社のナンバーワン製品なんですが、どういう点が消費者に受けたでしょう?」

A君「え?何ですかその商品?ルンバ?」

B君(その場にいた同じ就活生)「この商品て、確か30代の主婦層に大うけでしたよね。
この手の掃除ロボットで何か差別化があったからこそ、なんですよね。」

面接官「よく気づきましたね。ヒントです。
ここのタンク部分があるよね?」

B君「なるほど!ごみを自動で捨ててくれる機能が受けた、というわけですね?
テレビとかでもそこが強調されたとか?」

面接官「ほうほう、他には何があるだろう??」

A君「・・・」

中略

面接官「では、選考結果は後でメールまたは電話で」ご連絡いたします

後日メールにて「貴殿の(以下略」

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A君「なんでだ~~~!!!!」

企業研究は、志望動機をより明確にするために必要

さて、A君の残念な面接内容には何ができていなかったのかは明白ですよね。
企業研究です。具体的には

1社目:企業の事業内容での競合を定義していなかった
2社目:企業の事業の顧客などの理解が曖昧だった
3社目:企業の商品などから、何を強みにしているのかをわかっていなかった

といった原因があるでしょう。
今回は大体上の3つがテーマになります。

では、企業研究によって、志望動機をどのようにして固めていけば良いのでしょうか?

注) 企業研究をちゃんとするには自己分析と業界研究が必須

ところで、企業研究をする前に、業界研究と自己分析はできているでしょうか。

企業研究には自己分析を基にどのような環境を企業に求めるのかアタリをつけることや、業界研究を基にして比較する企業群を選定することが必要になります。

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まず、企業研究によって手に入れたい情報をしっかり定義する

企業研究も業界研究と同じく、しっかり目的を持ってやることが大事です。

そうしないと、余計な情報を集めすぎたりしてしまったり、他にも知りたい企業があるはずなのに十分な研究ができなくなってしまう可能性があります。

そのために、自分が対象企業のどんな情報が欲しいのかをしっかりと決めておくようにしておきましょう。

そうすることで、集めた情報をまとめて、企業ごとに比較することも容易になります。

企業研究で手に入れたい情報10選

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じゃあ、どんな情報が得たいでしょうか。

これは人によるので、ある程度の内容をここに書いておきましょう。当てはまるものは使っていただいて全く問題ありません。

  • 給料や福利厚生などの金銭的環境
  • 労働時間や休日などの時間的環境
  • 海外出張や転勤などの位置的環境
  • メイン事業以外にどのような事業をしているのかという事業内容
  • その会社の平均勤続年数などのライフタイムサイクル
  • 育休や産休などの育児環境
  • 男女比、日系人比率やLGBTなどへの配慮などのダイバーシティ系環境
  • 仕事をしていて辛いとき、楽しいときなどのストレス、やりがいに関する環境
  • 職場の人間にはどのような人がいるのか、どういう人を求めているのかという人間的環境
  • 会社の事業規模や、経済的意義などの、社会的立場に関する環境

どれも基本的な情報ですが、対象の企業を「自分が働くかもしれない会社として」研究する上では非常に重要になってくるといえます。

では、これらの情報を手に入れる為に、どのようにして企業の情報を集めることができるのかを整理していきましょう。

ただし、ここで注意するべきことが3つほどあります。

  • 競合他社の情報も同じように集めて、比較できるようにまとめておくこと
  • 集めた情報から、企業がどんな人材を求めているのかを自分で考えること
  • 新しい情報を見つけて、重要だと思ったら随時更新すること

企業研究は、企業の情報を集めて編集し、志望動機に落とし込むことが目的です。

そして、志望動機の中には「なぜ他社ではなく当社なのか」も必ず入ります。

ですので、業界研究であぶり出した競合他社についてもしっかりと分析して、なぜその会社に入りたいのかを表明できなければ企業研究に意味はありません

同じように、志望動機の内容についてです。

別に給料や休日などを志望動機にするのも構いませんが、企業はそんな人間欲しくないです。

極端な話、人間みたいに自分で考えられるロボットがいて、24時間休みなくミスなく働いてくれるなら、企業にとって「採用」をする必要はなくなります。

(逆に、そんなのがいないから採用というプロセスがあるわけです)。

ここで大事なのは、企業がいう「優秀な人材」というのが、企業によって異なる点です。

つまり、企業が求める「優秀」は、皆さんが考える「優秀」とは異なる可能性が大いにあるんです。

なので、志望動機か自己PRにその「企業が求める人材」であることをアピールすることが重要になります。

「企業が求める人材」を企業が明示してしまうと、すべての就活生がその人材であることをアピールしてしまいます

ですので、「企業が求める人材」は明示されないのが普通でしょう。

なので、集めた情報から「企業が求める人材」について自分で考察することが必要になります。

そして最後に、企業の情報を集めていくなかで、企業が起こした不祥事や開発した技術など、様々なニュースが入ってきます。

こういったニュースは様々な媒体を通じて手に入ります。

これらのニュースは、企業にとって大きな情報になるため、これらを常にアップデートしておくことが必要になるでしょう。

企業研究の手法は主に5つ

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さて、集めたい情報と、整理の仕方をまとめたうえで、企業研究に移っていきましょう。

企業の情報を集める為には、主に5つの方法があります。

  • インターネットで調べる
  • 企業説明会に行く
  • 商品やサービスを使ってみる
  • OB訪問をする
  • インターンに行く

そして、この5つそれぞれにはメリット・デメリットがあるのでまとめて行きましょう。

インターネットでの企業研究は手軽=周りと差がつかない

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まずはインターネット。

企業のホームページやIR情報,アニュアルレポートが見られます。

これらのデータから収集できる情報は、企業が顧客や投資家に向けて「当社は魅力的な企業ですよ」とアピールするために編集されている情報です。

決して中立的な立場から書かれた情報ではないということに留意してください。

企業説明会で手に入る情報は自分で集める必要あり

次は企業説明会についてです。

マイナビやリクナビが開催している「合同説明会」と、企業が独自に開催する「説明会」の両方がありますが、おそらくどちらもほぼ同じ内容になっていると思います。

この二つは、「企業の方が就活生向けに情報を編集して届けてくれること」がポイントです。

つまり、「欲しい情報が簡単に手に入る」という点で非常に有利です。

しかしここで気をつけなければならない点が2つ

  • 就活生全体に向けて発信する情報なので、ウェブサイトレベルで情報が薄い
  • やはり企業が学生に集まってもらうために作ったパンフレットやプレゼンテーションなので、悪い点は書いていない

といった欠点があります。

このレベルなら、ネットで調べた方が早いという人もいます

じゃあ、企業説明会に行く利点って何なんでしょうか?

企業説明会に行く利点は、社員の雰囲気を掴めること

企業説明会に行く利点は、そこで得られる情報よりも、説明をしてくれている社員さんの雰囲気をつかめることです。

会社の「色」「人柄」といったものが、話している人の端々から感じられると思います

例えばですが、僕が参加した説明会に「JR〇海」と「アカ〇キ」、「フ〇ムスク〇ッチ」の3社があります。

多分1つ目はわかると思いますが、残りの2つは想像つかないと思います。

いわゆる「ベンチャー」と言われる企業です。

3つの企業ともそれぞれ事業内容が大きく異なる会社で、それぞれに人柄が違いました。

JR〇海:日本のビジネスを支える鉄道会社なので、安定して会社にいてくれる人材を求めている。

そのため、福利厚生や給料などが安定していることをアピールしていた。

人としては、ザ・日系大手の感じで、何か新しいことをしたいというよりは今までの業務を如何に効率よくするかを考えている人が多い印象だった。

アカ〇キ:ゲームや遊びを起点にした企業で、楽しいこと、自分が世界の中で何か新しく変えたり、取り組んでみたりしたいことを語っていた。

自分が取り組みたいことについて非常に楽しそうに、熱心に語れるということからも自分の仕事を楽しくやっているのだろうという印象を受けた

フ〇ムスク〇ッチ:対企業にマーケティングプラットフォームを売る会社。

対企業でのビジネスなので、説明会に来た学生には、事業内容ではなく、就職活動を通じてどのような考え方を身に着けてほしいのかを中心とした講演をしていた。

社員の方々の雰囲気は、自分が活きるべき環境は必ずしもこの会社である必要はない、この環境には自分が成長することができるから所属しているというような感じであった。

全く異なるビジネスを展開する3社に所属する人は雰囲気も志も全く違いました

このようにして、会社に所属している人の雰囲気を肌で感じて、自分とフィットする企業を探しだしましょう。

実際に商品・サービスを使う企業研究

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こういう方法もあります。

家電メーカーであれば、作っている家電を見に行くことも良いといえます。

お客さんにしている人や、その性能などもわかりますし、買って使ってみれば、その使い勝手や問題点など、様々な点が見えてきます。

ただ、この方法、実際に買うとなると莫大な金額が必要になります。複数社になればそれがそのまま倍々で増えていきます。

それでも、他の人はあまりやらないことですし、自分の価値観で見た企業の商品のレビューから、その企業の強み、弱みを把握できることもあるかと思います。

でもさすがに洗濯機を4台も買う人はいないかと思いますが

OB訪問で企業研究すると他の就活生と差別化できる!?

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では、企業研究とはよく別格扱いになるOB訪問について考えていきましょう。

企業説明会に行ってあらかたの情報が出そろい、自分の中でも志望動機を固めていけそうだ、という実感が持てたあなた。

まだまだほかの就活生と情報の差はできていませんよ!

自分が決めた目標にちゃんとその情報は答えてくれていますか?

例えば、仕事での成長を目指している人!

入社して3か月でどのような仕事ができて、どのような成長ができるようになるのかまで、

具体的に将来の自分をイメージできるようになっていますか?

企業説明会で書いている内容は、概して曖昧で止まってしまいます。

自分の求める人間像であるのかをしっかりと把握できずに終わってしまいがちです。

ですので、OB訪問をすることで、集めた情報からの仮説と、実際のズレをしっかりと埋めて、

自分の入りたい企業であるかをイメージすることができるようになります。

そういう意味でも、OB訪問では、自分の集めた情報をしっかり整理し、

自分はこう働きたい、こういう風に会社へと貢献したいという意思をしっかりと出したうえで、

訪問するOBさんの話を聞くべきでしょう。

つまり、OB訪問は企業研究の手段ではあるが、自分の志望動機が正しいかを確かめる場でもあることを意識しましょう、

ということです。

企業のインターンは、企業そのものの風土を感じることができる企業研究

さて、最後になりましたが、企業の社内を見たり、実際の業務を体験したりすることになる機会であるインターンについて書いていきましょう。

インターンは「企業の内部業務を実際にやってみる」「企業の仕事内容を、実際に仕事をしている人の横に立って観察する」などのプログラムがあります。

インターンに参加することで、企業のオフィスの中を見たり、社員の人との話を通じて対象企業の研究は非常に効率よく進むといえるでしょう。

ただし、注意が必要な点もあります。インターンに参加することによるデメリットは、

  • 参加するために選考を受ける必要があること
  • 企業によっては本選考と同等の扱いがあること

ということがあります。

企業の内部を見ることができるインターンは募集人数が限られていますが、応募者が殺到し、多い時には800倍にもなります

こうなってくると、企業側も本選考と同じような選考をすることになります。

そのため、選考を受けるために必要になるのが「ES」「テスト対策」「面接対策」です。

つまり、「企業研究が不完全な状態で」選考を受けざるを得ない訳です。

また、コンサルティングファームや外資系銀行など、経団連に関係しない企業は、インターンを通して本選考としていることもあります

また、経団連関係でも、インターンに参加し、優秀な成績を残した学生は「2次面接まで免除」などといった待遇もあります。

つまりインターンに進む時点である程度志望動機を練っておけなければ、満足の行く結果を残すことができないわけです。

企業研究のやり方をまとめると・・・

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さて、今回は具体例がなくてわかりにくかったかもしれません。ですので、なるべくわかりやすくまとめてみます。

企業研究の下準備

  • 自己分析を済ませ、自分がなりたい人間像を明らかにしておく
  • 業界研究で、比較する企業を決めておく
  • 集めたい情報をまとめ、表などにして比較できるようにしておく

企業情報を集める

集め方は5通り

  • インターネット
    メリット:すぐできる 
    デメリット:情報のオリジナル性に欠ける
  • 企業説明会
    メリット:会社の社員の雰囲気をしることができる 
    デメリット:情報のオリジナル性に欠ける
  • OB訪問
    メリット:情報のオリジナル性がある 
    デメリット:めんどくさい、回数を稼げない
  • 商品・サービス利用
    メリット:商品のレビューから、その企業の強み、弱みを分析できる
    デメリット:おそらく多額のお金が必要になる
  • インターン参加
    メリット:企業の内部を直に見ることができる
    デメリット:選考があったり、集めた情報を整理している時間がなかったりする

集めた情報を編集、考察して自分の志望動機にする

ネット、リアル様々なソースから手に入れた情報から、企業が必要とする人材はどんな人かを仮説し、それをOB訪問や説明会にいる社員に話しかけて検証していきましょう。

おわりに

いかがでしたか?企業研究は就活においてある意味一番時間をかけるところかもしれません。

その分、しっかりと腰を据えてやればやるほどあなたの将来のキャリアが明確になると思います。

大変ですが、一度踏ん張って取り組んでみてはいかがでしょうか?

企業研究をエントリーシートや面接に効果的に繋げるためには就活塾を活用するのも一つの手ですよ!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました(^ ^)

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