ワークライフバランスの定義とは?働き方改革との違いも解説!

近年、働き方改革が注目される中で、ワークライフバランスもまた脚光を浴びるようになってきました。

そのため、あらゆるところで「ワークライフバランス」という言葉を耳にします。

しかし、正しい意味や定義はまだまだ浸透しておらず、間違った意味が独り歩きしていることもあります。

そこで、この記事ではワークライフバランスの意味定義企業視点社員視点のメリットや、企業の実際の取り組みについてまとめてみました。

ワークライフバランスについて正しい知識を一緒に学んでいきましょう!

この記事の登場人物

富田:理工学部の3年生。自己主張は苦手だが心根は優しい草食系男子。メーカーを志望して就活をしている。

春山:経済学部の3年生。あだ名はハルちゃん。明るくハキハキしていて「考えるより動け!」の行動派。母子家庭出身で、化粧品や日用品など女性を対象とした仕事に就きたいと考えている。

白河:社会人3年目のヘッドハンター。ホワイトアカデミー在学中に内定をもらった東証一部の人材系企業で勤務。ホワイトアカデミーとは、特別講師という形で現在も付き合いが続いている。

※この記事の内容は、あくまで一般的なものです。ホワイトアカデミーの無料相談会に参加すると、就活のプロからあなたにピッタリのアドバイスがもらえます!

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投稿:2018.11.12 | 最終更新:2018.11.17

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ワークライフバランスとは?

春山
白河さん、ワークライフバランスって言葉は聞いたことがあるんですが、具体的にはどんな意味なんですか?
白河
ワークライフバランス(英語:work–life balance)とは、直訳で「仕事と生活の調和」と訳されます。
白河

その目的は、

  1. 仕事と仕事以外の調和を図り、充実させることでそれぞれの役割を果たす
  2. 仕事で成果を挙げるための成長やスキルを仕事以外の時間で身につけ仕事の効率を上げる
  3. ライフステージに合わせた多様で柔軟な働き方が選択できる

という3つの概念で理解できます。

富田
む、難しい…。
白河
仕事ばかりにかかりきりになって仕事以外の生活がおろそかになってしまったり、その逆で家庭に重点を置きすぎて仕事に支障をきたしたりしてしまうと社会生活が続きません。
春山
まぁ、そうですよね。
白河
それは社会で働く本人だけでなく、企業・社会にとっても大きな損害となります。
春山
本人だけでなくて、社会の損害…。確かに、社会を構成しているのは私たち一人ひとりですもんね…。
白河
このように、仕事と生活の調和を図ることは、ダイバーシティという多様性を認める考え方が進む現在では、重要性が高まってきているのです。
富田
ナルホド…。
白河
また「長時間労働で一日が仕事で終わってしまう」という生活を送るより、仕事の時間と仕事以外の時間をしっかり分けて確保することにより、仕事のスキルアップのための勉強や成長について考える時間が生まれます。それは企業側にとって大きなメリットとなります。
春山
確かに私も、お仕事しつつ、自分のスキルアップもしたいかも。
白河
あるいは、ライフステージに合わせて働き方を選択できるというのもワークライフバランスの目的の1つです。
春山
働き方の選択、ですか?どういう意味でしょうか?
白河
程度の差はありますが、人生では結婚出産育児介護など環境の変化が多くあります。最近ではそういった環境の変化に合わせて働き方を変えるという選択肢が出てきています。考えてみれば、生活が変わるときに働き方も変わるというのは自然な考え方ですよね。
富田
…確かに。
白河
これらを簡単にまとめると、ワークライフバランスとは、仕事と生活を共存させつつ、持っている能力を最大限に発揮し、それぞれが望む人生を生きることを目指すことなのです。

憲章

内閣府男女共同参画局では、「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」を発表しています。

その憲章によると、ワークライフバランスが実現するべき社会は、以下の条件を満たした社会を指します。

  • 就労による経済的自立が可能な社会
  • 健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会
  • 多様な働き方・生き方が選択できる社会

【出典】政府広報オンライン「知っていますか? ワーク・ライフ・バランス」

富田
白河さん。この憲章みても、何がどんなことを指してるのかさっぱり分かりません。
白河
もう少し詳しくみていきましょうか。

働く機会を得て経済的自立が可能な社会

経済的自立が必要な人がいきいきと働くことができること。働く機会を得ながら、結婚や子育てを実現できるなど、経済基盤を持てること。

健康で豊かな生活のための時間を持てる社会

働く人の健康が保て、家族や友人との時間や自己啓発、地域活動のための時間を持てる豊かな生活を実現できること。

多様な働き方や生き方を選べる社会

年齢や性別などにかかわらず、自らの意欲や能力でさまざまな働き方、生き方に挑戦できること。子育て、介護が必要な時期に多様な働き方が選択でき、公正な処遇が保たれていること。

富田
なんだかとってもいい社会だな。
春山
こんな社会が実現されたらすごく幸せな人生送れるだろうなぁ…。

働き方改革との違いは?

春山
白河さん、最近「働き方改革」って言葉も聞きますけど、これってワークライフバランス とは何か違いがあるんですか?
白河
働き方改革とは、仕事と少子高齢化や育児・介護の両立、価値観の多様化といった課題を解決することを目的として、働き方を見直して多様な働き方の実現や長時間労働の是正、生産性向上を目指すものを指します。
富田
それじゃ、ワークライフバランス は?
白河
ワークライフバランスと働き方改革は目的や取り組みを通してみると概念的に近い存在ですが、ワークライフバランスの取り組みの主体は企業と個人であり、働き方改革は政府主体という点で大きく異なります。
富田
主体が違うってところがポイントですね!
白河
はい。考え方によってはワークライフバランスは働き方改革の一環としても捉えることができますね。

なぜ今ワークライフバランスが重要なの?

春山
白河さん、なんで今、ワークライフバランスがこんなにも重視されているのでしょうか。
白河
それは「少子化」「高齢化」がもっとも大きな要因となっています。

少子化の危機感

富田
少子化ですか?それがワークライフバランス になんの関係があるんですか?一見関係ないように思えますけど…。
白河
最近では少子化が問題として叫ばれているのはわかりますよね。富田くんの言う通り一見関係ないこの2つですが、ワークライフバランスにもこの問題はしっかりと関係しています
春山
解説お願いします〜!
白河
はい。1990年代、またその後の2003年頃に政府による少子化対策としていくつかの法律が制定されました。この法律により企業に出産・育児/仕事の両立を支援するための行動が義務づけられたことで、ワークライフバランスの視点が注目されるきっかけになりました。
富田
へぇ、義務になったのか。
白河
また、少子化を解決するには男性の育児参加がカギとなっていて、そのこともワークライフバランスが需要視される要因の一つです。
春山
ワークライフバランスがとれて家庭に費やせる時間が増えると男性も育児に参加する時間が生まれ、その分、女性の負担が減る、ってことね。
白河
その通り。それによって女性に時間がゆとりができ、出産する子供の数が増えたり、出産・育児を経ても働き続けたりでき、労働人口が増える効果が期待できるのです。
春山
よーし、富田くん、頼んだぞ!
富田
お…おう!なんでもやってやる!

介護人口の増加

白河
2人とも、「団塊世代」という言葉を聞いたことはありますか?
春山
うーん、言葉は聞いたことありますけど、具体的な意味については詳しく知らないです。
白河
団塊世代、っていうのは、第二次世界大戦が終わってからの第1次ベビーブームに生まれた人たちの世代を指す言葉です。この世代は2018年現在、71歳から73歳を迎えています。これがどういう影響を与えるか分かりますか?
春山
なんだろう…。
白河
考えてみてください。健康寿命も延びていますから、今の時点ではまだまだ1人で暮らせる元気なお年寄りは多いでしょうか、あと10年も経ったらどうなるでしょう?
春山
…1人で生活するのが難しくなる、ってことですか?
白河
ええ、介護が必要になってきますよね。すると、子供たちは働きながら親の介護をすることになります。現在40代となっている団塊の世代の子供たちは、兄弟姉妹の数も多くありませんし、独身の人が増えていますので、親の介護に直面したときに子供が抱える負担は大きいでしょう。
富田
た、大変だ…
白河
こうした人たちが、仕事と介護を両立するためには、ワークライフバランスがとれた働き方への切り替えが必要となります。

ワークライフバランスのメリット

富田
社会的な背景から、国による法や制度の整備によって取り組みが促進されているワーク・ライフ・バランスですが、そのメリットはいったいどんなものなんですか?
白河
それでは、ワークライフバランスのメリットを企業側のメリット、働く人のメリットという視点で見ていきましょうか!
春山
よろしくお願いします!

企業側のメリット

女性社員の定着

白河
女性は結婚・出産・育児というライフイベントで離職をしてしまう人が男性社員に比べて多いです。その中でも、特に育児をきっかけにして仕事を辞めてしまう女性が多いようで、第1子誕生前後に退職する女性が6割を占めるという調査結果があります。
春山
うんうん、そのデータ、聞いたことあります。
白河
その理由には、保育園への入園が難しく、今の働き方では復職できないといったことや、復職後、育児支援をあてにできないということが要因にあるようなのです。
春山
子育てしながら働く、って本当に大変なことですよね。
白河
そのため、ワークライフバランスをとり、働き方にフレックス制テレワーク制などの選択肢をつくったり、出産・育児んついて適切な支援を行ったり、労働時間が短くしたりすることで女性社員の離職を防ぐことができ、企業側に大きなメリットとなります。
春山
フレックス?テレワーク?
白河
それについてはこの後詳しく説明しましょう。

優秀な人材の確保

富田
優秀な人材の確保に、どうしてワークライフバランスが関わってくるんですか?
白河
採用面では、新卒や中途採用者にとって定着率の高さは大きなアピール要素になります。人材採用と社員満足に大事な要素の1つであるのが、ライフステージの変化に応じて柔軟に働き方を選べる企業であることです。
春山
ワークライフバランス を重視している会社だと、優秀な人も志望したくなる、ってことですか?
白河
そうです。また社員にとっては、育児や介護などにより離職せざるを得ない状況になっても、働き方を選択できれば仕事を継続しながら両立することが可能になります。このように、ワークライフバランスが実現すると、優秀な人材の獲得と人材流出の防止ができ、離職率の低下や人材採用と定着に大きな効果があります。

生産性の向上

白河
生産性を高めるには、社員個人の工夫だけでは効果が低く、長続きもしづらいものです。そのため、組織全体で取り組むことが必要です。ワークライフバランスの推進のために、組織全体で業務内容や業務分担について見直すと、結果的に生産性向上に繋がります。
春山
長い仕事時間だと、疲労で生産性も下がっちゃいそうですもんね。
白河
そうですね。また、社員がワークライフバランスをとれるようにすると、限られた労働時間内で効率よく成果を上げるために、社員がタスク管理や時間管理を行って業務の効率を高めることや、プライベートを充実させることで得られた人脈や勉強の時間確保で得られたスキルを仕事の成果に発揮することも企業側にとってメリットとなるでしょう。

労働生産性の改善

白河
よく知られていますが、日本は先進国の中では労働生産性が低い部類に入ります。公益財団法人・日本生産性本部の「2015年・時間あたりの労働生産性」調査では日本は18位になっています。これは、日本社会に長時間労働が定着していることと大きく関係があります。さっき春山さんが言ってくれた通りですね。
春山
やったー
白河
生産性が下がってしまうのは、むやみに長い勤務時間ではコストが高いうえにモチベーション維持が難しく、時間当たりの生産性も下がってしまうためです。多様な働き方への対応、生活も充実させられる仕組みによって長時間労働の改善・労働生産性の向上が期待できるでしょう。

優良企業イメージ定着

白河
最近の企業経営は、自社の成長ももちろん大切ですが、それ以上に「社会にどう貢献するか」という企業の社会的責任が重視されています。この「社会」というワードには企業と利害関係にある存在、つまり社員も含まれています。社員に対して社会的責任を果たすことも企業にとっては大切なことなのです。
春山
それがワークライフバランス とどう関わっているんですか?
白河

説明するから焦らないで大丈夫ですよ。ワークライフバランスを実現することで

  • 社員を大切にする企業
  • 社員が自社のサービスの恩恵を受けられている企業
  • 離職率が低く、社員が安心して働ける企業

という優良企業のイメージを社会に伝えることができます。イメージが向上するのは、会社にとって願ったり叶ったりのことですよね。

コスト削減

白河
企業のワークライフバランスの取り組みによって、最も削減できるコストは人件費です。人件費で大きなコストがかかるのはどんなときかを説明できますか?
春山
なんだろう。せっかく研修したのに、成果を出す前に退職してしまった時とか…。
白河
そうですね。特に大きなコストの例としては、採用した人材にかかった採用や研修コストを回収する前に退職した場合や、長時間労働などが原因で精神的に不安定になり休業生産性が低下した場合などが挙げられます。
富田
確かに、こんな事態は企業側も避けたいですよね…。
白河
ワークライフバランスを実現すると、生活に使える時間が増えて離職率が下がるうえに、長時間労働が是正されて精神病にかかるリスクも低くなるため、大きな負担となる人件費の削減が見込めるのです。
富田
おおっ!
白河
また、効率よく業務を行うことで労働時間が短くなれば、その分の人件費や光熱費など諸経費を削減することもできます。
富田
おおおっ!
白河
こうして削減したコストをこれからの投資や社員に還元していくことで、コストを削減しながら企業成長へと繋げることができます。

社員側のメリット

仕事に対するモチベーションの向上

白河
ワークライフバランスは、社員・職場全体のモチベーションにも好影響をおよぼします。ワークライフバランスが取れることで、生活・家庭に時間が使えるようになり、仕事に対しての余裕が生まれます。また、趣味に費やす時間も増え、メリハリがつきますから仕事への意欲は高くなります。
春山
人生、メリハリが大切ってことですね!
白河
特に男性は「プライベートが充実している」ことが、仕事のモチベーションにつながる傾向があるようですよ。
春山
へぇ〜、富田くん、そうなの?充実してる?
富田
まぁ白河さんが言ってることなんだから、本当なんだろうな。

スキルアップの勉強時間の確保

白河
やる気のある社員が「仕事で役に立つスキルや知識を身に付けたい!」とか「資格取得を目指したい!」と思っても長時間会社で勤務しているとそのための時間を確保することができません。
春山
勉強したいって思っても、その時間がないとどうにもならないですもんね…。
白河
しかし、企業がワーク・ライフ・バランスの支援をして働き方を多様化したり、長時間労働を是正したりすると、社員はそのための学習やセミナーを受けに行く時間を作れるようになります。その結果、スキルや能力を伸ばしていくことができ、さらにそれが仕事にフィードバックできれば、結果として企業力の向上にもつながり、社員にとっても企業にとっても利益につながります。
富田
ワークライフバランス 重視したらいいことしかないじゃん…。

ライフ・バランスの確保

白河
ワークライフバランスを実現する真の目的は文字通り、仕事と生活の調和です。自分の思ったようにワークライフバランスが取れることで、仕事以外の時間を趣味や生活を充実させるために充てることができます。
富田
仕事が人生の全てじゃないよ、あなたの生活も楽しんでね、っていう感じですかね。
白河
それを実現できるのがホワイト企業です。生活を楽しむためには、ホワイト企業に入ることがはじめの一歩なんです。そこを間違えてはいけませんよ。ホワイトアカデミーの無料相談会がありますから、参加してみてくださいね↓
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投稿:2018.11.12 | 最終更新:2018.11.17

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ワークライフバランスの実際の取り組み

業務見直し

業務効率化

白河
ワークライフバランスの実際の取り組みに業務の効率化があげられます。これをきっかけに、業務内容の見直しにより無駄な業務を無くし、社員のスキルや能力に応じて必要な仕事を割り振ることが大切です。
富田
個人一人ひとり適性がありますもんね。100メートル走8秒の人にクロール100メートル泳がせても、早いとは限りませんもんね。
春山
分かりやすい例えなの、それ…?
白河
例えがそれで正しいかどうかは置いておきましょう。また、整理した業務をマニュアル化し業務を標準化すると、特定の社員以外でも対応できるようになり、より効率化が進みますよ。
春山
新人さんでも、マニュアルを見れば業務に参加できる、ってことですね。
白河
それだけでなく、多様で柔軟な働き方に対応できるようにすることもまた効果的です。例えば、多能工の社員の育成や、社員の業務進捗状況をスケジュールなどで「可視化」して互いにサポートできる体制づくりなどがあります。

長時間労働の削減

白河
ワークライフバランスを実現するカギである長時間労働の削減は、日本企業にとって避けがたいテーマでもあります。この長時間労働を削減するには、ただ残業を禁止するだけでは十分ではありません。
春山
え。なんでですか?
白河
それでは、社員が自宅に仕事を持って帰るとか、一度帰宅した社員がその日のうちに再出勤するといった本末転倒な事態を招き、根本的解決につながりません。

富田
ひいい、そんなことがあるんですか!?

白河

そういったことが起こらないように、長時間労働是正のためには、まず以下に取り組む企業が多いようです。

  • 定型作業の廃止
  • 残業、休日出勤の禁止
  • 残業の事前申請化
  • 残業恒常化の要因分析と対策
  • 業務フローの見直し

長時間労働は社員の業務生産性を低下させ、日常化すれば社員のモチベーションが下がり離職に繋がる恐れもある、というのはお伝えしましたよね。このように、長時間労働は企業側からしても実はメリットが少ないのです。

春山
なるほど…。長時間労働を行わない、ホワイト企業が増えていくといいなぁ。
富田
きっとそれは、全ての就活生の希望だよ。

短時間勤務制度

白河
長時間労働の削減と同様に、ワークライフバランスのために多くみられる取り組みが「短時間勤務制度」です。育児や介護をする社員を対象に、勤務時間を2~3時間、または30分単位で短縮するという取り組みが多くみられます。
富田
短い!すっごく楽じゃないですか!
白河
現在の事例では「育児休暇を終えて復帰した女性社員」が対象となる場合が多いのですが、今後は「両親の介護を目的とした男性社員、管理職社員」の利用も視野に入れて取り組む姿勢も出てきています。
富田
あ、さっき言ってた団塊世代の介護が必要になってくるから、ってやつですね!
白河
その通り。この短時間勤務制度で大切なのが、社員の生活・働き方に報じて勤務時間にはバリエーションを持たせることです。
春山
バリエーション、ですか?
白河

固定化した短時間勤務では、まだ育児を頑張らなくてはならない女性社員や親の介護が必要な社員の生活に上手く対応できず、充分に浸透しません。

そのため、実施の際にはいくつか選択肢を用意する必要があります。

  • 時間短縮バリエーションを複数設定
  • 1日あたりの勤務時間を大幅に短縮し、勤務日数を増やす
  • 希望する日の勤務時間の短縮を選択が可能
  • 1週間あたりの勤務日数を減らす選択が可能

またバリエーションを作ったら、それを「自由意志で選択できる制度」を作り上げることも重要です。

春山
確かに、選択肢が多い方が、より自分にあった時間で働けるよね。

働き方の見直し

フレックスタイム制

白河
フレックスタイム制度は比較的浸透している制度であり、働き方改革で改めて取り組みを検討する企業が多い項目でもあります。
富田
え?ロレッ○ス?
春山
それは時計…。
白河
フレックスタイム制度というのは、1か月以内の期間で総労働時間を定め、始業・終業時間を自由に決定できる仕組みのことです。定時制よりずっと自由度が高いですね。
富田
え!自分で決められちゃうんですか!超いいじゃないですか!
白河
フレックスタイム制度は総勤務時間が変わらないため、給与の調整、昇給・昇格にともなう問題が発生しにくく、導入しやすいうえに取り組みやすいことが挙げられます。また、いつ出勤するかわからなくて組織としての連携が図れず、生産性が落ちるという事態にならないように、企業は「1日のうちで必ず勤務するコアタイム」を指定することもできます。
春山
「コアタイムさえ働いていればそれ以外は自由でいいからね〜」って感じですか。
白河
ええ。中には、コアタイムのないフル・フレックスタイム制度やそれに近い拡大制度を導入している企業もあります。
富田
なんだか日本社会が変わっていく気がするぞ…。

テレワーク制

白河
働き方改革としてほかに導入され始めているのがテレワーク。在宅勤務のことですね。
春山
お家で勤務できちゃうとすっごく楽ですよね。通勤時間が長いとそれだけで疲れちゃいそうだし…。

 

白河

はい。時間だけでなく勤務場所を見直すため、移動時間の削減や働く時間の自由度という観点からワークライフバランスを実現しやすい取り組みの一つです。日本テレワーク協会によるとこれは「ITを利用した、場所・時間にとらわれない働き方」と定義されています。

テレワークは企業にとって

  • 通勤、交通費の削減
  • 休業からの復帰支援
  • 障がい者の雇用

の点でメリットがあります。

しかし、直接管理することが難しくなるため、導入のポイントは「リスク管理」「コミュニケーションの確保」「勤怠管理」に置かれます。在宅という環境下で、情報漏洩リスクの防止、勤怠管理を適切に行える仕組みも求められるでしょう。

 

富田
在宅勤務か…。周囲の目がないからこそ、「この時間は仕事やるぞ!」とかっていう強い気持ちが必要だろうな。自律心、っていうの?
春山
富田くんにはある?自律心。
富田
あるに決まってる…たぶん。

制度の見直し

福利厚生サービスの充実・導入

白河
ワークライフバランスを実現するための近道は、福利厚生サービスを利用することです。特に福利厚生サービスの力が発揮されるのは育児・介護の場面です。
富田
どんなサービスがあるんですか?
白河
育児に関しては、働き方改革でも取り組まれることが多い育児休暇がよく見られる福利厚生ですよね。休業・休暇に関するものは女性を対象とするものが多いのですが、最近では、男性でも育児休暇を取りやすい状況が作られるようになってきています。
春山
確かに、そんなニュース聞いた気がします。
白河
「女性社員のニーズ」だけでなく「男性が育児休暇を活用しやすい状態にする」ことが大切です。また、育児のほかに問題となっているのが高齢者の介護ですが、介護福祉施設のための支援や介護報酬の引き上げなど、行政上からのサポートも助けとなるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

社会でさらに注目度を増しているワークライフバランス。

きちんと知識を身に付けて、あなたの就活に活かしてくださいね!

※この記事の内容は、あくまで一般的なものです。ホワイトアカデミーの無料相談会に参加すると、就活のプロからあなたにピッタリのアドバイスがもらえます!

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投稿:2018.11.12 | 最終更新:2018.11.17

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    ABOUTこの記事をかいた人

    編集長の白河を筆頭に、「人材紹介会社や大学のキャリアセンターでは教えてくれない、就職活動の本当の情報」を書いていくライター集団。人材紹介会社の不都合な真実を暴き、就活生・転職者が天職を見つけてイキイキ働くために役に立つ情報だけを徹底的に公開していく。詳しいプロフィールは、フッターの「はじめての方へ」からご覧になれます。