【専門家が語る!】経団連の就活ルール廃止で今後の就活はどう変わる?

「就活ルール廃止」のニュースが世間を賑わせていますが、果たしてこれは就活生にとって何を意味するのでしょうか?

おそらくあなたも「え、じゃあ今後の就活どうなんの?」と思っていると思います。

そこで今回、就活の第一人者であるホワイトアカデミーの竹内健登先生に、今回の経団連の就活ルール廃止が、今後どのような影響を及ぼすのかについてズバリ聞いてきました!

この記事では、私、白河修一がインタビューしてきた内容を対談形式でまとめています。

現状では、就活ルール廃止が適用されるのは2021年卒以降の学生となっていますが、もしかすると2020年卒の学生にも適用されるかもしれません。

ぜひ最後までしっかりとご覧になって、就活ルール廃止後の就活を勝ち抜ける戦略を立ててくださいね!

ホワイトアカデミーの竹内健登先生とは?

ホワイト企業内定率100%を誇る就職コンサルタント。現在はホワイト企業内定率No.1を誇る就職予備校「ホワイトアカデミー」で講師を務めている。
東京大学工学部卒、元デロイトトーマツグループの人材戦略コンサルタント。

学生時代には大手企業(Sony、新日鐵、帝人、DUNLOP、DeNA、経済産業省、財務省など80社)相手に人事面からの支援を行っていたことがこの仕事を始めたきっかけ。

求職者向けのセミナーやコンサルティングを不定期で開催しており、過去の相談件数は1000件以上。通算600回はセミナーを行っている。趣味は読書と執筆。数学検定1級保持者。

竹内先生が監修した就活の教科書をプレゼントしています。詳細はこちら。

この記事を書いた人:白河修一

Fラン大学から東証一部上場企業の幹部候補内定を勝ち取り、文字通り就活の逆転を果たした過去を持つ。人材関連企業でヘッドハンターを務める中、「求職者に正しいキャリア形成や就活の情報が伝わっていない」ことを痛感し、当サイトを発足。現在では1ヶ月あたり20万人以上が訪れるサイトとなった。企業からお金をもらわず、徹底的に求職者目線の情報を伝えていくことがライフワークだと感じている。 

就活ルール廃止で弱肉強食の就活へ

白河
経団連が「就活解禁のルールをなくすかもしれない」というのは、非常にショッキングなニュースでしたね。僕らのようなヘッドハンターや人材業界では、今、この話で持ちきりです。
竹内
ええ、これは非常に大きなインパクトを持った話ですよね。今回の就活ルール廃止で、就活はさらなる弱肉強食になると言っても過言ではないでしょうね。
白河
具体的に、どういうことでしょうか?
竹内
私は、今回の就活ルール廃止で、次の5つの現象が起きるのではないかと読んでいます。

就活ルール廃止の影響1:エントリーをまとめてできなくなる

竹内
1つ目は、エントリーをまとめてできなくなるということです。

「え? 企業が1年中採用するからそんなことないでしょ? むしろ、いつでも就活できるから楽になるじゃん!」

と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

白河
それは、なんでですか?
竹内
理由はシンプルで、

・人気企業、特にホワイト企業は通年採用をするなんてことはない
・結局、通年採用しているのはこれまで通りブラック企業

だからです。

白河
それはつまり、応募期限があるのは変わらないということですか?
竹内
はい。ただ、それが一律で3月とか4月になるというのではなく、それぞれの企業で期限があるという形になります。
白河
すると、どうなるんでしょう?
竹内
これからの就活生は3月から就活を始めればよいのではなく、それよりも前から企業リストを作って1社1社のスケジュールを確認し、ひたすら1社1社受けていくということになります。
白河
要するに、面倒くささが増えるんですね。
竹内
そういうことです。経団連ルールがあったほうが、一気にエントリーできる分、就活生にとっては楽だったんですよね。

就活ルール廃止の影響2:就活の早期化・長期化

竹内
2つ目は、就活の早期化と長期化です。これはわかりやすいですよね。
企業サイドからすれば、就活の始まりの時期が決まっていないのであれば、
できるだけ早期に優秀な学生を取れるということになります。
白河
つまり、これまでは4年生にしかアプローチできなかった企業が、大学1~4年生にアプローチできるようになるということですよね?
竹内
ええ。これまでは、大学3年まではしっかり学業をやって、その後4年になってから就活をすればOKとなっていました。しかし、今後は違います。
学業をしっかりやるのと並行して就活を進めていく必要があります。下手をしたら、就活のために、サークルをやっている時間さえなくなる可能性もあります。
白河
時間的余裕がなくなってしまうんですね。
竹内
はい。今回の就活ルール廃止は、就活の早期化・長期化に伴い、学生が就活に割く時間を増やさざるを得ないということを意味しています。

就活ルール廃止の影響3:人気企業の倍率が上がる

竹内
3つ目は、人気企業の倍率が上がるということです。
これまでは3月に一斉に就活解禁でヨーイドンだったため、就活生も、「よし、就活やるぞ!」ということで無名企業にも目を向けていました。
白河
その就活解禁の合図が、今回の就活ルール廃止でなくなったわけですね。
竹内
そういうことです。学生は、いつ就活を始めてもいいわけです。結果、人気企業に入るために就活をするというインセンティブがこれまで以上に強くなります。
白河
それで、人気企業の倍率はこれまで以上に高くなるということですか?
竹内
はい。要するに、今後は、普通に就活をやっているだけだと落ちまくる可能性が高くなるということです。早くに就活を始めたにもかかわらず、落ちまくって不安になる。そんな就活生が増えるでしょう。

就活ルール廃止の影響4:優秀な就活生以外は採用されない

竹内
4つ目は、優秀な就活生以外は採用されなくなるということです。
白河
いわゆる、厳選採用ですね。
竹内
はい。企業は長い時間をかけて学生を吟味できるため、スペックが高いかどうかを見抜けるようになってしまいます。

結果、優秀な学生は採用されますが、そうでない学生は採用しないという、外資系コンサルティング会社がやっているようなことが、全企業で起こりうるわけです。

白河
今のルールだと、他の企業も一斉によーいどんで採用を始めるので、採用に焦った企業が、そこまでスペックが高くない人にも内定を出すケースが散見されますよね。
竹内
確かに、その節はありますね。まあ、ポテンシャル採用が前提ということなのでしょう。しかし、今後は企業は焦って採用する必要はありません。しっかりとスペックを吟味して、本当に必要な人だけを採用することができるようになってしまいます。
白河
実力採用ですね。
竹内
ええ。その傾向は、おそらく強まると思います。優秀でない学生、特にコミュニケーション力やロジカルシンキングに難がある学生は、これまで以上に受かりづらくなるでしょう。
白河
まさに弱肉強食ですね。

就活ルール廃止の影響5:気づいたら手遅れになりがち

竹内
5つ目は、これまで以上にスケジュール管理が重要になるということです。
白河
それは、3月に合わせて準備をすることができなくなるからですか?
竹内
まさしく。誰も「よーいどん」の合図を送ってくれなくなるので、受ける企業を管理し、いつまでにエントリーするかといったスケジュール管理が命となってきます。
白河
こういったスケジュール管理をしていないと

「あれ!? 受けたい企業の選考、ほとんど終わってる・・・」

という事態がざらに起きるようになるでしょうね。

竹内
そうですね。特に、体育会やサークルに夢中になっている人は、特別なコネでもない限り、今後は不利な立場に置かれると思います。
白河
常に人材市場に対してアンテナを張って、行きたい企業を明確に定めてタイムリーに応募していくという就活になりそうですね。
竹内
そういう意味では、ストレスフルな就活になると思います。

就活ルール廃止の影響まとめ

白河
こうやって見ていくと、これからの就活は

  • まとめてエントリーができなくなる
  • 就活に割く時間が増える
  • 人気企業の倍率が上がる
  • 実力がないと受からなくなる
  • スケジュール管理が重要になる

ということになりそうですね。

竹内
はい。これが私の見解です。正直、今後の就活はますます大変になると言っても過言ではないでしょう。

しかし、今回の就活ルール廃止によって得をする就活生の属性が1つだけあります。

白河
それは、どういった学生ですか?
竹内
自分のキャリアビジョンや、それを実現するための戦略が決まっており、
やるべきことをしっかりと理解している学生です。

こういった学生は、早期から内定を勝ち取って精神的に安心できるだけでなく、その後も好きなタイミングで企業に応募することで内定を量産できるようになると思います。

白河
戦略が大事になるということですね。でも、その戦略はどうやって組み立てていけばいいんでしょうか?
白河
なるほど。他に良い手はありますか?
白河
分かりました。今日は、どうもありがとうございました。
竹内
ありがとうございました。

いかがでしたでしょうか?

この記事の内容を参考に、あなたも戦略を大事にして今後の就活に臨んでくださいね。

そして、竹内先生も話していた通り、就活の戦略を立てる上で、ぜひ、以下の記事を参考にしてみてください↓

ホワイト企業へ早期内定するための教科書をプレゼント!

ホワイト企業へ早期内定するための教科書をプレゼント!

投稿:2018.08.29 | 最終更新:2018.09.22

この本はどんな本なのか? ホワイト企業の内定を早期に獲得するためには、キャリアセンター、リクナビ、マイナビなどで言われている就活対策とは別のものが必要です。 …

ホワイト企業就職率No.1の就職予備校ホワイトアカデミーとは?

ホワイト企業就職率No.1の就職予備校ホワイトアカデミーとは?

投稿:2018.01.25 | 最終更新:2018.08.30

就活では誰しもが不安を抱えるものですよね。私も就活を終えるまではとにかく不安で仕方がありませんでした。 ですが、私はWhiteAcademy(ホワイトアカデミ…

気に入ったらシェアしてね!

    ABOUTこの記事をかいた人

    Fラン大学から東証一部上場企業の幹部候補内定を勝ち取り、文字通り就活の逆転を果たした過去を持つ。人材関連企業でヘッドハンターを務める中、「求職者に正しいキャリア形成や就活の情報が伝わっていない」ことを痛感し、当サイトを発足。現在では1ヶ月あたり20万人以上が訪れるサイトとなった。企業からお金をもらわず、徹底的に求職者目線の情報を伝えていくことがライフワークだと感じている。