自己分析シートの使い方・内定のための活用方法

就職に役立つ自己分析とはどんなものでしょうか?

無料の自己分析シートを使って志望動機や自己PRをパワーアップし、内定を引き寄せましょう。

自己分析とは一体どんなものなのでしょうか?

重要性はなんとなく理解できるのですが、その具体的な活用方法は意外に知られていません。

就活生にとって大事なのにあまり知られていない自己分析の目的や内容、使い方をみていきます。

この記事を書いた人:「ホワイト企業への道」編集部

編集長の白河を筆頭に、「人材紹介会社や大学のキャリアセンターでは教えてくれない、就職活動の本当の情報」を書いていくライター集団。

人材紹介会社の不都合な真実を暴き、就活生・転職者のために役に立つ情報だけを徹底的に公開していく。

自己分析とは?なぜ行うの?

自己分析とは、自分のことを深く知る就職活動の大事な作業です。

自分の事というのは、自分自身でも意外に分かっていません。

自分のことが分からないと、やりたい仕事や行きたい企業が分かりません。

テレビCMによく出てくる企業は、よく知っているというだけで、自分が入社したい会社とは限りません。

有名な企業であるとか、人気企業ランキングに載っている企業というのは、他人が決めたことです。

自分が決めたことではありません。

就職ジャーナルが2015年に就活を経験した大学4年生・大学院2年生に聞いたアンケートによると、

「就活開始前にやっておけばよかったと後悔していることは何ですか?(複数回答)」と聞いたアンケート結果として上げられた項目として最も多かったのが、「自己分析(48%)」でした。

引用:就職ジャーナル 「就活準備、充分にできた?」

https://journal.rikunabi.com/p/student/souken/17085.html

多くの学生が、必要性を感じながらも結局早い段階から行えなかったのが、自己分析といえます。

就活生は、自分のことを良く分からずに就職活動に突入して後悔しています。

では、自己分析を行うと、どんなメリットがあるのでしょうか?色々な角度からみていきましょう。

自分の価値観が分かる

自己分析の効果のひとつには、「自分の価値観が分かる」という事がいえます。

簡単に言うと、自分の好き嫌いや大事にしている考え方が分かるということです。

自分はどんな考え方を持っている人間かを知ることにより、その考え方に合った企業を選ぶことが出来ます。

しかし、その人の価値観は一朝一夕に作られるものではありません。長い人生の色々な体験の中で形作られたものです。

そのため、自分の中の価値観は、あまりにも自分の中では当たり前になり過ぎていて、自分では気づいていないことも多くあります。

だからこそ就職活動を始める前に、一度自己分性をしっかり行う必要があるのです。

自分の強み・弱みが把握できる

自己分析を行うと、自分の得意な事、苦手なことも分かってきます。

「私には強みなんてない!弱みばかりだ。」と考える人も多いでしょう。

しかし、じっくり自己分析を行えば、結構自分にも強みがあることが分かってきます。

「強み」とは、他人と比べてというわけではありません。

多くの人が他人との比較ばかりを気にしていますが、自分の中で考える「強み」で良いのです。

得意なことが分かれば、活かせそうな仕事が分かってきます。自己PRにも活かせます。

また、自分の得意な職種を探して、苦手な職種を避けることも出来ます。

就職は短期勝負ですから、無駄な就職活動時間を減らすことも出来るわけですね。

企業選びの基準(軸)が出来る

自分の価値観や強み・弱みが分かれば、企業を選ぶ際の基準が出来てきます。

単に大手だからとか、有名企業だからという理由で企業を選んだ場合、志望動機や自己PRが作りづらいものです。

しかし、自分に合った企業であると確信が持てれば、志望動機や自己PRは非常にスムーズに作ることが出来ます。

ここは実は重要なポイントで、自分の能力が活かせる企業に絞った場合、就職活動の時間を有効に使えるということです。

有名だからとか、大手企業だからという理由で企業を選んだ場合、エントリーシートの志望動機を作るだけで、大変な労力を要します。

全く無駄な時間ですね。好きでもない相手にラブレターの内容を考えるようなものです。

会社が求めるものを意識しすぎてはダメ

自己分析というと、会社の「経営理念」や「求める人物像」から調べていく就活生がいます。

方法論としては必要な作業ですし、一見、非常に合理的な活動に見えますが、順番に問題があります。

自己分析をしっかりしないままに経営理念や求める人物像を意識すると、その考えに引っ張られる恐れがあります。

その会社に入りたい気持ちが強すぎて、その会社の求める人物像に自分を近づけようと無理をしてしまいます。

そんなことまでしてその会社に入ったとしても、続くわけがありません。

つまり、自己分析とは、自分の考えを出発点として、就職活動における確固たる根拠を作ることなのです。

しかし、自己分析には応募手段である就職ナビのように定番のものがあまりありません。

そのために、自己分析を全くやらなかったり、「こんなもんかなぁ」という程度で終わっていたりするパターンが多いようです。

では、自己分析とは具体的にどんなものなのでしょうか?

方式や種類、やり方、エントリーシートや履歴書、面接の場での活用方法などを見ていきましょう。

方式

自己分析が出来る紙のシートに書き込んでいくタイプや、Web上のメニューに応えていくだけで分析結果が表示されるものもあります。

分析シートは無料でダウンロード出来るものがたくさんあります。

自分に合った、あまり複雑でないものを選んで利用しましょう。

Webで分析結果が出るものも、多くが無料で利用できます。

しかし、Webの分析結果は端的にあなたの性格や仕事の適性を数字で表示しますので、分かりやすい反面、それを鵜呑みにしてしまうデメリットもあります。

利用する場合は、複数の分析を確認したり、書き込む形式のシートと併用したりすることをおすすめします。

シートを活用したやり方

自分史をつくる

自己分析をして、いきなり自分の事が全てわかることはありません。先ずは自分の人生をじっくり振り返ってみましょう。

大きな紙(A3用紙以上)に、生まれてから現在までの年表を作ります。

生まれたころ、幼稚園・保育所時代、小学校時代、中学時代、高校時代、大学時代と大まかに分け、その時代ごとに起こったトピックスを記入していきます。

就職に関係無いことも全て記入していきます。記入内容には恥ずかしいことや、嫌な思い出もあるでしょう。

しかし、誰に見せる資料でもありません。正直に書いて、本当の自分を発見していきましょう。

ゆっくり時間をかけて記入していくことがポイントです。

自分史にマインドグラフを追加する

自分史を作っていると、「あの頃は楽しかったなぁ」とか、「この時期は辛かったなぁ」という思いが駆け巡ってきます。

自分の人生を生まれたときから振り返るなんて、滅多にすることではありませんから当然ですね。

それをもっと分かりやすく、心拍数の波長のように描いたのが、マインドグラフです。

マインドグラフは人生の中で起こったトピックスごとに、心の動きをグラフ化したものです。

楽しい時期や出来事ではグラフの数値は上に上がり、辛かった時期や出来事では下に下がります。

自分史で作った年表の下にでも枠を作ると良いでしょう。

自分の気持ちがどんな時に上昇し、どんな時に落ち込むのか、自分の心の動きが分かるようになります。

特性要因図で深く堀下げる

自分史を作った後、その中から自分の「好きな事」「嫌いなこと」「得意なこと」「苦手なこと」などに関するトピックスを取り出して、深く分析していきます。

具体的にはまずそのトピックスについて、「なぜそう思ったのか?」を繰り返していきます。

特性要因図といわれる手法です。QCと言われる企業の品質管理活動から生まれた手法です。

【特性要因図の作り方】

例えば、

「大学の陸上部で頑張った。」

→なぜ頑張れた?

「部員同士仲が良かったから。」

→なぜ仲が良かったのか?

「リレーでは自分のミスを必死でカバーしようとしたりしてくれたから。」

→なぜそう思ったのか?

「本気で自分のことを考えてくれたから。」

→なぜそう思ったのか?

「本音でつき合える間柄だったから。」

→なぜそう思ったのか?

「人とは本音の付き合いをしたいと思っているから。」

という流れで、自分の体験に対して「なぜ」を繰り返していきます

理由を何度も自問しているうちに、自分の本当の価値観に出会えます。

この例では、「人との本音の付き合いをしたい」という価値観が自分にはあるということに気づけたということです。

自分の価値観に出合えたら、同じ価値観または近い考えを持った企業が自分にとって理想の企業という事になります。企業探しの基準が出来たわけです。

マインドマップの活用

自分史は時系列に自分の事を思い出していく方法ですが、なかなか馴染めないという人もいます。

そういう人にはマインドマップがおすすめです。

マインドマップは特定のフォーマットが決まっているわけではありません。

大き目の用紙の真中に円で囲まれた「自分」を書き、その自分に関係する事柄や人物、モノなどを自由につなげていくことで、自分の価値観を見つけていくものです。

自分を中心に関係することが樹木のように広がっていくため、メモリーツリーとも言われています。

【マインドマップの作り方】

  1. 大き目の用紙とカラーサインペン5~6色を準備します。
  2. まず、分析したい項目を「セントラルイメージ」として、用紙の中央に書きます。就職活動の場合は「自分」がセントラルイメージになります。
  3. セントラルイメージに強く関連している項目をメイン・ブランチ(太い枝)として3~6本くらい出していきます。項目名を枝の見やすい場所に記入します。その際、カラーサインペンを使い、見やすくしていきます。
  4. メイン・ブランチからどんどんサブ・ブランチ(細い枝)を出していきます。
  5. マップが完成したら、全体を鳥が上空から見るように眺めます。気になるキーワードや自分をよく表しているキーワードが出てきた時などは、マーカーなどをして目立たせます。

エニアグラムの活用

Web方式の性格診断です。インターネット上のホームページから90個の質問に答えるだけでその人の性格を診断してくれます。その性格分類には、以下のものがあります。

  1. 完璧を求める性格
  2. 愛を求める性格
  3. 成功を求める性格
  4. 独創性を求める性格
  5. 知識を求める性格
  6. 安全を求める性格
  7. 楽しさを求める性格
  8. 挑戦を求める性格
  9. 完璧を求める性格

エニアグラムは性格を診断するツールですから、あなたにしかないエピソードなどは含まれていません。自分史やマインドマップなどと併用すると良いでしょう。

引用:コーチングで今から変わる!エニアグラム無料診断

他己分析「ジョハリの窓」の活用

まわりの友人などに、「あなたは意外に○○な人だね。」などと言われて、ショックを覚えた事はありませんか?

自分のことは自分で分かっているつもりでも、周りから見た自分の印象があまりにも自分の思っていたことと違っていると、ドキッとするものです。

つまり、自己分析には限界があるということです。

自分史は自分の考えで過去を振り返り、自分のことを分析していく手法ですが、自分が他人からどう見られているだろうという視点も重要なのです。

周りから見た自分の分析は、他己分析と言われます。

簡単な方法としては、親しい友人やサークルの仲間などにお願いして指摘してもらう方法があります。

しかし、親しい間柄だと、その人の悪い点などは露骨に指摘しにくいものです。

そこで「ジョハリの窓」という手法を使い、ゲーム感覚で他己分析する方法をご紹介します。

ジョハリの窓とは、アメリカの心理学者ジョセフ・ルフトとハリー・インガムが開発した心理分析の手法です。

開発者の二人の名前を取ってジョハリの窓と名付けられたそうです。

ジョハリの窓では、自分の事について、自分と他人それぞれが知っていること、知らないことに分けた4つの窓を用意しています。つまりこういう事です。

  • 公開された窓・・・・自分も他人も知っている自分の事を表す領域。
  • 盲点の窓・・・・・・自分は知らないが他人は知っている自分の事を表す領域。
  • 秘密の窓・・・・・・自分は知っているが他人は知らない自分の事を表す領域。
  • 未知の窓・・・・・・自分も他人も知らない自分の事を表す領域。

ジョハリの窓は、自分の主観だけでなく他人の視点を入れた分析手法です。

そのため、自分では気づいていない自分の特徴も把握することが出来ます。

しかし、自分で把握できていない自分の特徴は、この手法でもやはり他人から指摘してもらわなくてはなりません。

このジョハリの窓による他己分析を、ゲーム感覚で楽しく勧められる手法をご紹介します。

【ジョハリの窓の実施方法】

1.準備

・メンバーは4人以上が望ましいがあまり多すぎても収拾がつかなくなるので注意。

・人数分の白紙のコピー用紙を準備する。

・ジョハリの窓の図形用紙を作り、人数分コピーしておく。

・性格を表す単語を30個位決めて書き出し、メンバー全員が見える場所に貼る。

2.コピー用紙に自分の性格に該当する単語を書き出す。

3.別のコピー用紙にメンバー毎の性格を書き出す。

 その紙を該当するメンバーに渡す。(予めメンバーの名前を上部に印字しておいても良い)

 メンバーから自分に対する性格を書き出した用紙を受け取る。

4.自分で書いた自分の性格とメンバーから受け取った自分の性格の同じものを「公開された窓」に記入する。

5.自分で書いてなくてメンバーが書いている性格を「盲点の窓」に記入する。

6.自分が書いていてメンバーが書いていない性格を「秘密の窓」に記入する。

7.自分もメンバーも書いていない性格を「未知の窓」に記入する。

8.自分で内容を眺めて自分自身の性格を把握する。

9.メンバー全員のジョハリの窓を壁などに貼り付けて見比べてみる。

※メンバーがあまりにも親しい関係の場合は、本音が出にくい場合もあるので、パソコンに入力したり、性格を書いたコピー用紙の交換方法に工夫したりする必要もある。

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得られた結果の活用方向

企業が新卒者に求める能力とは

では、自己分析で得られた自分の価値観や強み・弱みなどを、どのように就職試験で活かしていったらよいのでしょうか?

一つの重要な指針として、「企業側はどんな点を重視して大学生を採用しようとしているか」を知ることが重要です。

つまり、相手は何を望んでいるかという事です。相手の望んでいないことをいくらPRしたところで、意味がありません。

一般社団法人日本経済団体連合会が2016年11月15日に発表した「2016年度 新卒採用に関するアンケート調査結果の概要」によると、大卒等新卒者に対して選考にあたって特に重視した点は、

  • 第1位「コミュニケーション能力」
  • 第2位「主体性」
  • 第3位「協調性」
  • 第4位「チャレンジ精神」
  • 第5位「誠実性」

引用:日本経済団体連合会 「2016年度 新卒採用に関するアンケート調査結果の概要」

https://www.keidanren.or.jp/policy/2016/108_gaiyo.pdf

となっています。特にコミュニケーション能力に対しては、13年連続で1位に挙げられており、その比率は年々上がっています。会社は集団で成果を上げます。

どんなに優秀な人でも、チームの中で働けない人は採用されません。

チームで働くためには社員同士のコミュニケーションが重要です。

また、会社では上司から指示命令を受け、仕事を行っていきますが、全てを命令通りにやれば良いというわけではありません。

自分自身の考えも持ち、自ら進んで仕事に取り組む姿勢も重要です。

それが2番目に求められている「主体性」です。

さらに、新しいことに果敢に挑戦する「チャレンジ精神」も期待されています。

製品の寿命が短く、国境を越えたグローバルな競争が激化している現代の企業社会では、常に新しい市場やビジネスを開拓していかなくてはなりません。

大会社に入れば一生安泰という時代は終わりました。企業は、自ら変革する力を新入社員にも求めているのです。

「誠実さ」も社会人として重要な要素です。

企業による不正や汚職などが連日取りざたされていますが、企業の法令順守(コンプライアンス)は企業人に求められる必要最低限の素養です。

企業が不法行為を行うと、顧客や消費者からの信頼が一気に失われ、企業そのものの存続も危うくなります。

自己分析を活用する場合の考え方

企業が新卒を選考する際に重視する点についてみてきましたが、自己分析を活用する際はこの企業が重視する点を意識しすぎないことが重要です。

ぜひ自分でしっかりと自己分析を終えた後、相手である企業の望む内容を調べましょう。

実はこの順番は重要で、自己分析をする前に相手である企業のニーズを知ってしまうと、相手のニーズに引きずられてしまう恐れがあります。

企業が求める人物像に自分の自己分析を誘導してしまう恐れがあるからです。

企業と学生は、対等な立場であるべきです。

まずはじっくり自分の事を知り、その上で受け入れてくれる、つまりは自分と波長の合う企業を選んでいくべきです。

最初に企業のニーズに迎合する必要はありません。なぜなら、あなたの就職活動だからです。

活用方法「志望動機」

自己分析で得られた自分の「価値観」を使って、説得力のある志望動機が作れます。価値観とは自分の考え方です。その価値観が志望する企業と一致すれば、強力な志望動機になります。会社の価値観とは「経営理念」や「経営方針」、「求める人物像」などです。

つまり、自分の価値観と会社の価値観が一致する点を強調すると、鉄壁の志望動機になります。男女の恋愛でいうと、「相思相愛」になるわけです。

企業側からみると、落としようがない学生になります。そこに具体的なエピソードを添えれば、自信を持って面接に望めます。大学の成績や大学のランクなど気にせずにトライすることが出来ます。

企業は若者に「熱意」を求めています。自分の価値観が会社の価値観と一致することを主張すれば、最大の熱意になります。就活生は、自信というより、「確信」を持ってその企業の受験に臨めます。これは最大の武器ですね。

活用方法「自己PR」

自分の強みを活用する

自己分析で得られた「強み」を活用して、説得力のある自己PRを作ることが出来ます。自己PRは、個人の良さをアピールする部分です。過去にアルバイトで頑張ったことや、サークルで頑張ったことを主張するケースが多いようです。

それはそれで自己PRとしては成り立つのですが、より強い自己PRとしては、自分の「強み」を会社の「望む能力」にぶつけることです。

自分の強みであっても、会社に必要のない能力の場合、それは単なる自慢話に過ぎません。「自分が出来ることと会社が望む能力の交差点」が最強の自己PRです。

自分の弱みさえ活用する

強みを自己PRに活用することが最上の策ですが、実は「弱み」も自己PRに活用できます。一般的に弱みというのは、本人の苦手なことのことをいいますが、失敗や弱みを克服したプロセスは、逆に非常に良い「強み」になります。

仕事には困難がつきものです。ましてや新人は失敗の連続です。その中で学生時代に、いかに乗り越えたかという体験話は、実は貴重な経験であり、企業は重視します。会社では非常に重要な能力だからです。

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活用方法「将来の夢」

「将来の夢は何ですか?」面接官から唐突にこんな質問を受けることがあります。

この質問に素直に「将来は〇〇歳くらいで結婚して、子供は〇人ぐらいもうけて、一軒家を持つことが夢です。」というような回答をする就活生がいます。とても素直な回答ですが、会社に関することが全くありません。

あくまで入社試験です。将来の夢とは、会社生活を通した夢を聞いています。その際は、ぜひ自分の強みを生かした会社生活での将来を語りましょう。

例えば「語学力を活かして、御社の海外支店で市場開拓の仕事をしたいと思います。」とか、「自分の生物学の知識を活かして老化を防ぐ新薬の開発に携わりたいと考えています。」など、自分の強みと会社の発展に役立つ内容が理想です。

活用の考え方—SWOT分析-

SWOT分析を使った就活戦略とは?

自己分析で得られた自分の価値観や強み・弱みを活用する手法として、SWOT分析という手法があります。

SWOT分析は、もともと会社の将来の方向を決める経営戦略を考えるための作戦手法です。会社では非常にメジャーな戦略立案手法ですが、実は就職活動にも活用できます。会社の戦略手法と就活手法が同時に学べるのはメリットがありますね。

SWOT分析では、先ず就職に関する事柄を4つに分類します。自分の中にある強みと弱み、自分の外にある、つまりは就職先として検討している企業や業界に関することです。

  • 自分の強み(Strengths)・・・・・・・・・自分の性格、能力、資格などの良い点
  • 自分の弱み(Weaknesses)・・・・・・・・自分の性格、能力、資格などの悪い点
  • その会社でのチャンス(Opportunities) ・・業界や職種、仕事内容でチャンスと感じる点
  • その会社や業界での脅威(Threats) ・・・・就職活動で出来れば避けたいこと

就職活動で活用方法する方法としては、4つのパターンが考えられます。基本的には自分の強みを活かすことが重要です。

  • 第一法則・・・・強みをチャンスに活かす。
  • 第二法則・・・・弱みを補ってチャンスに活かす。
  • 第三法則・・・・強みを活かして脅威に立ち向かう。
  • 第四法則・・・・撤退。逃げる。

SWOT分析を活用した実際の就活

例えば、以下のような事例を考えてみたいと思います。SWOT分析では、例として、以下のような自分の強みと外部環境のチャンスがあった場合、どんな組み合わせを考えていったら良いでしょう?第一法則を活用する場合の例を考えてみましょう。

【自分の強み例】

  • 学生時代居酒屋のアルバイトチーフまでやっており、アルバイトの指導、シフトの管理、など、何事もやり抜く粘り強さを持っている。
  • 大学の第二外国語での経験と、中国旅行の経験から、中国語を得意とする語学力がある。
  • 東北を、青春18きっぷを使って旅した経験から、食に対する好奇心が高まった。

【その会社でのチャンス例:小売業A社】

・中堅どころのコンビニエンスストアを中心とする小売業である。メインの業態であるコンビニチェーンの拡大を図っており、今後海外展開も行う予定である。

【その会社でのチャンス例:旅行業B社】

・政府の観光客誘致政策に乗り、海外からの観光客を誘致している企業で、特に中国・韓国・英語圏の顧客誘致に力を入れている。

【その会社でのチャンス例:メーカーC社】

・日本の農産物、特に東北の作物を利用した加工食品のメーカーで、研究開発型のベンチャーである。最近のダイエットブームに注目し、食べて痩せる食品の開発に注力している。

SWOT分析の手法を活用して、自分の強みをどんな風に企業や業界が持つチャンスにぶつけていったら良いかというと、以下の3つの方法が考えられます。

【小売業A社に対する作戦】

・どんな状況でもやり抜く力を使って、海外の市場を開拓する仕事にチャレンジしていきたい。

【旅行業B社に対する作戦】

・自分の中国語の能力を活かして、中国語圏の顧客を誘致する旅行企画を作ったり、ツアーコンダクターとして旅の案内をしたりする仕事がしたい。

【メーカーC社に対する作戦】

・大学2年の時に行った東北一周自転車の旅の経験から、地方特有の名産品に対する興味が湧き、その強い好奇心を活かして食に関する研究をしたい。

自己分析をしっかりやっていけば、自分の強みを活かした就職活動の戦略が、複数同時に出来ることが理解できたと思います。つまり、しっかりとした自己分析を行っていれば、活用できる企業が明確になり、就職活動もしやすくなるという事です。

自己分析は就活の基本

自己分析の方法などをご紹介してきましたが、自己分析とは自分を知ることです。

それが就職活動で一番大切な事であると気づいていただけたと思います。

自己分析は言わば就職活動のエンジンであり羅針盤のようなものです。

自己分析をしっかりやっている就活生は自信を持って就職活動に取り組んでいけるので、二次試験、三次試験、最終面接とどんどん突破していけます。

就職活動は競争です。

そのため、やたらエントリー数やインターンシップの参加回数などを気にする就活生が多いですが、活動を始める前にまずはしっかり自分のことを把握しておきましょう。

その後の活動でその効果がはっきりと実感できることでしょう。

また、就活が上手くいかずなかなか内定が取れない場合でもしっかり自己分析をすることをお勧めします。

改めて自己分析をすることにより自分の就職活動の無駄やズレが見えてきます。

「急がば回れ」です。

まずは自分のことをしっかり知ってから就職にリベンジしていきましょう。

きっと結果は出てきます。

なお、自己分析をする際に就活スクールを活用するというやり方があります。

そちらも併せて検討してみてください!

一流・ホワイト企業を目指すなら、ホワイト企業内定率No.1の就活スクール「ホワイトアカデミー」

自己分析の方法はコレだ!5つの目的・効果と4つの企業研究方法とは?

自己分析の方法はコレだ!5つの目的・効果と4つの企業研究方法とは?

投稿:2018.08.30 | 最終更新:2020.03.05

就活では色々なことをやらないといけないですよね。 就職ナビ、企業研究、説明会の参加、OBOG訪問、エントリーシートや履歴書づくり、面接練習・・・・etc さ…

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