ホワイト化学メーカーに内定し、化学の研究者という夢を実現した彼女の苦労とは?
日立化成の内々定を獲得した彼女の就活体験記
今回は、2月下旬からホワイトアカデミーで勉強していたSさんに就活体験記について語ってもらいました。
Sさんは横浜国立大学の大学院に進学し、化学について学んでいたそうです。理系の大学院で研究やインターンにも積極的に取り組んでいたそうですが、本選考はインターンとは別次元の難易度だということを実感し、ホワイトアカデミーに入学。
そこからいかにして大逆転を果たしたのでしょうか?
Sさん
竹内先生
就活全般を振り返って
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今日は、日立化成という化学系メーカーに研究職で内定したSさんをゲストでお呼びしています。 よろしくお願いします。 |
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よろしくお願いします。 |
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えーと、簡単にちょっと自己紹介をしてもらってもいいですか? |
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はい。 横浜国立大学大学院で化学の研究を行なっています、Sと申します。 化学専攻なので、化学メーカーを中心に研究職に就ければいいなと思って就職活動を続けていて、5月の中旬くらいに希望していた化学メーカーから内定をいただきました。 そういう形で就活を終わりました。 |
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お疲れ様でした。 結構大変だったんじゃないですか? |
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もう、私は面接が苦手だったので。 エントリーシートは比較的通るんですが、いつも一次面接ととかでなかなか上手くいかないということが続いて、そこで苦戦しました。 |
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人事に恐怖心を覚えたことはありました? |
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そういうわけではないんですが、自分を上手くアピールするというのが苦手で、自分の良いところって何だろうというので泥沼にはまった感じでした。 |
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なるほど。 なんか、うちに来る前はどんな感じだったんですか? 当時は。 |
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私は自分の強みとかも分からないし、漠然と化学メーカーが良いとは思っていたんですけど、やりたいこともまだはっきりしていなかったので。 言い方としてはちょっと不安というか、1人で進めて大丈夫だろうかというのがあったので、誰かプロに指導いただくのが一番いいかなと思って入ることを決めたんですよね。 |
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なるほど。 研究室のコネはなかったんですか? よくあるじゃないですか、そういう話。 |
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大きい研究室だとそういうところもあるかもしれないんですけど、自分の周囲の人でも、なんだかんだコネよりも自分の力で頑張って受けていく人がほとんどだったので。 |
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そうだったんですね。 結局こう、自分の強みとかやりたいことを見つけていく中で、どういった方向性が途中から見えてきたんですか? |
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そうですね、最初はプラントエンジニアリング業界がいいなと思って見ていたんですが、志望動機が「困っている人を助けたい」みたいなふわっとしたもので、それでプラントエンジニアリング業界が難しくて、やっぱり自分が学んできたことやそういった強みを考えた時に、素直に化学メーカーに行くのがいいんだろうなということで、そういったところで志望動機というか軸が決まったという感じで、それが良かったと思います。 |
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やっぱり強みを生かすというのは仕事では大事なことですからね。 最初はプラント見てましたもんね。 当時は発展途上国とか貧困問題というところをおっしゃっていたので志は高いなと思っていたんですけど。 |
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そうですね、でもそれは自分がやりたいことばかりに目を向けていたというか、自分ができることを見ることももっと大事だったのかなと。 まあ就活では当たり前かもしれませんが、自分のやりたいことも優先しつつも、できることに目を向けた方がいいのかなと思います。 |
苦戦した面接の内容
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なるほど、ありがとうございます。 面接で苦戦したことはありましたか? |
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そうですね……根本的に、基本的過ぎるんですけど、私は強みをアピールするのが上手くなくて……てか、強みさえアピールできれば面接って変な話、自己PRと志望動機が言えれば受かるのかなと思っていて。 |
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あ、よくご存知で。 |
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はい。 でも、その基本的なことができなかったから最初は苦戦したのかなと思いました。 日立化成では本当に入りたいという思いがあったので、それで熱意が伝わったのかなというのと、あとまあ本当に入りたかったので終わった後にお礼のメールをちゃんと送って、そういったところでもちゃんと思いが伝わったのかなと思います。 |
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なるほど、ありがとうございます。 今後の目標とかありますか? |
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研究も今後は続くので、自分の手で何か1個製品を作り出せる研究者になれればいいなと思っていますが、それまでは残り少ない大学院生活で素地を固めていこうかと思っています。 |
Sさんよりアドバイス
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最後に、後輩に向けてアドバイスやメッセージがあればどうぞ。 |
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私はなかなかコミュニケーションを取るのが苦手だったんですが、竹内先生がすごく親身になって教えてくれたので、そこはうまく利用したほうがいいというか、竹内先生は忙しいですけどすごいノウハウを持っている方なので、面接練習とかすごくタメになりましたし、使えるものはなんでも使った方がいいと思います。 |
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ありがとうございます。 |
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あと、私が一番言いたいのは、私はメンタルが一番弱い人だったので、メンタル維持を気をつけたほうがいいのかなと思っています。 それはやっぱりまわりに頼れる人を作っておくというか。 そこを気をつけて頑張るのが良いかなと。 やっぱりメンタルを崩してしまうとどんなに優秀な人でもそれが面接で出てダメになってしまうと思うので、それが大事かなと私は思いました。 頑張ってください。 |
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ありがとうございます。 |
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あ、もう1つ言いたいことがあったので追記なのですが、まわりの就活で成功していた人を見ると、絶対インターン必須みたいな感じで。 インターンから3月、4月に早期の選考とか内定をもらって、そこで就活終了という人が多かった気がします。 ですので、インターンは絶対に行ったほうがいいと思います。 それも戦略的に自分が行きたいところを決めて早くから取り組むのが良いと思います。 それと、化学業界はホワイトなところが多いので、個人的にオススメですよ、ということです。 |
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はい、ありがとうございます。 では、今日はSさんにインタビューさせていただきました。 末さん、ありがとうございました。 |
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ありがとうございました。 |