ひとりひとりのホワイトキャリアを実現する、ホワイトアカデミー校長の竹内です。

就職活動も間もなく本番、就活サイトへの登録や説明会への申込・参加等、本格スタートに向けた準備段階かと思います。

オフィス街では、リクリートスーツに身を包み、スマホや紙を片手にビルに入っていく就活生の皆さんが段々と増えてきました。

というわけで今回は、就職活動の準備についてお伝えします。

「そろそろ就活本番だけどうちの子は大丈夫かな?」

「特に何かをやっているようには見えないし…」

「今年は就活ルール廃止の動きがあるから心配なんだけどな…」

あなたはそう思っていませんか?

いざ就活が始まって準備不足に陥らないために、いつから、どんなことを準備しておけばいいのかをこの記事で把握して、ぜひお子様と一緒に取り組んでみてください。

就職活動のスケジュールについて

就職活動のスケジュールについては、表面上、昨年度と変更はありません。

表面上と申し上げたのは、水面下ではルールが変わっているからです。

2月までのインターンシップに参加した就活生に裏で内々定を出す企業が去年よりも多くなっています。

去年は4割ほどの学生がインターンから内定を手にしていましたが、今年は6割ほどがインターンから内定を手にしそうです

そう考えると、2月までのインターンシップにはしっかりと参加させたほうが良いということになります。

では、ここからは3月以降のスケジュールについて解説していきます。

こちらに関しては昨年度とプロセス自体は変わらず、6月から試験や面接が開始し、9月までには内々定が出そろうスケジュール感です。

それに向け、企業は3月からエントリーや企業説明会を開始します。

3月の中旬以降は、いわゆる「走りながら考える」という状態で、お子様は説明会等のイベントを消化しながら志望先を固めていくことになります。

受ける企業も複数になってきますので、スケジュール管理に抜け漏れがないかどうかをチェックすることも重要です。

この辺りは親御様が援助してあげると良いのではないでしょうか。

就職活動を振り返ってやったほうが良かったこと〜準備不足にならないために〜

スケジュールを踏まえた後は、どういった準備をしていけば良いのかについてお話ししましょう。

昨年就職活動を行った先輩達を対象にした「ここまでの就職活動を振り返って後悔していること」というアンケートがあります↓

就職活動を振り返って後悔していること

引用元:キャリタス就活2018年 9月1日時点の就職活動調査

ご覧の通り、自己分析・業界分析・企業分析を挙げている人が多いことが分かります。

こちらを回答している人の意見としては以下のようなものがありました。

・自己分析にこんなに悩むと思っていなかった。油断しました。
・自己分析をせずに本番を迎えたので、面接で捻ったことを聞かれ即答できないことが多かった。
・企業研究。最終面接で差が出てしまった。

圧倒的1位が自己分析ですね。

これについては親御様が援助してあげられることが多いのではないでしょうか。

これ以外にも、私の方では6つほど準備をしておいた方が良いものがあると考えています。

準備1:自己分析について

自己分析では「進路の方向性」と「なぜそう考えるのか、過去の経験から演繹的に説明する」という2つがポイントとなってきますので、これまでの過去を一緒に棚卸して、今後どうしていきたいのかについて一緒に考えてみると良いでしょう。

当スクールでも、「これまでに夢中になったこと」「これまでに幸せを感じたこと」「これまでに貢献したこと」「これまでに恩を感じたこと」などをそれぞれ5つずつ洗い出させ、そこから深掘りをすることで価値観などを言語化させています。

この作業が後ほど大きな意味を持ってきますが、多くのご家庭ではそこまで精力的に取り組んでいるわけではなさそうです。

お子様との距離が近かったりお子様との関係性が円満だったりするご家庭では面倒臭がらずにぜひやってみてください。

準備2:業界・企業研究について

企業と学生とのギャップ

一方、リクルートキャリアの就職白書2017 の<企業と学生とのギャップ>項目を見ると、「業界研究」「仕事・職種研究」「企業研究」において最も企業評価と学生の自己評価の間にギャップがあることが分かります。

学生は働いたことがないために働くイメージが持てず、そのことが企業研究や業界研究の甘さとして表れてしまっているようです。

この辺りは親御様が介入してもなかなか進まないことも多いため、企業研究や分析に詳しい当スクールにお子様を預けていただく1つの理由となっているように感じます。

当スクールは母体が経営コンサルティング会社ですので、企業のリスト作りや研究を日頃から行なっており、数多くのデータを持っています。

ホワイト企業のリストも1000社単位で保有しておりますので、ご要望がありましたら無料相談会にお越しください。

ただ、もし親御様が詳しい業界をお子様が志望しているのであれば、ぜひ業界のことを伝えてあげてください。

なお、企業分析とは、その会社の強みや弱みを知ることです。

強みや弱みは、基本、同業他社との比較によって生まれてきます。

企業分析を踏まえた志望動機を言える学生は「なぜ他社ではなく、この会社に入りたいのか、ということを論理的に説明できる」という評価を得られます。このことがなぜ重要なのかを今からお伝えします。

採用業務について

日本ではご存知の通り、新卒一括採用が一般的です。この場合、予め採用数を決め、その数を目指して採用業務に取り組みます。

その採用数は、一般的には人事部が経営陣と調整し決定します。

そして、採用期間終了時には経営陣に対して「今年は計画に対してこういった採用結果になりました」ということを報告します。

ここで人事は経営陣から評価を受けるわけです。つまり、人事は経営陣に対して良い報告をするため、計画に沿った採用を行う必要があるわけです。

結果、採用する側としては、内々定を出した後に辞退されることが一番困ります。

そこで、採用の際に何度も何度も面接をし「この学生が心の底から当社に来たいと思っているだろうか」「実は他社が第一志望で、そちらで内々定が出たら当社を辞退するようなことは無いだろうか」ということを確認します。

この確認の際に、企業分析に基づく志望動機を言えると、採用する側としては

「他社と比べてそこまで当社のことが良いと言ってくれているのであれば、本当に入りたいんだろう」

「仮に他社に内々定が出たとしても、他社を辞退して当社に来てくれるだろう」

ということが論理的に判断でき、安心して内々定を出すことができるのです。

実際、私の知人が金融機関で採用業務に携わっていた際も、企業分析がボロボロで、勢いで第一志望と言っているとしか感じられなかった学生は、能力が採用水準に到達していたとしても内々定を出さず、再度面接をしていたといいます。

これは倍率の高い人気企業であればどこも共通のことですので、気をつけさせてください。

では、ここからは企業分析の3つの方法について見ていきましょう。

企業分析の方法①:セミナーに参加する

非常に基本的な話ですが、セミナーには参加させましょう。

セミナーでは、その企業の情報を学生目線で噛み砕き、コンパクトにまとめてくれているので、その企業を知るという導入の観点ではとても有益です。

社員の方とお話しできる機会もあり、ざっくりと社風を把握することもできます。

企業分析の方法②:IR資料を分析する

次にご紹介するのはIR資料を分析させる方法です。企業は上場していればIR資料を開示しています。

IR資料とは、株主に対して的確な経営情報を提供するための資料で、具体的には決算短信や有価証券報告書・四半期報告書等がそれに当たります。

その中でも中期経営計画書は必ず読ませてください。

個人を含む株主向けの資料ですので、その企業の強みや戦略が分かりやすく記載されており、他社との差別化にダイレクトに繋がる情報も多いので、非常に参考になります。

企業分析の方法③:OB訪問をする

OB訪問については必ず行わせた方がよいです。

それこそ、お子様が悶々と自己分析を行っていのであれば、OB訪問をさせた方が圧倒的に価値があります。OB訪問では、セミナーと違い「尖った情報」が得られる可能性が高いからです。

例えばOB訪問の相手が営業職の方であれば、現場の話、具体的には

「取引先はどういったところが多くて、そこに対してどういったアプローチを行っているのか」

「どういった分野が得意なのか、どういった分野では他社に負けているのか」

「本部からはどういった指示が来ているのか」

といった話が聞ければ、その企業の戦略や方向性が分かります。

もしその企業の戦略や方向性がお子様のやりたいことと一致していれば、客観的に見て強い志望動機となります。

また、実際に働く上で必要とされる能力が何なのかを聞ければ、そこからその能力に紐づく経験・自己分析の結果を導き出せます。

さらにOB訪問は面接の練習にもなります。

OB訪問という「プレ面接」で志望動機を聞いてもらうことで、本番に向け志望動機の「質」をブラッシュアップできます。

実際にその会社で働く先輩が聞いて違和感を覚えるような志望動機は、当然ながら面接でもウケません。

厳しいことを言われるかもしれませんが、その企業への志望度が高ければ全て受け止めて改善につなげるべきでしょう。

ただし1点注意すべき点があります。

それはOB訪問の結果は人事に報告される可能性があるということです。

その学生が優秀だと判断できる場合はその学生の志望部署等細かな情報を報告し、その後リクルーターを付ける企業も多くあります。

企業としては、優秀な学生に対して囲い込みをしたいという思惑があり、OB訪問は学生を選別する機会となっているわけですね。

ここまでOB訪問のメリットばかり記載をしてきましたが、このメリットは、ただ漫然とOB訪問を行っているだけでは得られません。

メリットを得るためには次の3つのことに気をつけさせてください。

気をつけること①:質問は紙にまとめておき、当日、面談の際に提出する

まず、OB訪問をする際は、事前に質問事項をまとめさせておきましょう

当日、訪問の開始時点で紙で提出させるとよいです。

紙にまとめることで質問の内容がシャープになりますし、面談者への熱意も伝わりやすいです。

氏名や所属、連絡先も記載しておきましょう。

面談者が人事部に対してOB訪問の結果を報告する際、当該情報を記載する可能性があり、その際に面談者がスムーズに報告することができます。

気をつけること②:年次や役職が異なる人に複数回訪問させる

志望順位が高い企業に対してはOB訪問は複数回行うと良いのですが、その際に、年次や役職が異なる人に対して訪問をさせてください

例えば1回目は平社員、2回目は役付き等です。

多くの就活生は躊躇し、何となく自分と年齢の近い若い社員に話を聞きがちですが、同じような年次・役職の社員に話を聞いても得られる情報は大差ありません。

平社員と、平社員を部下に持つ役付きでは、求められるものが違いますし、それによって考え方も異なりますので、質問をしたときの回答も千差万別です。

部署が違うと聞ける話も違いますので、企業をよく知るという意味では、訪問の相手にはバリエーションを付けさせましょう。

気をつけること③:少し突っ込んで聞いてみる

OB訪問では突っ込んだ話を聞かせてみましょう。

常識から逸脱したことはもちろん控えたほうがいいですが、その企業の強みや弱み程度なら全く問題ありませんし、給与水準や福利厚生も意外と大丈夫です。

むしろ表面的な質問しかしてこない学生よりも、こういった少し突っ込んだ質問をする学生の方が高評価を受ける傾向にあるようです。

「この学生は実際に働くイメージを持っているんだ」といった観点で志望度合が高いと判断できるためです。

「御社で働くイメージを具体的に持ちたいので」と枕詞を付けて質問すれば、大抵の質問に答えてくれるはずですよ。

そうやって得た情報が企業分析を深める情報となります。ちょっと企業分析については長くなりましたが、ぜひお子さんと一緒に取り組んでみてください。

準備3:作文力を鍛えさせよう

最近の企業は選考試験で作文問題を出すことが増えていますので、普段からお子様の作文力がどのくらいあるのかについては目を光らせておいたほうが良いでしょう。

最近の学生はLINEでのスタンプのやり取りに慣れ過ぎてしまっているせいか、きちんとした文章を書けない子が多くなっています。

例えば、人事担当者が次のような文章を見たとしたら、どういう感想を思い浮かべると思いますか?

お題:あなたが学生時代に力を入れて取り組んだことについて記述してください。

回答例:

私が宅建の資格を取ろうと思った理由は小さな頃からの影響があったからだと思っています。

私は小さい頃は建物の見取り図を集めて将来に住みたい家を考えていました。

また、ものづくりにも興味がありレゴやゲームのマインクラフトといった自分の思うようにつくれる遊びを好む子どもでした。

しかし建築という分野は土木といった実際に理系の人がやる仕事だなと思っていたことと自分には仕事として望むことが違うと思っていました。

そのように思っていた時に宅建という資格、仕事を知りました。

それまではただつくって売るのと土地や建物の売買や貸借りはすべてただ会社がしていると思っていました。

しかし一人一人のお客様にとってその人にとって最善の選択を導く事ができる営業職で小さい頃から興味があった建築の分野で仕事ができたらとても素晴らしい事だな思い勉強しています。

残念ながら今年は合格出来ませんでしたが来年こそは合格して資格を得たいと思っています。

私がこの文章を見て思うことは以下の通りです。

・お題に対して結論から答えよ
・文章表記がビジネスのものではなく、学生の感想文のようだ
・誤字・脱字が目立つ
・文法や言葉遣いがおかしい部分が目立つ

このあたりの文章力は日頃から日経新聞の切り抜きや要約をさせることで向上していきますので、ぜひやらせてみると良いでしょう。

準備4:筆記試験の点数は大丈夫ですか?

筆記試験は多くの就活生の盲点になっているポイントです。

最初にはっきりと申し上げておきますが、一流ホワイト企業ほど筆記試験の配点は高く設定しています。

なかでも総合商社、製薬会社、IT企業、金融機関、コンサル会社などはその傾向にあります。

というのも、学生からの人気が高く、応募の数が多いので、筆記試験で足切りをしてしまう方が効率がいいからです。

ただ、多くの学生さんは、親御様が口うるさく対策をしなさいと言っても「やる気にならない」などと言って先延ばしにしがちです。

そんな学生を見ると、

「就活で社会人人生のフィールドがほぼ決まるのに」

「生涯でもらえる賃金がほぼ決まるのに」

と心から残念に思います。

まして、大学で特にやりたいことがなく、進学動機が「いい会社に入るためにとりあえず」という人に対しては、

ここで頑張れないようなら、何のために大学に入ったの?

と言いたくなってしまいます。

本当に、自己管理能力が問われるところですね。

準備5:社会人としての基礎はできていますか?

最近の会社はいわゆる“社会人としての基礎”から教える暇もコストもないため、就職活動時点である程度基礎力の高い学生を好む傾向にあります。

基礎ができていなければ応用はできません。

「社会人として必要最低限の基礎を備えている=会社が鍛えたら伸びる」という解釈です。

・スーツは着こなせているか
・挨拶はできるか
・身だしなみを清潔に整えられているか
・相手の目を見て話ができるか
・敬語はきちんと話せるか

などなど、いわゆる日本社会において“当たり前”とされていることです。

例えばスーツのボタンを2つ外すことについてお子様がどう思っているかを聞いてみましょう。

おそらく、「え、別にいんじゃない? 大したことないよね。」という答えが返ってくると思います。

確かにこれは些細なことですが、企業側の論理からすると「基礎ができていない」と思われてしまいます。

逆に言えば、そんな些細なことができれば、この基準は学歴に関係なくクリアできるということになります。

お子様の基礎力は念入りにチェックしてあげましょう。

準備6:面接練習をしておきましょう

最後の準備が面接練習です。

面接では以下のような問答がなされます。

入社後やりたいことについて

面接官
コンサル業界で何をしたいのか、教えてください。

A君
クライアントに寄り添い、課題に立ち向かいたいです。(①)

面接官
なぜですか?

A君
これまでの経験から、誰かに寄り添い、課題を解決することが何よりの喜びだからです。(①)

面接官
それはどのような経験ですか?

A君
学生時代、友人C君のテニスサークルで、部員数を2倍にするという課題を共に解決したことがあります。
夜中2時まで議論をしあい、LINEアカウントを作るという策を考え出しました。
結果として前年比2.3倍の新入生を集めることができました。(②)

面接官
なぜ課題を解決しようと思ったのですか?

A君
幼い頃に、母親から「誰かが困っていたら助けるように」と教わり続けたことに影響されていると思います。
中学生の時は、「何かあったら相談する人」として学年中の相談を受けていました。(③)

A君の発言全てに一貫性があります。

自分のやりたいこと(①)→体験(②)→生い立ち(③)、全てが繋がっています。

このように、お子様の現在と過去、そして未来がつながるように整理しておく必要があります。

これ以外の例も見てみましょう。

自己PRについて

Q:あなたの自己PRをしてください。

A:私を一言で表すと「ボランチ」です。(①自分を表す一言)

小中高とサッカーをしていましたが、チームの司令塔であるボランチを務め続けていました。(②体験となるエピソード)

御社に入社した暁には、自分の「ボランチ」らしさを活かし、企画をマネジメントしていきたいです。(③やりたいこととの繋がり)

(大手広告代理店H社内定者のエピソード)

まず「ボランチ」として面接官に自分を伝え(①)、過去の体験を話すことで説得力を持たせ(②)、やりたいこと(③)につなげています。

このように、一貫性を持って分かりやすく伝えることが大切です。

できるだけ早めに動き出しましょう!

人気企業の内定を取るための就活準備というテーマで長々と書きましたが、お伝えしたいのは、就職活動を成功させるための準備は今からでもできるということ。

そして、人気企業から内定を取るためには企業分析を中心にさらにしっかりとした準備が必要ということです。

企業分析では、企業から提供されている機会を大切にし、情報を得ていくことが大事です。

時間も体力もかかりますが、今から入念な準備を始めていただければと思います。

お子様が就活準備をしていないなら

就活の準備は早いに越したことはありません。

自己分析が足りなければお子様は自分の強みも分かりませんし、企業分析が足りなければ、なぜその企業を志望したのかが薄っぺらい内容になってしまいます。

それに、情報収集も怠ったならば、志望企業のエントリーが既に終わっていたなんてこともあり得るのです。

これらは全て人ごとではありません。

お子様の身に降りかかってくる困難かもしれません。

今からできる準備をしっかりと行うことが一番の近道ですから、「うちの子は全く準備してないわ!」なんてお母様、「もう1人じゃ抱えきれないタスク量だ…」と気づいたお父様は、気づいた今がチャンスです!

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