「就職先が決まらない」
「いつまでエントリーができるんだろう」
以上のように悩んでいる大学生も多いと思います。
周囲の友達が続々と内定を決めている中、就職先が決まらないと焦ってしまいますよね。
本記事では、就職先が決まらない学生の特徴や解決策、6月以降でもエントリーできる企業の探し方を紹介しています。
隠れ優良企業の探し方もわかるので、ぜひ参考にしてください。
数学検定1級保持者で東京大学工学部卒にもかかわらず、自身の就活に失敗し就職留年した経験から企業の人材戦略の道へ。
新卒の学生が一流企業に内定するための独自の方法論と、3年後離職率・OpenWorkでの評価・帝国データバンクの評点を用いた客観的視点から日夜ホワイト企業を研究。
研究内容を自社メディアで掲載したところ、就活生や親御様の間で話題となり、月間で35万PVを達成した。
現在も、カリキュラム消化した塾生がホワイト企業からの内定を1件も得られなければ授業料を全額返金という方針で、上位大学だけでなく、全国幅広い大学の学生の就活指導を行なっている。
「就職浪人からANAグループに内定した! 」「留年すれすれから日本IBMに内定! 」「指導を受けた次の日から大手企業の面接で落ちなくなった! 」など、喜びの声多数。
著書に「子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法」(日経BP社)がある。
目次
新卒の就職が決まらない大学生の原因
就職がなかなか決まらない際は、選考に落ちる原因を把握できていない可能性があります。
内定が取れない原因を解決しないまま次々と選考に臨んでも、同じ失敗を繰り返して望む結果が得られません。
新卒の就職が決まらない大学生の原因を以下で具体的に説明します。
就活のスタートが遅く準備が不十分だった
内定がなかなかもらえず就活が失敗する原因の1つに、就活のスタートが遅く準備不足だったことがあげられます。
エントリーシートや履歴書など就活ではさまざまな提出物が求められますが、すぐに準備できるものではありません。
自分について深く知ったり、企業研究をしたりする必要があるからです。
3月から就活が解禁されるからといって、それまで就活に関する準備をしてはいけない訳ではありません。
インターンに行ったりOBOG訪問をしたりと事前に情報を集めておく必要があります。
研究・部活で忙しく選考を受けられなかった
就活以外のことに時間を割く必要があり、準備不足のまま選考会に行ったり、そもそも選考を受けられなかったりする場合もあります。
理系学生の多くは研究に追われていて、その研究が就活や仕事に関わる場合も多いので余計に手を抜けないでしょう。
また、部活動をしている方も、週末は全て練習にあてていて合宿も多いなど、就活準備の時間の確保が難しいです。
隙間時間に就活対策するだけでは十分に準備できず、就活がうまく行かないケースが多く見受けられます。
面接で緊張して実力を発揮できない
就活では筆記試験や履歴書も考慮されますが、特に重要なのが面接です。
面接の出来次第で採用不採用が決まるといっても過言ではありません。
就活の面接では普段接する機会の少ない年上の面接官と話すことになります。
必ずしも緊張していたから落ちるという訳でありません。
しかし、頭が真っ白になってしまい、聞かれたことに答えられていないようでしたら内定をもらうことができません。
面接時に評価が下がってしまう特徴は以下の通りです。
- 声が小さくはっきりと話せていない
- 発言に一貫性がない
緊張していると上記の状態になってしまいがちです。
実力を発揮するためにも面接の練習が必要不可欠です。
ES・履歴書の書き方が良くない
「書類選考で落ちてしまう」
「面接まで進めない」
以上の悩みを抱えている方はES・履歴書の書き方が悪いことが大半です。
採用担当者に読んでもらえる履歴書を書けるようになる必要があります。
書類選考で落ちるES・履歴書の特徴は以下の通りです。
- 誤字脱字がある
- 履歴書に不備がある
- 空欄がある
- 自己PRがありきたりで志望の強さが見られない
- 応募資格を満たしていない
手書きの字が下手でも構いませんが、誤字脱字があったり、丁寧に書かれていなかったりすると、仕事でもミスをする方だと思われてしまいます。
また、記載することがなくて空欄にすると、履歴書の不備や記入漏れとみなされる危険性があります。
ES・履歴書の書き方のマナーを確認しながら時間をかけて準備することが必須です。
筆記試験、SPIの勉強が不足している
企業は筆記試験とSPI試験で能力と適正を見ています。
応募してくる就活生が多いと全てのESに目を通すことができないため、筆記試験とSPI試験で採用対象人数を減らすのが目的です。
最終的な採用判断は面接になりますが、試験の結果が悪いと門前払いされてしまいますし、たとえ面接まで辿り着けたとしても面接の前段階で評価が悪い所から採用を勝ち取るのは困難です。
以下の特徴に当てはまる方はSPI試験で結果が振るわない可能性が高いので注意してください。
- 中高で成績が良かったからと準備の必要性を感じていない方
- 時間配分が苦手な方
多くのSPI試験は設置されているパソコンを使って回答する方式です。
問題を解くスピードと正解率の高さを見られています。
また、時間配分が苦手で一問一問に時間をかけてしまっていては解き終えることができません。
たかが筆記試験・SPI試験と思わずに問題の傾向を知っておいたり実際に解いてみたりと対策をとることが大切になります。
語れるガクチカがない
就活時には、学生時代に頑張ったことを語ることが求められます。
昨今は新型ウイルスの影響もあって、計画していたイベントが行えなかったり、留学できなかったりとガクチカで話すことがないと思う学生も多いかもしれません。
しかし、ガクチカを通して面接官も学生のモチベーションの高さや物事への取り組み方をみているため、ありきたりのガクチカだと他の就活生に埋もれてしまいます。
周囲の人に自分について聞いてみたり、自己分析を行ったりして、面接官の選考基準に沿ったガクチカが話せるように準備する必要があります。
業界・企業を絞り過ぎている
業界を絞ると、同業他社と比較した上で志望動機や志望動機に沿ったガクチカの準備をすることになります。
無駄な時間をかけずに充実したエントリーシートの作成が可能です。
その結果、負担が減り、就活を効率的に進めることができます。
しかし、視野が狭まったり、内定がもらえないリスクが高まったりすることも忘れてはいけません。
業界を絞った結果、その業界が自分に合っていなかったり、企業の求める人材像にマッチしていない可能性もあります。
また、人気企業ばかりを受けてしまうと、競争倍率が高いので内定を得るのが難しくなります。
学歴フィルターに引っかかっている
大学の偏差値が一定基準を満たしていない場合、説明会の予約すら取れないことがあります。
企業によっては応募条件として説明会の参加が必須のことも多いため、学歴フィルターに引っ掛かってエントリーすらできません。
企業側も採用コストを削減し、リスクを冒さないために学歴を判断基準の1つにしたいからです。
希望する企業の過去の採用実績に、自分の大学と同じレベルの学校があるか照らし合わせてみることが重要です。
所属する大学のランクでは内定者がいない企業ばかり受けても書類選考で落とされる確率が高いので、エントリーするだけ無駄になってしまいます。
新卒の就活が決まらない大学生の特徴
就活がうまくいかない大学生にはいくつかの特徴があります。
失敗しない就活をするためには、まずは原因を把握し理解することが大切です。
就活に失敗しがちな人に共通する特徴を4つ紹介します。
志望動機が浅く軸がぶれている
自己分析が不十分だと自分に向いている業界や業種がわかりません。
そのため自己PRがどうしても弱く浅くなってしまいます。
面接官は何人もの就活生をみてきたプロの方たちです。
体裁だけ取り繕おうと思っても、志望動機が浅く軸がぶれていることなど一瞬で見抜かれてしまいます。
企業にとって採用したらメリットのある人材だと思ってもらえるような自分自身の強みをアピールできなければ内定をもらえません。
身だしなみが良くなく印象が悪い
就活では第一印象がとても重要視されます。
第一印象を良くするために、服装や清潔感、髪型など身だしなみを整えておくのが大切です。
実際にインターネットリサーチで、学生の身だしなみから受ける印象は選考に影響すると答えた新卒採用担当者は9割を超えたという結果も出ています。
身だしなみが整っていないと面接官に以下のような悪い印象を与えてしまいます。
- 清潔さがない
- マナーが守れない人
- TPOを知らない人、常識がない人
- 健康的に見えない
以上のようなマイナスイメージを持たれてから、面接で高評価をもらい内定を獲得するのは非常に難しいです。
印象を悪くしないよう、身だしなみを整えるのは最低限のルールです。
やる気がなく就職活動をしっかりしていない
- 「応募すればどこかには採用してもらえるだろう」
- 「就職活動に本気で取り組むのは馬鹿らしい」
以上のように就活を軽く捉えていないでしょうか。
就活自体をしっかりとしていなければ、本気で取り組んでいる人と比べてESや自己PRに差が出るのは間違いありません。
面接官も企業にメリットのあるやる気のある学生を採用したいので、熱意が伝わらなければ採用してもらえません。
就活は今後の人生を左右する大切な一歩です。
やる気がなく就職活動をしっかりと行っていないと、不採用が続く原因となります。
業界研究・企業研究が不足している
応募先企業の求める人物像を、業界研究・企業研究をして深く理解することが大切です。
業界研究・企業研究が不足していると、いくら質の高い自己PRだったとしてもアピール内容が応募先の求める人物像に合っていないなどのズレた回答になってしまうからです。
面接官も、就活生の能力だけではなく、自社との相性が良いかどうかなども採用の判断基準にしています。
いくら能力が高くても、企業とミスマッチだと思われたら採用してもらえません。
自分の強みを活かすためにも、業界研究・企業研究は欠かせません。
内定が出る人と出ない人の決定的な違い
内定が出る学生と、一社も内定がもらえない学生では、どのような違いがあるのでしょうか。
自分に合う企業と多く出会えたという理由だけなのでしょうか。
複数社から内定がでる学生と、そうでない方の大きな違いを表にまとめました。
内定がでる学生 | ・第一印象が良い、清潔感がある ・自分の目指したい道がはっきりとしている ・質問の回答に無駄がない ・企業研究が徹底している ・マナーが守れている |
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内定が出ない学生 | ・就活の軸がない ・企業研究が不十分 ・質問の意図がわかっていない ・清潔感がない ・志望動機が業界全体に当てはまること |
就活で内定を得るための対策
就活で内定がもらえない人の特徴などを紹介しました。
内定をもらって就活を終わらせるには、どのような対策を取れば良いのでしょうか。
具体的な方法を解説します。
大学のキャリアセンターに相談する
大学のキャリアセンターは、就活を支援する大学の部署です。
所属している学生なら誰でも無料で利用可能で、就活に関する様々なサービスを受けられます。
OBOG名簿を見て、先輩が活躍している企業がわかるため就活に有益な情報を得られたり、ES添削や個別面談対策を頼んだりできます。
合同企業説明会の情報はサイトなどで検索できますが、情報量が多く自分に必要な説明会を選ぶのが難しいです。
一方、キャリアセンターではある程度自校の学生用にデータを整理しているため、必要な情報を見つけやすいです。
業界研究・企業研究を見直す
業界研究・企業研究がしっかりできているか確認するのが大切です。
企業に抱いているイメージや評判だけで、研究する企業を選んでいないでしょうか。
自己分析を行った上で自分の強みや弱みを把握して、研究する業界を選ぶのが重要です。
また、業界と職種の違いを理解することも大切です。
業界は、産業や商業の種類を指し、職種は仕事の性質を指します。
どの業界で、どの職種に就きたいのか、自分強みはどのように活かせるのかを意識して興味のある分野を探しましょう。
ES・履歴書を添削してもらう
ES・履歴書を作成したら必ず添削してもらいましょう。
キャリアセンターや就職エージェント、家族の方など第三者に見てもらうことが大切です。
ES・履歴書を添削してもらうメリットは以下の通りです。
- 自分では気づかなかったミスがわかる
- 客観的に判断してもらえる
- 履歴書の完成度が高まる
ES・履歴書の添削はまずは家族や身近な人に頼んでも良いですが、最終的にはキャリアセンターや就職エージェントなど就活のプロに依頼することをおすすめします。
身近な人からは誤字脱字などはチェックしてもらえますが、内容に関してはお世辞が入ってしまったり、客観的に読んでもらうことが難しくなります。
より効果的なアドバイスをしてもらうために、就活のプロにぜひ依頼してみてください。
筆記試験の問題集を1冊解く
就活では書類選考や面接の他に筆記試験が課せられることがあります。
社会人として最低限必要な学力や教養を持っているか確認される試験で、問題の出題傾向が決まっていることが多いです。
SPI、玉手箱、TG-WEBと呼ばれる3つの筆記試験が一般的です。
志望している企業がどの筆記試験を前年に採用していたかを確認し、問題集を1冊解いて準備しましょう。
筆記試験の内容はそこまで難易度が高くないため、筆記試験対策を軽視する学生は多いです。
しかし、試験に通らずに面接に進めない方がもったいないので、筆記試験対策は怠らないようにしましょう。
面接の練習をする
就活準備の1つとして面接の練習をする就活生は多いと思います。
しかし、具体的にどのように練習すれば効果的なのか理解している就活生は少ないのではないでしょうか。
まず面接の練習で1番大切なのは、面接の流れの理解とよく聞かれる質問に対する回答を用意することです。
面接の流れを頭に入れ、頻出の質問の回答が準備できたら、キャリアセンターなどで模擬面接ができないか確認します。
キャリアセンターは無料で利用できるため、時期によっては混雑しがちです。
早めに予約をしてしっかりと面接の練習をしましょう。
より具体的な面接練習についての記事は以下のリンクにからご覧になれます。
リクルートスーツが合っているか確認する
リクルートスーツは、企業説明会や採用面接など就活中に着用するスーツを指します。
シンプルなデザインで色は黒や濃いめのネイビーのことが多いです。
柄が入ったデザインは就活には不向きなので避けるべきです。
就活中は、立ったり座ったりとどちらの動作も見られることがあるので、自分に合ったサイズを着こなし、誠実で知的な雰囲気を演出しましょう。
就職エージェント・就活塾などプロのサービスを使う
就活を一人で行うのが難しいと感じたり、正解がわからないと悩んだりする方は、就職エージェントや、就活塾などのプロのサービスを使用するべきです。
就職エージェントは基本的に無料で利用でき、就活塾はプランによって利用料金が異なります。
就活に正解はなく、目的や目標はそれぞれ一人ずつ異なります。
そのため、就活支援のサービスはより個人に沿ったものであるべきです。
就職エージェントは無料で使用できる分、大手に行ける可能性が低くなったり、ためにならない会社を受けさせられる可能性があり、就活塾は比較的高額な費用がかかるというデメリットもあります。
しかし、内定をなかなかもらえなかったり、自分一人で就活を進めるのが難しいと感じた場合は、デメリットも考慮した上で就職エージェントや就活塾を選んでプロの力を借りましょう。
目を付けたい企業・業界の特徴
スタートダッシュに出遅れて思うような結果が出せずに焦っている就活生もいるかと思います。
3月の就活解禁までに思うように準備ができなかった就活生でも、まだ就活できる企業を紹介します。
6月以降でもエントリーできる企業
経団連に加盟している大手企業は6月に入ると面接が解禁となり、エントリーを締め切って選考に入ることが多く、内定者も続々と出てきます。
6月以降でもエントリーを受け付けている企業はありますが、選択肢が狭まって時間が限られてくることは覚悟しなくてはいけません。
また、大学のキャリアセンターの利用だけではなく、就活エージェントや就活塾を利用して、効率良く優良企業を探すのも手です。
求人数が多い大手企業や、経団連に加盟していない中小企業、ベンチャー企業で自分の強みを活かせる企業はないか、視野を狭めずに落ち着いて探すことが大切です。
夏選考や秋選考を実施している企業
夏選考は6月から8月のお盆にかけて、秋選考は9月から11月末頃に行われるのが一般的です。
春採用のみで新卒の採用活動をする企業が一般的ですが、募集を夏選考と秋選考にも行う場合や、追加募集として秋選考のみ行う場合などがあります。
夏選考と秋選考は、以下の学生が就活に参加してきます。
- 春選考の結果に納得していない
- 公務員試験、資格試験に不合格だった
- 留学先から帰国した
- 研究活動が忙しく就活の波に乗り遅れた
- 体育会の活動が忙しく就活の波に乗り遅れた
夏選考と秋選考は、春選考に比べて採用スピードが速いです。
春選考の内定者のための準備も同時に行わなければいけないからです。
春選考の結果が思うようにいかず、夏選考や秋選考に臨む方は冷静に今までの就活の問題点を分析し対策を立てるのが必須となります。
BtoB系の中小企業・様々な零細企業
中小企業や零細企業は知名度が低いために採用人数割れしていることがあります。
しかし知名度が低いだけで、給料と休日が多いホワイト企業も存在し、そういった企業は隠れ優良企業と呼ばれています。
隠れ優良企業はライバルが少なく就職難易度が低いです。
また採用人数割れしているため、学歴フィルターに通すことがありません。
肩書きで判断されず、やる気や人柄をみてもらえます。
BtoB企業に強い就活サイトや、就職四季報などで隠れ優良企業を探すと良いです。
通年採用をしているベンチャー企業
通年採用とは、企業が新卒や既卒関係なく、企業にとって人材が必要だと思った時に採用をすることです。
経団連が新卒採用の就活ルールを廃止したことや、秋入学、秋卒業が普通の外国の大学を卒業した人を積極的に採用するために、通年採用を実施する企業が増えています。
就活生は焦ることなく、今までより就活に時間をゆっくりかけられ、企業も時間をかけて採用したい学生を選ぶことができます。
ベンチャー企業は人手不足な場合が多いため、やらなくてはいけない仕事で溢れています。
成長欲が強く、自分が会社の一部となって働いている実感が欲しい方はベンチャー企業も視野に入れて就活するのがおすすめです。
通年採用をしているIT業界
IT業界は成長を遂げる一方で、深刻な人手不足に悩んでいます。
そのため、人材確保をするためにも通年採用を行っているIT企業が多いです。
また、経験値の豊富なエンジニアは、フリーランスの道を選ぶことが多かったり、待遇が良いため転職を考えていなかったりするため、中途採用で優秀なエンジニアを見つけるのは非常に困難です。
新卒エンジニアは自社が求めるスキルを持つエンジニアに育てられるというメリットから、そこまでスキルが高くなくても採用してもらえることがあります。
決まらなくても避けた方が良い企業の特徴
内定がなかなか決まらないと焦ってしまい、どこでもいいから就職したいと思ってしまうかもしれません。
しかし、ブラック企業と呼ばれる入るべきではない企業が存在するのが現実で、一度入社してしまうと短期間での転職は困難となります。
入社するべきでない企業の特徴を以下で紹介します。
- 労働基準法が守られていない
- 離職率が高すぎる
- 給与の基準が定まっていない
- 根性論、精神論が多い
- 休日が少なすぎる
週休二日制と完全週休二日制の2つの言葉の違いを知っていますか。
週休二日制とは、1ヶ月のうち週2日休みの週が一回以上あるという意味です。
その他の週が週2日休みではなく週1日休みの可能性もあります。
健康的に働くためにも、休日は必要です。
年間休日数を確認して他の企業と比べて、ブラック企業に就職するのは避けましょう。
就職が決まらない人におすすめの就職先の探し方
就職が思うように進まない方は、以下で紹介する就職エージェントや就職サイトを使用してみてください。
おすすめの就職エージェント | ・キャリアチケット ・ミーツカンパニー ・ジョブスプリング ・就活エージェントneo ・irodas |
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おすすめの就職サイト | ・Wantedly ・ワンキャリア ・キャリタス ・unistyle ・スタキャリ |
以上に紹介した就職エージェントと転職サイトは今までの就活生の満足度の高さや、大手企業だけではなく中小企業が多く取り扱われているという2つの基準でおすすめしています。
就職エージェントを利用するのも手
就職エージェントは勧誘が多く、利用しづらいという印象を持っている方も多いと思います。
しかし、就職エージェントは無料で利用できますし、活用できれば効率的に就活を進めることができます。
以下で就職エージェントについて解説します。
そもそも就職エージェントとは
就職エージェントとは、就活生に対してアドバイザーがつき、プロの視点から就活をサポートしてくれるサービスです。
就活エージェントの会社が紹介先の企業から契約料を受け取っているため、就活生は無料で様々なサービスを利用できます。
お勧めのエージェント
就職エージェントを利用する際は自分と相性の良い就活エージェントを見つけることが大切です。
本記事では、求人数の質の良さや、サポート体制、アドバイザーに一定の評価がある就活エージェントを5社紹介します。
- キャリアチケット
- ジョブスプリング
- キャリセン
- キャリアパーク就活エージェント
- ミーツカンパニー就活サポート
上記以外にも就活エージェントはたくさんあります。
自分と相性の良い就活エージェントを見つけるためにも、いくつか登録しておき担当者の質を比較するのが大切です。
就職が決まらない不安な気持ちを和らげる方法
就職が決まらないと焦ったり不安な気持ちになってしまいますよね。
しかし、焦った状態で就活を進めては、良い結果を出すのが難しくなってしまいます。
不安な気持ちを和らげる方法を解説します。
悩み事・不安なことを友人や社会人に相談する
就活は自分の将来を決める大事なイベントなので、将来の不安や、選考の結果で一喜一憂しストレスが溜まる方が多いです。
自分と同じように就活を頑張っている仲間や、家族、尊敬する先輩など、話を親身に聞いてくれる人に相談するのが重要です。
就活経験者なら、気持ちを理解してくれ寄り添ってもらえます。
不安な気持ちやストレスは溜め込まずに吐き出すことが大切なので、会うと明るい気持ちになれる人に会って相談するのを忘れないようにしてください。
選考結果と自分の能力を分けて考える
選考落ちすると自信を失ってしまいますよね。
自身の能力のなさを実感し、自分を責めたくなるかと思います。
しかし、選考基準には、学生の能力だけではなく、企業と相性が良いかという基準で判断されていることも忘れてはいけません。
採用担当者が、企業とより相性の良い他の学生を見つけただけであり、選考落ちは自分の能力不足とは関係ないと考えるようにして自信を失わずにいることが大切です。
就活が決まらない原因を論理的に分析する
選考から落ちてしまったら気分が沈み、何もしたくなくなってしまうかもしれません。
しかし、そんな時こそ、自分の就活を客観的に見ることが大切です。
同じミスを繰り返さないためにも、客観的に選考で落ちた原因を考え解決策や対応方法を見つけましょう。
就活が決まらないのは就活生のせいだけではありませんが、より自分の強みを活かして働ける企業を見つけるためにも、早めに選考に残れなかった原因を突き止め改善するのが大切です。
視野を広げて他の業界・業種に応募する
憧れの業界に入りたいと思うがあまり、視野が狭まっていないでしょうか。
直感や、なんとなく良さそうだからという基準で企業を選んでしまうと、入社後のミスマッチにつながる可能性もあります。
現状の就活で上手くいっていない場合は、他の業界や業種を視野に入れるのもアリです。
視野を広げることで新たな気づきが得られたり、内定につながる良い打開策になる可能性も多いに考えられます。
しっかり睡眠する
「就活が不安で眠れない」
「内定がなくて悩んでしまう、寝つきが悪い」
以上のように就活中は睡眠障害を抱える就活生が少なくありません。
睡眠がしっかりと取れていないと日中眠たくなってしまいますし、追い詰められた状態では良いパフォーマンスをするのは難しいです。
十分な睡眠が取れるよう、ストレッチを行う、寝る前はブルーライトをカットする、お風呂に入ってリラックスするなど対策を行ってください。
適度に休息をとりリフレッシュする
就活中は、内定先が決まるまで常に緊張して、リラックスする時間を取れないかもしれません。
しかし、人間はいつまでも走り続けることはできず、ずっと努力し続けていたらガス欠状態になってしまいます。
遊ぶ時間や趣味の時間を設けて、就活から離れる時間を作るのも大切です。
適度に休息をとることでリフレッシュできます。
就活中はストレスが溜まりますが、心の健康が維持できるよう、意識的に自分が休める時間をとりましょう。
就職が決まらないときのQ&A
就職先が決まらないと焦ってしまいますし、さまざまな疑問が浮かんできていると思います。
本記事では、就活生の焦りが少しでも解消できるように、よく聞かれる質問に答えていきます。
普通の大学生の就活はいつ頃決まるのか
一般的に内々定が出るのは卒業、修了年度の6月1日以降、正式な内定が出るのは10月1日以降とされています。
内々定の段階では口約束のようなもので、書面を交わした契約ではありません。
10月以降に企業と学生の間で契約を結び、正式な内定となります。
業種によって異なりますが、4月から6月に内々定が出ることが多いです。
しかし最近は通年採用を導入する企業も増えていて、採用時期がバラけるようになっています。
面接でいつも緊張し失敗するがどうすると良いか
面接時に緊張して、本来の実力を発揮できないのはとてももったいないです。
しかし、緊張してしまうから緊張しないようにしたいと思うのは間違っています。
どれだけ準備していても緊張してしまうことはありますし、就活生の大半が緊張していて、面接官の方も緊張しています。
緊張していても自分の考えが話せるようにするために、模擬面接をしてみると良いです。
ハローワークやキャリアセンターでは無料で面接練習を行なってくれます。
実際の面接の状況にできる限り近づけて本番のような形で面接を行えば自然と面接に慣れていくはずです。
卒業まで決まらなかった場合はどうなるの?
卒業までに就職先が決まらなかった場合は選択肢が2つあります。
卒業して既卒扱いとして就職を続ける「就職浪人」と呼ばれる方法と、留年して大学に籍を残し就職を続ける「就職留年」と呼ばれる方法です。
大学に在籍し続けたらお金がかかるので、卒業してしまった方が良いと考えるかもしれません。
しかし、既卒扱いで就職をすると、新卒採用には応募できず中途採用枠にしか応募できません。
すでにスキルのある転職希望の方が中途採用枠に応募するため、厳しい戦いとなってしまいます。
内定が決まらない場合は卒業と浪人どっちにすべきか
就職浪人と就職留年で迷うかもしれません。
それぞれのデメリット、メリットは以下の通りです。
就職浪人 | ・新卒枠に応募できない ・スキルのある転職希望者と同じ枠を争う ・学校に通う必要がない分、時間とお金を節約できる |
---|---|
就職留年 | ・新卒枠に応募できる ・キャリアセンターなど学校の就職支援サービスが使える ・授業料がかかる |
以上のメリット、デメリットを考慮すると、就職留年した方が就活には有利であると考えられます。
希望しない業界・業種・職種にもエントリーすべきか
いくら業界研究や企業研究を行なっていても、実際に入社して働いてみると何かしらのギャップを感じたり予想していなかったことがあったりするなどという経験が少なからずあります。
そのため、いくら希望しないからといって志望する業界を狭めてしまうのはもったい無いです。
新たな業界に挑戦することで視野が広がったり、内定を得られて心の安定を図れたりすることがあるので、エントリーしてみることをおすすめします。
取れば内定獲得に繋がる資格ってある?
公務員試験などとは違って、資格を取れば内定がもらえるわけではありません。
しかし、海外進出を考えていたり、海外部署があったりする企業に応募する場合TOEICを受けることをおすすめします。
TOEICは開催回数が多いため、受験しやすいですし、高いスコアを持っていれば目標に向かって努力できる人材だとアピールすることもできます。
企業に評価されるのはTOEICスコアが700点以上の場合が多いので、まずはTOEIC700点以上を目指しましょう。
まとめ
本記事では、内定が決まらない原因や、スタートダッシュに出遅れた場合の対処法について解説しました。
最後にこのページの内容をまとめます。
- 内定が決まらない人にはいくつかの特徴がある
- 選考に落ちた場合は、客観的に原因を考えて対処する
- 6月以降もエントリーできる企業はたくさんある
- 就活軸を定めて、準備をするのが大切
- キャリアセンターや就職エージェントを利用してプロの力を借りるのも大事
経団連による就活ルールが21年卒から廃止されたことで、通年採用を実施する企業が増えたりと、就活のバリエーションが増えました。
就活のチャンスが増えたとも考えられますが、採用されるまでに時間がかかるというデメリットも学生側にはあります。
就活軸をしっかりと定めることで、内定が決まらない原因を解消したり、プロの力を効率的に借りたりできるようになります。
スタートダッシュに出遅れたり、内定がなかなか決まらなくても焦らずに自分にできることを着実にこなすのが大切です。
自分に合った企業から内定を取れることを願っています。