あなたは、これから証明写真を撮るのにしっかり身なりは整えていますか? 今の服装や髪型で大丈夫ですか? 本当に大丈夫ですか?
証明写真は企業の人事が1番最初に見るものであり、ネクタイは多くの就活生がダークスーツの中、唯一自分を外見でアピールできる部分でもあります。
だからこそ、証明写真を撮る際のネクタイは絶対失敗できません。今回は証明写真を撮るにあたって100%失敗しないネクタイの色や柄、結び方などを解説していきます。
この記事を読んで、少なくとも人事に最悪な印象を与えない就活生になりましょう。
この記事の登場人物
富田:理工学部の3年生。自己主張は苦手だが心根は優しい草食系男子。メーカーを志望して就活をしている。
白河:社会人3年目のヘッドハンター。ホワイトアカデミー在学中に内定をもらった東証一部の人材系企業で勤務。ホワイトアカデミーとは、特別講師という形で現在も付き合いが続いている。
目次
100%失敗しない選び方
証明写真では1回撮るごとにお金がかかります。証明写真機で撮ろうと思ったら、800円~と学生からすると少し高いですよね。
だからこそ、100%失敗しないネクタイの選び方を知るべきです。ここからは証明写真で映えるネクタイの色や柄について解説していきます。
色で印象が変わる!?
ES(エントリーシート)や履歴書に貼る証明写真は人事が最初に見るものであるため、かなり大切です。
ここでは、それぞれの色のネクタイで相手に与える印象を解説します。
青系
青系は「知的」「誠実」「爽やかさ」を表現することができます。よりスマートな感じを見せたい方にオススメです。
赤系
赤は「やる気」「情熱」「積極性」「活発」を表現することが多いです。ここでは、赤としていますが、就活の際にはワインレッドやエンジをオススメします。
黄系
黄色は「親近感」「元気」「明るい」等の印象を与えます。明るさを武器に就活をしたい方は黄色がオススメです。
緑系
「穏やかさ」「安心」「協調性」をアピールできるでしょう。相手に安心感を与えたいという就活生にはうってつけのネクタイだと思います。
グレー系
「真面目」「誠実」をアピールできます。グレー系は真面目さをかなりアピールできるので、真面目さをアピールしたい方にオススメです。
映える柄
証明写真で映えるようにするにはネクタイの色だけでなく、柄にも注意しましょう。柄選びに失敗すると選考会場でも場違いになってしまいます。
レジメンタルストライプ
就活生の中でもかなりの割合でこの柄のネクタイを締めている人が多い印象です。「どれにすればいいか分からない!」という方にはレジメンタルストライプがオススメです。
ストライプの線はできるだけ細いものを選ぶことをオススメします。太ければ太いほどカジュアルに見えてしまうためあまりオススメしません。
チェック
チェックには「親近感」「活発」な印象を与えることができます。チェック線も細めで、柄が目立ちすぎないものを選びましょう。
ドット
レジメンタルストライプと同様に就活生の中でも使われている割合が多いネクタイの1つです。ドット柄も小さめの模様を選びましょう。
無地
無地は「誠実さ」のある印象になります。意外にも、無地のネクタイをつけている就活生はいないため無地で「誠実さ」をアピールすることができるかもしれませんね。
台無しになるNGなネクタイの選び方
ネクタイをつければOKというわけではありません。ビジネスシーンには合わないネクタイもあります。おそらくそのようなネクタイをつけた状態で証明写真を撮っても人事によってはあまり良く思われない可能性もあります。
ここでは、あなたの証明写真が台無しになり、あなたのESや履歴書が会社のゴミ箱行きになるネクタイの例を挙げていきます。
派手な色や柄は避けて!
あなたは誰に証明写真を見せるのですか? そうです、企業です。企業は利益を出せる人材が欲しいのです。決して派手な色や柄のネクタイをした人材が欲しいわけではありません。
派手な色とは紫、ピンク、無地の白、無地の黒などです。これらはビジネスシーンではよく思われないためやめておきましょう。
派手な柄とはペイズリー、キャラクターが描かれているもの、ブランドロゴ、クレリックなどです。
幅が狭すぎるor広すぎる
近年では、ネクタイの幅が狭い「ナロータイ」が増えてきました。一見、オシャレですが、カジュアルすぎるので避けましょう。
ネクタイの幅は大剣が7~9㎝のものを選びましょう。それ以上、それ以下のものは就活には合いません。
100%失敗しない結び方
ここまで、ネクタイの色や柄、証明写真にNGなネクタイについて解説してきました。
ここからは、証明写真で100%失敗しないネクタイの結び方について解説します。
結び方①プレーンノット
手順は以下の通りです。
- 大剣を長めにとり、大剣が上に、小剣が下になるように交差させる
- 大剣で小剣のまわりを1周させる
- 前に持ってきた大剣を上から通す
- 大剣を通した後に結び目を整え、小剣を引っ張りながら結び目を上に持っていけば完成
「プレーンノット」はネクタイの基本的な結び方の1つです。ネクタイをあまり結ばない人にとっても結びやすいやり方でオススメです。
結び方②ウィンザーノット
手順は以下の通りです。
- 大剣を長めにとり、大剣が上に、小剣が下になるように交差させる
- 大剣をネクタイがV型になっている襟もとに下からくぐらせるようにして大剣を右胸の方に持ってくる
- 右胸にある大剣を小剣の下に持っていき、交差をさせたら反対側の襟もとにくぐらせて、左胸に持ってくる
- 大剣を左から右へと小剣の上から交差させる
- 大剣を上に持っていき、V型の裏からくぐらせるように通す
- 大剣を通した後に結び目を整え、小剣を引っ張りながら結び目を上に持っていけば完成
「ウィンザーノット」は結び目が大きめに仕上がり、結び目が正三角形に近い形になるのと、体型や顔が大きい人にとってはバランスがとれやすくなるためオススメです。
結び方③セミウィンザーノット
手順は以下の通りです。
- 大剣を長めにとり、大剣が上に、小剣が下になるように交差させる
- 大剣で小剣のまわりを1周させる
- 左の襟もとに大剣を通す
- 大剣を左から右へと小剣の上から交差させる
- 大剣を上に持っていき、V型の裏からくぐらせるように通す
- 大剣を通した後に結び目を整え、小剣を引っ張りながら結び目を上に持っていけば完成
「ウィンザーノットじゃちょっと…」という方には「セミウィンザーノット」がオススメです。こちらも結び目が正三角形に近い形になります。
結び方④ダブルノット
手順は以下の通りです。
- 大剣を長めにとり、大剣が上に、小剣が下になるように交差させる
- 大剣で小剣のまわりを2周させる
- 前に持ってきた大剣を前側の輪の上から通す
- 大剣を通した後に結び目を整え、小剣を引っ張りながら結び目を上に持っていけば完成
こちらはプレーンノットのやり方に大剣が小剣を二重にまわした状態の結び方になります。プレーンノットの次に簡単ですので、チャレンジしてもいいかもしれません。
シワにならない手入れ
ここまで、証明写真で100%失敗しないネクタイの結び方について解説しました。
証明写真で映えるようなネクタイにするにはシワなどあってはなりません。企業の人事によってはシワがあるだけで「清潔感がない学生だ」と思われて悪い印象を与えかねません。
ですので、時間があるならネクタイも正しく手入れをしておくべきでしょう。
ネクタイを手入れする場合は、洋服ブラシでホコリを落としましょう。また、1度着用したら数日間は休ませてネクタイが長く使えるよう劣化を防ぎましょう。
ネクタイを保管するときは市販のネクタイ用のハンガーを使うか、ない場合はクルクルと丸めて引き出しなどに入れておくとシワになりません。
シワがついてしまった場合は、アイロンのスチームを軽く当てましょう。この時の注意点としてアイロンを浮かせること、当て布を敷いてからスチームを当ててください。
直接当てるとネクタイの生地にダメージを与え、テカる原因になります。
転職の場合はどうすればいいの?
転職の場合でもネクタイは新卒と同しです。派手な色や柄は避けること、幅が狭すぎるor広すぎるネクタイはやめましょう。
証明写真を撮る際に他に注意するべきことは、スーツや髪型です。スーツで転職の面接に合わないようなものを着用したりすると人事の顔も青ざめるでしょう。
また、髪型においても清潔感を出すことができなければ人事に悪い印象を与えるでしょう。
なしでもOKな場合がある?
IT企業やアパレルなどの服装についての規制が厳しくない業種では、“企業によっては”つけなくても問題ありません。
証明写真での服装がどうなっているかはあなたが受ける企業によって異なりますので、確認することをお勧めします。
細かいことでも丁寧に!
今回は証明写真を撮る際のネクタイについて解説しましたが、就活生にとってネクタイは自分を表現できるアイテムの1つです。
服装は細かいことかもしれませんが、細かいことを積み重ねるだけで大きな結果に繋がりますので、自分がどうアピールしたいかを考えつつネクタイも選んでいきましょう。