ホワイトアカデミー創立の経緯
元々Avalonは、日本の就活構造をホワイトに変えるというミッションの下、それを成し遂げるだけの優秀な猛者に集まってほしいという想いから生まれた。
現在の日本の新卒マーケットでは、転職者向けマーケットに比して求職者に対してのフォローが手薄である。
なぜなら、新卒の年収が低く、人材紹介会社が手厚くフォローしたところで年収の30%しかもらえないというルールでは商売として成り立たないからだ。
結果として人材紹介会社はフォローの手薄な薄利多売のサービスしか提供できていないのが現状である。
それどころか、新卒に与する人材紹介会社はその多くが無名ブラック企業に学生を斡旋する業者であり、わざわざ大学に400万円近く払った挙句、就職する先が薄給のブラック企業では目も当てられない。
かといって大学では数多の学生に対してきめ細かなフォローができておらず、新卒就活というのは若者の未来に対して誰も責任を取らない無責任なマーケットになっているのである。
この構図をなんとかしたいという想いから一番最初に立ち上げたサービスが就活塾ホワイトアカデミーである。
ホワイト企業内定専門の就活塾という、いわば業界のタブーに切り込んだサービスであるが、働き方改革と相まって業績は急進し現在に至る。
現在は、ホワイト企業の研究機関であるホワイト企業総合研究所による情報発信機関が加わったことで、当初のミッションが達成されつつある状況である。
教育改革計画の始動
ホワイトアカデミーが発足して3年以上が経ち、ようやく就活指導業界No.1になったが、Avalonの今後の方向性を考えた時、真っ先に頭に上がったのは日本の教育改革の必要性であった。
現在、少子高齢化社会となっている日本において、高齢者マーケットか最先端技術領域以外でビジネスが発展する余地は小さい。今後GDPの向上を狙っていくには外需を取り込むしかないというのは誰もが知るところだろう。
しかし、日本の教育は自分自身の意見を他者に伝え、人を巻き込んでいくような力(戦略的発信力)を養成する場にはなっていない。これでは国際競争の場に立つことができないであろう。
加えて、人生100年時代であると言われているにも関わらず、個々の人生の指針を正しく設計し、それを実現するための戦略を立案する力も養成されていない。
結果、自立心のないなよなよした人材が輩出され、それらが企業に送り込まれているのが現状である。これでは企業も飛躍することができない。
そこで、我々が教育業界に打ち出したいのが「戦略的発信力」を強化するカリキュラムである。幸いにも、この力が強ければ大学入試の総合型選抜で合格を勝ち取ることができるため、顧客のニーズにもあっている。
そこで、高大接続で「戦略的発信力」を養成することで、個々人の人生を良くすることはもちろん、企業や国益にも沿うようにするのが我々の目指していく教育の方向性である。
この方針を決定した瞬間こそ、今後Avalonが日本の教育業界のオピニオンリーダーになることを誓った時だった。
経営Vision
当面は高校生・大学生向け教育事業を中心に展開していくが、途中からは社会人向け事業も展開することを目標とする。
2030年の会社の目標
9年後に会社として目指す状態は以下のものである。
4年後の会社の目標
一方、5年後に会社として目指す状態は以下のものである。
沿革
2015年
代表の竹内が週末起業という形でThe 20’sという小規模のビジネススクールを開講。当時は資産運用やマーケティングを教える実践的なビジネススクールだった。
2016年
1年間の教室運営やデロイトの人事系コンサル会社での勤務経験から日本の就活の構造的欠陥に気づき、4月15日にAvalon Consulting株式会社を登記。
最初の本店所在地は実家の八王子市、オフィスは1階に松屋のある西新宿の雑居ビルの9階だった。
資本金も身銭を切って用意した100万円しかない吹けば飛ぶような会社で、毎月の賃料を払うことで頭がいっぱいだったが、経営者向け雑誌の取材でマラソンランナーの谷川さんがオフィスを訪れてくださり、インタビュー記事が雑誌に載ったこともあった。
2017年
1年間の市場調査を経て就活塾というカテゴリーに事業ドメインを移す。
ゼロからサービスを設計し、WEBマーケティングのために6000文字を超える記事を100本以上執筆したが、その甲斐もあり9月には第一号の生徒が入塾した。
10月からは早稲田大学の名物ゼミ・大隈塾と共同で就活生向けの書籍を執筆したが、翌3月の発売以降、既に1000名以上の就活生が参照している。
2018年
サービス名をThe 20’sからホワイトアカデミーに改称し、就活塾という新カテゴリーを創出。
3月には芸能人の勝俣さんの番組に出演した他、2019年卒の生徒が全員ホワイト企業に内定し、6月にはメディアが月間35万PVに達した実績を買われ10月にコナカ株式会社と提携した。
12月にはYAHOO!ニュースでも取り上げられた。
2019年
3月の決算期前に資本金を全て自己資本で1000万円に増資し経営を安定させた。
NAVERまとめの就活塾ランキングで1位を獲得してから生徒さんが急増したので先生を外部からお呼びし、3月時点で講師5名体制になった。
6月にはオフィスを新宿パークタワー30階に移転し、高内定率・高評価・高級・高学歴・標高1位の5高を達成した。
7月頃からは就職留年を決め込んだ早慶の学生が雪崩のように流れ込んできたため、2021年卒の生徒は100名程度になる見込みである。
10月には一流企業で3年間成果を出し続けてきた卒業生がジョインした他、日本パワーエレクトロニクス協会で講演を行い、大学関係者や企業との繋がりが増え始めた。
12月には日経BP社から親御様向け書籍「子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法」が発刊され、発売開始と同時に紀伊国屋や丸善などの全国の主要書店で軒並み平積みされ、多くのウェブメディアに取り上げられる話題作となった。
生徒さんの増加に伴い、年末の時点で先生は20名まで増員した。
そしてこの年の11月ごろからYouTubeチャンネルを開設した。
2020年
正月以降、日経BP社が大々的に書籍を宣伝したことから生徒さんが急増。書籍を読んでホワイトアカデミーに入学させる親御様が後を絶たない。
3月には3度目のホワイト企業ランキングを発表し、ヤフーニュースをはじめとした多くのニュースに掲載された。
加えて、集英社のnonnoや読売新聞、その他各種メディアに多く掲載されるようになった。
さらに、7月には明治安田生命および東京海上グループなどと提携。加えて、親御様向けのオンラインサロンとパーフェクトキットをローンチ。HPも最新の形にリニューアルした。
8月から大学受験科を創生。3人入塾した生徒を全員志望校に合格させた。
ホワイトアカデミーの採用は好調で、採用プラットフォームのAnotherworksからは副業人材を効果的に活用しているとのことで特別インタビューで取り扱いいただいた。
そしてホワイトアカデミー自体も中国語対応を成し遂げた。
年末の12月には3冊目の本となるSPIの教科書が完成。向井先生による執筆。
開始したyoutubeチャンネルも12月31日時点で累計48万再生、チャンネル登録者数2800人を超えた。
2021年
1月から入塾者数が急増し、過去最高の120人を記録。
メディアについても週刊朝日から取材。いよいよ大衆紙が取材に来る会社となった。
2月には企業の福利厚生サービスとしてホワイトアカデミーを活用できるようになる。
そして2月末には4度目となるホワイト企業ランキングを発表。今回は反響がものすごく、30を超えるマスメディアに転載いただいたほか、現代ビジネスの記事ランキングでは1位を獲得し、各種会社から問い合わせが来た。
そして3月に4冊目となる書籍「就活の教科書」を出版。