【留学生の就活ガイド】外国人が日本で就職する流れと対策を徹底解説

留学生の就活ガイド外国人が日本で就職する流れと対策を徹底解説

あなたは今「外国人留学生の自分でも、本当に日本で就職できるのかな?」と不安に思っているかもしれません。

日本の歴史や安定した経済状況、質の高い生活などはとても魅力的で「このまま日本で就職したい」という想いも出てきますよね。

でも「外国人留学生の日本での就活は難しい」という情報などを目にして、自信がなくなり挑戦するべきか迷う人も多いです。

そこで、この記事では、「外国人留学生が日本で就活する際の全体の流れ」から「外国人留学生が就活を成功させるポイント」まで、詳しく解説します。

また、エントリー・応募書類・SPI(Webテスト)・面接などの就職活動の各ステップにおける、知らなきゃ損する注意ポイントもご紹介しています。

読むだけで就活成功までの流れが明確になり、外国人留学生でも日本で就職ができる強い確信が得られ、自信を持って挑戦できるようになるでしょう。

外国人留学生が日本で就活する全体の流れ

外国人留学生の就活

はじめに、外国人留学生が日本で就活する全体の流れを一覧でご紹介します。

流れ概要
①インターンシップ日本での就職活動は、実際の職場体験から始まることが多いです。インターンシップに参加することで、仕事の流れや職場の雰囲気を肌で感じることができます。

この経験が、将来どのような仕事をしたいかを明確にする手助けとなります。

②自己分析自分自身を深く理解することは、効果的な就職活動の基盤となります。

自己分析を行うことで、自分の強みや改善点を把握し、どの職種が適しているかを考えることができます。

③業界研究どの業界で働きたいかを決めるために、業界の研究をします。各業界の特徴や将来性を調べ、自分のキャリアプランに合った選択をすることが重要です。

この情報は、面接での話題やエントリーシートの記述にも役立ちます。

④職種研究職種研究を通じて、具体的な仕事内容と必要なスキルを理解します。

これにより、自分が日々どのような業務に取り組むのか、またその仕事が自分に合っているかどうかを判断する材料が得られます。

⑤企業研究働きたい企業を選ぶ際には、その企業の文化や事業内容を詳しく知ることが大切です。

企業研究をすることで、その企業が自分の価値観やキャリア目標に合っているかを確認します。

⑥エントリーエントリーとは、企業に対して「興味・関心がある」という意志を伝える行為です。

エントリーを行うと、選んだ企業から採用情報や企業情報、説明会の案内などがメールで届きます。興味がある会社へは、積極的にエントリーしていきましょう。

⑦企業説明会企業説明会は、企業が自らの事業内容や職場環境を紹介する場です。

参加することで、直接企業の人と話す機会を得られ、質問を通じてさらに深い情報を得ることができます。

⑧応募書類「エントリーシート」や「履歴書」の提出は、企業に自分を知ってもらうための重要な手段です。

これらの応募書類の提出により、企業に対して正式に採用試験を申し込む形となります。

書類には、自己PRや志望動機を記入し、なぜその企業で働きたいのかを具体的に説明しましょう。

⑨筆記試験さまざまなタイプの筆記試験を、多くの企業が採用選考の一環として行います。

この試験では、知力・学力、仕事で必要な思考力・判断力、情報処理能力・正確性などが評価されるため、事前の準備が必要です。

⑩面接面接は、企業が応募者の人柄や能力を直接確認する場です。

自分の考えや経験を明確に伝えることが求められます。

また、積極的に自分の強みをアピールし、企業に自分を理解してもらうことが重要です。

⑪内定内定とは、企業が応募者に対して最終的に採用の意志を伝えることです。

この時点で、労働条件などをよく確認し、どの企業に就職するか自分にとって最適な選択をする必要があります。

⑫在留資格の変更正式に日本の企業で働くためには、適切なビザが必要です。

留学ビザから就労ビザへの変更手続きを行う必要があります。

このような流れを経て、留学生は日本で正式に働き始めることができます。

たとえ留学生であっても1つ1つ着実に進めていけば、就活を成功させることは十分に可能ですので、安心してくださいね。

外国人留学生が就活を成功させる7つのポイント

外国人留学生の就活成功のポイント

次に、外国人留学生が就活を成功させるポイントをご紹介します。以下の7点について、順番に解説していきます。

  1. 日本の就活の仕組みと対策を理解しておく
  2. インターンシップには必ず参加する
  3. 日本語能力をできる限り高めておく
  4. 日本のビジネスマナーを知っておく
  5. 留学生向けの就活セミナーに参加する
  6. 就活エージェントに相談する
  7. あなたの経歴を求めている企業を優先的に受ける

①日本の就活の仕組みを理解しておく

日本の就活文化は他国と違う部分も多いため、日本特有の就活の仕組みを知っておくことが大切です。

例えば、日本での就活は、他の国と比べると期間が長く、選考の手順も多いのが特徴。

さらに、新しく卒業する学生を一度に多く採用する「新卒一括採用」というのも、日本特有の制度です。

日本以外の多くの国では、決まった就職時期などはなく、一年中いつでも学生を受け入れる「通年採用」が一般的。

このように、日本独特の流れや特色を理解しておくことは、就活成功に向けて非常に大切です。

外国人留学生は日本の就活で戸惑わないように、しっかりとその特徴を理解し、適切に対応する準備や心構えをしておきましょう。

②インターンシップには必ず参加する

インターンシップ

外国人留学生が就活を成功させるためには、インターンシップの経験も非常に重要です。

インターンシップを通じて、下記のようなメリットがあります

  • 日本の職場環境を確認でき、日本の企業文化やビジネスマナーを学ぶこともできる
  • 実際の業務を行う中で、ビジネスで使う日本語のスキルも自然と高まる
  • この経験が、面接やエントリーシートで自己PRをする際の強みにもなる
  • 企業と直接関わることでその後の正式な内定獲得のチャンスにも繋がる

このように外国人留学生のインターンシップ参加には多くのメリットがあるため、参加必須と言っても良いでしょう。

③日本語能力をできる限り高めておく

外国人留学生が日本で就活するにあたって、日本語能力を高めることもとても大切です。

なぜなら、日本のほとんどの企業で「日本語でのコミュニケーション」が基本とされており、ビジネスの場では、より正確で専門的な言葉遣いが求められるからです。

そのため、就活においても日本語能力が高ければ高いほど有利になります。

例えば、企業との面接やエントリーシートなどの書類作成では、日本語を正しく、かつ適切に使うことが求められます。

したがって、日本語をしっかりと学び、話す、聞く、読む、書くすべての技能をバランスよく向上させることが大切です。

特に、ビジネスの場でよく使われる専門用語や敬語の正しい使い方をマスターすることは、将来の職場でのコミュニケーションにも役立ちます。

日本語能力は、面接官に対して自己の能力を適切にアピールするためにも必須ですので、日本語学習は早い段階から入念に行っておきましょう。

④日本のビジネスマナーを知っておく

ビジネスマナー

外国人留学生が日本で就職するにあたって、日本のビジネスマナーを理解しておくことも重要です。

  • 時間を守ること
  • 敬語を適切に使うこと
  • 面接時の入退室の作法を知ること
  • お辞儀の正しい角度を身につけること

これらは、面接官に良い印象を与える基本です。

例えば、時間通りに行動することは、信頼性と尊敬の表れとされ、敬語の正しい使い方は相手に対する敬意を示します。

そして、面接時の入退室の際には、なるべく音を立てずに丁寧にドアを開閉することがマナーです。

また、お辞儀の角度は状況に応じて変わるため、臨機応変に使い分けることが求められます。

お辞儀の角度の使い分け一覧

状況・タイミングお辞儀の角度
入室時ドアを静かに閉めた後に面接官の方へ向き、30度でお辞儀をする。
椅子の横に立ち、学校名と名前を名乗った後椅子の横まで歩いて向かい、姿勢を正して椅子の横に立つ。面接官に「学校名とお名前をお願いします」と言われたら、「○○大学○○学部の○○と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」と名乗り、その後45度で深めにお辞儀をする。
着席前「どうぞ」と言われたら、「失礼いたします」と言い、15度で浅めにお辞儀をして椅子に座る。
起立時面接終了後、椅子から立ち上がった際に、「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました」とお礼を述べた後、45度で深めにお辞儀をする。
退出時退出の際、ドアの前で面接官の方へ向き、「失礼いたします」と言い、30度で丁寧にお辞儀をしてからドアを開けて退室する。

これらの行動は、面接官に対して自分が礼儀をわきまえており、組織に順応できる人物であることを示す証となります。

面接の際にこれらのマナーを守ることで、単に自己のスキルや経験を伝えるだけでなく、日本の職場文化に敬意を表しているという強い印象を面接官に与えることができるでしょう。

このような細部にわたる配慮が、就活成功の鍵となります。

⑤留学生向けの就活セミナーに参加する

外国人留学生が日本で就職活動を行う際、留学生向けの就活セミナーや合同説明会に参加することは非常に有益です。

これらのセミナーでは、留学生特有の疑問に対する情報が得られ、日本の就職活動の流れや企業が求めるスキルについて詳しく学ぶことができます。

また、留学生向けのセミナーでは、留学生ならではの履歴書の書き方や面接のコツなど、具体的な指導を受けることが可能です。

このような場に参加することで、留学生特有の不安や疑問を解消することができ、同じ留学生の立場の学生と情報を共有する機会も得られます。

⑥就活エージェントに相談する

就活エージェント

外国人留学生が就職活動する際、就活エージェントを利用することも非常に効果的です。

就活エージェントは、留学生が直面する特有の課題にも精通しており、どのような点に注意して就職活動を行うべきか具体的なアドバイスをもらうことができます。

例えば、履歴書やエントリーシートの書き方、面接の準備や練習、文化的な違いへの対応など、丁寧に指導してもらえます。

さらに、企業のニーズを理解し、あなたのスキルと経験をマッチさせることも可能です。

こういったサービスを利用することで、留学生でも、第一志望の企業からの内定を獲得できる確率がグンと高まるでしょう。

独力での就活が難しい場合や、具体的な進路が定まらない場合など、ぜひ就活エージェントの利用も検討してみてください。

⑦あなたの経歴を求めている企業を優先的に受ける

外国人留学生が就職活動を行う際には、自身の経歴が特に求められている企業を優先的に受けることも大切です。

それにより、選考を有利に勝ち進めることができるからです。

例えば、台湾からの留学生であれば、台湾の企業と取引の多い日本の会社が適しているでしょう。

このような企業では、留学生の母国の言語や市場に関する知識が重宝されるため、他の候補者にはない独自の価値を提供できます。

以上のように、あなたの経歴差が刺さる企業を探して、リストアップすることが大切です。

これにより、面接や選考過程で自分の強みをアピールしやすくなり、採用の確率が高まります。

さらには、採用された後も、自分のスキルと経験が直接役立つ場面が多く、仕事の達成感や満足度も大きくなることが期待できます。

外国人留学生が日本で就活するために必要な準備6選

外国人留学生の就活準備

次に、外国人留学生が日本で就活するために必要な事前準備についてご紹介します。以下の6点について、順番に解説していきます。

  1. 自己分析をする
  2. 業界研究をする
  3. 企業研究をする
  4. 職種研究をする
  5. N1の日本語能力検定を習得する
  6. OB・OG訪問をする

①自己分析をする

自己分析は、外国人留学生が日本で就活する際、事前に必ずやっておきたい準備の1つです。

自己分析を行うことで、自己の強みや弱み、興味や関心を明確に理解し、これを活用して自己PRや志望動機の作成に役立てることができます。

また、自己分析を通じて得た自己認識は、面接時の自己紹介や質問応答にも活用できます。

特に外国人留学生にとっては、自分の留学経験や多言語能力、多文化的な視点など、一般的な日本の学生とは異なる独自の強みを持っています。

これらを自己分析により見つけ出し、適切にアピールすることで、企業に対する魅力的な候補者としての企業に強く印象付けることが可能になります。

自己分析は就活の成功を左右する重要な要素なので、十分な時間をかけて行うことをお勧めします。

②業界研究をする

業界研究

外国人留学生が日本で就職活動を行う際、業界研究は必要不可欠です。

特に、その業界が外国人労働者に対してどのような態度を取っているかを調べることはとても重要。

業界によっては、外国人人材を積極的に受け入れているところもあれば、まだまだ外国人にとって閉ざされた感があるところもあります。

したがって、業界が外国人に開かれているかどうかを事前にチェックすることは、就職活動の効率を大いに高めます。

例えば、IT業界や旅行業界は、多文化的な背景を持つ人材を求める傾向が強く、言語スキルや異文化理解能力が高く評価されます。

一方で、伝統的な製造業や一部のサービス業では、外国人労働者の受け入れが少ない場合もあり、こうした情報を事前に知ることで、留学生は無駄な労力を省くことができます。

このように、各業界が外国人労働者にどのような姿勢を持っているかを理解することで、留学生は自分の能力や経験を活かせる可能性の高い業界を選ぶことができます。

③企業研究をする

企業研究を行う際、留学生はその企業が国際化をどの程度進めているか、また外国人社員の受け入れ体制が整っているかを詳しく調べることが大切です。

これにより、自分がその企業で働く場合の適応や活躍の可能性を事前に把握することができます。

特に、「外国人社員が活躍している事例があるかどうかを調べること」は、その企業が外国人人材をどのように受け入れ、支援しているかの良い指標となります。

例えば、自身で調べてみた結果、外国人エンジニアがプロジェクトリーダーとして大きな成功を収めているIT企業が見つかったとします。

このような情報は、その企業が実際に外国人人材に対してどれだけの機会を提供しているかを示すものであり、留学生にとって非常に参考になると言えます。

企業の国際化の進度や外国人受け入れの実績を把握することで、留学生は自身のキャリアビジョンに合った会社を見つけやすくなり、就職活動の成功に繋がります。

このように、具体的な事例をもとに企業を評価することは、留学生が日本での就職活動をスムーズに進めるために不可欠です。

④職種研究をする

職種研究

外国人留学生が日本での就職活動を行う上では、職種研究も重要です。

留学生は、職種研究をすることで自分のスキルや興味が合致する仕事を詳しく知ることができ、それぞれの職種に求められる具体的な能力や業務内容を把握することができます。

職種によっては、特定の言語能力や異文化への理解が求められることもあり、これらを事前に把握しておくことは、面接で自分の適性をアピールするためにも不可欠です。

例えば、翻訳や通訳、国際ビジネス、外国語教育などの分野では、複数の言語を操れることが直接的な職務遂行につながるため、多言語を話す留学生にとって大きな利点となります。

さらに、観光業やグローバルマーケティング、貿易関連の職種でも、外国語を話す能力は重宝されると言えます。

これらの業界では、異なる文化背景を持つ顧客やクライアントとのコミュニケーションが頻繁に行われるため、留学生の言語スキルが企業にとって貴重な資源となるのです。

このような職種に焦点を当てることで、留学生は自身の言語能力を活かし、就活を有利に進められます。

⑤N1の日本語能力検定を習得する

外国人留学生が日本での就活を成功させるためには、日本語能力検定で「N1」を取得しておくことが強く推奨されます。

N1は最も高いレベルの日本語能力を示す資格であり、多くの企業がこの資格を求職者の日本語能力の指標としています。

つまり、日本語能力検定N1を持っていると、日本の就活において格段に有利になるわけです。

この資格は、日本語での高度な読解力、聞き取り能力、そして文脈を深く詳細に理解する能力があることを証明します。

確かに、エンジニアやデザイナーのように、専門性の高いスキルを持っていれば、N3レベルでも日本の企業で活躍している人はいます。

ですが、例えば、営業職のように日本人の顧客とのコミュニケーションが必要な仕事は、ビジネスレベルの日本語が求められるため、N1がないと採用を見送られることさえあります

このように、N1は留学生が自分の日本語能力を証明し、採用される可能性を高めるための重要な要素の1つです。

したがって、日本での就職を目指す留学生は、日本語能力を高めるとともに、N1取得に向けた勉強も早めに始めていきましょう。

⑥OB・OG訪問をする

OB・OG訪問

OB・OG訪問は、外国人留学生が日本で就職活動するにおいて、重要な役割を果たします。

この訪問を通じて、留学生は先輩たちから「留学生としての特有の悩みや疑問」を聞けたり、貴重なアドバイスや具体的な業界情報を得たりすることができます。

特に外国人留学生にとっては、日本の就職市場の実情を理解し、文化的な違いに対する洞察を深める良い機会にもなるでしょう。

例えば、自分が志望する企業で実際に活躍している先輩から、「その企業がどのように外国人社員を評価しているか?」や「どのような資質が求められているか?」についての情報を得ることができます。

そして、OB・OGから直接聞く「日常の業務の流れ」や「会社の雰囲気」などの話からは、インターネットや公式の資料では分かりにくい情報を得ることもできます。

このような情報は、留学生が自己PRや志望動機をより適切に表現するための材料にもなります。

したがって、積極的にOB・OG訪問を行うことは、留学生にとって有益な就職活動の一環です。

外国人留学生が就活する際のエントリーから応募までの流れ

エントリー

外国人留学生が就活する際のエントリーから応募までの流れついて、注意点も含めて順番に解説していきます。

エントリーのやり方と注意点

外国人留学生が就活する際の、エントリーの具体的な方法と注意点を解説します。

エントリーの方法としては大きく分けて3つあります。

  1. 就職情報サイトからエントリー
  2. 各企業HPの採用ページからエントリー
  3. 企業からのダイレクトメールからのエントリー

1つずつ解説していきます。

①就職情報サイトからエントリー

就職情報サイトから、業界や職種などで企業を絞り込み、エントリーができます。

この方法の場合、複数の企業に一括エントリーすることも可能なため、就活の初期段階での企業選びには最適です。

注意点:複数の情報サイトを活用する際には、重複エントリーのないように気をつけましょう。

就職情報サイト一覧

サイト名特徴
マイナビマイナビ2024の掲載企業数は約28,000社となっており、大企業〜中小企業まで幅広く視野を広げたい人にオススメ。
リクナビマイナビ同様、多くの企業が掲載されており、企業検索〜エントリーまでを一貫して行える。
ブンナビ!特に企業の財務情報を重視した就活サイトで、東洋経済新報社の「会社四季報」のデータベースを基にした情報提供が特徴。

約8,000社の売上、利益、年収などを比較し、企業研究に役立つ深い洞察を提供している。

キャリタス就活合同説明会を全国的に開催しているため、地方にお住まいの方にとっては、イベントの参加機会を増やせる可能性あり。
ダイヤモンド就活ナビ特に地方就活生や中小企業への就職希望者に役立つサービスを提供している。

企業検索機能が充実しており、地域や業種を細かく絞って企業を検索できるため、効率的な就職活動が可能。

就職ウォーカーNet新卒採用情報を中心に提供する日本の就職情報サイト。

このサイトは特に、適職診断テストやWEBSPI3模試など、就活に必要な自己分析ツールとSPI対策を提供している点が特徴。

あさがくナビ中堅・中小企業、ベンチャー企業向けの就活サイト。このサイトは特に新卒採用に強く、独自の適職診断テストや、日本最大級の合同企業セミナー「就職博」の情報提供も行っている。

地方の学生にも積極的に情報を提供し、地方企業とのマッチングにも力を入れていることが特徴。

アクセス就活就活イベントの多さが特徴の就職ナビサイトで、特に東京、大阪、名古屋などの大都市を中心に、年間を通して多数の合同説明会イベントを開催している。

このサイトは、現役社員のインタビューを元に企業情報を検索できる点も特徴的であり、就活生がよりリアルな企業の雰囲気を知ることができる。

②各企業HPの採用ページからエントリー

各企業のHPにある採用ページからエントリーできます。

注意点各企業によりエントリーを受け付けるタイミングが異なるため、頻繁にチェックしましょう。

③企業のダイレクトメールからのエントリー

卒業予定者を対象に、企業からダイレクトメールでエントリーの案内が届くこともあります。

注意点:就活中は受け取るメールが多くなるため、見逃さないようにメールボックスも頻繁にチェックしましょう。

会社説明会の参加方法と注意点

会社説明会

外国人留学生が就活する際の、会社説明会の参加方法と注意点を解説します。

まずは、会社説明会の情報を集め、事前に予約をすることで参加できます。

会社説明会の情報収集を行う際の方法としては、以下の方法があります。

情報源概要
企業からの連絡エントリーした企業から、メールやダイレクトメッセージなどで、日程のお知らせがきます。
企業のホームページ各企業のHPにある「採用情報」の中の「新卒採用」のページに掲載があります。
就職情報サイト各サイト内に「イベント」のページがあるので、日時や地域や種別などで検索ができます。
学内掲示板キャリアセンターの掲示板のポスターに情報が掲示されることがあります。
就職情報誌キャリアセンターなどに設置されている就職関連の情報誌に情報が掲載されています。

会社説明会での各場面における注意点についても下記で一覧でまとめます。

各場面注意点
前日までの準備企業のHP(特に「経営理念・事業紹介・採用情報のページ」)を熟読したり、ニュースサイトや新聞や雑誌などで企業に関連するニュースをチェックし、企業の予習をしておきましょう。
オンライン参加の場合ネット環境が安定しているかの確認をしておくこと。また、Webカメラやイヤフォンなども事前に用意しておく。そして、開始時間前にログインできるよう余裕を持って参加しておきましょう。
持ち物について必需品:・筆記用具・メモ帳・説明会案内状・会社資料

必要があれば:・印鑑・履歴書・エントリーシート

当日の会場にて・遅刻厳禁:受付は開始10分前までに
・携帯電話:必ずマナーモードにしておく
・挨拶:人事担当者に対してだけでなく、受付やその他の場所でもしっかりと。誰がどこで見ているかわかりませんからね
・質問の際にはまず最初に名前を名乗り、大きな声で端的に質問する。回答をいただいたら必ずお礼を伝えることも忘れずに。

履歴書の書き方と注意点

履歴書には自身の基本情報や学歴などを記載していきます。

日付・写真・印鑑・氏名・生年月日・性別・現住所・連絡先・学歴・職歴・免許・資格、といった基本情報を、間違いのないように丁寧に記入・添付していきます。

志望動機や自己PRに関しても、会社への関心度や熱意が伝わるよう、簡潔に書きましょう。

各欄に記入する際の注意点についても下記で一覧でまとめます。

記入欄注意点
日付必ず「提出する日」を記載します。投函の場合は「投函する日」を記入しましょう。
写真スーツ着用の写真を貼ります。3ヶ月以内に撮影したものを使用しましょう。また春前には写真の裏面に「学校名・学部・名前」の記入を忘れずに。
印鑑印鑑(認印)がある場合、朱肉を使って押印します。傾かないように真っ直ぐ押しましょう。
現住所アパートやマンションの場合は、建物名と部屋番号まで記入しましょう。
学歴・職歴「年・月」の数字は、算用数字で記入。また、留学前に職歴がある場合は、学歴の下に職歴も記入します。
免許・資格正式名称を記入。母国で取得した資格があれば、そちらも記入します。
志望動機なぜその企業を選んだのかという明確な理由と、熱意や想いが伝わるように書きます。
自己PR自分の性格や長所など、最もアピールしたい部分を詳しく記入します。理由や長所が発揮されたわかりやすいエピソードなども記入しましょう。

エントリーシートの書き方と注意点

外国人留学生のエントリーシートの書き方

エントリーシートには、「基本情報」と「作文」の2ヶ所、記入欄があります。

基本情報については、「履歴書」と同じ内容を記入します。

作文の欄の設問は、企業によって異なりますが、よくある設問が以下の3点です。

  1. 自己PR
  2. 学生時代に力を入れたこと
  3. 志望動機

それぞれの書き方のポイントについて1つずつ解説していきます。

①「自己PR」の書き方のポイント

自己PRの記述は、採用担当者に自分を理解してもらう重要な部分です。以下のポイントに注意して書きましょう。

  • 強みや特技を具体的に示す

    自分の強みやこれまでの経験で培った特技を具体的な例とともに記述します。母国語やその他の言語スキルと、その言語能力がどのように仕事に役立つかを具体的に書くと良いでしょう。例えば、「英語と日本語のバイリンガルとして、国際的なプロジェクトでの通訳や翻訳に貢献できます」などと記述します。

  • エピソードを用いる:自己PRを語る際には、具体的なエピソードを交えるとより親近感が湧きます。日本以外の国での生活経験や教育を受けた背景を活かし、異文化理解や適応能力の高さをアピールすると良いでしょう。例えば、「異なる文化の中でコミュニケーションを取ることで、多様な背景を持つ人々と協働するスキルが身につきました」と具体的に記述しましょう。

  • 適応能力をアピールする
    留学生としての経験から、新しい環境への順応力や柔軟性をアピールします。異なる文化背景の中でどのようにして調和を保ち、目標を達成したかの具体的な事例を挙げると効果的です。

これらのポイントを踏まえて、自己PRを書くことで、留学生特有の強みを的確にアピールし、採用担当者に自分の価値を理解してもらうことができます。

②「学生時代に力を入れたこと」の書き方のポイント

「学生時代に力を入れたこと」を書く際は、以下のポイントに注意してください。

  • 具体的な経験を挙げる
    学生時代に参加したプロジェクトやクラブ活動、インターンシップなど、具体的な活動名とその中での自分の役割を明確に記述します。例えば、「大学の国際交流クラブで副会長として、異文化交流イベントを企画・運営しました」と具体的に述べることが有効です。

  • 達成した成果を強調する
    学生時代の活動を通じてどのような成果や影響を生んだかを具体的な数字や事例を用いて記述します。例えば、「イベントでは100人以上の参加者を集め、クラブメンバーの異文化理解を深めることに貢献しました」と成果を具体化することが重要です。

  • スキルの向上を示す
    学生時代の経験がどのように自己のスキル向上につながったかを示し、それがどのように将来の職務に役立つかを繋げて書きます。たとえば、「プロジェクト管理能力が向上し、異なる文化のチームメンバーと協力して目標を達成する能力が身につきました」と記述します。

これらのポイントを意識することで、留学生は自己の経験を際立たせ、エントリーシートを通じて自身の魅力を効果的に伝えることができます。

③志望動機

「志望動機」を記述する際には、以下のポイントを心掛けましょう。

  • 会社選びの理由を明確にする
    なぜその企業を選んだのか、具体的な理由を述べます。企業の文化、製品、市場での地位など、自分が魅力を感じた点を具体的に記述しましょう。

  • 自分の経験と企業のニーズを結びつける
    自己のスキルや経験が、企業のどのような課題解決に貢献できるかを具体的に書きます。例えば、「留学経験から学んだ多文化コミュニケーション能力を活かし、貴社の国際展開を支えたい」と書くと良いでしょう。

  • 熱意と誠実さを伝える
    自分の情熱やその企業で働きたいという強い意志を感じさせる言葉を選び、誠実に自分の気持ちを表現します。感情を込めた表現が、読み手の印象に強く残ります

これらのポイントに注意して、「志望動機」を書くことで、採用担当者に自分の熱意とその企業への深い理解を伝えることができます。

外国人留学生が就活する際のSPI対策の3つのポイント

外国人留学生のSPI対策

次に、外国人留学生が就活する際のSPIテスト対策のポイントについてご紹介します。以下の3点について、詳しく解説していきます。

  1. 市販の問題集を繰り返し解く
  2. 志望する企業や業界に頻出のパターンのWebテストの対策をする
  3. 新聞を読んで時事問題を知る

①市販の問題集を繰り返し解く

SPI対策の1つとして市販の問題集を繰り返し解くことは、非常に有効です。

この方法により、問題の形式や出題傾向に慣れることができます。

問題集を解くことで、時間管理のスキルも同時に養うことが可能です。

特に数的処理や言語理解などのセクションでは、短時間で正確に答える能力が求められるため、時間を計って練習することが重要です。

また、繰り返し問題を解くことで、自分の弱点を把握し、その部分を重点的に改善することができます。

例えば、数的処理で苦手な問題があれば、その種類の問題に特化した演習を増やすなど、効果的な学習計画を立てることができます。

このように、市販の問題集を用いて繰り返し練習することは、SPI試験における自信の向上にもつながり、試験当日に落ち着いて問題に取り組むことができるようになります。

ちなみに、市販の問題集は書店やネットで手に入ります。

検索すればネット上に無料のオンライン問題集もありますが、市販の問題集の方が質が高く、有料だからこそ出版社がしっかりと問題を作成しています。

無料のものはあくまで補助と考え、メインは市販の問題集を使用しましょう。

②志望する企業や業界に頻出のパターンのWebテストの対策をする

Webテスト

志望する企業や業界の頻出パターンを把握し、Webテストの対策を重ねることが重要です。

企業によって出題パターンに傾向があり、「語句の用法・文の並び替え・長文読解」などの「言語能力」が試される問題や、「推論・場合の和・確率・損益算・表の読み取り」などの「非言語能力」が試される問題などが出題されます。

SPIなどのWebテストでは、毎回類似した問題が多く出題されるため、頻出問題だけを入念に勉強しておくだけでも合格点を越えられる場合が多いです。

志望企業で出題されるWebテストの種類は、昨年度の新卒採用の経験者の投稿や掲示板などで確認することができます。

これらの情報を基にして、頻出する問題のパターンを理解し、それに対する回答を準備することで、テストの結果を大きく向上させることが可能です。

逆に、これらの準備を怠ると、採用選考の初期段階で不利な状況に置かれる可能性があります。

そのため、早期から情報収集を行い、集中的に対策を進めることで、あなたの就活成功の可能性は格段に高まるでしょう。

③性格検査の模擬テストをしておく

性格検査の模擬テストをしておくことも、SPI対策の1つです。

このテストは、応募者の性格や価値観が企業の文化や求める人物像と合致しているかを評価するために用いられます。

実は、この「性格検査」の重要性は非常に高いです。

例えば、企業によっては、この結果をもとに不採用を判断することもあるくらい。

性格検査の質問には「一貫性」が求められるため、矛盾する回答を避けることが必要です。

また、性格検査でよく評価されるのは、チームワーク、リーダーシップ、ストレス耐性などの要素。

したがって、これらの項目に対する自己評価を正確に行い、自分の強みや改善点を理解しておきましょう。

そして、繰り返し模擬テストを行うことで解答の仕方のコツを掴んでおき、自信を持って本番に臨めるようになっておきましょう。

外国人留学生が就活する際の面接対策の3つのポイント

外国人留学生の就活面接対策

 

外国人留学生が就活する際の面接対策のポイントについてご紹介します。以下の3点について、詳しく解説していきます。

  1. 日本の面接形式を知っておく
  2. 外国人就活生がよく聞かれる質問の回答を準備しておく
  3. 外国人留学生ならではの強みをアピールできるように!

①日本の面接形式を知っておく

日本の就職面接は、個別面接、グループ面接、グループディスカッション、などがあります。それぞれのポイントについてはまとめてみましたので、ご覧下さい。

面接形式評価ポイント
個人面接

応募者一人ひとりの性格や専門知識、経験に焦点が当てられます。この面接では、自己PRや志望動機がしっかりと伝えられるかが重要な評価ポイントとなります。

グループ面接複数の応募者が同時に面接を受けるため、他の人の話を聞く際の態度や時間が限られた中で端的にあなたの魅力を伝える事が求められます。

また、いくつかの質問を通して、受け答えがきちんとできるかのコミュニケーション能力も見られるので、スムーズな受け答えが切るかどうかで合否が決まります。

グループディスカッション特定のテーマについての議論や問題解決能力、そのプロセスでの発言内容や振る舞いが評価されます。

これらの形式を理解し、どの種類の面接を受けるのかを事前に確認した上で、それぞれに適した対策をとることが重要です。

②外国人就活生がよく聞かれる質問の回答を準備しておく

面接官

外国人留学生が日本での就活を行う際、面接でよく聞かれる質問の回答を準備しておくことが大切です。

事前に回答をある程度考えておけば、本番で焦らず堂々と回答でき、面接官に良い印象を与えられるからです。

例えば、留学生に対してのよくある質問としては、

  • なぜ日本で働きたいのですか?
  • どのようにして日本語を学びましたか?
  • 日本語以外に何語を話せますか?

というものがあります。

「なぜ日本で働きたいのか」という質問には、「自分が日本のどういった文化や業界に魅力を感じたか」や、「専門的なスキルを活かしたい」などの、具体的な理由を述べることが重要です。

「どのようにして日本語を学んだのか」という質問には、学んだ環境や方法、それに対する自己の努力や経験を詳細に説明し、言語習得への真剣な取り組みをアピールすると良いでしょう。

「日本語以外に何語を話せるか」という質問には、自分の母国語以外にも第二言語を話せる場合はそれもアピールしましょう。

これらの質問への準備は、ただ事実を伝えるだけではなく、自分の情熱や目標、適応能力を面接官に伝え、自己の強みを際立たせるためにも非常に重要です。

質問に対して、具体的で説得力のある答えを用意しておくことで、面接での成功に繋がります。

③外国人留学生ならではの強みをアピールできるように!

外国人留学生が日本で就活を行う際、留学生ならではの強みを必ずアピールできるようにしておきましょう。

なぜなら、日本人の応募者が持っていない、留学生独自の強みがたくさんあるからです。

特に言語スキルは、グローバル化が進む現代のビジネスシーンにおいて非常に価値が高いです。

例えば、英語と日本語のバイリンガルである場合、英語圏のクライアントとの取引で大きく貢献できるなど、具体的にアピールします。

また、異文化理解の能力も大きな強みです。

具体的に、留学経験を生かして、異なる文化背景を持つチームメンバーと効率良く協働したエピソードなどは非常に価値があります。

例えば、留学中に多国籍の学生で構成されるプロジェクトチームのリーダーを務め、文化的な障壁を乗り越えて成功に導いた経験などがあれば、多様性を重視する企業にとって魅力的です。

このように、外国人留学生としての独自の価値を明確にし、具体的な経験やエピソードと結びつけて自己PRの中で表現することで、面接官に強い印象を与えることが可能となります。

外国人留学生が日本の就活で内定獲得から入社までの流れ

内定から入社までの流れ

外国人留学生が日本の就活で内定獲得から入社までの流れを一覧でご紹介します。

項目概要
①内定通知もらい、受領の返事をする内定を受けた後、適切な期間内に丁寧な形で受領の返事を企業に送ります。感謝の意を示し、ポジティブな印象を与えることが大切です。
②労働条件を確認する内定を受けた企業から提供される労働条件、給与、福利厚生、勤務地、勤務時間などの詳細を慎重に確認し、不明点があれば、必ず確認を取りましょう。
③内定承諾と辞退の返事をする労働条件などを確認した上で、内定を正式に承諾するか、または辞退するかの返事をします。承諾の場合は改めて意志の確認を、辞退の場合は礼儀正しく理由を伝えることが大切です。
④雇用契約の締結と入社手続きをする内定承諾後、正式な雇用契約を締結し、入社に向けた手続きを進めます。必要な書類の提出や健康診断など、入社前に完了させるべき事項を確実に完了させましょう。
⑤留学ビザを就労ビザに変更する外国人留学生が日本で就職するには、留学ビザを就労ビザに変更しなければなりません。出入国在留管理局で在留資格変更の許可申請を行いましょう。
⑥入社入社日に意識を向けて、入社日までにできることをして丁寧に過ごします。企業によっては、入社日までに懇親会や内定式、入社前研修などを設定している場合があるので、スケジュールの確認漏れがないように注意しましょう。

外国人留学生が就活でよく抱く疑問

Q&A

最後に、外国人留学生が就活でよく抱く疑問にQ&A形式で具体的に回答していきます。

就職が決まらなかった場合はどうしたら良いの?

日本で学ぶ外国人留学生が、大学や専門学校を卒業してもすぐに就職が決まらなかった場合、在留資格を「留学」から「特定活動」に変更しましょう

この在留資格の変更により、最初の6か月間は日本国内で就職活動を続けることができ、その後も原則として1度だけ更新することが認められています。

更新後の在留期間も含めて、最大で1年間、就職活動を行うことができるため、卒業後も引き続き安心して就職活動を行うことが可能になります。

外国人留学生の採用に積極的な会社ってある?

外国人留学生の採用

一部の企業は、外国人留学生の採用に非常に積極的です。

海外業務のある会社や海外進出を視野に入れている会社は留学生を取りたいと考えているからです。

例えば、グローバルに展開している大手企業やIT企業は、多様な視点や言語スキルを持つ外国人留学生を重視しています。

特に、ユニクロなどのアパレル業界、ソフトバンク、楽天、メルカリなどのIT業界は外国人留学生の採用に力を入れていると言われています。

外国人留学生の採用に積極的な会社にエントリーをしていくことで、就活で有利になる可能性が高いため、そういった企業に絞って志望していくのも1つの手段と言えます。

外国人留学生向けの求人が少ない!どうすれば良い?

外国人向け就職・転職エージェントや、自身の出身国に特化した就職サイト・求人サイトを活用するのがオススメです。

外国人向け専門のエージェントは、外国人留学生向けの求人情報を多く持っているため、自分に適した求人をマッチングしてもらうことができます。

また出身国に特化した就職サイト・求人サイトを活用することで、自身の特性や強みを活かした就職活動が可能です。

これにより、採用後にも、即戦力としてに会社に貢献し活躍できる可能性も高いです。

例えば、「TENJee」という中国語を話せる人向けの求人サイトでは、中国語の能力を活かせる求人情報が多く公開されています。

これらの方法により、外国人留学生は自身の国際的な知識や母国の言語能力を活かして、日本での就活を有利に進めることができます。

日本企業で働く上での良いことと大変なことが知りたい!

良いところと大変なところ

日本企業で働くことの良い点として、まず安定性が挙げられます。

労働者の権利が保護され、福利厚生が充実していることが多いです。

また、日本の企業文化では、長期的なキャリア形成を支援する傾向があるのも、良い点と言えます。

一方で、日本企業での大変な側面としては、海外と比べて会社への帰属意識が求められる傾向にあります。一部の企業ではサービス残業や会社への滅私奉公が求められる事があります。

また、やはり一番大変な部分としては「文化の違いや言語の壁」です。

例えば、仕事以外の、上司や同僚との関係性の中で「空気を読む」というのが難しいという声は多く、どのような話をどのようなタイミングですれば良いか、日本的な感覚を掴むのは慣れるまでは大変かもしれません。

これらは特に外国人留学生にとって大きな挑戦となるでしょう。

ですが、これらの難関を乗り越えたとき、より自身のスキルアップができ、国際的なビジネス環境で成功するための貴重な経験を手に入れることができるはずです。

外国人留学生がよく就職している職業は何?

外国人留学生がよく就職している職種 (令和4年、54,447人の調査結果)は以下の通りです。

職務内容割合
翻訳・通訳16.1%
情報処理・通信技術7.7%
企画事務(マーケティング、リサーチ)7.4%
管理業務(経営者を除く)7.0%
海外取引業務6.4%
法人営業4.7%
企画事務(広報・宣伝)4.4%
介護福祉士3.7%
会計事務3.7%
生産管理3.7%
技術開発3.7%
調査研究2.3%
CADオペレーション1.9%
その他 27.1%

「翻訳・通訳」が8,792人(16.1%)で最も多く、次に「情報処理・通信技術」4,183人(7.7%)、「企画事務(マーケティング、リサーチ) 」4,036人(7,4%) 、管理業務(経営者を除く)3,813人 (7.0% )の順となっており、これら4種の職務に従事する人は合計20,824人で全体の38.2%を占めています。

以上のように、外国人留学生には、言語スキルを活かした「翻訳・通訳」の仕事が最も人気で、大きな割合を占めています。

参照:出入国在留管理庁
参照:令和4年における留学生の日本企業等への就職状況について_P12-表6

日本と海外の就活で、面接官が見るポイントの違いは?

面接官が見るポイントの違い

海外と日本で面接官が見るポイントの大きな違いは以下です。

  • 海外:即戦力としての能力やスキル重視
  • 日本:まず人柄を見て、ポテンシャル重視

海外の就活では、応募者の具体的なスキルや即戦力としての能力が重視されます。

実際の業務経験や特定の技術力が求められ、これらの能力を具体的な成果や事例を通じて証明することが評価されます。

一方、日本の企業では、応募者の人柄や将来的にどれだけ成長して貢献できるかが評価の中心です。

面接では、長期的に会社に適合するかどうかを見極めるために、コミュニケーション能力や協調性が重要視されます。

また、学習意欲や適応力などのポテンシャルも大きな判断基準です。

このように、日本と海外では見られるポイントが異なるため、留学生が日本で就活をする際には、面接官に能力のアピールをすることはもちろん、ポテンシャルもしっかりとアピールできるよう対策しておきましょう。

今回のページのまとめ

このページのまとめ

最後に、今回の内容の中で特に重要なポイントをまとめます。

  • 外国人留学生が日本で就活する全体像は「インターンシップ→自己分析→業界・職種・企業研究→エントリー→企業説明会→エントリーシート→筆記試験→面接→内定→留学ビザを就労ビザに変更」という流れ
  • 日本の就活の仕組み理解、インターンの参加、日本語能力の向上などが外国人留学生が日本で就活を成功させるために特にポイントとなる
  • あなたの経歴差が刺さる企業を探して、リストアップし、優先的に受けることも、外国人留学生の就活成功のポイント
  • N1の日本語能力検定を習得したり、OB・OG訪問をするなどの事前準備をしておくことで、外国人留学生は就活を有利に進められる
  • エントリーシートでは、言語スキルや異文化理解や適応能力の高さなど、外国人留学生の強みをアピールすることが大切
  • SPIテスト対策としては、志望する企業や業界に頻出のパターンを把握して、市販の問題を繰り返し解くことと、性格検査の模擬テストを行なっておくと良い
  • 面接ではまず日本の面接形式を理解し、留学生ならではの強みをアピールし、外国人就活生がよく聞かれる質問の回答を準備しておくことが重要

事前知識と事前準備を整えておけば、外国人留学生でも日本で就職することは十分に可能です。

むしろ、対策次第では、外国人留学生の強みを活かして、日本人学生よりも就活を有利に運ぶことすらできます。

今回お伝えしたポイントを踏まえて、早速、日本での就職活動をスタートさせましょう。

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