「自動車部品業界の現状について知りたい」
「自動車部品業界の今後とか将将来性ってどうなの?」
「自動車部品業界のホワイト企業ってどこ?」
自動車部品業界って自動車メーカーより知名度が低いためなかなか情報を集めづらいですし、何かと完成車メーカーが注目されがちですよね。
しかし、自動車メーカーを支えているのは自動車部品業界であることは言うまでもありません。
そこで今回は、
- 自動車部品業界の現状や動向、課題
- 自動車部品業界のランキング
- 自動車部品業界の今後や将来性
- 自動車部品業界のホワイト企業と内定を獲得するための志望動機のポイント
などについて解説します!
この記事を読んで、自動車部品業界の就活を有利に進めましょう!
この記事の登場人物
富田:理工学部の3年生。自己主張は苦手だが心根は優しい草食系男子。メーカーを志望して就活をしている。
白河:社会人3年目のヘッドハンター。ホワイトアカデミー在学中に内定をもらった東証一部の人材系企業で勤務。ホワイトアカデミーとは、特別講師という形で現在も付き合いが続いている。
現状や動向
自動車に使われる部品は最大3万点と、多くの企業が自動車の製造に関わっています。
また、どの分野においても部品のメーカーや商社はその顧客である完成品の市場がどう動いているかで同じように影響されています。
実際、自動車の製造原価のうち5割は部品代で占めていると言われているほど部品は非常に重要です。
現在の自動車部品業界は完成車メーカーの系列企業か独立系の企業に分かれることが多いです。
以下に各主要自動車メーカーや系列とそれに属する部品メーカーを紹介します。
トヨタ系
デンソー、アイシン精機、豊田自動織機、日本精工、ジェイテクト、豊田合成など
日産系
カルソニックカンセイ、日産車体、ジヤトコ、など
ホンダ系
テイ・エステック、エフ・シー・シー、ジーテクト、ユタカ技研、ケーヒンなど
独立系
スタンレー電気、ニッパツ、曙ブレーキ工業、ユニプレス、矢崎総業、タチエスなど
市場規模
以下は自動車部品業界の市場規模になります。
上記は2016年10月期~2017年9月期のデータ
出典:自動車部品関連メーカー業績動向調査(http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20180514_01.html)
棒グラフは極端に上昇していますが、ここ近年での市場規模は約33兆円になります。しかし、利益が減少傾向にあり、部品を販売するにあたっての費用が増加しています。
国内では、自動車の販売不振もあり今後は海外への売上が高くなる傾向にあります。
業界の再編
今までは、系列の自動車メーカーに部品を納入するケースが頻繁にありましたが、現在の自動車部品業界は再編される兆しにあります。
主な理由は以下の2つであると考えられます。
①自動車メーカーのコスト削減による系列外メーカーからの部品採用
②自動車部品メーカーが親会社の完成車メーカーの売り上げに左右されない体制を整えるため
実際に以下の記事でもこのようなことが言われています。
サプライヤー側としても、いろいろなメーカーに同様の部品を大量に供給することで、車1台当たりにかかる部品の開発費などの固定費を軽減する効果が期待できる。
そうなってくると、今度は系列を超えてサプライヤー同士のグローバルでの競争がこれまで以上に激化し、合従連衡も進む。
すでに、ホンダ系の日信工業がAutoliv社との提携を発表するなどの動きが出ている。
出典:PRESIDENT Online 再編の波が迫る自動車部品業界(https://president.jp/articles/-/18475)
※サプライヤー:部品、資材などの供給元。ここでは自動車部品会社を指します。
このようにして現在の系列企業からの部品の注文だけでなく系列外、海外への販売網を拡大する動きが出てきています。
ランキング
ここまで、自動車部品業界の現状や動向について解説しました。ここからは、自動車部品業界のランキングを紹介します。
国内ランキング
以下は自動車部品業界の国内ランキングです。
平成27~28年時点の自動車部品企業売上高ランキング
- 1位:デンソー 4兆5,245億円
- 2位:アイシン精機 3兆2,431億円
- 3位:豊田自動織機 2兆2,289億円
- 4位:トヨタ紡織 1兆4,157億円
- 5位:ジェイテクト 1兆3,999億円
- 6位:カルソニックカンセイ 1兆533億円
- 7位:日本精工 9,753億円
- 8位:小糸製作所 8,134億円
- 9位:豊田合成 7,818億円
- 10位:NOK 7,461億円
出典:業界動向 自動車部品業界(https://gyokai-search.com/4-car-buhin-uriage.htm)
このランキングだとデンソーが首位、トヨタ系列の企業が上位にいる傾向にあります。
世界ランキング
自動車関係の産業は海外に目を向けなければいけません。
ここでは、海外企業についても押さえておきましょう。
2013~2014年の自動車部品世界ランキング
- 1位:ロバート・ボッシュ(ドイツ)401億8300万ドル
- 2位:デンソー(日本)358億4900万ドル
- 3位:マグナ・インターナショナル(カナダ)347億3500万ドル
- 4位:コンチネンタル(ドイツ)335億ドル
- 5位:アイシン精機(日本)271億2500万ドル
- 6位:ヒュンダイ・モービス(韓国)246億7700万ドル
- 7位:フォルシア(フランス)239億5000万ドル
- 8位:ジョンソンコントロールズ(米国)234億4000万ドル
- 9位:ZFフリードリヒスハーフェン(ドイツ)204億3400万ドル
- 10位:リアコーポレーション(米国)162億3400万ドル
- 11位:TRWオートモティブ・ホールディングス(米国)161億4700万ドル
- 12位:矢崎総業(日本)156億ドル
- 13位:デルファイ・コーポレーション(米国)154億7500万ドル
- 14位:ヴァレオ(フランス)136億6600万ドル
- 15位:住友電気工業(日本)128億5100万ドル
- 16位:BASF(ドイツ)123億5100万ドル
- 17位:ジェイテクト(日本)113億5100万ドル
- 18位:トヨタ紡織(日本)94億8200万ドル
- 19位:オートリブ(スウェーデン)88億300万ドル
- 20位:日立オートモティブシステムズ(日本)87億6000万ドル
出典:ビジネス+IT 自動車部品の世界ランキング(https://www.sbbit.jp/article/cont1/28822)
世界的に見ると、ドイツと日本が上位に位置しており、上位20社では日本企業が奮闘していますね。
年収ランキング
自動車部品業界の年収はどれくらいなのでしょうか? ちなみに、業界の平均年収は550万円です。
以下は国内の自動車部品業界の年収ランキングです。
2015年度自動車部品業界の年収ランキング
- 1位:デンソー 834.4万円
- 2位:住友電気工業 788万円
- 3位:豊田自動織機 778.9万円
- 4位:日本精工 768.9万円
- 5位:アイシン精機 710.1万円
- 6位:ニッパツ 709.3万円
- 7位:NOK 708.1万円
- 8位:NTN 700.6万円
- 9位:ジェイテクト 698.8万円
- 10位:テイ・エステック 694.7万円
出典:AUTOMOTIVES JOBS 自動車部品メーカー・年収比較(https://automotive.ten-navi.com/article/29413/)
国内売上高ランキングでも首位だったデンソーが年収ランキングでも首位でした。自動車部品業界の企業は全体的に高年収の傾向がありますね。
4つの仕事内容
多くの会社は自動車メーカーの系列となっており、自動車メーカーからの案件を請け負っているパターンが多いです。
そのため、自動車メーカーが追求する品質を確保することが最重要です。
ここからは、自動車部品業界の仕事内容について紹介します。
仕事内容①技術(研究開発・品質保証など)
顧客の要望を応えられるように部品の開発を行っています。競合との差別化や今後の市場のニーズはどうなっているかという調査も必要となります。
今後は近年のEV・自動運転・IoTなどのニーズに応えられる製品を作る必要があります。
仕事内容②生産(製造・生産管理など)
この仕事では、実際に開発されて検査などを通過した製品を生産していく仕事になります。
生産には後述する「購買」と調整してどれくらいの価格と数量でいつまでに供給できそうか計画を立てて実行します。
仕事内容③購買
購買は部品の開発・製造に必要な部材を調達する役割を持っています。そのため、生産部門と話し合って必要な数量をどれくらいの価格でいつまでに納品できそうかをヒアリングした後に取引先と交渉します。
購買においてはコストダウンを目的に、より安価で品質の良い部材などを調達してくる必要があります。そのためにも系列外や海外への発注をしていくことが重要です。
自社の部品生産をより早く安く行えるようにするために、交渉力が求められます。
仕事内容④営業
主に自動車メーカー、自動車部品商社に自社の製品を販売します。
ときには顧客の要望に応えるため、自社の生産部門と価格、納期、数量などの調整を行います。
今後は自動車部品の販売網を拡大することが重要になってきており、購買と同じように系列外の企業や海外への営業が重要になります。
業界の課題
ここまで、自動車部品業界の仕事内容について解説しました。ここからは、自動車部品業界の課題について解説します。
課題①徹底すべき品質管理
近年での自動車業界の不正などを見ると、品質管理を徹底すべきだと考えられ、完成車に不備があった場合は人の命に関係するため業界として責任重大です。
業界としてはコスト削減を目指していくも、それが品質に影響している可能性が。
リコールが起きた場合は企業としての信頼を失うだけでなく、莫大な損失を生み出すため、それを防ぐために徹底した品質管理が今後も課題となるでしょう。
課題②国内市場の縮小
国内の自動車販売台数の不振などにより、国内市場は縮小傾向にあります。今後は国外市場を勝ち獲れるかどうかが企業の明暗を分けます。
自動車メーカー同様に部品メーカーも国内市場で出していた売上をどうやって補填するかが今後の課題だと考えられます。
課題③EV・自動運転などの最先端技術への対応
今後はディーゼル車の廃止とともにEVが台頭する時代になります。
特に、日本の自動車メーカーは他国に先を行かれている状況にあり、系列企業である自動車部品メーカーも早急に最先端技術を駆使した自動車に対応できる体制を整える必要があります。
業界のニュース
ここまで、自動車部品業界の課題について解説しました。ここからは、自動車部品業界のニュースについて解説します。
ニュース①半導体が品薄で高騰化
日本経済新聞によると、半導体が品薄状態に続いている状況にあり価格の高騰が起きているそうです。
自動運転向けの半導体が売れてきて品薄状態になっていますが、買い手としてはコストが上がる要因の1つになり得ます。
電子部品メーカーにとっては収益を拡大できるチャンスにあると考えられ、今後もEV本格化に向けて電子部品業界との取引は増加するでしょう。
ニュース②豊田合成、2019年1月新部署設立
日本経済新聞によると、豊田合成は「スタートアップ投資企画室」を2019年1月に設立すると発表。
将来有望な自動運転や医療・産業ロボットに向けて技術を取り込む予定で、他産業へのつながりも拡大していきます。
また、自動運転に対応した部品の開発も考えており、企業への投資も盛んになると考えられます。
将来性や今後
ここまで、自動車部品業界のニュースについて解説しました。業界内では他業界との取引、特に電子部品業界やIT業界などが増加します。
また、今後の自動車部品業界は海外展開を通して新規開拓が多くなり、“将来性はある”と考えられます。
しかし、将来性がある企業は技術革新についていけているかに限ります。以下では、自動車部品業界の今後について解説します。
今後①最先端技術で生きる部品、死ぬ部品
今までの自動車は内燃機関などのエンジンで動いていましたが、EV化が本格的になると内燃機関、それに関する部品は不要になり、モーター、電池に変わります。
また、自動運転に必要なソフトウェア開発する企業は生き残ると考えられ、タイヤは自動車に必須であるため生き残るでしょう。
以下に今後のEV化によって必要となる部品、不要となる部品について紹介します。
EV化で今後必要となる部品
- 駆動用バッテリー
- 駆動用モーター
- タイヤ
- その他EV・自動運転にかかわる部品
EV化で不要となる部品
- エンジン系部品
- パワートレイン部品
- スパークプラグなどのエンジン電装品
そのため、どんな企業が就職するにあたって有望化を見定める必要があります。
以下では、三菱モルガンスタンレー証券が発表したレポートによる「EV化で不要になる部品の売上依存度」について上位10社をまとめてみました。
- 1位:愛三工業 90%
- 2位:エクセディ 86%
- 3位:日本特殊陶業 83%
- 4位:アイシン精機 55%
- 5位:エフ・シー・シー 52%
- 6位:武蔵精密工業 52%
- 7位:住友理工 51%
- 8位:フタバ産業 50%
- 9位:デンソー 39%
- 10位:ケーヒン 30%
出典:三菱UFJモルガンスタンレー証券レポート「非連続イノベーションが自動車産業に迫る 100 年ぶりの大変革【部品編】 」経済産業省より 2016年10月6日(http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sansei/jizokuteki_esg/pdf/005_s05_00.pdf)
就活を行うにあたってもどんな企業に就職すべきか大事な指標になっていきますね。
※注意していただきたいのは、EV化したら即座に不要になるわけではないうえに新興国向けの部品供給で売上が拡大している企業もあるため、国によってEVの普及率は異なると考えられます。
今後②部品の共通化
部品の共通化とは、「今まではそれぞれの車種に対して専用の部品を使用していたのに対して、今後は同じ部品にして、1種類に統一する」ということです。
今までは、親会社の自動車メーカー専用の部品を製造して供給していましたが、どの自動車メーカーにも統一した品質にすることで以下のようなメリットが得られます。
- 従来よりも低コストで大量生産できる
- 開発コストの削減
- 納期の短縮
③納期の短縮は自動車の開発~販売という流れの中であらためて部品の設計や開発をする必要がなくなります。
納期が短縮すればそれだけ早く自動車を市場に投入できます。
今後③部品メーカーの独立と加速する海外展開
自動車業界の再編でも説明したように、自動車メーカーのコスト削減等により、系列外からの部品採用が目立ってきています。
部品メーカーは系列の自動車メーカーから注文を受けることが減少するため、自動車メーカーの売り上げに左右されない状況を作る必要があります。
また、先進国市場より新興国市場の自動車の需要は爆発的に伸びており、世界1と言われる自動車市場は中国と言われているほど自動車の需要は新興国、特にアジアに傾いています。
世界中の自動車メーカーが新興国市場の獲得に向けているため、自動車部品も同じように新興国への海外展開は加速します。
ホワイト企業はコレだ!
ここまで、自動車部品業界の今後について解説しました。自動車部品業界は自動車業界を支える業界であるため、自動車業界よりは目立つ企業も多くないのかもしれません。
しかし、ホワイト企業が多い業界の1つでもあると考えられます。
ここからは自動車部品業界のホワイト企業を3つ紹介します。
ホワイト企業①日立オートモティブシステムズ
OpenWorkの評価によると、日立オートモティブシステムズは有給消化率は5割を越えており、休みを取りやすい環境にあると考えられます。
また、2018年は経済産業省の健康経営優良法人(ホワイト500)に認定されました。
ホワイト企業②アイシン精機
OpenWorkによると残業時間は約30時間/月で有給消化率は約9割と非常に高い水準です。
また、上記で説明した年収ランキングでも5位に位置しているため、そのホワイト度は素晴らしいものですね。
ホワイト企業③ジェイテクト
OpenWorkによると残業時間が26.3時間/月と短く、有給消化率は6割を越えています。上記の年収ランキングでは9位に位置するほど高い年収を誇っています。
近年では「ダイバーシティ教育」等にも力を入れ、女性の積極採用も行っており、かなり働きやすい環境にあると考えられます。
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志望動機
ここまで、自動車部品業界のホワイト企業を紹介しました。ホワイト企業から内定を獲得するには、人事の心に響く志望動機を完成させなければいけません。
ここからは、自動車部品業界の志望動機を攻略するためのポイントや事例について解説します。
志望動機のポイント①その会社じゃないといけない理由を明確にする
どの業界でも同じですが、「その会社じゃないといけない理由を明確にする」ことが大切です。
自動車部品業界は企業数が多く、差別化をすることが大変かと思います。その中で企業研究をしっかり行っていくことが大切です。
入念な企業研究がより質の高い志望動機を作り上げ、他の就活生との差をつけることができます。
志望動機のポイント②自分の強みを活かそう
「あなたの強みは何ですか?」この質問はよく聞かれることであり、人は誰でも何かしらの「強み」があるはずです。
志望動機で職種に関することを書くのであれば、強みを絡めることで仕事への姿勢などを評価されるでしょう。
仕事選びには、「やりたいこと」を見つけること以上に自分の強みを発見してその企業でどのように活かせそうかを考えておくことが大事です。
企業が人材を採る理由は利益を出す人材が欲しいからです。強みを活かした働き方であれば、より利益を出しやすい人材として見込まれることは間違いないです。
「自分の強みってなんだろ?」というあなたには、自己分析をしておくことをお勧めします。
志望動機の事例
ここからは、志望動機の事例を見ていきましょう。
以下は通過した志望動機の例です。
私が最初に貴社に興味を持ったのは、所属するサークルの先輩が非常に活き活きと働いているからです。
そして貴社を知っていく中で、「光に勝つ」というビジョンの下、光の持つ可能性を最大限に引き出して多様な市場・顧客に対応していく貴社のチャレンジスピリット溢れる姿勢に興味を惹かれました。
加えて、新入社員研修が一年という長さであることから、「人」を大切にする会社であると強く感じました。
そうした環境で働くことができれば、先輩や同期と共に常に向上心を持って全力かつ前向きに仕事に打ち込むことができると思い、貴社に魅力を感じました。
また、志望職種としては営業を希望します。なぜなら、これまでの人生で培ってきた対人対応力や、異なる環境にも積極的に溶け込み信頼関係を構築できる特性を活かせると考えたからです。
この自身の特徴を活かして、社内外の人と積極的に関わり、新たなモノづくりの発展に寄与したいと考えています。
上記の例だと、営業で自分の強みを活かせることを挙げているため分かりやすいですね。
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就活を有利にする業界研究の本4選
ここまで、自動車部品業界の志望動機について解説しました。
多くの就活生はネットで業界研究を終わらせてしまいがちですが、就活を有利に進めるにはより専門的な情報を持つことで「お、この就活生はちゃんと勉強しているな」と、企業の方から良い印象を受けることもあります。
専門的な情報を得るにあたって本を活用すると、より深い業界研究になります。
ここからは、自動車部品業界の研究を深めて就活を有利にする本を紹介します。
本①日本vs.アメリカvs.欧州 自動車世界戦争
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現在から今後についての自動車業界の動向が記載されており、業界研究が深まります。
業界最古参の記者による徹底した取材から得た貴重な情報が”溢れるほどに掲載されている”この1冊で、どの就活生よりも内定に大幅に近づきます。
本②自動車業界の動向としくみがよ~くわかる本
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自動車部品業界の顧客は自動車業界であるため、部品メーカーなどは自動車業界の業績に左右されます。
ですので、自動車業界の仕組みを理解することで部品業界の立ち位置等も理解しやすくなります。
本③2022年の次世代自動車産業 異業種戦争の攻防と日本の活路
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日本vs.アメリカvs.欧州 自動車世界戦争と同じような、今後の自動車産業についての動向が掲載されています。
また、ドイツ、米国、中国などの大きな市場を持つ国々の動向、Google、Amazon、Appleと自動車産業の関係についてなども掲載されています。
自動車が他産業と提携してどのような変革が起きるか、という事も解説されており、自動車産業だけでなく、他産業にも興味のある方にはオススメの1冊です。
本④決定版 EVシフト
(書影からAmazonに飛べます)
欧州などを筆頭にディーゼル車の販売禁止する政策が打ち出され、本格的にEVに需要が変わる時代になります。
その中で、どのようにEVが進んでいくのか、世界各国、自動車メーカーの動きなどが記載されています。
EVについて知ること=業界の今後を理解することになります。EVの理解と業界の今後が気になるあなたには必読の1冊です。
優良企業がたくさん
今回は自動車部品業界について解説しました。
自動車となると完成車に注目してしまいますが、自動車部品にも注目すべき優良企業が多くあります。
一見地味に見えるような業界ですが、今後は海外との競争が激化するため刺激的な業界になるでしょう。
富田くんは自動車メーカーと部品メーカー、どちらの内定を勝ち獲るのでしょうか?
今後の就職活動も楽しみですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。