ビジコンで優勝し学生起業を成功させるために必要な3つのこととは?

指を指すスーツ姿の女性

就活ではビジコンや学生起業の経験が自己PRとして大いに重宝しますが、あなたはどうすればそれらが上手くいくか知っていますか?

この記事では、私が実際にビジコンで優勝し学生起業を成功させた経験に基づき必勝法をご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!

この記事を書いた人:竹内健登

竹内校長の写真就活塾ホワイトアカデミー校長。デロイトトーマツグループの人材戦略コンサルタントを経て現在は就活コンサルタントとして活躍。

数学検定1級保持者で東京大学工学部卒にもかかわらず、自身の就活に失敗し就職留年した経験から企業の人材戦略の道へ。

新卒の学生が一流企業に内定するための独自の方法論と、3年後離職率・OpenWorkでの評価・帝国データバンクの評点を用いた客観的視点から日夜ホワイト企業を研究。

子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法研究内容を自社メディアで掲載したところ、就活生や親御様の間で話題となり、月間で35万PVを達成した。

現在も、塾生がカリキュラムを消化したものの、ホワイト企業の内定を1社も得られなければ授業料を全額返金という方針で、上位大学だけでなく、全国幅広い大学の学生の就活指導を行なっている。

「就職浪人からANAグループに内定した! 」「留年すれすれから日本IBMに内定! 」「指導を受けた次の日から大手企業の面接で落ちなくなった! 」など、喜びの声多数。

著書に「子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法」(日経BP社)がある。

ビジコンで勝つためのポイント

ビジコンで多くのプランがしっくりこないのは、アイデアが突飛で実現可能性が感じられないからです。

経営戦略は非常に甘かったとしても、ファイナンスやマーケティング、PRまできっちりと考えたものであれば十分に実現可能性があります

例えば、流通業界に一石を投じるようなビジネスプランを考えてくださいというお題であれば、発送する際の梱包が面倒だからそれを肩代わりしてあげる代わりにお金を頂戴するという誰でも考え付くアイデアで問題ありませんが、それを形にしてプレゼンできるかで勝敗は分かれます。

ここに学生の考える起業と実際のビジネスとの差があるのですが、実は学生が考える起業と実際のビジネスで大きく乖離している点が3つあり、この3つを押さえずにビジネスをすると大変なことになります。

逆に、この3つを押さえておけば、とんとん拍子に事業が進む可能性が上がるので、ここからはそれらについて解説していきます。

アイデア<スキル

アイデアがあれば起業できるんじゃないかと思う学生が多いですが、これが典型的な間違いです。

アイデアだけで起業は絶対にできませんし、そもそもアイデアだけで起業できたら世の中のほとんどの人が起業できてしまうことになるでしょう。

アイデアを具現化する力、要するにアイデアをサービスにしてお客にアプローチし、契約を決め中身を作っていくという一連のことがこなせなければ事業として存続することはあり得ないので、マーケティングは必要不可欠です。

マーケティングスキルなくして成功はあり得ないので、アイデアをいつまでも追いかけるのではなく、それを具現化する力を身に着けましょう。

時間配分の法則 〜開発2割、セールス8割〜

良い商品があれば成功するはずだ! だから商品づくりに最大の労力をかければいける! と思っていないでしょうか?

あなたにお金を払うのはお客ですが、お客は待っていれば勝手に来るわけではありません

そもそもお客はあなたの会社のことなんて知らないし、商品が良いかなんてのも全く分かりませんが、世の中の人はサービスを受ける側の視点に回り過ぎて自分が仕掛け役になった時のことを全然考えていないです。

企業活動で一番大事なのはお客を創造すること、つまり、仕事は自分で取りに行って売って売って売りまくることです。

そうやって業績を上げないと社会貢献も社員の給料を上げることもできません。

サービスを作っていても売らなければ会社は潰れるので、サービスを作るのは2割でよく、売ることが企業活動の8割を占めることをきちんと理解しましょう。

広告を出してもお客は全然来ない

とりあえずフェイスブックとかイベントで広告を出しておけばお客が勝手に来るんじゃないかと思っていると危険な目に遭います。

1000人が広告を見て30人が実際にイベントに来たとすると反応率は3%になりますが、そもそも広告を見てくれる人は100人に1人くらいなので、広告は100000人にアプローチするくらい出す必要があり、これだけの人数にアプローチする広告を打つには莫大な経費が掛かります

100人をイベントに招待したら何とかなるだろうというのは甘い考えで、100人を招待してもおそらく2,3人しかイベントには来ないでしょうから、膨大な量の顧客リストが欲しかったら膨大な金が要ります。

先ほどの例だと、100000人のお客にネット広告でアプローチするのに1人当たりのクリック単価を100〜1000円とすると、100万〜1000万円はないと正直、広告としてお話にならないですが、起業時にそんなお金はないので、結局、自分で足を運んでなんとかお客を連れてくるしかありません。

全ては泥臭い作業の繰り返しの結果、生まれるものなのです。

起業にはマジックなんて存在しないし、泥臭い作業の連続でしかない

アイデアが良ければ成功するなんてことはないので、とにかくアイデアを形にする力をつけ、マーケティングを極めることが成功への最短の近道です。

この記事を参考にして、あなたもビジコンや学生起業を成功させてくださいね!