これで完璧!就活筆記試験を通過するための対策まとめ

就活で行われる筆記試験をネックに感じている就活生が多いようです。

「筆記試験なんて受験以来だ。」
「筆記試験対策が大変と聞いたけれど本当?」

などなど、就活生を悩ませている筆記試験とは一体なんでしょうか。

今回は、就活で行われる主要な筆記試験の問題形式と対策についてまとめました。筆記試験対策をバッチリして就活に臨んでくださいね。

この記事を書いた人:「ホワイト企業への道」編集部

編集長の白河を筆頭に、「人材紹介会社や大学のキャリアセンターでは教えてくれない、就職活動の本当の情報」を書いていくライター集団。

人材紹介会社の不都合な真実を暴き、就活生・転職者のために役に立つ情報だけを徹底的に公開していく。

筆記試験とは?

企業の選考プロセスの1つ

筆記試験の多くは企業の採用プロセスのうち比較的最初の段階で行われます。

たいていの場合はESWeb適性検査を突破した次の段階として行われるケースが多いです。

この筆記試験の目的ですが、企業が受験生をある程度ふるいにかけるために行われると言われています。

つまり、一定程度の点数をとれないと足切りにあい、落とされてしまうということになります

加えて、学力だけを測る試験だけでなく性格適性検査のようなものが行われる場合もあるので対策と心づもりが必須と言えるでしょう。

問われる一般常識

就活における筆記試験では数学や国語、英語のような科目別の試験ではなく「一般常識」として問題が出題される場合が多くあります。

この一般常識では問題としてはそこまで難易度は高くないですが読解力や思考力、処理能力が求められる傾向にあります。

SPIなどの適性検査で出題されてきた問題に近いものが出ると考えて大丈夫です。

企業や業界によっては一般常識として時事に関する問題やその企業にゆかりのある土地に関する問題などが出題される場合もあります。

特にテレビや新聞などのマスコミ業界の筆記試験ではこの傾向が強く、学力を測る問題よりも時事問題が多く出題される傾向にあります。

落ちる確率

では実際にどのくらいの人数が筆記試験で落ちてしまうのでしょうか。

実際に私が今まで受けてきた企業の中で筆記試験を課されたのは全体の約50%ほどです。

これは受ける業界によって大きく違ってくるので一概には言えませんが、私自身はマスコミ業界を志望していたので、特に新聞社の場合は選考過程に必ず筆記試験がありました。

マスコミ以外の業界で見ると、あくまで最低限の学力が備わっているかの確認程度だという認識で、筆記試験で落とされることはまず無かったです。

しかしマスコミの場合は筆記試験で高いボーダーを設定し受験者の数を一気に減らしてくるので全体の約70~80%の人は落ちてしまうような印象があります。

パターン別対策①SPI

SPIの問題形式

SPIの問題は言語、非言語、性格適性検査の3つにわかれている形式をとっています。

受験方式もペーパーテストだけでなく自宅のパソコンを使って受験するものや、決まった会場で受験するテストセンター方式など様々な方法があります。

問題のレベルは前述の通り学力をあまり要求されず、中学生レベルでも解けるような難易度になっています。

問題の難しさというよりかは、いかに短い時間で多くの問題を解けるか、処理能力や判断能力を問われている印象が強くあります。

SPI模試が効果的

SPIは先ほども書いた通り、短い制限時間と問題数がとても多いことが特徴です。

しかしいくら時間が足りないと言っても最後まで全ての問題を解ききることがとても大切になってきます。

その為には早く問題を解くための「慣れ」が重要になってきます。

この「慣れ」ですが就職活動中に筆記試験を幾度となく課されることによって身についてきますが、本番でレベルアップしていては多くの企業で次の選考に進むチャンスを失ってしまうことに繋がりかねません。

その為にもSPI模試などを利用することが効果的と言えます。

このSPI模試ですがネット上でも検索すれば無料で受けられるサイトがいくつも出てきます。

これらを取り入れ、数をこなし出題形式に慣れることが大切ですが実際の筆記試験ではWeb上ではなく紙の問題と向かい合うことになります。

更に本格的な慣れを求める場合は大学の就職課で行われるSPI模試を利用することをおすすめします。

実際にパソコンで受験するのと違い、筆記試験会場では場合によっては100人を超える受験生が一斉に同じ問題に取り掛かります。

その空気感にも慣れておかないと周りに圧倒されて緊張してしまい本来の力を発揮できなくなる可能性があります

なので是非、大学の就職課のSPI関連の情報は常にチェックするようにすることを薦めます。

SPI対策にお勧めの本

私自身がSPI対策として活用していた本は2つあり、一つは洋泉社の「この業界・企業でこの採用テストが使われている」もう1つは成美堂出版の「SPIクリア問題集」です。

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前者はSPIだけでなく他の適性検査についても網羅的に掲載されているので適性検査の必携バイブルとも言えます。

後者については値段が比較的安価で、それでいて掲載されている問題の量は圧倒的なのでコスパ重視の方はこちらをおすすめします。

パターン別対策②玉手箱

玉手箱の問題形式

試験はSPIだけではありません。適性検査でお馴染みの玉手箱が用いられるケースもあります。

玉手箱もSPI同様、問題量が多いですが、その難しさは中学生レベルとなっており比較的問題自体の難易度は低いと言えます。

しかし出題形式に少し特徴的なものがあり、言語問題では長文を読んで与えられた設問文が

A 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい」
B 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている」
C 本文から論理的に考えて、設問文が正しいか間違っているかは判断できない」

を選択するような論理的思考力が問われる問題が出題される場合があります。

あまり深く考えすぎるとどの選択肢も正しいような正しくないような気がして、混乱に陥ってしまうので注意が必要です。

非言語問題では四則計算の穴抜け問題が特徴的であり、単純な学力とは少し違う「早く計算する能力」つまり素早い処理能力が求められます。

問題を早く正確に処理しよう

以上のように玉手箱についてもSPIと同じように早く正確に問題を処理していく能力、言語問題では特に論理的に文章を読み解く能力が求められています。

言語問題の長文問題ではかなり長い文章題が出題されるので最初から最後までじっくり読んでいては時間がかかり過ぎてしまいます。

ある程度飛ばし読みをし、要点を抑えながら読む、設問文を先に読み、問われることを頭に入れた状態で読むなどのコツが必要となってきます。

玉手箱対策におすすめの本

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玉手箱対策には同じく洋泉社の「8割が落とされるWebテスト完全突破法」シリーズの「玉手箱・C-GAB」がオススメです。

玉手箱、C-GABの問題形式を網羅しており、実際の受験者の意見に基づいて作成されているため本番に近い問題になっています。

先ほどの「この業界、この企業でこの採用テストが使われている」と合わせて使うとより企業に沿った対策が出来るでしょう。

素早い数的処理能力などは日頃のSPI対策と近いので、SPI対策をしながら玉手箱の言語問題対策をすると良いでしょう。

長文対策は、新聞や本を多く読むことで自然と身についてきます。これは時事問題対策としてもおすすめですよ。

パターン別対策③TG-WEB

TG-WEBの問題形式

そして次にSPI、玉手箱と並ぶメジャーな適性検査TG-WEBについて見ていきましょう。

TG-WEBの特徴としてはSPIや玉手箱と違い問題自体の難易度が比較的高めに設定されています。

問題が難しいと聞いて拒否反応を示してしまう人もいるかもしれませんが、先の2つとは異なり問題量自体は少なめとなっており、1問あたりに割くことができる時間もある程度は長くなっています。

TG-WEBは計数問題に特徴があり、立方体の展開図について正しいものを選ぶような展開図問題であったり、いくつかの単語が提示されそれぞれに対応したアルファベットなどが出され、その変換傾向を読み取る暗号問題が特徴的です。

展開図問題に関しては事前に問題集などである程度慣れておく必要があります。

暗号問題に関しては慣れというよりもひらめきが求められます。

深く考えすぎるのではなく、煮詰まってしまったらふっと一息ついて頭を整理してから問題に向き合うような解答方法も効果的でしょう。

出題形式に慣れよう

TG-WEBで厄介なのはやはり図形問題です。

計算能力などではなく、空間把握能力や思考の柔軟性を問われる形になっています。

SPIや玉手箱と違いあまり時間に追われるような場面は多くないと言えるのでゆっくりと慎重に解いていきましょう。

問題数が少ないということは一見良いことのようにも思えますが、それだけ1問あたりの点数のウェイトが大きいとも解釈できます。

1つ1つ間違わないように解いていく慎重さが求められるでしょう。

TG-WEB対策におすすめの本

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TG-WEB対策に関しても洋泉社の「この業界・企業でこの採用テストが使われている」である程度の対策は可能です。

重要なポイントとなる図形問題に関してもしっかりと解説されています。

これだけでは物足りない!と感じる人はSPIノートの会「TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター対策用 Webテスト完全突破法」のシリーズをおすすめします。

問題の掲載量と解説がしっかりとなされているので対策にもってこいと言えるでしょう。

当日の服装はどうすればいい?

意外と知られていないのが「筆記試験受験時の服装」。

やはり就活の一環だからスーツで行くべきなのか?

試験を受けるだけだから私服でもいい?

気になる方は多くいると思います。

数多く筆記試験を受験してきた私の体験談ですが、筆記試験の服装は基本的に何でも大丈夫な印象です。

といってもあまりに緩すぎる格好はNGです。

あくまでビジネスの場と考え、私服を選択するにしても襟付きのシャツを選びましょう。

しかしながらほとんどの会場では企業の指定が無くても大半の受験生がスーツを着用しています。

悩むようであれば面接などと変わらずスーツで行くのが無難と言えるでしょう。

しかし緊張や受験会場の熱気で暑くなったり息苦しく感じる場合もあります。

試験中は上着を脱いだり腕まくりをするなど各々で温度調節を図れるようにしておきましょう。

テストセンターについてはあくまでも企業と独立した別の会場で受験するのでほとんどの受験生が私服のラフな格好で受験しています。

こちらの場合はスーツを着ていく必要は一切ないので度を過ぎない程度にリラックスできる格好で臨みましょう。

早めに慣れよう

筆記試験をはじめ、いくつかの適性検査について書いてきましたが、重要なポイントとしては、それぞれの問題の特徴を捉え、慣れておくことです。

慣れておくことによって本番での緊張も和らいで、リラックスした状態で試験に取り掛かることができます。

逆に問題の傾向を知って慣れておかないと、見たことがない形式の問題に直面したときに焦ってしまう可能性があります。

どの適性試験、問題を解く上でも焦りは禁物です。

焦りが生まれてしまうと正確なペース配分ができず処理能力が落ちてしまい、良い結果に繋がりません。

まずは敵(問題)を知り、己を知ることで自分がどんな問題の対策をすべきかを見極め、有意義な適性試験対策をしていきましょう。

ちなみに、試験対策には就活スクールを活用することも有用なので、そちらも併せて検討してみてください!

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投稿:2023.06.16 | 最終更新:2023.06.16

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