就活を始めるのが遅いとどうなる?挽回するための4つの方法を解説!

悩む男性

あれ? 就活始めるの遅かった……?

そう焦っているあなたは就活で何か壁にぶつかっているのではないでしょうか?

周囲が次々と内定を獲得していく中で自分だけが1つも内定を持っていないと、焦ってしまうのも当然です。

この記事では、選考対策に出遅れて困っているあなたのために、今からでも挽回して内定を取るための4つの方法をお伝えします。

あなたの就活は出遅れている!?

就活に出遅れている気がして不安だ……というあなたに、まずはこちらのデータをお見せしましょう。

就活を開始した時期について2019年卒の学生にアンケートを取った結果をまとめたのが以下のグラフです。

就活を始めた時期

人事ポータルサイト【HRpro】

https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=1648

このグラフを見ていただくと分かるように、ほぼ全ての就活生が3年生の夏までに就活を始めており、中には2年生のうちから動いている人もいます。

つまり、3年生の秋以降に就活を始めた学生は既にまわりの学生から遅れを取ってしまっているということです。

就活のスタートが遅いと不利になるのは当然

就職活動を開始する時期が遅いと不利になるのはなんとなく想像がつくかと思います。

ここからは就活に乗り遅れるとどうなってしまうのかを簡単に解説していきますので、自分がこれに当てはまっていないか一度チェックしてみてください。

きちんとした就活対策ができない

就活に乗り遅れたときの一番のダメージが不十分な就活対策です。

これは内定がもらえない原因にも直結します。

就活では自己分析や業界研究、ESの提出、筆記試験、面接対策とやらなければならないことが山ほどあります。

特に筆記試験対策や面接対策などは1日でできるものでもないので、スタートが遅くなるとどうしても間に合わなくなってしまうのです。

選考の締め切りが過ぎている

こうなってしまってはどうしようもありません。

本選考の締め切りを逃すとやばいのはもちろんのことですが、インターンは企業によって開催時期が全く違うため特に注意が必要です。

エントリー締め切りの前日になって慌てて完成させたESが通るなんてことはほとんどあり得ません。

「そんな奴さすがにいないだろ(笑)」と思っているかもしれませんが、実際、私の先輩にもエントリーの締め切りを逃して嘆いていた人がいるので、空想の話ではありません。

また、選考の締め切りや日程を上手く管理する方法としてはExcelを使うのがおすすめです。

企業を行に入力し、列に「面接」「ES締め切り」などそれぞれの選考フローを入力します。

そこにそれぞれの日程を入力していくと1つの表として一括で確認できるので非常に便利です。

まわりの学生との差を感じて焦る

これはあまりダメージが大きくなさそうに感じるかもしれませんが、いざこの状況に陥ると精神的な負担はかなり大きくなります。

周囲が次々と内定を獲得していく中で自分だけが内定を獲得できずに取り残されてしまうと、段々追い詰められてしまうのです。

自分の就活が上手くいっていないということを大っぴらに話すわけにもいきませんから、どうしてもサークルやゼミにも顔を出しづらくなり、大学での居場所もなくなってしまいます。

ただ、就活のストレスを1人で抱え込んでしまうのは、この後のことを考えても絶対に良くないので、誰でもいいので相談できる相手を持っておくことが大切です。

大学3年生はいつから就活を始めればいいの?

この記事を読んで不安を感じたかもしれませんが、「遅れたらダメってことは分かるけど、具体的にいつ就活を始めればいいの?」と思っていることでしょう。

ズバリ、大学3年生が就活を始めるべき時期は6月です。

というのも、3年生のサマーインターンに参加するためには遅くとも6月頃から準備が必要になってくるからです。

3年生の夏のインターンシップは就活のスタートダッシュを切れるかの非常に重要なターニングポイントです。

エントリーは毎年6月1日に解禁され、7月にかけてその選考が始まります。

参加までには自己分析やESの提出などを一通りこなさなければいけませんので、やはり3年生の6月頃からは就活の準備を始めた方がよさそうです。

ただ、サマーインターンに参加できなかったからといって大きく落ち込む必要はありません。

3年生のうちはまだ挽回するチャンスがあるので、オータムインターンやウインターインターンに向けて早めに対策を進めてくださいね。

大学4年生から就活をスタートして挽回するには?

大学4年生になるまで就活を始めていなかった場合は、ちょっと焦らないとまずいです。

4年生の4月や5月になると、裏で内々定を出し始める企業が増え、今から自己分析をして面接対策をして……と悠長なことをやっていても、とても間に合いません。

ここからは、「4年生になるまで就活を始めていなかったたけど、なんとか内定をもらいたい」というときのために、どう就活していけばよいかについて4つポイントをお伝えします。

①とにもかくにもまずは自己分析

どれだけ遅くから就活を始めても、自己分析なしに内定を掴むのは困難です。

ただ、この段階で自己分析をするなら「何がやりたいか」ということよりも自分は今どのような能力や強みを持っていて、それがどのような企業なら生かせるかを考える方が重要です。

つまり、自分のなりたい姿や理想を考えるのではなく、今の現実の自分の力を正しく見極め、それに見合った企業を見つけるということです。

夢の無いようなことを言っているように感じるかもしれませんが、適性のある企業では長く働き続けられる場合が多いですし、自分の強みを発揮できれば、それで喜びを感じられるはずです。

②高望みをせずに受かりそうな企業を受ける

とりあえず内定がほしいのであれば、これも大事な戦略です。

大手企業や有名企業だけを狙っていると失敗する可能性が高過ぎます。

まずはベンチャー企業や中小企業でもいいので、ちょっと頑張れば受かりそうなところを受けましょう

1つ内定が取れたら段々上を目指してレベルアップすればよいのです。

また、既にどこかの企業に内定を持っているということは、その企業がお墨付きを与えたということなので、別の企業もあなたをそれ相応の人物として評価してくれ、選考を受ける際に有利に働く場合もあります。

まずは高望みをせずに手の届きそうなところから攻めていくことが肝心です。

③就活のプロに相談する

持ち駒もなく手詰まりだと感じている場合は、就活のプロに頼るのが一番手っ取り早くて賢い方法であると言えます。

就活塾では、きちんと現状を把握した上であなたの個性や強みを生かして内定までのサポートを行ってくれます。

客観的にアドバイスをくれたり、あなたを支えてくれたりする存在は就活において非常に重要です。

1人でどうしようもないと感じた場合は就活塾に相談することも検討してみてくださいね。

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④就職留年という選択肢も

就活がニッチもサッチもいかなくなったら、もう1年頑張ってみるというのも手ではあります。

企業側は1年程度の留年は深刻に捉えていません。

ただ、1年という期間を就活のためにあなたなりに有効に活用しなければいけませんし、就職留年したからといって必ず次の年に成功するわけではありません。

しかし、あなたが「このままではいけない」「来年リベンジしたい」というのなら検討してみてもよいかと思います。

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諦めないで

就活に乗り遅れるとどうしても大変なことが多いですが、諦めるのはまだ早いです。

まずはとにかく自己分析をし、自分に適性のある企業を高望みせずに受けていれば、どこかしら内定をもらうこともできるはずです。

また、今年ダメだったからといって人生が終わるわけでもありません。

就活塾に頼るという手段もありますし、就職留年してもう1年頑張ることだってできます。

あまり悲観的にならずに今できることを着実にやって、ぜひ内定を掴んでください!