新型コロナウイルスが2021年卒の就活に与える影響を専門家が徹底解説

「また説明会が中止か……今年の就職活動はどうなるんだろう?」と不安を募らせる就活生が後を断ちませんが、3/1にナビサイトでのエントリーがオープンしても多くの会社説明会がWEBで行われるなど、例年とは違った光景が見られます。

この記事では、生徒さんや親御様、メディア関係者から寄せられれたご質問へお答えする形で、新型コロナウイルスが2021年卒の就活に与える影響について解説していきます。

この記事を書いた人:竹内健登

就活スクール「ホワイトアカデミー」校長。デロイトトーマツグループの人材戦略コンサルタントを経て現在は就活コンサルタントとして活躍。

数学検定1級保持者で東京大学工学部卒にもかかわらず、自身の就活に失敗し就職留年した経験から企業の人材戦略の道へ。

新卒の学生が一流企業に内定するための独自の方法論と、3年後離職率・OpenWorkでの評価・帝国データバンクの評点を用いた客観的視点から日夜ホワイト企業を研究。

自社メディア「ホワイト企業総合研究所」で掲載したところ、就活生や親御様の間で話題となり、月間で35万PVを達成した。

現在も、ホワイト企業からの内定が1件も得られなければ授業料を全額返金という方針で、上位大学だけでなく、全国幅広い大学の学生の就活指導を行なっている。

「就職浪人からANAグループに内定した! 」「留年すれすれから日本IBMに内定! 」「指導を受けた次の日から大手企業の面接で落ちなくなった! 」など、喜びの声多数。

著書に「子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法」(日経BP社)がある。

今年度の就職活動にはどういった影響が出るのか?

親御様から一番多く頂くのがこちらの質問ですが、多くの親御様は新型コロナウイルスが就活に対して悪影響を及ぼすのではないかと過度に心配になっており、実際、その心配は正しいというのが私の見解です。

近年は中小企業の有効求人倍率が高く、どこの企業も人手不足と言われてきましたが、今回の新型コロナウイルスによって一部の産業では求人が大幅に減少するでしょう。

私の友人は老人ホームにマッサージ師を派遣する中小企業を経営していますが、今回の新型コロナウイルスの影響で老人ホームが外部業者の立ち入り禁止を決定した影響で売り上げが70%減っています。

この状況が続けば4月には資金が底を尽きるとのことですが、同様の事態が飲食業などの「人を多く集める必要があるビジネス」で起こっているので、当然、求人数が減るという展開は十分予想されます。

一部の中小企業では内定の取り消しも出ており、就活生にとっては厳しい戦いとなりそうですが、大手企業でもインバウンド関係の会社(航空、旅行、ホテル・旅館など)は大打撃を受けているので、今年の採用枠は大幅に減ると考えてよいでしょう。

逆に採用数が増えるのはどういった産業なのか?

危機は一部の産業にとってはチャンスとなり得ますが、現在、多くの企業がリモートワークを導入しており、それを支援する会社の業績は伸びていると推察されます。

事実、ビデオ会議のZOOM社は今回のコロナ騒動で株価がうなぎのぼりですし、この他にも、在宅でサービスが受けられる業種や家に宅配で荷物を届ける業種、感染予防に携わる業種は仕事が溢れるため採用数が増えるでしょう。

今年の就職活動では、景気の動向も考慮して志望する企業を再考する必要があると思われます。

今回のコロナ騒動によって業界の勢力図が変わることは想定されるのか?

十分想定されます。

不況期には、伸び盛りのベンチャー企業や不況に備えて体力づくりをしてきた中堅企業が、大企業から溢れた多くの優秀な人材を吸収して一気に成長するものです。

事実、不動産会社でもここぞとばかりに採用数を増やし始めた会社を私は知っていますし、当社も今年は採用数を増やそうと考えていますので、不況によって人材が撹拌され、今後の企業の力関係に影響を及ぼすことは十分考えられるでしょう。

学生にとってはどのような影響が出るのか?

全般的に採用が後ろ倒しになるので学業への影響が出ることはほぼ確実でしょうし、就活の長期化に伴い就活うつを発症する学生も例年より増えると考えられます。

特に地方から東京に出て来て一人暮らしをしている方は就活うつを発症しやすいので、親御様は定期的にお子様とコンタクトを取ることをお勧めします。

今年の場合は、なかなか内定が決まらないことに対して親御様がノイローゼになってしまうケースも増えそうなので、そうなる前にホワイトアカデミーなどの就活塾を活用することで万全の体制を敷いておくことを強くお勧めします。

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どんな学生が今年の就活では有利になるのか?

企業を選ぶ判断軸を明確にできている学生です。

今年は合同企業説明会が中止され、ネットで企業を検索して応募する必要がありますが、しっかりとした企業の判断軸や検索軸を持っている学生は何の問題もなく企業研究を進め内定していくでしょう。

逆に不利になるのは、そういった判断軸がなく、合同企業説明会に行って「なんとなくこの企業が良さそう」という企業の選び方をしようとしていた学生です。

中には有名という判断軸でしか企業を選んでいない方もいらっしゃいますが、今年は採用枠が減っているので、有名企業ばかりを受けていると例年以上に痛い目に遭うと思われます。

自己分析を踏まえて自分がどういった業界や企業を目指すのかを予めしっかりと言語化しておくことが今年の就活を乗り切る上では必須と言えそうです。

親御様にできることはあるのか?

たくさんあります。

企業のリストを探してきてあげたり、お子様が精神的に疲れていたら励ましてあげたりすることが今年は例年に増して重要になるでしょう。

特に、新型コロナウイルスの影響で自宅で就活をする学生が増えているので、親御様としてはそんな我が子をサポートできる時間は増えますよね。

ぜひ拙著、子供を一流ホワイト企業に内定させる方法を参考にしてお子様のサポートをしてあげてください。

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最新の動向に注意を

新型コロナウイルスは経済に大きな爪痕を残すと思われますが、いつの時代も大事なのは変化に適応していくことです。

今回の新型コロナウイルスについても、情勢を俯瞰することで臨機応変に対応できるかが就活の成否を分けるポイントになりますので、ぜひ、親子で力を合わせて今年の就活を乗り越えてくださいね。

就活についてのご不明点などがあれば、いつでもホワイトアカデミーの無料相談会にお越しください。

(了)

ABOUTこの記事をかいた人

ホワイト企業への内定を専門とする就職コンサルタント。ホワイト企業への内定率は100%を誇っている。東京大学工学部卒。学生時代には大手企業(Sony、新日鐵、帝人、DUNLOP、DeNA、経済産業省、財務省など80社)相手に人事面からの支援を行っていたことがこの仕事を始めたきっかけ。 集客・営業代行のビジネスでは、東京大学で行った企画でゼロから1500人を集客しただけでなく、恋愛系企画においては朝日新聞・フジテレビ・AERAの一面にカラーで掲載。 その後、キャリアアップや人材育成の研修を行う外資系コンサルティング会社に就職。入社後、多くの中小企業の経営問題を人財育成の観点から解決に取り組むべく、新規事業・アプリ開発などを担当し、現在独立。 セミナーやコンサルティングを不定期で開催しており、過去の相談件数は500件以上。通算400回はセミナーを行っている。 クライアントには月収を6倍にした元サラリーマンや月商を3倍にした音楽の楽団長、所沢での学習支援業の起業に成功した大学生など幅広い。 趣味は読書と執筆。数学検定1級保持者。