就活に有利な資格ベスト9と資格勉強の経験をアピールする方法

就活シーズンが近付き何のアピールポイントもないことにヤバさを感じると無性に資格が気になりだしますが、この記事では、就活でアピールポイントになったりライバルに差をつけられたりするような本当に有利になる資格やその効果的なアピール方法を解説していきます。

この記事を書いた人:竹内健登

就活スクール「ホワイトアカデミー」校長。デロイトトーマツグループの人材戦略コンサルタントを経て現在は就活コンサルタントとして活躍。

数学検定1級保持者で東京大学工学部卒にもかかわらず、自身の就活に失敗し就職留年した経験から企業の人材戦略の道へ。

新卒の学生が一流企業に内定するための独自の方法論と、3年後離職率・OpenWorkでの評価・帝国データバンクの評点を用いた客観的視点から日夜ホワイト企業を研究。

自社メディア「ホワイト企業総合研究所」で掲載したところ、就活生や親御様の間で話題となり、月間で35万PVを達成した。

現在も、ホワイト企業からの内定が1件も得られなければ授業料を全額返金という方針で、上位大学だけでなく、全国幅広い大学の学生の就活指導を行なっている。

「就職浪人からANAグループに内定した! 」「留年すれすれから日本IBMに内定! 」「指導を受けた次の日から大手企業の面接で落ちなくなった! 」など、喜びの声多数。

著書に「子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法」(日経BP社)がある。

この記事の内容はこちらの動画でも解説しています↑

有利な資格ベスト9

  • 学生生活を振り返ってみたら、勉強もサークルもアルバイトも中途半端で履歴書に書くことがない……
  • まわりの友達はみんな資格を持ってるけど、自分は1つも持ってない……

あなたはそんなことを考えていませんか?

今の学生はパワーポイントもワードも使えて当たり前なのでMOSを持っていたところでスキル面では評価してもらえないように、みんなが持っているような資格やスキルはあまり役に立ちません。

ここでは、企業が「既に高いスキルを持った学生だな」と評価してくれる希少価値の高い9つの資格を順に紹介していきますが、どれも骨がある分、取っておくとかなり優遇されます。

①TOEFL iBT/IELTS

TOEIC900点や英検1級を持っている人は多いですが、TOEFL iBTやIELTSは留学しないと取らないのでハイスコアを持っている学生は少ないです。

TOEFL iBTやIELTSにはスピーキングやライティングもあり、英語でコミュニケーションができるという評価に繋がるのでインパクトがあります。

今は海外進出を目指している企業が多く、どこもグローバル人材を求めていますが、グローバル人材にとって英語でコミュニケーションが取れることは重要なので、TOEICや英検では物足りないと考える企業も最近は増えてきています。

グローバル人材とは、「日本人としてのアイデンティティや日本の文化に対する深い理解を前提として、豊かな語学力・コミュニケーション能力、主体性・積極性、異文化理解の精神等を身に付けて様々な分野で活躍できる人材(2013年6月14日閣議会から抜粋)」を指します。

TOEICにもライティングとスピーキングのテストがあるので、英語が得意ならそれらも積極的に受けるといいでしょう。

②日商簿記1級

日商簿記は3級から1級まである公的資格で、学部によっては卒業資格の1つとして指定されているため3級を持っている学生は多いですが、私が就活をしている時は1級を持っている学生は見ませんでした。

2級を取ると企業から評価されやすくなりますが、2級を取っている人も結構いるので1級を取ると企業はかなり評価してくれます。

試験自体はかなり難しく、1級は1年近く勉強しないと取れないので計画的に勉強する必要があります。

③中小企業診断士

中小企業診断士は国が唯一認めている経営コンサルタントの国家資格で、学籍や実務経歴がなくても受験できますが、合格率は数%の難関資格なので、1〜2年はきちんと勉強時間を確保する必要があります。

一次試験は筆記、二次試験は記述・口述になっており、二次試験では具体的な事例に沿って経営コンサルティングをしていくような試験になっていますが、実務に近い内容を試験で問われるので、持っていると企業からは「ぜひ採りたい!」と思ってもらえます。

中小企業診断士は就活だけでなく仕事においても使える資格で、実際、これを持っている学生に会ったことがありますが、非常に優遇されていました。

④社会保険労務士

略して社労士と言いますが、社会保険に関する事務手続きの代行がメイン業務である他、ホワイトな会社にするためのコンサルティングも行います。

半年くらいあれば取れる資格ですし、勉強する上で企業がブラックかホワイトかを見抜く目が養えるので、社労士にならなくても社労士の資格は取った方がいいでしょう。

⑤税理士

その名の通り税金まわりの対策を企業に対してアドバイスしたり納税業務を代行したりするための資格ですが、取ると企業会計に明るくなれます。

税金は企業会計を締めた後に最終的に算出して納めるものなので、税理士資格を持っていると企業のお金の流れが手に取るように分かります。

税務や会計はどこの企業でも外せない業務なので、将来の転職で潰しが効くことを考えると取っておいて悪くない資格でしょう。

⑥通関士

通関というのは税関(輸出入品に対して関税をかける役所)を通すための手続きのことで、それに携わるのが通関士なので、通関士の資格を取ると関税に関する知識が学べます。

関税について学ぶと製品を輸出入する時の手続きについて詳しくなるので、商社やメーカーで貿易実務に携わるなら重宝されます。

⑦宅地建物取引士

略して宅建と言いますが、不動産を扱う仕事に就くなら避けて通れない資格なので受験者だけで毎年20万人います。

金融や建築関係に行くならいずれ取ることになるので、早めに取っておくとそれだけで企業としては入社意欲を感じます。

⑧基本情報技術者

基本情報技術者は情報処理技術者試験の1つですが、情報処理技術者試験はIT系の国家資格で、全部で12種類の試験の総称です。

基本情報技術者試験はプログラミングなどの知識を問うような試験なので理系向きの資格ですが、技術職を目指すなら持っておいて決して損はないでしょう。

⑨ファイナンシャルプランナー(FP)

大学でもFPの講座がありますが、FPはその名の通り、人生のお金にまつわるあらゆる場面で必要になる知識です。

資産運用・税金・マイホーム・相続・保険・年金・介護・医療・介護など挙げたらキリがないですが、こういったことに関する知識を問うのがFPの資格で、2級まで持っておくと就活ではかなり優遇されます。

資格を取る目的が就活を有利に進めるためなのであれば、企業研究をして具体的にどういう企業でどういう資格がどのように優遇されるのかをきちんと調べておく必要がありますが、資格を取得するにはものすごく時間を費やさなくてはならないので、もう3年生や4年生なのであれば、その時間を企業研究に割いた方が内定を取りやすいです。

今までにすごいことをしていなくても、しっかりと相手に分かりやすく熱意を伝えられれば内定は獲得できるので、もう3年生や4年生なのであれば資格スクールにいく代わりに就活塾に行った方がよいでしょう↓

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ガクチカで資格勉強の経験をアピールする方法

ここからは資格勉強の経験を学生生活で頑張ったこととして上手く企業にアピールする方法を解説していきます。

①資格を取った目的を明確にし、企業の求める人物像と照らし合わせる

仮に就活を有利に進めるために資格を取ったとしても、こじつけでもいいので資格を取った目的をきちんと考え、それをまとめた上で企業に伝えることが重要です。

企業は将来的に活躍してくれる人を採りたいので、資格を取った目的を学生から聞くことで、その人が将来どういう人材になりたいのかというビジョンを見極めようとしています。

将来のビジョンが企業の求める人物像とリンクしてはじめて「この人はうちの会社で今後活躍するだろう」と思ってもらえるので、何のために資格を取ったのかを明確にし、自分の将来のビジョンと企業の求める人物像を結びつけることではじめて企業に評価されるのです。

実際、これといったスキルや資格がなくても「こいつは将来、伸びそうだな」と思ってもらえれば受かってしまうことはよくありますが、逆に、自分の将来のビジョンに関係の無い資格をアピールすると「こいつ、何も将来のことを考えずにとりあえず資格を取っただけだな」と思われてしまいます。

資格は確かに目に見えて分かりやすいものですが、まずはこのことをしっかり押さえた上で、どういう文脈でアピールするかが大事になってきます。

②企業研究をしっかり行う

資格を活かしたいなら企業の求める人物像を把握する必要がありますが、そのためには企業研究が必要です。

企業は徹底的に「なんでうちじゃないといけないの?」と聞いてきますが、この質問に対しての回答が不十分だと企業研究が甘いと思われてしまいます。

企業研究が甘いと企業の求める人物像を正確に把握できず入社の熱意も伝わりませんが、就活生が一番弱いのは企業研究で、実際、自己PRや学生生活で頑張ったことは熱く語れるのに企業研究が不十分なせいで志望理由の内容がない学生が大半です。

企業研究で出てきた情報から資格を取った理由を考えれば企業の求める人物像とリンクしますが、企業の求める人物像と外れた自分の将来像や資格の話をしたら「なんでこいつ選考受けてるんだ?」と思われかねないので、企業研究を徹底するのは就活の鉄則です。

企業研究をしっかりと押さえるだけで他の学生と差別化ができ、内定獲得のチャンスがグッと上がるので、企業研究は念入りにしましょう。

なお、しっかりと企業研究をしたいならやはりプロに頼るのが一番ですが、ホワイトアカデミーはホワイト企業のリストを持っているので是非活用してみてください↓

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「資格を持っているから〇〇ができる」はNG

企業に属している人はみな社会人ですが、一学生のくせにビジネスで実践したことがないスキルを「できる!」と主張されてもそれを信じてくれる人はまずいないので、せいぜい「あ、そうなんだねー」と思われるだけで、結局、何のアピールにもならないのがオチです。

企業が評価するのは将来性であり、知りたいのは現段階でのスキルではなく資格を取得した目的や資格を取るための勉強量、スキルアップを常に心がけている姿勢なので、「私はこういう仕事ができます!」という言い方はくれぐれもしないようにしましょう。

アピール例文

ここまでのポイントを踏まえ、実際に就活で資格をアピールする例文をご紹介します。

今回は、コンサル会社を志望していて中小企業診断士を取ったという想定で例文を考えました。

貴社で実際に仕事をさせていただく際に必要とされる経営の知識やスキルを身につけたくて中小企業診断士の資格を取得しました。

私が企業経営や経営コンサルティングに興味を持ったのは大学1年生の頃に受講した中小企業診断士実務概論という講義がきっかけでした。

そこでは私の大学出身の先輩方が中小企業診断士として様々なフィールドで活躍されている実践内容をお話してくださり、企業実務にプロの視点を持ち込んで経営を支えるコンサルタントとしての仕事に大きな興味を持ちました。

そこで、大学2年生に上がってから1年間、中小企業診断士の資格試験のための勉強に勤しみ、大学3年次の試験で合格しました。

今後は、貴社で一コンサルタントとして働かせていただく中で、中小企業診断士の勉強中に培った経営ノウハウなどを実務の場で活かしていきたいと考えております。

この例文のポイントは中小企業診断士を取った背景をきっちり説明した上で今後の仕事に活かしたいという意欲を述べた点です。

資格を取っていると説得力のあるまとまった文章に仕上がるので新卒の中でも頭一つ分抜け出せますが、以下の3点を上手くまとめていくと良いアピールになります。

  • 受ける企業が求める人材像とその資格がいかにリンクするか
  • どうしてその資格を取ろうと思ったのか
  • その資格は今後にどう生きるのか

もし嘘を書くとどうなる?

国家資格や難関資格の場合は基本的には資格の証明書を出す必要があるので最初から嘘なんてつけませんが、万が一こういった資格で嘘をつくと内定取り消しだけで終わらず非常に厳しい処分が下される可能性があるので嘘は厳禁です。

それ以外の資格だと仮に嘘をついたとしてもバレる可能性は低いですが、嘘がバレると内定が取り消されて就職浪人になってしまうので、「少しぐらい盛っておこう!」なんていう甘い気持ちが命取りになります。

入社すれば数年、長ければ何十年もお世話になる会社なので、嘘がバレるのは時間の問題ですし 、盛ったスペックを前提に配属されると自分が苦しい思いをするだけなので、どんなことがあっても嘘だけは絶対につかないようにしましょう。

大した資格を持っていないなら資格以外の点でアピールすることが大切です。

企業側が求めていることを知ろう

就活における資格の有効な使い方について解説してきましたが、資格を取った目的を企業の求める人物像と照らし合わせて考えれば希望する会社の内定がぐっと近付きます。

日本の就職活動で成功するためには資格の取得以上に企業側が学生に求めていることを知ることが大切ですが、この企業側の真のニーズを正しく理解しないと、たとえ公認会計士などの超難関資格を取得しても就職浪人をする可能性があります。

逆に言えば、この企業側のニーズをきちんと掴んでいれば、学生のうちに何もしておらず、仮に保有資格が運転免許証しかなくても超大手有名企業や福利厚生が整ったホワイト企業に内定することも可能です。

それだけ就職活動では企業側のニーズを把握することが大切ですが、就職活動の合否を分ける企業側のニーズについてはホワイトアカデミーの無料相談会でお伝えしていますので、ホワイトアカデミーの無料相談会に参加する方法が気になりましたら、こちらのページに目を通してみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

ホワイト企業への内定を専門とする就職コンサルタント。ホワイト企業への内定率は100%を誇っている。東京大学工学部卒。学生時代には大手企業(Sony、新日鐵、帝人、DUNLOP、DeNA、経済産業省、財務省など80社)相手に人事面からの支援を行っていたことがこの仕事を始めたきっかけ。 集客・営業代行のビジネスでは、東京大学で行った企画でゼロから1500人を集客しただけでなく、恋愛系企画においては朝日新聞・フジテレビ・AERAの一面にカラーで掲載。 その後、キャリアアップや人材育成の研修を行う外資系コンサルティング会社に就職。入社後、多くの中小企業の経営問題を人財育成の観点から解決に取り組むべく、新規事業・アプリ開発などを担当し、現在独立。 セミナーやコンサルティングを不定期で開催しており、過去の相談件数は500件以上。通算400回はセミナーを行っている。 クライアントには月収を6倍にした元サラリーマンや月商を3倍にした音楽の楽団長、所沢での学習支援業の起業に成功した大学生など幅広い。 趣味は読書と執筆。数学検定1級保持者。