通らないES(エントリーシート)の8つの特徴と書き方対策まとめ

メモとペン

ESや履歴書は就職活動の第一関門です。

学歴や新卒・既卒にかかわらず、インターン選考でも本選考でも必ず関係してきます。

だからこそ、エントリーシートが通らなかった時、何がいけなかったのかと考えてしまいますよね。

しかし、就活では面接官はフィードバックをしてくれませんから、間違った修正をしてしまえば本来良かったところまで消してしまう可能性さえあります。

そこで、この記事では、通らないエントリーシートに共通する8つの特徴についてお話しするとともに、エントリーシートの正しい書き方と推敲事例についても紹介します。

実際にこの方法を使って指導をした結果、100人以上の就活生がエントリーシートを通過させました。

ぜひあなたもこの方法を使ってエントリーシートを通過させてください。

この記事を書いた人:竹内健登

ホワイト企業内定率100%を誇る就職コンサルタント。現在はホワイト企業内定率No.1を誇る就活スクール「ホワイトアカデミー」で講師を務めている。
東京大学工学部卒、元デロイトトーマツグループの人材戦略コンサルタント。

学生時代には大手企業(Sony、新日鐵、帝人、DUNLOP、DeNA、経済産業省、財務省など80社)相手に人事面からの支援を行っていたことがこの仕事を始めたきっかけ。

求職者向けのセミナーやコンサルティングを不定期で開催しており、過去の相談件数は1000件以上。通算600回はセミナーを行っている。趣味は読書と執筆。数学検定1級保持者。

エントリーシートが通らない人の特徴8選

そもそもなぜESが通らないのでしょうか?多くの就活生や親御さんはその理由を「学歴フィルター」のせいにしてしまっていますが、実際はそんなことはありません。

もちろん、フィルターがかかっている企業もありますが、多くの場合は以下の8つの特徴のどれかに当てはまるのです。それぞれ見ていきましょう。

特徴1:自己分析ができていない

最初の特徴は、エントリーシートが自己分析不足であるというものです。本人自身の特性と違ったものをエントリーシートで書いている場合がこれにあたります。

というのも、多くの就活生は会社に合わせて嘘のエントリーシートを書いてしまうからです。嘘のエントリーシートでよく見られるのは、学生時代頑張ってきたことと志望理由、そして将来やりたいことに全然一貫性がないというものです。

「本日エントリーシートが締め切り」などとエージェントから言われて応募している場合にはこういった症状が出やすいので注意してください。

対策方法

まずはあなた自身が自己分析について深く理解し、これまでの過去を振り返って今後の未来にどういった一貫性がでるのかを再確認してみましょう。

また、人によっては「自分らしさ」を中心にエントリーシートを再構成すると良いでしょう。エージェントから届くメールのせいで焦っているなら、そのメールを無視するか、解約しましょう。

なお以下に、一貫性のある志望動機を具体例として掲載してみました。「私は技術力を重視する」というメッセージで過去・現在・未来に一貫性があると思います。

私が貴社に興味を持った最大のポイントは、貴社の制御系開発における技術力にあります。夏のインターン経験をきっかけに、エンジニア職に興味を持った私は、これまでの部活動で自身の技術力向上が周囲への貢献に繋がることを学んだ経験から、「技術力を継続的に向上できる環境で、プロのエンジニアになれること」を会社選びの軸としています。貴社では(1)通信や組込みにおける制御系開発を得意としている点、(2)技術力向上に向けた会社の支援制度が充実している点が、エンジニアの成長環境として非常に魅力的であると感じました。また、私は将来にかけてIoT技術の発展に貢献していきたいと考えており、そのために必要なネットワーク、組込み系、ソフトウェア関連の知識/技術を学べる点から、貴社にさらに魅力を感じ、今回志望させていただきました。

特徴2:業界研究ができていない

次の項目が、業界研究です。よく、業界研究の仕方がわかりませんという人がいますので、業界研究の目的を簡単に伝えておきます。

それは、あなたの性格と業界の性格があっているかを確かめるためです。

業界というのはその仕事の特性上、似たような雰囲気や価値観になります。商社マンであればおおらかな人が多いイメージですし、銀行マンであれば黒服で真面目なイメージがあると思います。

なぜそういったイメージになるかというと、入社後に教育されたり、業界の慣習があったりすることもありますが、そもそもそれに合致した人間を採用するからです。

つまり、業界では必ず求められている資質があるということです。その資質と真逆のことをエントリーシートに書いてしまうと、あなたは落とされる可能性が高いということです。

対策方法

まずは業界の慣習について深く調べましょう。そして、どう行った資質を持った人間が多いのかをネットや説明会・OB訪問で調べた後、その資質に合致することを自己PRで述べましょう。

以下に自己PRの具体例を掲載しました。

私の強みは周りを巻き込んでチームを1つにする力があることです。この力を「子ども食堂」のボランティア活動で発揮しました。子ども食堂では、日本の恵まれない子どもにホッと安らぎを与えるような場を提供しており、私は学生リーダーとして活動をしています。リーダーに就任した際、地域の方々から何かイベントを開催してほしいとの声が20件ほどあがっていたため、12月にクリスマス会を開催することに決めました。その際、13名の高齢者の方々が当日スタッフとして協力をしてくれる予定でしたが、その方々のモチベーションが低かったため、私はイベントの目的と目標を伝えながら、彼らの個性が生きる形で仕事をお願いすることでやる気を引き出し、巻き込んでいきました。結果、総勢65名の方の親子が参加し、スタッフの方全員が活き活きしながらイベントを開催することができました。社会人になってからはこの強みをメーカーの生産管理職で活かしたいと考えています。

特徴3:企業研究ができていない

お次は企業研究不足でエントリーシートを提出している場合です。

その会社の事業のこと、その会社の風土のことを調べもせずに「とりあえず他社でも使ったエントリーシートをコピペして出しておくか」と出してしまうと、落ちる可能性が高まります。

仮にエントリーシートが通ったとしても、その後の面接で苦戦する可能性は高いでしょう。というのも、面接はあなたが提出したエントリシートをもとに行われるからです。

エントリーシートで企業研究を無視した内容を書いてしまうと、面接ではマイナスからのスタートになってしまいます。

エントリーシートはあなたのキャリアのパスポートです。最初から最後までついて回りますから、適切な企業研究を行った上で、最高のパスポートを書き上げることをまずは意識してください。

対策方法

あなたが志望する会社の強みを一通り理解した上でなぜその会社で働きたいのかを一度考えてから内容を書き始めましょう。理由としては「強みが生きるから」「自分が助けたい顧客を相手にしているから」などが入ります。

以下に会社のことを理解している志望理由の具体例を記載しました。

理由は二つあります。一つ目は、「人と組織」で悩みをもつ父の力になりたいと思ったからです。私の父は中間管理職という立場であるため、上司と部下の板挟みという状況で、部下をカバーしながら成果を出さなければなりません。父は、厳しい環境下で、部下をやる気にさせパフォーマンス力を上げることに関して日頃から悩みを抱えていました。私は、どうしたら父の力になれるのか考え調べた際、コーチングという方法を知り、貴社の「組織が変革力とスピードを生み出すためのリーダー開発ストラクチャー」であるDCDに興味を持ちました。二つ目は、大学で学んできたことが活かせるのではないかと思ったからです。私は国際教養学部の中でも心理学を中心に勉強し、その中でも社会心理学での知見を養いました。この知見を活かし、部下のモチベーションを高めながら組織のパフォーマンスを上げることに貢献したいと考えたため、今回志望させていただきました。

コラム1:そもそもESが通る確率ってどれくらい?

ES通過率を公表している企業がさほど多くないため一概には言えないですが、食品・マスコミ・出版を中心にES通過が難しいと言われる企業では、10人受けて2人しか通過しないというレベルになっています。

一番厳しいと言われる企業では通過率がおよそ7%と言うデータも出ています。

とはいえ、ESでグッと絞って学生を選考する企業もある一方で、とにかく会って話をしたいという企業も多いです。

なので、平均するとだいたいES選考でエントリー数のおよそ50%の就活生に絞るというのがES選考の一般的な数字です。

ただ、「難易度が高い」と言われる企業ばかりを受けている学生だと、概ねES通過率が30%台に落ち着くことが多いです。

特徴4:文章の構成が悪い

これはよく就活生から受ける相談です。ここまでは内容面の話ばかりでしたが、ここからは文章の書き方や構成について言及していきます。

では、どういった文章の構成が良いのかについてですが、この先でご紹介するPREP(Point→Reason→Example→Point)やドラマチックプレゼン(目標設定→挫折→努力or誰かの助け→目標達成)の形式を活用してもう一度あなたの文章を読み直してみることを勧めます。

文章の構成で大事な概念をお伝えするとすれば、「伝える」より、「伝わる」です。

相手にあなたの気持ちを伝えようとすることも良いことですが、まずは伝わる文章になっているかどうかをチェックしてみてください。

その上であなたの本気度を伝える部分についてはスパイスを加えてみるのがベターかと思います。

6つの推敲方法

さて、この文章構成については推敲の方法を掲載しました。

まずは落とされたエントリーシートを手元に手繰り寄せ、以下の項目について改善できないかどうかを検討してみてください。

  1. 読み手に何を訴えようとするか、その要点をはっきりさせる
  2. 読み手のことを考えて構想を立て、その構想によって各文節ごとに段落を設ける
  3. 文章の展開は、なるべく素直で、自然な順序にする
  4. 長い文章では、結論を予告する
  5. 文と文の接続には、接続詞や指示詞をうまく使う
  6. 接続助詞の「が」は、安易な使い方にならぬよう注意する。

特徴5:1文の組み立てが悪い

お次は文章全体というより、1文の組み立てに関してです。文章は幾つかの文が連なってできています。それぞれの文が正しく相手に伝わらないと文章全体であなたが伝えたいこととは違ったことが伝わってしまうことが多々あります。

特にまずい1文の組み立ては、1文がやたら長すぎるというものです。長すぎる文章は嫌われます。あなたが今読んでいるこの記事も、さくさく読める理由は1文がそれほど長くないからです。

あとは、改行を適切に行なっているから見やすくなっているというわけです。

メール文などでは常識とされていますが、1行は35文字以内にして改行するととても見やすくなると言われています。

こういったことを加味してあなたのESや履歴書の文章をもう一度見直してみましょう。

19の推敲方法

この1文の構成についても、いくつか推敲方法を掲載しました。チェックリストとして参考にしてください。

※方法内に出てくる中止法とは、 文をいったん中止し,また次に続ける言い方のこと。「 日が沈み,月が昇る」「空は青く,水は清い」などの「沈み」「青く」の類。

  1. 長すぎる文は、適切に区切る
  2. 1つの文の中に、2つ以上の違った事項を盛り込まないように注意する
  3. 文脈の食い違いを起こさないよう注意する
  4. 複雑な内容を表す場合、中止法をあまり長く連ねると読みにくくなる
  5. 色々な意味に取れる中止法は使わない
  6. 一旦中止したものがどこへつながるかをはっきりさせる。これには句読点のつけ方を工夫する必要がある。
  7. 主語と述語との照応関係をはっきりさせる。特に、述語を抜かさないようにする。
  8. 主語と述語の間は、なるべく近くにする。
  9. 文の途中で主語を変えるときは、その主語を省略してはならない。
  10. 並列の場合は、何と何とが並列するかをはっきりさせる
  11. 同じ形で同じ意味の助詞を、2つ以上1つの文中に使わない
  12. 必要な助詞を落とさない
  13. 副詞の呼応を明確にする
  14. 修飾語と修飾される語とは、なるべく近くに置く
  15. 修飾語のかかって行く先をはっきりさせる。
  16. 打ち消しの語によって打ち消されるものが何であるか、紛れないように注意する
  17. 長すぎる修飾語をつけない
  18. 修飾語が長くなるときは、別の文にする
  19. 受身形をなるべく少なくする

特徴6:言葉の選び方が悪い

お次はエントリーシート内にあなたが記載する言葉のチョイスに関してです。例えば、あなたにオススメの関連記事があるとした時に、

・あなたにぴったりなアーティクルがあるよ!

というのと、

・あなたに読んでほしいコラムがあります

というのでは、同じことを言いたいとしても、伝わり方が全然違いますよね。

前者は曖昧な言葉でふわっとした伝わり方になりますが、後者はしてほしい行動が明確なため、読みやすさを感じます。

これと同じ考えで、エントリーシート内にバリューとかウィンウィンとかいった横文字を多用している場合には注意が必要です

自分の言葉で噛み砕いて、平易な日本語で解説しないと、「この人は説明会で感化されただけだな」とか、「意識高い系のキモいやつだな」と思われて終わりです。

また、理科系の人にありがちですが、専門用語をバンバン使ってしまうと、あいてはわからなくなってしまうことがしばしばあります。

文章を書く際には、まず相手のことを理解し、相手のことを思いやって書くこと。それが読まれる文章のコツなのです。

14の推敲方法

  1. 意味の重複した表現や、曖昧な用語を整理する
  2. 持って回った言い方を避ける
  3. 相手に誤解されるような不正確な語は使わない
  4. ひとりよがりの新造語や言い回しを避ける
  5. 文章全体のバランスを崩すような、ちぐはぐな用語を避ける
  6. 読み手の立場を考えた用語法をとる。とくに、読み手に指図する表現の場合は注意する
  7. 事実とぴったり合った表現をする
  8. 比喩の使い方が適切であるかどうかを、考え直してみる
  9. 慣用のある用語法に注意する。
  10. 翻訳調を避ける
  11. 堅すぎる漢語・文語・専門用語は、やさしい表現に言い換える
  12. 外来語・外国語を乱用しない
  13. 口ことばの場合は、耳で聞いただけですぐわかるわかるようなことばを使う。特に同音異義語には注意する。
  14. 耳慣れない略語は、使わない。

特徴7:敬語の使い方が悪い

お次が、敬語です。エントリーシートでは普段のレポートでは使わない敬語やビジネス用語を使いますよね。その使い方に慣れているかどうかで、あなたへの印象が全然違うものになってしまうことに言及しておきます。

特に日本人が間違えやすい敬語に尊敬語や謙譲語があります。相手を敬うのか、あなたがへり下るのを意識してきちんと尊敬語と謙譲語を使い分けてください。

10の推敲方法

  1. できるだけ平明・簡素な敬語を使う
  2. 候文体などに使われた、敬意を持つ特別の漢語を乱用しない
  3. 「お」をむやみにつけない
  4. 同じ文章の中で、「お」をあまり続けて使わないよう注意する
  5. 「お・・・する」などの謙譲語を、誤って尊敬語として使わない
  6. 尊敬語を二重に使わない
  7. 必要な敬語は落とさない
  8. 同じ文章の中の敬語形が不統一にならないよう、注意する
  9. 「です・ます」調と「だ・である」調とは、原則として混用しない
  10. 特別の効果をねらう場合には、「です・ます」調の中に「だ・である」調をまじえてもいい

特徴8:日本語として意味が通っていない

最後の特徴が、日本語として意味が通っていない場合です。以下に日本ができていないエントリーシートと、それを私が添削した後のエントリーシートを掲載しましたので、参考にしてください。

お題は「学生時代に頑張ったこと」です。太字部分が日本語としておかしい部分です。

添削前:
私が宅建の資格を取ろうと思った理由は小さな頃からの影響があったからだと思っています。私は小さい頃は建物の見取り図を集めて将来に住みたい家を考えていました。またものづくりにも興味がありレゴやゲームのマインクラフトといった自分の思うように作れる遊びを好む子どもでした。しかし建築という分野は土木といった実際に理系の人がやる仕事だなと思っていたことと自分には仕事として望むことが違うと思っていました。そのように思っていた時に宅建という資格、仕事を知りました。それまではただ作って売るのと土地や建物の売買や貸借は全てただ会社がしていると思っていました。しかし一人一人のお客様にたってその人にとって最善の選択を導く事ができる営業職で小さい頃から興味があった建築の分野で仕事ができたらとても素晴らしい事だなと思い勉強しています。残念ながら今年は合格出来ませんでしたが来年こそは合格して資格を得たいと思っています。

添削後:
私が学生時代に力を入れたことは、宅建の勉強です。この資格を取ろうと思った理由は、小さな頃から物件の間取りを見たり、家作りに関わったりするのが好きだったからです。私は小さい頃から広告に掲載されている建物の見取り図を集め、将来住みたい家を考える趣味がありました。同時にものづくりにも興味があり、レゴやゲームのマインクラフトといった自分の思うような家を作ることが好きでした。高校生になって学問への興味から文系に進んだ際は、家作りに関わる仕事は理系の人がやるものだと思っていたので、それを仕事にすることは諦めていましたが、大学入学後に、宅建という資格を通じて建築や不動産の仕事に関われるということを知り、勉強することを決意しました。当初はサークル活動やアルバイトが忙しかったため、電車の中の隙間時間や帰宅後の深夜の時間を活用し、5ヶ月間ほど毎日2時間ほど勉強をしました。残念ながら今年は合格出来ませんでしたが、この資格勉強を通じて法律と実際の建築物の関連性など、日常生活では絶対に知り得ない知見を得ることができました。来年こそは合格して資格を得たいと思っており、資格取得後は建築・不動産分野の営業職として、一人一人のお客様にとって最善の選択を導けるような人間になりたいと考えています。

対策方法

これに関しては日本語としておかしい部分は直していくしかないのですが、自分の書いた文章にはどうしてもバイアスがかかってしまってその間違いに中々気づけません。

こういった時には友達や親、あるいは専門家などの他人にみてもらうことで、日本語として正しい文章をかけているかどうかがわかります。

もしあなたを助けてくれる人が周りにいないのであれば、就活塾のプロに相談すると良いでしょう。

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ES通過率30%の就活生と、60%の就活生と、90%の就活生…やはり内定が出やすいのは通過率90%の学生です。

ですが、現状の自分のES通過率が30%であってもESが通過して面接が始まるとそのことを忘れ「よし!面接で頑張るぞ!」と面接でなんとかできると思ってしまいがちです。

もちろん面接でのアピールは最重要であることは間違いないのですが、面接でアピールすることの40%~50%はもうすでにESに書かれている内容がメインになるということを意識しないといけません。

つまりESの通過率が低いということは、そもそもメインで話す内容がインパクトに欠けているかもしくはアピールする方向性を間違えている可能性があります。

ですから、内定を獲得するということを考えると、ESの通過率を常に意識して少しでも上げていくということは、有効な面接対策の一つにもなるということです。

これだけは知っておきたい、通るESの5条件

ここまではESで落ちる原因についてお話ししてきましたが、ここからは通るESが備えている5つの条件についてお話ししていきたいと思います。

結論からお話しすると、この5つを意識してもらえれば大丈夫です。

  1. 就活生の過去・現在・未来の文脈から、一貫性があるかどうか
  2. 相手が要求することに正しく答える力があるか
  3. 正しい日本語を使って伝えられているか
  4. 誰に向けて書いているのかが明確か
  5. 空欄は埋める

詳しく解説していきましょう。

1.就活生の過去・現在・未来の文脈から、一貫性があるかどうか

まず、多くの就活生が間違えてしまうポイントがここにあります。アピールしたいことが多すぎて、学生時代に頑張ったことや、志望動機、そして今後携わりたい仕事の間に一貫性がでなくなってしまうのです。

これをやってしまうと、この人は一貫性がないだけで、とりあえずたくさんアピールしたいだけなんだなということがわかってしまいます。

ESを書く場合にはこれらの一貫性に十分注意をして書いてみてください。

2.相手が要求することに正しく答える力があるか

伝えることと、伝わることは違います。エントリーシートでは、相手に伝わる文章を心がけるべきです。

あなたのエントリーシートや履歴書を見る面接官は、人事、社員、役員、社長です。彼らはなかなか時間がない中あなたのエントリーシートを見るわけです。

だから、「お題に対して」「簡潔に」「根拠を持って」答えることが重要となってきます。

特に、自己PRをしてくださいとか、あなたという人間を一言で表してくださいといったお題においては、相手に伝わるように結論から話していくことが重要です。

3.正しい日本語を使って伝えられているか

次の項目が日本語としての正しさです。

てにをはといった「助詞」がおかしかったり、主語と述語が対応しなかったりと、日本語がおかしい文章を書いてしまうと、減点ポイントになってしまいます。

「別に日本語なんてどうでもいいじゃないか」と思うかもしれませんが、他の求職者が正しい日本語を駆使していて、あなただけが間違った日本語を使っていた場合、どちらの印象が良いかは明白ですよね。

正しい日本語が書けているのかどうかを意識してエントリーシートを書きましょう。

4.誰に向けて書いているのかが明確か

意外と見落としがちなのが、エントリーシートが誰に向けて書かれているのかということです。エントリーシートはあなたが応募する時も、人事担当者が見る時も、社長が見る時も、入社後もずっとついて回ります。

言うなれば、エントリーシートはあなたのキャリアにおけるパスポートなのです。そしてそのパスポートは誰が見るためにあるのかというと、あなたが応募している会社の社長です。

ですから、社長に向けて書いていると思ってあなたの熱意を思う存分アピールしてください。

5.空欄は埋める

エントリーシートが履歴書という形で手書きの場合、気になるのが空欄です。この空欄、空いたままにしておいて良いのでしょうか?

結論から言うと、空欄はできるだけ埋めましょう。面接官も社長も、あなたという存在について詳しく知りたがっています。

それに、空欄の文字数が少ないと、志望の本気度が低いと考えられてしまう可能性がありますので注意が必要です。

選考の実態を申し上げると、すべての欄を埋めることがES突破の最低条件になっています。文章で回答する設問の場合、記入欄の9割以上が埋まっているかどうかが一つの目安になりますので、なんとか頑張って9割は埋めましょう。

なお、卒業論文のテーマが未定の場合は書くことがなくて困るかもしれませんが、その場合は予定しているものを記入しておきましょう。

ESを書く際に覚えておきたい構成

最後に、覚えておきたいESの具体的な書き方について説明していきます。

覚えておきたい構成①4Uの法則

まずあまり聞き慣れない文章の法則についてお話しします。それが、4Uの法則です。もともとこれは広告の業界で「見出し」に活用するために使われていたものです。

4Uとは、Unique、Useful、Urgent、Ultra-Specificの頭文字をとったものです。

訳すと、独自性があって、メリットがあって、期限が決まっていて、非常に具体的な見出しが広告では好まれるということになります。

これをエントリーシートに応用してみましょう。ESで書く内容は、あなた独自のストーリーでなくてはいけません。よくある事例を就活サイトから持ってきて書いても意味がありません。

そして、あなたが書く内容はその会社で働く際に必要とされる能力であるとなお良いということです。

また、いつその内容を実行したのかといった時間が決まっている方が良いですし、あなたが体験したことをできるだけ具体的に書く方が良いということです。

アルバイトで店の稼働率をアップさせたのであれば、アップさせたことで店長からどういったお礼の言葉を言われたのかまで書いてみると、あなたの書いている内容に信憑性がわくと思います。

そしてそれが説得力につながるのです。

覚えておきたい構成②ドラマチックプレゼン

ドラマチックプレゼンとは、ハリウッド映画でよく使われている型です。

簡単に言うと、あなたが遭遇した悲劇を努力や発見、あるいは先輩からの助けによって攻略したというストーリーのことを言います。

アンパンマンが分かりやすいですよね。カバオがいて、バイキンマンにいじめられて、町が大変なことになってしまった。

そこにアンパンマンというヒーローが登場するも、アンパンマンでさえ新型の兵器の前になすすべなくやられてしまう。

そこで登場する真の救世主、バタ子さんとジャムおじさんによって新しい顔をゲットし、最終的にはバイキンマンを倒す、という内容です。

このストーリーをあなたのESに活用するのです。

覚えておきたい構成③PREP

PREPとは、Point,Reason,Example,Pointの略です。

言いたいことを話し、その根拠を述べる。根拠を具体例で示し、最終的にまた言いたいことを話す。

こういった構成をプレップと言います。例を述べましょう。

私が御社を志望するする理由は、英語を使って人の役に立ちたいと思っているからです。

高校の時から英語を勉強して、TOEICのスコアが800点を超えた頃、身の回りの多くの人から「英語を使って通訳してよ」という依頼を受けることが増えてきました。

依頼に応えているうちに、「君の英語力は武器だ」とか、「その英語を使ってこの先もいろんな人を助けてあげてください」と言われるようになりました。

貴社では海外の情報を日本語に翻訳して日本人に届けるという事業をされておりますので、自分が貴社だけでなく、その顧客にまで英語を使って役に立てるのではないかと思い、今回志望させていただきました。

このように、結論、理由、具体例、そして結論というようにあなたの主張を展開していくと、説得力のある文章になるでしょう。

推敲するポイントまとめ

さて、いかがでしたでしょうか?この記事ではあなたがエントリーシートを通過させるために必要なことを内容面と文章面に分けて解説したつもりです。

エントリーシートは就活の関門であると同時に、社会人として必要なビジネスライティングの基礎ともなっています。このビジネスライティングは、今後の社会人人生でずっと使うものです。

ぜひ就職活動を機にこの書く力を高め、就活だけでなく、その後の社会人生の成功も掴んでいただければと思います。

ちなみに、書く力を高めるには就活スクールを活用するのもおすすめです!こちらもぜひ検討してみるとよいでしょう。

ホワイト企業内定率No.1の就活スクール「ホワイトアカデミー」とは?

ホワイト企業内定率No.1の就活スクール「ホワイトアカデミー」とは?

投稿:2018.12.15 | 最終更新:2019.05.14

就活では誰しもが不安を抱えるものですよね。 私も就活を終えるまではとにかく不安で仕方がありませんでしたが、ホワイトアカデミーの先生に面倒を見てもらったこと…

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ABOUTこの記事をかいた人

ホワイト企業への内定を専門とする就職コンサルタント。ホワイト企業への内定率は100%を誇っている。東京大学工学部卒。学生時代には大手企業(Sony、新日鐵、帝人、DUNLOP、DeNA、経済産業省、財務省など80社)相手に人事面からの支援を行っていたことがこの仕事を始めたきっかけ。 集客・営業代行のビジネスでは、東京大学で行った企画でゼロから1500人を集客しただけでなく、恋愛系企画においては朝日新聞・フジテレビ・AERAの一面にカラーで掲載。 その後、キャリアアップや人材育成の研修を行う外資系コンサルティング会社に就職。入社後、多くの中小企業の経営問題を人財育成の観点から解決に取り組むべく、新規事業・アプリ開発などを担当し、現在独立。 セミナーやコンサルティングを不定期で開催しており、過去の相談件数は500件以上。通算400回はセミナーを行っている。 クライアントには月収を6倍にした元サラリーマンや月商を3倍にした音楽の楽団長、所沢での学習支援業の起業に成功した大学生など幅広い。 趣味は読書と執筆。数学検定1級保持者。