面接で短所を聞かれることってよくありますよね。短所を答えるとマイナスに評価されてしまう…
でも、聞かれたからにはどうにかして答えないといけない…どうしよう???
実は、短所について聞かれたときの正しい答え方があるんです。
この答え方をマスターしてしまえば、あなたの短所がなんとプラスに評価してもらえるのです!!
最後まで記事をお読みになって、ぜひ短所の答え方をマスターしてくださいね。
編集長の白河を筆頭に、「人材紹介会社や大学のキャリアセンターでは教えてくれない、就職活動の本当の情報」を書いていくライター集団。
人材紹介会社の不都合な真実を暴き、就活生・転職者のために役に立つ情報だけを徹底的に公開していく。
答え方に対する着目点
そもそも、なぜ採用面接では短所に関する質問が定番になっているのでしょうか?
実は、短所を聞く中で面接官は質問に対してどう答えるかを見ているんです。
ここで、面接官が着目するポイントを5つご紹介しますね。
面接はあなたと面接官の言葉のキャッチボールです。
相手の質問の意図を把握し、適切な答え方を意識しましょう!
着目点1:誠実さ
面接官が最も注目している点といっても過言でないのは、誠実さです。
短所は誰にでもあります。その短所を隠したり取り繕ったりする人と一緒に働きたいとは思いませんよね?
すばらしい経歴や実力をPRするのももちろん大切ですが、短所を正直に伝えられることも、また重要なことなのです。
ですから、嘘の短所や弱みを言ったり、良い部分だけを伝えたいからといって「短所や弱みはない」と言い切ってしまったりするのは絶対に避けましょう。
面接官に「誠実でない」「自分と向き合えていない」という印象を与えかねません。
着目点2:客観性
とは言え、短所を聞かれて答えたとしても、そこに客観性がないと「この人は何を言ってるんだ?」と思われてしまいますよね。
面接に向けてきちんと自己分析をし、その結果として導き出された短所であれば、聞いている側も「なるほど」と納得することができます。
まずはしっかりと自己分析をし、自分の悪いところや自信のないところもきちんと客観的に認識することが大切です。
着目点3:課題解決能力
3つ目の着目点は課題解決能力です。前向きに短所を改善・克服する姿勢があるかどうかを確かめようという意図があるのです。
せっかく自分の短所を把握していても、それを放っておいて対処しないのでは意味がないですよね。
短所を克服したりカバーしたりするために積極的に努力や工夫をしていると、向上心や成長意欲があるという評価に結びつきます。
短所を自覚したエピソードやそのときにどう行動したかを具体的に伝えられると、仕事においても自ら成長していける人だと判断してもらえますよ!
着目点4:社会人としての資質
4つ目は、社会人としての資質です。仕事をする上での致命的な短所や欠点はないかを確認する意図があります。
社会人としての適性が疑われる答えは絶対に避けなければなりません。
あなたはこんな人と一緒に仕事がしたいですか?
お金や時間にルーズ・仕事が雑で大雑把・うそつき・自分に自信がない・マイナス思考・コミュ障 |
こういった人たちは、業務遂行の上で支障があるのではないかと心配されてしまいますよね。
「最低限の社会のルールやマナーすら守れない人」「前向きでない人」と思われるような回答はやめましょう。
着目点5:企業・職種への適性
5つ目は、企業・職種への適性です。その企業の社風に合うか・職種に適性があるかが見られるのです。
チームワークを重んじる仕事が多く「協調性のある人材」を求めている企業があったとします。
そこで「チームプレーが苦手」とか「頑固な性格ゆえに協調性を求められる仕事に向かない」と言っても、その企業に合う人物とは思われません。
営業職に応募している人が「人見知り」だとか、企画職に応募していて「発想力がない」と言ってしまったらどうでしょう?
自ら「私には適性がありません!」と言っているようなものです。
仮にそのような短所があるのなら、短所や弱みをどう克服したのかを伝えたり、他の短所を言ったりするべきでしょう。
場合によっては、そもそも本当にその職種に就きたいのか、その仕事があなたに合っているのかどうかを考え直す方がよいかもしれません。
しかし、適性に関しては自分1人ではなかなかわかりにくいものです。
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短所を長所に変えた方が良い!は間違い!?
就活本でよく見かけるのが「短所は長所に変えるような言い方をしましょう。」というものです。
しかし、本当にそれで良いのでしょうか。先ほど説明した誠実さや客観性という観点で見てみると、無理やりこじつけた長所を語るのは誤魔化している印象を与えてしまうので、結果としてマイナスです。
短所を聞かれている意図を考えれば、ここでわざわざ長所をアピールしようとするのは筋違いと言えます。
聞かれた質問にまっすぐ答えられているか、というのはこういった質問1つ1つから見られていますので、気をつけましょう。
このように、就活に関して勘違いしていることは意外と多いかもしれません!
こういった就活に対する勘違いをしないコツは、就活の真実を知ることです。
この就活の真実については、こちらのバナーの遷移先ページで詳しくご紹介しているホワイトアカデミーの無料相談会でお伝えしておりますので、ぜひご一読ください↓
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答え方【パターン別例文一覧】
面接で短所を聞かれる意図と効果的な答え方がお分かりいただけたかと思います。
ここからは、実際に短所をどのように答えればよいのか、パターン別の具体例をご紹介します。
ぜひ、あなたに当てはまるものを参考にしてみてくださいね!
〜優柔不断〜
「短所は優柔不断なところです。意見をひとつに絞りきれず、判断に時間がかかることがあります。 会議で進行役を務めた際には、参加者みんなの意見を検討してしまい、時間内に結論が出せなかったことがありました。 それ以来、結論を出すべき議論の際には、何分で結論を出すと決めるようにしています。 また、自分自身が判断すべきとき、すぐに結論が出せない場合は『何分待ってほしい』と伝えて、それまでには必ず決めるように努めています。」 |
出典:https://ten-navi.com/hacks/interview-14-5580
短所を素直に述べた上で克服するための具体的な改善の姿勢が書かれているのが良いですね。
数字や具体例があるので客観性もあり、説得力があります。
私の短所は優柔不断なところです。何事にも慎重になりすぎてしまい、判断に時間がかかることがあります。 そのため、迷う時間を決めることや、すぐに判断すべきこととそうでないことを区別するように心掛けています。 |
出典:https://mynavi-agent.jp/knowhow/interview_method/questions/09.html
具体性には欠けますが、あえて突っ込みどころを残すためにこういう答え方をするという手法もあります。
ただし、突っ込まれた時に具体的な改善策を答えられないと逆効果です。
私には「優柔不断」という短所があります。 物事を素早く決めきれないため、作業が遅れてしまうケースが多々あります。 大学時代も、レポートのテーマを決めきれずに、ここで多くの時間を費やしてしまった経験もあります。 そのため、物事を決める際はなるべく多くの意見を取り入れたり、事前の情報収集を欠かさないように心がけています。 |
ある程度具体的ではありますが、「多くの時間」といった曖昧な表現が多く、加えて「作業が遅れてしまう」というのは仕事をする上で致命的な欠点と思われてしまう可能性が高いです。
「物事を決めるのに時間がかかってしまう」という表現の方が適切でしょう。
短所の説明が長く、改善策が曖昧なのは少しもったいないですね。
〜頑固〜
「頑固なところが短所です。自分の意見には責任を持ちたいという思いが強いので、一度決めたら人の意見を聞き入れなくなりがちです。 そういうときは感情的になっていることも多いと思うので、意見がぶつかったときには、一度冷静になって相手の意見を聞き、必要であれば他の人の意見も聞いて改めて判断するようにしています。」 |
出典:https://ten-navi.com/hacks/interview-14-5580
短所の理由を「自分の意見には責任を持ちたいという思いが強いので」と明示しているので印象アップになりやすいです。
感情的になっていると気づくポイントや、人の意見を引き出すやり方などがあるとより良くなりますね。
私の短所は頑固なところがあり、他人の意見を受け入れることが出来ないことがあります。 ◯◯◯をやっていて自分のやり方が正しいと思い、周りからのアドバイスをされても自分のやり方を貫いたことがあり、結果失敗してしまったことがありました。 ですが、この経験から今では人の意見を素直に聞き、自分が間違っていたと分かれば、きちんと受け入れるよう努力することができています。 |
出典:https://matome.naver.jp/odai/2138293253381951801
自分の短所を認め、改善につなげているストーリーがきちんと書かれています。
「受け入れるよう努力する」というのをもう少し具体的な行動にできるとより良くなりますね。
私の短所は、何事にも責任感が強く妥協を許せないため、人には頑固という印象を与えてしまうことです。 そのため、今まで以上に人の意見に耳を傾け、尊重し、協調性を持つことを心掛けるようにしています。 |
出典:https://mynavi-agent.jp/knowhow/interview_method/questions/09.html
自分の主観と客観性の両方を取り入れた内容なので伝わりやすくなっています。
後半に抽象表現が多く、せっかくの改善への姿勢が伝わりにくいのが少しもったいないですね。
私の短所は「頑固」な点だと考えています。私は、責任感が強く、他人に頑固な印象を与えてしまうケースが多いです。 学生時代のグループワークの際に、研究する内容に関して話し合いをしましたが、私は譲れないどうしても研究したいテーマがあったので、メンバーを説得してそのテーマでレポートを作成しました。 もちろん、自分が決めたテーマなので責任を持って主導してグループワークを進めました。 結果として成功をおさめることができましたが、今は周りの人たちの意見をしっかりと聞いて、常に協調性を持つことも心がけています。 |
冒頭は良いのですが、具体例を出した意図が不明ですね。
何を思って「今は周りの人たちの意見を〜」という行動に至ったのか伝わりにくいと面接官に疑問を残してしまいます。
「短所としては『少し頑固かな』と思っています。 自分の仕事のベースや得意先の状況は私が一番よく知っていると自負していましたので、売り時については自分の主張を上司に無理を言って押し通させてもらったことなどあります。」 |
出典:https://hatarakus.jp/shortcoming-weak-point
短所をあからさまに言い過ぎるのも問題なので、『少し頑固かな』という表現をするというのは分かりますが、ぼかした表現が多すぎるために日本語能力を疑われる可能性があります。
ぼかした表現が多いと自信の無い印象を与えてしまうので、極力断定する表現を用いましょう。
〜せっかち〜
「結論を急いでしまうのが短所です。 スピード感を持って進められるのはよいのですが、相手が急かされているような印象を受けてしまうこともあるようで、反省しています。 新人の頃、クライアントに何度も連絡をしてしまってお叱りを受けたことがあり、それからは、相手の立場や状況を考えてから行動するようにしています。 また、一度こうだと思ったことも、かならず一度は再確認し、よく考えてから行動するように心がけています。」 |
出典:https://ten-navi.com/hacks/interview-14-5580
反省内容が具体的なので前向きに改善している様子が見られます。
「一度こうだと思ったこともかならず一度は再確認し〜」を「また」で繋ぐと取ってつけたような印象になってしまいます。
「結論を急いでしまうために思い込みが激しいので〜」といった下りが欲しいですね。
私は「せっかち」という短所があります。結果を急いでしまうため、小さなミスや見逃しがあるケースが多いです。 学生時代にしていた接客のアルバイトでは、せっかちなため小さなミスが多くありました。 そのかわり、仕事を早く終わらせることができたので、その時間で最終チェックをして抜けがなくなるように心がけました。 結果としてアルバイトの中でも中心となって仕事をさせてもらえるようになりました。 |
〜マイペース〜
「夢中になると周りが気にならなくなるほど集中してしまうため、マイペースと言われます。 仕事でも、ひとつのことに興味がわくとそこに多くの時間を割いてしまうことがあります。 そのため、その仕事に割く時間をあらかじめ決めておいたり、先に他のスケジュールを確認しておいたりするなどの工夫をしています。」 |
出典:https://ten-navi.com/hacks/interview-14-5580
私の短所は、「何事においてもマイペース」だという特徴です。 周りの環境に左右されにくいのですが、自分のペースで作業をする癖があるので、時には作業が遅れてしまうケースもあります。 そのため、大学生の時にレポートを提出する機会があったときは早めに資料準備などに取り掛かり、期限までに完成させるように心がけました。 結果として、丁寧に時間をかけてレポートを仕上げられるようになりました。 今後仕事をする上でも、早めに計画を立てて取り掛かるように意識することで、マイペースという短所を克服していくつもりです。 |
〜心配性〜
「細かい部分まで気になって、何度も確認しないと気がすまない性格です。 その分慎重に物事を進めるので失敗は少ないですが、それによって時間がかかってしまうのは問題だと思っています。 例えば、クライアントに求められて作成した資料を提出する際、数値等に間違いがないか念には念を入れて確認したために提出がぎりぎりになってしまったことがありました。 なんとか締め切りには間に合いましたが、もし遅れてしまったら元も子もありません。 それ以来、確認する時間も加味して、余裕を持ってスケジュールを立てるように心がけています。」 |
出典:https://ten-navi.com/hacks/interview-14-5580
短所を客観的によく見られています。
社会人としての責任感や良識も感じられるので、好印象を与えられるでしょう。
心配性があることです。理由は部活の準備や片付けなどの時に本当にきちんとできたか?と思ってしまい何度も確認してしまうからです。 しかし、このおかげで準備や片付けなど怠ることがありませんでした。 |
出典:https://matome.naver.jp/odai/2138293253381951801
短所の描写は悪くないのですが、最後に短所を長所に当てようとして取ってつけた印象になってしまっています。
せっかくなら短所を受け止め、よりよくする姿勢を示したほうが良いでしょう。
私の短所は心配性なところです。私は、何をやる際も細かい部分まで気にしてしまいます。 そのため、つい細かいところに気がいってしまうので、大局的な部分が見えなくならないように、気を付けるよう心掛けています。 |
出典:https://mynavi-agent.jp/knowhow/interview_method/questions/09.html
前向きに短所を改善する意思は伝わります。
ただ、「そのため」と「細かいところに気がいってしまうので」が重複してしまい、内容的にも少々理解しづらくなってしまっています。
私の短所は「心配性である」という性格です。 心配しすぎる性格なので、物事をひとつひとつ確認して進めなければ不安になってしまいます。 学生時代にしていたアルバイトでは、仕事のミスの少なさを褒めてもらいましたが、どうしても作業スピードが上がらず注意された経験もあります。 ですので、事前に気になる点を確認しておき、いざ作業に入る時に不安にならないように努めました。 結果として、正確に仕事ができるようになり、作業スピードも注意されなくなりました。 |
短所を客観的に見られているので無理やり長所にしようとしなくても良さが伝わります。
改善策だけでなく、改善の努力をした結果まで書かれているのでPDCAサイクルをきちんと回せる人であることが伝わります。
〜緊張しやすい〜
「緊張しがちだと思います。人前でプレゼンするのがあまり得意ではないので、事前の準備や練習を入念に行うことを徹底しています。 どうしてもあがってしまうことはありますが、準備をすることで大きな失敗にはなりません。 何度も繰り返すことで、徐々に自信を持って話せるようになればと思っています。」 |
出典:https://ten-navi.com/hacks/interview-14-5580
改善の努力を重ねている姿勢が伝わりますし、今後も努力し続けてくれるだろうと推測できる内容です。
具体的な描写や客観性が述べられるとさらに良くなります。
〜人見知り〜
私はとても人見知りで、人の目を見るのが苦手です。 でも、人前でプレゼンをすることを繰り返して、今ではだいぶ人と目を合わせることに抵抗がなくなりました。 |
改善の努力をした結果を簡潔に述べられています。
シンプルで良いですが、今後の展望も欲しいところですね。
〜負けず嫌い〜
私は根っからの負けず嫌いで、競争心がとても強いです。 テストでは自分より良い点の人がいると嫌な気持ちになりますが、それが逆に勉強を頑張るエネルギーになって、受験に成功しました。 |
短所をバネに頑張るという姿勢が伝わります。
特に競争のある会社ではプラスに働く内容でしょう。
反面、協調性が重視されるところでは「自分より良い点の人がいると嫌な気持ちになりますが」は少しマイナスかもしれません。
誠実に答えることが内定への近道
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
短所を面接で聞かれた際にどのように答えればよいかお分かりいただけたことと思います。
短所を言わないようにしよう、無理矢理に長所にしようといったことではなく、短所を認めつつ前向きに捉えていけると、自然と良い回答がで生まれてきます。
ただし、就活は短所の答え方が上手くなるだけでは絶対に上手くいきません。
それでは他に何が必要かというと、グループディスカッションの対策や分かりやすいエントリーシートの作成方法、そして最終面接の対策方法などです。
これらのノウハウについては、ホワイトアカデミーの無料相談会で分かりやすくお伝えしております。
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