サイレントお祈りとは?見抜き方や合否を問い合わせる方法を解説

頭を抱える男性
  • まだ合格通知来ない……
  • 面接、上手くいったと思ったのに落ちたのかな……

面接の後、合格通知を待つ日々ほど緊張と不安が襲うものはありませんよね。

何度スマホをチェックしても一向に鳴らない電話、「メールが来た!」っと思ったら全く関係ないメール……

「いっそ不合格でもいいから早く連絡くれよ!」と不安を抱えるのが就活生の心理ですが、そんな就活生の不安をよそに一切通知を送って来ない企業もあります。

この記事では、選考結果の通知が来なくて不安を感じているあなたへ、サイレントお祈りとは何なのかや企業が仕掛けてくる理由、仕返しはするべきかなどのアドバイスをお伝えしていきます。

サイレントお祈りは違法なのかや問い合わせ方法までご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

この記事が、あなたの不安を少しでも取り除く一助になるよう願っています。

この記事を書いた人:竹内健登

講演している竹内健登就活塾ホワイトアカデミー校長。デロイトトーマツグループの人材戦略コンサルタントを経て現在は就活コンサルタントとして活躍。

数学検定1級保持者で東京大学工学部卒にもかかわらず、自身の就活に失敗し就職留年した経験から企業の人材戦略の道へ。

新卒の学生が一流企業に内定するための独自の方法論と、3年後離職率・OpenWorkでの評価・帝国データバンクの評点を用いた客観的視点から日夜ホワイト企業を研究。

子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法研究内容を自社メディアで掲載したところ、就活生や親御様の間で話題となり、月間で35万PVを達成した。

現在も、ホワイト企業からの内定が1件も得られなければ授業料を全額返金という方針で、上位大学だけでなく、全国幅広い大学の学生の就活指導を行なっている。

「就職浪人からANAグループに内定した! 」「留年すれすれから日本IBMに内定! 」「指導を受けた次の日から大手企業の面接で落ちなくなった! 」など、喜びの声多数。

著書に「子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法」(日経BP社)がある。

「サイレントお祈り」とは?

色鉛筆とクエスチョンマーク

企業が不採用を通知するときには文末に「今後のご活躍をお祈り申し上げます。」と書くことが多いので、就活生の間では不採用通知は「お祈り」などと表現されています。

サイレントお祈りとは不採用の通知を電話やメールで一切行わないことで、就活生に対して非常に失礼で迷惑極まりない行為です。

サイレントお祈りはマナーという点では避けてほしいものですが、違法ではないので訴えるのは難しいです。

また、サイレントお祈りによって返事を待っている間に精神的苦痛を感じたり他の企業への就職のチャンスを失ってしまったりしたなどの何らかの不利益が生じたとしても損害賠償請求は難しいです。

「サイレントお祈りだ!」と感じたら頭を切り替えて次を見据えて行動していった方が良いでしょう。

本当にむかつく! 仕掛けてくる企業はこんなに多い

スマホを耳に当てながら首を傾げる女性

HR総研の2017年度新卒採用についての企業調査によると、書類選考結果を合格者のみに伝えるとしたのは全体の22%、従業員規模1001名以上の大企業では38%に上り、面接選考結果を合格者のみに伝えるとしたのは全体の13%でした。

また、ライフリンクの2013年10月の「就職活動に関する意識調査」では、就活生1人あたり4.8回のサイレントお祈りを経験し、5人に1人は10回以上のサイレントお祈りを経験しているといいます。

サイレントお祈りに苦しんでいるのはあなただけではないのです。

サイレントお祈りする企業一覧を載せたサイトもありますが、全てを網羅しているわけではないので、もしその疑いがあるのなら参考までに見ておく程度に留めましょう。

また、サイレントお祈りされてしまったかもしれない悔しい気持ちはよく分かりますが、2chを見ても現実は変わらないので、あなたを負のスパイラルに陥れるネガティブワードは検索しないようにしましょう。

仕掛けてくる5つの理由

5つのポイントについて解説するビジネスパーソン

さて、ここまででサイレントお祈りする企業が非常に多いことがお分かりいただけたと思いますが、ここからは企業がサイレントお祈りをする理由を見ていきましょう。

理由①定員割れへの備え

企業は採用予定枠を満たせないことを恐れるので、内定辞退者が出るのに備えてボーダーラインにいる学生は保留にするために不合格通知を出さないことがあります。

採用予定枠をオーバーしても下回っても人事担当者の評価は下がってしまうので、保険としてサイレントお祈りをする場合があるのです。

理由②採用コスト削減

採用にかかる人数や期間が長引くほどコストがかかるため、通知を送らないことによってコスト削減を図ることもあります。

採用部門のコストは削られているにもかかわらず応募者の人数はこれまで通り、もしくはそれ以上だと不合格者まで面倒を見るコストはなくなるのです。

理由③忙しくてメールを送る余裕がない

これが最も大きな理由ですが、コロナショックまでは新卒学生の売り手市場が続いており、人事担当の業務量はかなり増えていました。

インターンなどに参加する学生やインターンを採用する企業も増えており、人事担当者の負担は増える一方だったのです。

インターンがなかった頃の人事担当者の業務には、春から夏にかけての新卒採用の時期に多忙になるだけで、それ以外はどこかまったりして仕事ができるといった側面がありました。

しかし、夏や冬のインターンなどのせいで人事担当者の業務は通年で一杯一杯の状態になってきており、中途採用なども考えなければならないので負担は重くなるばかりです。

とはいえ、人事部門の人数は変わらないまま……という企業が多いので、人事担当はてんてこまいになってしまっています。

結果的に面接の合否を伝えるメールは最優先に送るべき合格者にだけとりあえず送るという状況ができ、不合格者への連絡(お祈りメール)は後回しになりサイレントお祈りになってしまうのです。

理由④手続きの遅れ

これは中堅企業や立ち上がったばかりのベンチャーに多い理由ですが、人事担当が採用に慣れておらず業務に関するあれこれをまだよく分かっていないということがあります。

また、人事担当とは別に他の業務を兼任していることもあるので、お祈りメールを送るというマナーを理解していない可能性さえあります。

理由⑤ただ単にメールの送信が面倒

大企業で何百人にもメールを送らなければならないときは、それがかなりの重労働になってしまうのでサイレントお祈りが発生してしまいます。

合同説明会に行ったりインターンに行ったり、色々なところに気を遣っている就活生にしてみればかなりショックかもしれませんが、これが現実です。

合否連絡の期間は最長で2週間

伏し目がちにおにぎりを食べるスーツ姿の女性

合否連絡は遅くとも2週間程度で来るものなので、2週間通知が来なかったらサイレントお祈りを疑いましょう

サイレントお祈りではなかったとしても2〜3週間後の問い合わせであれば失礼にはならないので、問い合わせて結果を明らかにしてから次の選考に注力するのも1つの手です。

企業に「問い合わせメール」を送る

メールで合否を問い合わせる場合は以下のような文面を使ってください。

〇〇株式会社 採用担当 御中

平素より大変お世話になっております。

先日、面接を受けさせていただきました××でございます。

先日は大変お忙しい中、面接をしていただき誠にありがとうございました。

その後、合否の連絡をいただいておりませんので、こちらのメールを送らせていただいた次第です。

つきましては、大変恐れ入りますが、合否をお知らせいただけますと幸いです。

なにとぞ、よろしくお願いいたします。

仕返しでサイレントお祈りを晒すなんて時間の無駄

手でバッテンを作る女性

サイレントお祈りはかなり失礼なので怒りが収まらないかもしれませんが、仕返しする方法として「この企業にサイレントお祈りされました!」とSNSなどで晒すという方法があります。

SNSで発信することによって次の就活生に「ここには気をつけて!」と警鐘を鳴らし、また企業側には「サイレントお祈り」への怒りを匿名で表現できます。

本当に行きたかった企業だからこそ、せめて通知をほしいという気持ちはよく分かりますが、見方を変えれば、その企業はサイレントお祈りをするような、就活生思いではない企業だったということです。

「サイレントお祈りしたな! あの企業マジむかつく!」という気持ちは分かりますが、サイレントお祈りをされた企業の名前を晒す時間があるなら次の選考の対策をしましょう

あなたの大切な時間をそんな企業のために無駄にすることはありません。

6月に大流行する「準サイレントお祈り」とは

三角座りで項垂れるスーツ姿の女性

過去のみん就や外資就活ドットコムのスレッドなどを見てみれば分かるのですが、合格者には2,3時間で次の選考に向けてメールや電話がくるのに対し、落選者には3週間以上の時期をおいてお祈りメールを送るような企業も存在します。

特に、6月1日から面接を開始するような経団連に入っている大企業の場合、早期に内定を出すべき優秀な学生は同業の他の企業からも内定が出るため、優秀だと判断された学生に可能な限り早く次選考の案内を出すことに余念がありません。

そのため、補欠、または落選と判断された学生には「保留」という形で連絡を送らない傾向があり、サイレントお祈りではないにしても、大企業の面接が始まる6月初旬は連絡がこないことによる精神的なストレスが異常にかかります。

しかし、連絡がこないことにソワソワして他の会社の選考に集中できない状況は必ず避けるべきなので、気になって確認するのはいいですが、気にし過ぎないようにしましょう。

もう、やられないために

笑顔でバインダーにチェックする女性

サイレントお祈りをされると精神的ダメージが大きいので「もう、祈られたくない……」なんて気持ちになると思いますが、ここで諦めてはいけません!

次の選考に向けて素早く動き出すことが何よりも重要になるので、なるべく早くネクストステップを踏み出しましょう!

就活に対して不安や焦りを抱えているのであれば、ぜひ以下の記事もご覧ください。

就活の不安や焦りを解消して内定を獲得するための8つのポイント

ABOUTこの記事をかいた人

ホワイト企業への内定を専門とする就職コンサルタント。ホワイト企業への内定率は100%を誇っている。東京大学工学部卒。学生時代には大手企業(Sony、新日鐵、帝人、DUNLOP、DeNA、経済産業省、財務省など80社)相手に人事面からの支援を行っていたことがこの仕事を始めたきっかけ。 集客・営業代行のビジネスでは、東京大学で行った企画でゼロから1500人を集客しただけでなく、恋愛系企画においては朝日新聞・フジテレビ・AERAの一面にカラーで掲載。 その後、キャリアアップや人材育成の研修を行う外資系コンサルティング会社に就職。入社後、多くの中小企業の経営問題を人財育成の観点から解決に取り組むべく、新規事業・アプリ開発などを担当し、現在独立。 セミナーやコンサルティングを不定期で開催しており、過去の相談件数は500件以上。通算400回はセミナーを行っている。 クライアントには月収を6倍にした元サラリーマンや月商を3倍にした音楽の楽団長、所沢での学習支援業の起業に成功した大学生など幅広い。 趣味は読書と執筆。数学検定1級保持者。