思い詰め過ぎてうつになったり死にたくなったりしているかもしれませんが、悩んでいるのはあなた1人ではありません。
この記事では、就活がつらくて仕方ないあなたのためにつらい就活を乗り切るための方法をまとめましたので、ぜひこの記事を読んで今の状況を脱却しましょう!
数学検定1級保持者で東京大学工学部卒にもかかわらず、自身の就活に失敗し就職留年した経験から企業の人材戦略の道へ。
新卒の学生が一流企業に内定するための独自の方法論と、3年後離職率・OpenWorkでの評価・帝国データバンクの評点を用いた客観的視点から日夜ホワイト企業を研究。
研究内容を自社メディアで掲載したところ、就活生や親御様の間で話題となり、月間で35万PVを達成した。
現在も、塾生がカリキュラムを消化したものの、ホワイト企業の内定を1社も得られなければ授業料を全額返金という方針で、上位大学だけでなく、全国幅広い大学の学生の就活指導を行なっている。
「就職浪人からANAグループに内定した! 」「留年すれすれから日本IBMに内定! 」「指導を受けた次の日から大手企業の面接で落ちなくなった! 」など、喜びの声多数。
著書に「子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法」(日経BP社)がある。
目次
6月・7月・8月が一番辛い時
- 何十社も受けてるのに1つも内定が貰えない……
- インターンさえ受からない……
- もう無理だ……ブラック企業しかない……
就活が上手くいかないのはつらいものですが、6月〜8月にかけてあまりにも多くの会社から不採用通知を貰うと自分そのものが否定されたような気がしてきます。
私は2年就活をやったので就活したくないという気持ちはよく分かりますが、やっぱり志望度が高いところから落とされた時はすごく辛くて落ち込みますよね。
指導している生徒が最終面接で落ちると私も落ち込んじゃうぐらいなので、やっぱり本人は相当辛いと思います。
逆に「この会社のレベルは受かるだろう」とちょっとナメてかかってたぐらいなのに落ちたり、落ちた理由が分からなかったりするのも結構辛いですよね。
人気企業を受けると出さないといけないエントリーシートの分量が多いですが、心を込めて頑張って作ったのに結局学歴フィルターで落とされるともうガン萎えです。
3人の生徒のエピソード
正直、精神力と体力が必要な就活ではつらいと感じることが多いので私はもう一生やりたくないですが、同じように就活したくないと思っている就活生はいっぱいいます。
みんな、就活がつらい時期を経験しており、就活が上手くいかなくてつらいと悩むのはあなただけではありませんが、ここでは、3人の生徒のエピソードをご紹介します。
IT志望のAさんの事例
就活期間中に何十社と企業を受けていましたが、届いてくるのはお祈りメールばかり。 一つも内定が取れず、不採用通知を見ていると、自分は就職できないんじゃないかと心配になってしまいました。 毎日就活に追われている気がしていました。
内定が取れずにつらいと感じてしまうのは、つらい就活体験談の中で非常に多いです。
多くの就活生が内定を目指して頑張っていますが、途中で諦めてしまっては内定を手にすることはできません。
しかし、心に余裕を持っていないとより就活に焦りを感じてしまうものなので、ゆっくりと心を落ち着けて焦らず就活をしていきましょう。
営業志望のBさんの事例
面接の練習や対策を一切したことがなく、第一志望の企業の面接日。 なぜか自信満々だった私は、集団面接が行われることがわかり、頭の中が真っ白になりました。 結果的に面接はぼろぼろ、周りの人はスムーズに答えているのに、私だけしどろもどろ。 自分が情けなくなって、面接の練習を始めました。
面接なんてなんとかなるだろうとタカをくくっていると本番で失敗してしまうというのはよくある話ですが、面接練習をするために入社する気がない企業の面接を受けておくのは1つの手です。
面接練習をせずに第一志望を受けにいくことだけはやめましょう。
介護志望のCさんの事例
人と話すのが苦手な私ですが、介護業界は人手不足と聞いていたので、簡単に就活ができると思っていました。 そのため、あまり就活に力を入れていませんでしたが、面接で私の心は折れそうになりました。 「君、そんなんじゃ仕事できないよ」「介護の業界に入るなら、明るく話してくれないと!」 私は人と話すことが苦手とわかっていましたが、この面接でより人と話すことが苦手になってしまいました。
誰かと話すのが苦手という人は多いですが、いくら人手不足の業界だったとしても、明るい人柄を見せておかないと就活では評価されにくいので、明るくはきはきと喋る練習をしておきましょう。
また、圧迫面接を受ける就活生も多いので、面接で心を折られないようにしておきましょう。
死にたいぐらい就活がつらいのはなぜ?
就活がつらい理由として一番多いのは内定が貰えないことですが、就活が上手くいってない状況を友達や親に色々とうるさく言われると死にたいぐらいつらいですよね。
私も、まわりが内定を取っているのに自分はまだ内定していない時に、上手くいった友達に「おっ結構簡単だったよ」と言われて非常につらかったです。
親も子供の就活がつらいと思っている
中には内定を貰えないことをグチグチ言ってくる親もいますが、大半の親は我が事のように就活が上手くいかないことを心配してくれています。
親のサポートがあれば就活は上手くいきやすいので、就活では親との関係性が非常に大事ですが、関係性を改善するには、お互いの意見をぶつけ合うためにお酒を飲みながら会話するといいでしょう。
泣くほど就活がつらいときはリフレッシュしよう
つらい状態のままエネルギーがないのに無理をして就活を続けていると、思い詰めて余計に自分を追い詰め、就活うつになり、身体や心を壊してしまって就活を続けられなくなってしまう可能性もあります。
そうなると就活を成功させられなくなるので、就活がつらいときはそのまま無理をするのではなく一度ゆっくり休んで心身をリフレッシュさせることが大切です。
ゆっくり休むことによって自分のことを冷静に判断できるようになり、エネルギーが高まり、より就活がスムーズに行えるようになります。
私が就活に失敗した時は、とりあえず元気になるまで全部の情報をシャットアウトして一日中部屋に篭り、食べる時以外は起きませんでした。
ドンキホーテ社長の安田さんは、仕事したくない時は3日間ひたすら家で寝るんだそうですが、そうすると4日目くらいになると「こんなんで俺の人生いいのか」と思うようになり、また頑張れるんだそうです。
外に出かけよう
部屋に閉じこもったままだとどうしても暗い方向に考えてしまいますが、少し外を出歩いて新鮮な空気を吸うだけで気分が変わりますので、就活がつらいときは公園で散歩して気分転換すると良いでしょう。
他にも少し運動して身体もリフレッシュしてあげたり、友達とショッピングやカラオケを楽しんで心の底からリフレッシュしたりするのもおすすめです。
山や自然の中に行くと自然がエネルギーをくれるのですごくリフレッシュしますし、ちょっとした旅行に行って美味しいものを食べたりゆっくりと温泉に浸かったりするだけでも心身共にリフレッシュできます。
良い気分転換になりますので、たまにはゆっくりリフレッシュしてつらい就活を乗り越えましょう。
元気が出る曲5選
リフレッシュには自分の好きな音楽を聴くのも効果的なので、就活でつらいときにはぜひ元気が出る曲を聴いて元気を出しましょう。
①根強い人気を誇る、ゆずの「栄光の架け橋」
就活のつらさを乗り越えた先に明るい未来が待っていることを教えてくれますが、これまで自分が頑張ってきたことを後押ししてくれるので、つらくても就活に立ち向かっていける応援ソングです。
②スピッツ「空も飛べるはず」
ドラマ「白線流し」の主題歌になった昔から人気のある歌です。
「きっと今は自由に空も飛べるはず」「ずっとそばで笑っていてほしい」などのフレーズが就活でつらい心を落ち着かせてくれる名曲です。
③米津玄師「アンビリーバーズ」
独特な楽曲の多い米津玄師ですが、アンビーリーバーズの「今は信じない果てのない悲しみを」「全て受け止めて一緒に笑おうか」などの歌詞を聞くとつらい時でも元気が出てきます。
つらいことがあっても全て受け止めて笑っておけば大丈夫と後押ししてくれます。
④コブクロ「YELL~エール~」
コブクロのYELL~エール~は応援ソングとして人気が高いですが、就活でつらいことがあっても歩いてきた道に間違いはないと背中を押してくれる名曲です。
サビの「君は門出に立ってるんだ 遥かなる道を行くんだ」を聞くと、就活がつらくても前に進んでいこうと元気を出せます。
⑤いきものがかり「歩いていこう」
いきものがかりの「歩いていこう」は傷ついても歩くことが大切だと教えてくれます。
嬉しいことも悲しいこともありますが、「そうだよ1人じゃない」というフレーズが胸に刺さります。
就活を乗り越えてあなたの今を生きていこうという気分にしてくれる名曲です。
就活に再挑戦するための5ステップ
つらいときには休むことも大切ですが、つらい就活を乗り越えないと今後の人生が大きく左右されてしまいます。
一度休んでまた元気が漲ってきたら、気分を切り替えてもう一度しっかりとこれまでの自分を振り返り、就活に再挑戦していきましょう。
①みん就・2chから離れ本を読む
「みんなの就職活動日記」や匿名掲示板の2chにはネガティブな情報が多く、ずっとそのまま見ていると気持ちを切り替えられませんので、みん就や2chから離れ本を読むことが大切です。
様々な生き方や考え方に触れ、豊富な知識を身に付けると面接中にスムーズな受け答えができるようにもなるので、一度本を読んでみましょう。
時事問題や自己分析、業界・企業分析の方法が書かれた本も販売されていますので、様々な本を読んで就活再挑戦の準備を進めていきましょう。
ホワイトアカデミーのある卒業生は、大学時代に島根で就活した際は学歴フィルターがキツ過ぎてほとんどエントリーシートが通らなかったそうです。
しかし、「MBAのススメ」という本を読んだところMBAが面白くなり、彼は大学院に行ってビジコンに出たりMBAを学んだりしました。
結局、その実績を引っ提げて最終的に良いとこに受かりましたが、本を読むとエネルギーが貰えることが多いので、しんどい時に本を読むのはアリだと思います。
②ESを見直す
書類選考で落とされている場合は以下の3点を見直しましょう。
- ESに専門用語を使ったりまとまりのない文章を書いたりして読みにくくなっていないか?
→5W1Hを使う、結論を先に書いたり箇条書きで書いたりするなどして読みやすく具体性のある文章となるよう心がけましょう。
- 空欄が多くないか?(やる気がないと思われます)、書き過ぎて枠から文字がはみ出していないか?(考えをまとめられず思いつきで書いていて計画性がないと思われます)
→別の用紙で一度下書きをし、第三者から内容の分かりやすさや誤字脱字をチェックしてもらいましょう。
- 折り曲げた後やシワがないか?、消しゴムの後が残っていたり修正液が多く使われていたり字が汚かったりしていないか?
→入社後もそんな状態で書類を出す人だと思われてしまうので、細心の注意を払って書きましょう。
なお、逆求人サイトでは、プロフィールを登録するだけであなたの条件に合った企業がオファーを出してくれるので、就活の選択肢が広がり新しい価値観や知識に気付けます。
企業はあなたのPRを確実に読んでオファーを出すので短期間で選考が進んでいきますし、ESの練習になるので、どんな自己PRを書けば企業からオファーをもらえるのか反応を見ながら試してみてください。
③面接対策
就活では見た目が命ですが、身だしなみが整っておらず清潔さが感じられない学生が多いので、面接で落とされる場合は、髪の毛、スーツ、カバン、靴などは必ず就活を意識したものにしましょう。
また、意外と見過ごしがちなのが食事ですが、体調が万全でないと面接中にスムーズな受け答えができず説明会の話も頭に入れにくいです。
つらい就活を乗り切るためには毎日しっかりと栄養バランスの取れた食事を取って元気を出すことが必要です。
特に朝食を食べていないと頭が働かず身体の調子も悪くなってしまうので、朝からすぐにスムーズに頭を働かせるなら、栄養豊富なブドウ糖や消化吸収を助けてくれるでんぷんが入ったバナナがおすすめです。
ビタミンCを合わせて摂取するならヨーグルトが効果的なのでバナナヨーグルトが良いでしょう。
また、ストレスが掛かっている時は甘いものを食べると良いと実証されていますが、チョコレートにはエネルギーの元となるブドウ糖や集中力・記憶力を高めてくれるテオプロミンが含まれています。
テオプロミンとカカオは緊張を和らげてリラックス効果を与えてくれるので、朝から集中して就活するときや面接前におすすめです。
④志望企業やタイムマネジメントを見直す
かなりの交通費を使って多くの企業の説明会や面接を駆けずり回り、笑顔で首を縦に振りながら「貴重な話、参考になりました」と言うのはすごく大変でやりたくないと思います。
就活では闇雲にエントリーしても上手くいかないので、本当に今後の人生でやりたいことが出来る企業に絞ってエントリーしましょう。
また、就活に失敗しないためには、就活を成功させるためのスキルや技術を磨く時間を確保する必要があります。
就活に専念できるよう、お金がないからといってアルバイトの時間を増やしたり必要ない用事を作ったりしないようにしましょう。
⑤就活塾に相談する
単純にやり方が悪くて就活で失敗する場合も多いので、ここまででご紹介した内容を踏まえて失敗の原因をもう1回確認し、それをちゃんと修正してから次に臨む必要があります。
ただ、なかなか内定が決まらず自信をなくしていたり落とされる原因が分からず悩んでいたりする場合も多いと思いますが、そのようなときは就活塾を利用して対処するとかなり即効性が高いです。
専門家が親身になって相談に乗ってくれたり、1人ではなかなか難しい面接の練習やESの添削をしてくれたりするのでオススメです。
無職にならないようリラックスして立ち上がろう
内定が取れずにつらい就活を続けていると、もう就活をする意味なんてないという気持ちが出てきてしまいますが、あまり思い詰め過ぎてしまうと、より就活がスムーズに進まなくなってしまいます。
無理をし過ぎると身体や心を壊し就活うつになる可能性も高くなるので、そんな時は一度つらい就活から離れ、ゆっくり休んでエネルギーを蓄えて気分を切り替えることが大切です。
ゆっくりリラックスしてから、今後の人生を大きく左右する就活を成功させられるように無理をせず自分のペースでしっかりと再挑戦していきましょう!
もし、就活うつかもと思っているのであれば、就活うつについて詳しく解説している以下の記事も併せてお読みください。