マスコミ塾（放送・出版社向け就活塾）のサービス内容とメリット

マスコミ業界に就職したい就活生におすすめしたいのが、マスコミ塾の利用です。

事実、マスコミ塾に通っている学生の中には、マーチ以下の大学でも新聞社・出版社やテレビ局に内定しているケースもよくあるからです。

しかし、マスコミ塾が何者であり、利用するとどんなメリットがあるのか分からないと利用に値するか判断できないと思います。

そこでこのページではマスコミ塾のカリキュラム内容や内定事情、気になる受講料や比較時の注意点についてご紹介します。

マスコミ塾とはどんなサービス？特徴や一般的な就活塾との違い

そもそもマスコミ塾とは、マスコミ業界に特化した就活塾の通称です。一般的な就活塾との違いは、新聞社や出版社、テレビ局、ラジオ局などマスコミ業界への内定を目指す学生向けの就活塾であることです。

マスコミ塾に通うメリットとは？

マスコミ業界志望者なら利用を考えたいマスコミ塾に通うと以下のようなメリットを受けられます。

• エントリーシートの添削がある
• 実践経験を積める
• ライバルに出会える
• OB・OG訪問ができる
• 大量の内定エントリーシートがある

エントリーシート添削や模擬面接など通常の選考対策だけではなく、情報収集する上でとても役に立つのがマスコミ塾のメリット。

同じくマスコミ業界を志望している学生さんとの情報交換、OB・OG訪問がたくさんできるのも大きなアドバンテージです。

内定者のエントリーシートを集めたり、実践経験を積んだりすることはあなた一人ではどうにもなりません。そうした面をサポートしてくれるだけでも、マスコミ塾に通う価値があります。

マスコミ塾に通う必要性があるのはどんな学生？

出版社などのマスコミ業界を志望しているが情報収集のツテを持っていない方、作文や筆記試験の対策に力を入れたい方は、マスコミ塾に通う必要性が高いと考えられます。

マスコミ塾に通うとメディア業界のリアルな事情を知ることができるほか、OB・OGと交流できるケースもあります。マスコミ関係の知人を作れることは、就活を進めていく上で非常に大きなメリットとなるでしょう。

また、マスコミ塾ではプロの目線で作文やエントリーシートなどを添削してもらえます。プロの講師からアドバイスを受けることで、自分では見落としていた部分にも気付きやすくなり、文章能力の向上が期待できます。

マスコミ業界に入りたいものの情報収集のツテがない場合や、あなたの書いた文章を客観的な視点で指導してもらいたい場合は、マスコミ塾の入塾を検討するのがおすすめです。

マスコミ塾の具体的なカリキュラム内容

マスコミ塾の講座内容は各塾で異なりますが、基本的には以下のような内容になっております。

• 小論文の執筆
• 小論文の批評や改善
• SPI対策や一般教養
• エントリーシート作成サポート
• 模擬面接など

併せて、マスコミ業界で現役で働いているマスコミ関係者が講義することもあるので、最新のマスコミ業界事情や裏話などを交えた専門的かつ刺激的な講義を受けられるケースもあります。

カリキュラムでは分からないマスコミ業界のリアルな部分を肌で感じられるため、貴重な時間になるのは間違いないでしょう。

就活塾に通えば出版社などのメディア業界に内定できるのか？

では、マスコミ塾に通えばマスコミ業界に内定できるのでしょうか？ここでは、そうした疑問について解説しています。

出版社などの内定確率が上がるのは事実

マスコミ塾に入塾すれば、マスコミ業界への内定確率が上がるのは事実です。

現役のマスコミ関係者との交流など、実践に沿った講義でマスコミ業界に対しての知識や経験が増えます。

独学でマスコミ業界への就活を行うのではなく、専門知識を持った講師陣と共に就活できるのです。その結果、内定確率が上昇します。

メディア業界の内定を保証するものではない

マスコミ塾に入塾した時点で、内定を保証するものではありません。マスコミ塾に通えばエントリーシート添削や模擬面接を受けられますし、OB・OGと交流をして情報収集もできます。

しかし、塾に通っても内定しない人もいるのです。というのも、筆者の知る限りマスコミ塾でマスコミ業界の内定率が100％の就活塾はありません。

この点からも、マスコミ業界に強いマスコミ塾に通えば内定できる可能性は上がるとはいえ、必ず内定できるわけではないのです。

マスコミ塾が役に立つのかはあなた次第

マスコミ塾が役に立つかどうかは、あなた次第です。

講師から与えられた課題を真剣にやるかどうかはあなた次第。情報収集や就職説明会などに積極的に参加するのもあなたの意思次第です。

それにそもそもの話になりますが、マスコミ業界への内定を欲しいと強く意識してマスコミ塾を有効活用するかどうかもあなた次第です。

マスコミ業界にかかわらず、どのような経験が就活で役立つのか知りたい就活生はこちらもご確認ください。
⇒就職活動で役立つ経験・体験とは？

マスコミ塾の料金はいくら？費用相場を解説

マスコミ業界に強いマスコミ塾に入塾するには、相場の料金はいくらなのでしょうか？

マスコミ塾は、基本的に相場はあってないようなものです。その理由は、入塾した人が「どの程度のサポートを求めるのか」によって基準が変わるからです。

加えて、サポートや添削を依頼する書類数によっても費用が変わります。ちなみに、東京都内で人気のマスコミ塾として知られている以下の塾に関しては、5万円～10万円を用意すれば基本的な就活サポートが受けられます。

• マスコミ・スタディ・フォーラム
• 阪東100本塾
• ペンの森
• キャリアゼミナール
• テレビ朝日アスク

そのため、マスコミ塾入塾にかかる費用は10万円以下と考えるのが無難です。これらのマスコミ塾については後ほど詳しくご紹介します。

マスコミ塾の選び方とは？複数の塾を比較する際の注意点

次に、複数のマスコミ塾を比較する際に注意すべき5つのポイントをご紹介します。

過去の内定実績を確認する

入塾しようと考えているマスコミ塾の内定実績を確認しましょう。

内定実績は、入塾を検討しているマスコミ塾の指導力の証明です。内定実績がない・もしくは少ないマスコミ塾は、費用が安くても通う価値はありません。

加えて、あなたが真剣に行きたい企業の内定実績があるかもポイントです。あなたが志望する企業群の内定実績が豊富な就活塾は通うに値しますが、内定実績がないのでしたら役に立たない可能性が高いです。

料金とサポート内容をセットで考える

料金とサポート内容をセットで考えることもポイント。入塾料金だけで考えるのではなく、就活サポート内容と料金を照らし合わせてみる必要があります。

「これだけのサポートをこの費用で受けられるのは高いのか・安いのか」といった基準で確認するようにしましょう。

費用対効果が得られると判断した場合には、資料請求や無料体験など具体的な行動に移るのが得策です。

担当講師との相性を考える

担当講師との相性も考えておきましょう。

マスコミ塾に通っても、「担当講師が尊敬できない」「どうしても好きになれない」ようならば、入塾したマスコミ塾での成長は難しいです。理由は講師の言う事を素直に聞けなかったり、マスコミ塾で言われるアドバイスに従う事が難しくなるためです。

入塾した後に後悔しないためにも入塾前に講師と話をしてみたり、あなたと講師との相性を考えたりするのが無難。カリキュラム内容に魅力を感じていても、それを伝える講師と相性が悪かったら無駄になります。

無料相談や無料体験を利用する

無料相談や無料体験の利用もポイントです。

目をつけたマスコミ塾のサービスの善し悪しは、実際に試してみないと分からないものです。

あなたにとって最適なマスコミ塾を選ぶためには、サービスや講師のレベルなどをあなた自身の目で確認し、体感したことを踏まえて行動することが欠かせません。

あなたとそのマスコミ塾の相性を確認する上でも、無料相談や無料体験を利用してみてください疑問点があれば、無料体験や無料相談の際にマスコミ塾側に伝えておきましょう。

無料サービスを提供している就活塾・就活セミナーの有効な活用方法について知りたい就活生は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
⇒就活塾の無料サービスを上手く使うコツについて

マスコミ塾の口コミ・評判をチェックする

マスコミ塾を選ぶ際は、気になる塾の口コミ・評判をチェックしておきましょう。

マスコミ塾のホームページを見るだけでは、授業の様子や塾の雰囲気などがよく分からないこともあります。実際にその塾を利用したことがある人のリアルな意見を参考にすれば、どのような塾なのかイメージしやすくなるでしょう。

過去にその塾に通ったことがある知人がいれば意見を聞いてみるといいですし、ネット上で口コミ・評判を検索するのもおすすめです。

マスコミ業界の就職に強い就活塾を一覧で紹介

ここまでマスコミ塾の特徴についてご紹介しましたが、どこの塾がおすすめなのか分からないと思います。そこでここでは、マスコミ業界への就職支援に強い就活塾を4つご紹介します。

マスコミ・スタディ・フォーラム

マスコミ・スタディ・フォーラムは1998年に設立された塾で、マスコミ就活塾の中で名門塾と位置付けられています。内定実績としてはNHKや全国紙、大手通信社があります。

東京・札幌に教室があるほか、オンライン講座も開催されています。

授業形式に関しては基本的には少数定員制です。大人数で講義をしないので、質疑応答もスムーズに行なえるでしょう。授業の中ではエントリーシートや作文作成、面接指導、時事教養なども学べます。

マスコミ業界への就職指導に強いマスコミ・スタディ・フォーラムに通えば、ジャーナリストとして活躍するための「真のマスコミ人」に必要な素養も身につきます。是が非でもマスコミ業界にいきたいのでしたら要チェックのマスコミ塾といえます。

⇒このマスコミ塾の公式サイトはこちら

阪東100本塾

阪東100本塾は、塾名の通り100本の作文を書くカリキュラムが特徴です。高田馬場駅前、西早稲田、新大阪に教室があります。

作文を多く書くことで執筆スピードや技術、ネタ出し方法の習得が目指せます。書いた作文は全て丁寧に添削してもらえますし、エントリーシートや面接指導のカリキュラムもあります。

指導形式については基本的に塾長が直接個別指導を行う形になっています。就活塾にありがちな講師同士のレベルの違いにショックを受けることもありませんし、相性を気にする必要もないのです。

文章を書くスキルは就活以外の場面でも必要なので、作文に力を入れたい方におすすめのマスコミ塾です。オンラインで指導を受けられる通信講座もあるので、通塾する時間がない方や地方在住でメディア業界を志望する方にもピッタリです。

⇒このマスコミ塾の公式サイトはこちら

ペンの森

ペンの森は1995年に設立されたマスコミ塾です。2023年12月時点の公式サイトの情報によると、これまでに500名を超えるマスコミ業界人を輩出しています。

千代田区神田神保町に住所を構え、通学コースの他に通信講座も開かれています。

マスコミ業界への寺子屋としての位置付けで、アサヒカメラ編集長などを経た岩田一平氏が塾長を務めています。

マスコミ業界への繋がりも強いマスコミ塾なので、マスコミ業界の人とつながりたい方に向いている塾といえるでしょう。

そんなペンの森では、毎日OBやOGが集まります。塾に通えば最新のマスコミ業界事情に触れられるので、講義に限らないホットな情報を得られる可能性が高いのです。

通い放題の定額コースが準備されており、スケジュールによっては週に何度でも利用できるのも特徴です。

⇒このマスコミ塾の公式サイトはこちら

キャリアゼミナール

キャリアゼミナールは、35年に渡って就活指導を行なっている講師がマスコミ業界への内定を勝ち取るまでサポートしてくれるマスコミ塾です（2023年12月時点の公式サイトの情報）。

キャリアゼミナールではオンライン・対面授業のどちらも利用できます。それにメールでのエントリーシート添削は24時間以内に対応してくれます。

具体的なサービス内容としてはエントリーシート添削と面接対策を一貫して行なっており、受講生と一緒に仕事案（企画案）を考えることも行います。

マスコミ業界に入ってから活躍できることも意識しながら、濃密なカリキュラムを準備しているマスコミ塾です。

⇒このマスコミ塾の公式サイトはこちら

テレビ朝日アスク

テレビ朝日アスクは、テレビ朝日の現役アナウンサーから指導が受けられるマスコミ塾です。

現役アナウンサーが校長として常駐しており、マスコミ業界の総合職として働きたい方やアナウンサー志望の方などに向けた講座を多数開講しています。

開校以来、合計1,500名以上が放送局に入社しており、実績は折り紙付き（2023年12月時点の公式サイトの情報）。

マスコミ志望向けのコースでは、マスコミ総合職 就活ゼミ、シナリオライター養成講座、番組制作入門ゼミが用意されており、いずれもプロから直接指導が受けられます。

特にマスコミ総合職 就活ゼミでは、小論文や作文講座、模擬面接授業が組み込まれ、本番の就職試験さながらの臨場感を体験できるカリキュラムです。

現場で活躍するプロの講師から実践的な指導を受けたい方は、ぜひ候補に入れてみてください。

⇒このマスコミ塾の公式サイトはこちら

このページのまとめ

今回はマスコミ塾の実態やおすすめのマスコミ塾についてご紹介してきました。色々な情報をご紹介しましたが、特に重要なポイントについて改めて一覧にしてみたのでご覧ください。

• マスコミ塾というのは、マスコミ業界に特化した就活塾の通称
• マスコミ業界を志望する学生にとって必要性が高いといえる
• エントリーシート添削や模擬面接などのカリキュラムがある
• マスコミ塾に入塾すれば必ず内定を貰えるわけではない
• 内定実績や講師との相性などを総合的に判断する
• マスコミ塾によってカリキュラムが異なる
• いつから通うか迷うなら大学2年生の終わり〜大学3年生の初めごろが無難
• あなたにとって最適なマスコミ塾を選ぶ必要がある

今回の記事を参考にして、マスコミ業界への内定を目指してみませんか？

最後に、このページに目を通されたあなたに役立つ他の記事をご紹介して終わりにします。

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