留学後の就職で有利な留学経験と留学時期による就職への影響とは?

最近、まわりで留学している同級生を見て「自分も留学しなくちゃ……」と思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、どうしたってお金はかかるし、就活への影響だって気になるし……と不安を抱いている方も多いはずです。

どうせ留学に行くなら、その経験を就職で有利に伝えていっちゃいましょう! 

この記事の登場人物の会話を覗いていけば、その方法がバッチリ学べちゃいますよ!

また、留学するのに適した時期なども解説していますから、こちらもきちんと確認してくださいね。

この記事の登場人物

富田:理工学部の大学3年生。自己主張は苦手だが心根は優しい草食系男子。メーカーを志望して就活をしている。

春山:経済学部の3年生。あだ名はハルちゃん。明るくハキハキしていて「考えるより動け!」の行動派。母子家庭出身で、化粧品や日用品など女性を対象とした仕事に就きたいと考えている。

白河:社会人3年目のヘッドハンター。ホワイトアカデミー在学中に内定をもらった東証一部の人材系企業で勤務。ホワイトアカデミーとは、特別講師という形で現在も付き合いが続いている。

富田
白河さん、留学って本当に就活に有利なんですか? 最近は留学する人が多いから、他の留学経験者と差別化するのって難しいんじゃないですか?

春山
先輩にも、留学をするから就活のスタートが遅くなっちゃうっていう人がいたし……

白河
じゃあ、今日は留学組の就活について説明していこうか!

就活で留学経験を有利に生かすために必要なこと

白河
結論から言うと、留学しただけでは就職には有利にならないんだ。さっき富田くんが言ってたように、今の時代、留学に行く人は10万人とも言われてるからね。

(1)独立行政法人日本学生支援機構による調査
独立行政法人日本学生支援機構が実施している「協定等に基づく日本人学生留学状況調査」によると、大学等が把握している日本人学生の海外留学状況は、2017(平成29)年度で、105,301人(対前年度比8,448人増)となり、留学者数の多い国・地域は、アメリカ合衆国19,527人(対前年度比687人減)、オーストラリア9,879人(対前年度比394人増)、カナダ9,440人(対前年度比532人増)でした。

(文部科学省ホームページより)http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1412692.htm

富田
じゃあ、どうすれば留学を就活で有利に活かせるんですか?
白河
留学の目的をきちんと言語化することだね。何のために留学して、結局、何が得られたのか、それが、その企業で働く中でどう生かされるのか、この辺のことがはっきりと言えたら、留学経験は就職でも生きてくるよね。
春山
留学が終わった後にどんな自分になっていたいかとか、留学を通して達成してみたいことをちゃんと考えておくことが大切なんですね!
白河
そうだね。ゴールを決めて、それに向かって努力したっていうのは、高評価に繋がるよ!
富田
でも、具体的なゴールを決めるのって難しくないですか?
白河
それなら、まず留学で身につけられそうなことをリストアップしてみたらいいんじゃない? コミュニケーション力とか忍耐力、積極性、決断力、受容性、異文化適応能力・・・いろいろ考えられるでしょ?
春山
リストアップした中から、自分が身につけたいものをピックアップすればいいんですね!
白河
そう。それを身につけるために留学中に何ができるかを考えれば、それが留学の目的になるでしょ?

あと、就職したい企業がある程度固まってるんだったら、その企業がどんな人材を求めてるかも参考にするといいよね!

富田
企業が求める人材に近づくために、留学中にどんな活動ができるかを考えられるっていうことですね
白河
そう。そうすれば、留学生活を充実させることができるし、帰国した後の就活でも企業から高い評価を得やすくなるよ!

留学の時期による就活への影響

春山
白河さん、就職に影響を与えないためには、早い段階で留学に行くべきなんですかね?
白河
基本的にはね。1・2年生で留学に行けば、帰国してからの就活に間に合うし、自分が海外生活に向いているか早いうちに知ることができるからね!
富田
休学もしなくていいから、長期留学に行っても同期と一緒に卒業できるのもメリットですね!
白河
ただ、1・2年生のうちは必修科目が多いから、帰国してからの再履修科目が多くなる可能性があるよね。
春山
サークルとかのコミュニティからも離れちゃうから、交友関係が疎遠になっちゃうってこともあるかな……
富田
ゼミ選考と留学期間が被る可能性もあるよね。
白河
ゼミは就職にも大きく関わってくるから、事前に調べてから留学に行くことをオススメするよ。3年生になってから留学すると、インターンに参加できないのが痛いよね。
春山
そうなると、いきなり本選考っていうことですか?
白河
留年しないなら、そうなるね。帰ってきてすぐに本選考が始まって、場合によっては「どうして早めに留学しなかったの?」って聞かれるかもね。
富田
だったら、3年生で留学に行くんだったら留年したほうがいいんですかね?
白河
留年すれば、1年間かけてじっくり就活できるよね。
春山
先に就活を終えた同期からアドバイスももらえるし!
白河
ただ、学費が余分にかかるから、そこは家族とキッチリ話さないとね。
富田
同期と一緒に卒業できないのもな〜
白河
でも、3・4年生で留学に行くんだったら、僕はやっぱり留年することをオススメするね。就活を見据えた上での留学になるから、目的意識を持って留学生活を過ごせるでしょ!
春山
卒業単位を確保してれば、留学先で好きな授業を履修できるのも大きいですよね!
白河
留学する中で職業観が変われば、それを元に日本で就職できるから、僕はこれが一番大きなメリットかなって思うけどね!
コラム 〜休学留学〜

休学留学とは、在学している学校を休学している間に留学することです。

休学費用がかかったり、社会人になるのが同期より遅れてしまったりというデメリットはありますが、大学が設けている留学プログラムよりもカスタマイズした留学にできるのが魅力です。

また、就活時の扱いが既卒ではなく新卒になるのも大きなメリットです。

事前に「休学留学」を大学に申請することで、留学先での取得単位が日本の大学で単位として認められる「認定留学制度」を設置している大学もあるので、ぜひ調べてみてください。

ここ数年は、就職活動のスケジュールを決定する経団連の指針が、年度によって大きく変わっています。

2018年11月には就活ルールが廃止されることも発表されました。

今後、これまでのスケジュールが来年も続く保証はありませんので、「これまで通りのスケジュールだったら、今留学に行っても大丈夫だよね!」なんて甘い見通しは持たないようにしましょう。

場合によっては、留学によって就活のスタートが遅れてしまうかもしれません。

あなたが留学を考えているなら、前もって就活に対する知識を蓄えておくことで、留学中も、留学後も、就活に焦らず取り組めるはずです。

経験を就活で有利にPRする5つのコツ

春山
白河さん、留学経験をPRするコツって何ですか?
白河
全部で5つぐらいあるかな。順番に解説していくね!

経験を就活で有利にPRするコツ①目的・動機をPRする

白河
1つ目は、留学の目的と動機をPRすることだね。ここで気をつけなければいけないのは、抽象的な目的とか動機は面接官には覚えてもらえないことかな。
富田
例えば、「留学して国際感覚を身につけたかったから」とか「語学力を向上させたかったから」っていうのですか?
白河
そうだね。それだと「国際感覚ってそもそもなんなの?」とか「語学力なんか日本でも身につくでしょ?」っていう話になっちゃうからね。
春山
やっぱり、なぜ留学先としてその国や大学を選んだのかまでPRできたほうがいいんですかね?
白河
もちろん。自分が留学するに至った目的とか動機は、面接前にきちんと言語化しておく必要があるね。

経験を就活で有利にPRするコツ②自分が成長した点をPRする

白河
2つ目は、留学で自分が成長した点をPRすることだね。留学する前の自分と留学した後の自分を比べれば、わかりやすく伝えられるよ!
富田
成長した点としては語学力が最初に思い浮かびますね。
白河
うん。でも、語学力は留学を経験した人のほとんどがアピールするから、他の留学経験者との差別化にはならないよね
春山
「留学に行ったんだったら、語学力がついて当然でしょ」っていう風に思われるかもしれないし……
白河
もし、どうしても語学力をPRしたいんだったら、現地で語学力が向上したと感じた時のエピソードとかを盛り込むといいだろうね。
富田
TOEICのスコアが留学する前後でどう変化したのかなどをPRするのもいいかもしれませんね!
白河
そうだね。他にもコミュニケーション力とか積極性もアピールするといいよ! これらがどう向上したかをスコアで表すのはちょっと難しいから、ここでも留学でのエピソードを交えるといいんじゃない?
春山
「留学先でのグループワークで意見をまとめた」とか「留学先でバイトを経験してみた」とかは使えるかもしれませんね!
白河
そうだね。どんなエピソードがあったかを面接の前にまとめてみるといいね!

経験を就活で有利にPRするコツ③苦難を克服した方法をPRする

白河
3つ目は、留学中の苦難をどのように乗り越えたかを伝えることだね。それが、これから苦難にぶつかったときにどのような対応をするかというアピールにつながるよ!
富田
留学したからこそぶち当たった苦難を話せば、留学していない就活生との差別化にもなりますね!
白河
そうだね。「語学力が足りない」とか「授業でなかなか発言できない」みたいな困難を、どういう風に打破していったかを分かりやすく伝えることが必要だね。
春山
「道に迷ってしまった」とか「スリに遭ってしまった」みたいな生活上のエピソードもPRには有効ですか?
白河
うん。その状況をどのように解決していったかを伝えれば、課題解決力のPRになるね!

経験を就活で有利にPRするコツ④人脈の多さをPRする

白河
4つ目は、留学を通して世界中に人脈を広げられたとPRすることだね。
富田
留学すると、色んな国籍の人と関わりを持てますよね。最近は帰国してもSNSでコンタクトも取れるし!
白河
そうだね。人脈を広げるためには、自分から積極的に人と関わっていかないといけないし、語学力、コミュニケーション能力、文化適応力も必要だから、人脈をアピールするだけでそれに付随した色んな能力をPRできるんだよね
春山
世界に広がる人脈は、日本に留まってるだけじゃ築けないから、留学組にしか出せないPRポイントですね!
白河
うん。アピールするときは、どうやって人脈を広げていったかを説明することが大切だね!

経験を就活で有利にPRするコツ⑤経験を仕事でどのように活かせるかPRする

白河
最後は、留学を通して得た力を入社後にどう活かせるかPRすることだね。
富田
留学経験があっても、その経験を仕事で活かせなければ宝の持ち腐れですもんね!
白河
そうだね。これをPRするためには、事前に企業研究をやっておくことが必要だね!
コラム 〜留学経験は学歴になる?〜

1年以上留学した場合は、履歴書の学歴欄に「期間・国・学校名」を記入できます。国名・学校名は英語でも日本語でも構いません。

期間が1年未満の留学は学歴として認定されないので、学歴欄には記入できませんが、自己PR欄や自由記述欄に海外経験を記入することはできます。

経験が就活で不利に働くPR方法

春山
白河さん、逆に、こういうやり方だとマズイっていうPR方法はありますか?
白河
留学で起こった出来事を話すだけでPRした気になるのはダメだね。それでどうなったかとか、何を学んだのか、みたいなところを人事担当者は一番聞きたいわけでしょ?
富田
「価値観の違いに苦しんだ」とか「最終的にたくさんの友達ができた」とかだけ伝えるんじゃダメなんですね。
白河
あと、実績のない語学力をPRするのもダメだね。語学力をアピールしたいなら、TOEICでも英検でも何でもいいけど、具体的なスコアとか資格がないと信用できないよね。
春山
あんまり語学力が身につかなかったら、最初からアピールしないほうがいいんですかね?
白河
語学力を盛るくらいならね(笑)。語学力を裏付ける体験とか実績がないんだったら、他のことをアピールした方が賢いね。

自分の成長を客観的に把握しよう

白河
今日は留学経験のPR方法について話してきたけど、どうだったかな?
富田
留学そのものが就活で有利に働くわけじゃないんですね!
春山
なんで留学をして、留学を通して自分がどう成長して、その成長が仕事にどう役立つかまできちんと説明できる段階に達して、はじめて留学が就活に有利に働くっていうことですよね?
白河
そう。留学したことで満足せず、自分のどこが成長したかを客観的に探してみることが大切だね!
富田
でも、1人で留学経験をブラッシュアップしていくのって難しくないですか?
白河
それなら、就活スクールを使えばいいんじゃないかな? 就活スクールを使えば、内定がバッチリ取れるレベルまで徹底的に指導してもらえるよ!

一流・ホワイト企業を目指すなら、ホワイト企業内定率No.1の就活スクール・ホワイトアカデミー

春山
分かりました! 白河さん、今日はありがとうございました。
富田
ありがとうございました。
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ABOUTこの記事をかいた人

編集長の白河を筆頭に、「人材紹介会社や大学のキャリアセンターでは教えてくれない、就職活動の本当の情報」を書いていくライター集団。人材紹介会社の不都合な真実を暴き、就活生・転職者が天職を見つけてイキイキ働くために役に立つ情報だけを徹底的に公開していく。詳しいプロフィールは、フッターの「はじめての方へ」からご覧になれます。