本当にやばい就活塾の洗脳の手口

大学3年生になり就職活動が気になる時期ではないでしょうか?

学内の就職課やインターン、先輩の話など色んな方法で就活を始めると思います。就職活動の一つとして就活塾に入ろうと思っている大学3年生も多いでしょう。

様々なカリキュラムで内定を目指す就活塾は就活生の味方ですが、一方で「洗脳される危険性」も。

就活塾に通っていた先輩から「就活塾は洗脳されるからやめた方が良い」と聞いて、就活塾に入ることをためらっている人もいるほど。

そこで今回は、悪質な就活塾・就活セミナーが行っている洗脳の実態、洗脳被害に遭わないための5つの心得をご紹介します。

就活塾のリサーチをしている大学3年生だけではなく、「これって洗脳?」と就活塾の対応に不安を感じている方にも読んでほしい内容です。

講師(塾長)の言葉=神の言葉と洗脳する

洗脳する就活塾の講師
悪質な就活塾が行なう洗脳の手口として、講師(塾長)を神と表現させることが代表的。

「私の言葉や行動が全て」と加入した学生に刷り込み、インパクトのある言葉を立て続けに話す。その結果、講師を神として認識させるのです。

実際にあった例としては「俺の話を素直に聞けば大手に内定できる」「俺の言葉を守らないと必ず就活に失敗する」「無職になる可能性が高い」など。そうした言葉を投げかけた後に、面談などで繰り返して学生の頭に埋め込んでいくのです。

ある意味宗教的な要素があるので要注意です。

自己分析と称して徹底的に自己否定をさせる

就職予備校講師による自己否定の強要
就職活動では「自己分析」がポイントです。

自己分析とは、自分を客観的に分析して良い所や悪い所を洗い出す作業。分析を踏まえて自分のやりたい事や未来像などを探っていくのですが、悪質な就活塾は自己分析も洗脳の手段として悪用しています。

学生に自己分析をさせた後、講師からは「そんな分析ではダメ」「これまでの生き方は無駄」など、徹底的に学生の自己肯定感を下げてきます。

自己肯定感を下げる目的は「就活塾のアドバイスを信じ込ませる」ためです。

自己肯定が低く自分に対して自信を持てなくなった学生に、「私を頼れば大丈夫」「我々の指示を守れば問題ない」と甘い言葉ですり寄ってくるのです。

こうした言葉で揺さぶりを受けると、メンタルに大きな悪影響を及ぼすだけではなく、重要な判断が必要な時に決断できない事にもなりかねません。こうなると就職活動どころではなく、学生の人生も混乱します。

人格の向上と称してボランティアを強要する

ボランティアを強要する就活塾の講師
自己肯定感を低くするだけではなく、洗脳の一環としてボランティア活動を強要する就活塾も存在しています。

ボランティアとは本来自らの意志で提供するもの。しかし、悪質な就活塾はボランティアや社会貢献活動も洗脳のカリキュラムとして展開しているのです。

一見とても素晴らしいことをしているように見えますが、悪質な就活塾側は「俺たちの言うことをなんでも聞くロボット」に仕立て上げているだけです。

就活塾に加入した後でボランティア活動を強要されたら要注意です。

言葉巧みに就活塾の仕事を無給でやらせる

洗脳してやりがいを搾取する
ボランティア活動の強要と似ていますが、就活塾の仕事を無給で手伝わさせる手口もあります。

「就職した後に役立つ」「社会勉強としてやろう」といった口実で、就活塾の運営を強制的に行なわせるのです。

例としては、チラシ配りやSNS運用、街頭での声かけなど。成長の機会を与えられていると思いがちですが、そもそも仕事は無給ではありません。

「あなたの成長のために」「ここで経験を積むと将来必ず役立つ」と前向きな言葉を投げかけて洗脳し、無給の仕事をさせる悪質な就活塾も存在しています。

マルチビジネスへの参加を強要する

マルチビジネスで講演する就活塾講師
一部の悪質な就活塾では、講師が運営者として活動しているマルチビジネス(ネットワークビジネス)、オンラインサロンへの参加強要もあるのです。

参加を促すために使う言葉としては、「私たちは家族同様」「あなたと私は同志」と、まるで宗教のように感情に訴えかけてきます。

身内感を出すことで参加へのハードルを下げ、就活塾とは関係のないネットワークビジネスへの参加を強要するのです。

その上で「私たちは仲間だからみんなで成功しよう」と魔法の言葉でお金をむしり取ってくるのです。

就活塾に洗脳されないための5つのポイント

怪しい就活塾に洗脳されないコツ
ここまでは悪質な就活塾の洗脳の実態をご紹介しました。ここからは、洗脳されないために心がけておきたい5つのポイントをご紹介します。

入塾する(した)塾のネット上の評判を調べる

入塾を検討している就活塾について、事前にネット上の評判を調べておきましょう。

就活塾の実態を把握しておくと加入の検討にとても役立ちます。実際に加入した学生の体験談や被害の報告など、ネットの情報が全て正しい訳ではありませんが、悪質な就活塾の大半はネガティブな口コミが多く書かれています

就活塾の公式サイトにはポジティブな内容しか記載されていないので、学生の切なる声は正しい判断の道しるべになるでしょう。

塾の講師はあなたの親ではないと認識する

塾の講師は親ではない
就活塾の講師や塾長はあなたの親ではありません。

あくまでビジネス(仕事)としてあなたと付き合っているだけなのです。仕事として割り切って付き合っているので、実の親が与えるような「無償の愛」を注ぐことはありません。

「就活塾をやめる」と伝えたら、あの手この手で引き止めてくるでしょう。しかし、そういった態度に惑わされてはいけません。甘い手に乗ると、あなたの大事なお金と時間が搾取されるだけです。

塾のメンバー以外との関わりを持つ

悪質な就活塾の洗脳に遭わないために、就活塾だけではなく「他のコミュニティー」や「仲間」を持つこともポイントです。

就活塾以外と関わりを持つことで、「就活塾に関係するコミュニティーが全てではない」と考えられるようになります。冷静な判断をすることで洗脳を免れるのです。

加えて、その就活塾の環境に対して明らかに問題があると感じた場合は、就活塾から距離を置く事も検討しましょう。

「加入を断る」「連絡がきても相手にしない」など自衛策を取る。それでもメールや電話での連絡が止まらないなどの被害が起こったら、警察への相談も一つの方法です。

複数の就活の相談相手を持つ

大人の相談相手
就活は人生の中で大きな決断です。

そうした背景もあり、困った時には大人に頼りたくなります。しかし、悪質な就活塾はその気持ちに付け込んで洗脳してきます。

1人で就活塾側の洗脳に抗うのは難しいので、就活塾とは関係のないコミュニティーの中で相談に乗ってくれる大人を持つと安心です

人生経験豊富な大人に相談すれば冷静かつ的確なアドバイスを受けられますし、悪質な就活塾の指導の不自然さにも自ずと気付きやすくなります。就職活動における「セカンドオピニオン」として意見を聞けば、違和感のあるアドバイスに従うリスクもなくなるので一石二鳥です。

おかしいと思ったらすぐに逃げる

就活塾の対応に不安を感じたら、すぐに逃げましょう

就活塾は解約もできますし、たとえ返金がなくても大事なメンタルを壊されるよりはマシです。一度壊れたメンタルを取り戻すのは至難の技。

人生勉強として完全に関係を断つのも一つの方法です。いずれにしても、少しでも違和感を抱いたら勇気を出して逃げましょう。

ちなみにすぐに逃げた方が良い怪しい就活塾の特徴と営業スタンスについては、以下のページでまとめているのでよろしければどうぞ。

やばい就職塾の5つの特徴

悪質な就職塾とは関係を切ろう

洗脳してくる悪徳な塾は辞める
今回は悪質な就活塾の洗脳の実態と、洗脳被害を回避するための5つの心得をご紹介しました。

  • 入塾予定(入塾した)就活塾をネットで調べる
  • 就活塾の講師はあなたの親ではない
  • 就活塾以外のコミュニティーを作る
  • 複数の相談相手を作る
  • 不安を感じたらすぐに逃げる

少しでも不安を感じたら悪質な就活塾へ加入しないことです。加入した後におかしいと感じたら迷わず逃げましょう。勇気ある決断が大事なお金とメンタルを守ることにつながります。

洗脳するような悪徳な就活塾ではなくまともな塾に興味がありましたら、おすすめの大手の就活塾をまとめている以下のページをご覧ください。

おすすめの大手就活塾8選

就活の準備が進んでいない26卒におすすめの就活塾

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