「大学受験を失敗したから、就職厳しそうだな……」
「大学受験を失敗した分、就職活動は成功させたい。」
そう思っているそこのあなた!
ホワイトアカデミーでは、東大早慶などの”上位校”以外から、多数のホワイト企業内定者を輩出しています。(いきなりの宣伝笑。)
今回は企業が選考で重視するポイントと、そこから大学受験に失敗した学生がすべき準備を、5つにまとめました。
富田:理工学部の3年生。自己主張は苦手だが心根は優しい草食系男子。メーカーを志望して就活をしている。
春山:経済学部の3年生。あだ名はハルちゃん。明るくハキハキしていて「考えるより動け!」の行動派。母子家庭出身で、化粧品や日用品など女性を対象とした仕事に就きたいと考えている。
白河:社会人3年目のヘッドハンター。ホワイトアカデミー在学中に内定をもらった東証一部の人材系企業で勤務。ホワイトアカデミーとは、特別講師という形で現在も付き合いが続いている。
目次
大学受験に失敗しても、就職活動では成功したい!成功者の特徴
大学受験失敗=就職活動の失敗ではありません。(もちろん就職活動の失敗=不幸というわけでもありませんが。)
大学受験を失敗したとしても、そこから立ち直り、ホワイト企業への内定を勝ち取った学生は多くいます。
①面接官に好印象を与えることができる。
②選考における採用基準を満たすことを、伝えることができる。
この2つができる学生は就活がうまくいく傾向があるよ!
この2点を押さえれば、ホワイト企業の内定も夢ではありません。
「有名大学ではないけど、就職を諦めたくない。」そうお思いの方も多いと思います。
もちろん上位校の方が選択の幅が広いことは否めません。
しかし、無名大学の学生でも、努力次第で行きたい企業の内定を獲得することはできるわけです。
面接官が、受験に失敗した学生に抱く印象
浪人を心配する必要がない理由
①目標達成への努力を惜しまない姿勢を伝えることができる。
確かにストレートで合格はできませんでしたが、伝え方を間違えなければ、努力をした証になります。
例えば自己PRで「TOEICを徹底的に努力をしたエピソード」を話すとします。その理由として、大学受験の失敗を話せば、一貫性があり説得力を持たせることができます。
②採用枠が現役生と同じ。
ちなみに採用制度としても、現役で入学した学生と同じ枠での応募になります。
新卒とは、新規卒業を省略した言葉です。そのため新卒対象というと、その年に卒業する学生が対象となります。
しかし、近年採用においては卒業後3年間は新卒枠での就職活動が可能となっています。
これは政府かた企業に要請しており、詳しくは「卒業後3年以内の既卒者は新卒扱いとする、卒業後3年以内の既卒者を採用する企業への奨励金を設ける」というものです。
(就活のミライ “https://shukatsu-mirai.com/archives/21534“より引用)
また、学歴に関しても、次のような視点を持つ面接官もいます。
就活では難易度が低い大学は不利な扱いを受けることがある。企業は大学偏差値を熟知しており、学力の指標として使っている。
しかし、大学に対する評価があるにしても、努力によって成長した学生に対しては、高評価を与えることが多い。
・「偏差値はあまり高くない大学の学生でしたが、人知れず学生時代に努力しつつ、部活動にも力をいれながら、TOEIC820点台を持っており、礼儀礼節もしっかりできていた学生」(301~1000人、サービス)東洋経済オンライン “https://toyokeizai.net/articles/-/215283?page=4“より引用
面接官が良い印象を抱く学生とは
①「元気で明るい」学生を企業は大好き
・「新卒ですので、やはり『元気で明るい』アピールができる学生は、印象に残ります」(従業員数1001人以上、サービス)
・「会社説明会や選考の場を、自身も楽しみながら参加している学生。周囲や社員への積極的な関わりの持ち方から、そういった印象を受ける」(301~1000人、サービス)(東洋経済オンライン 就職四季報プラスワン “https://toyokeizai.net/articles/-/215283?page=2“より引用)
②たどたどしくても誠実であれば好印象
・「ぼくとつとした感じで、大学生活では学業(実習)しかしていないので、それ以外を語ることはできません、と言った学生がいました。パフォーマンスもなく、非常に誠実だったのが、印象に残っております」(301~1000人、メーカー)・「たどたどしくもしっかり自分の意見・考え方を述べた方」(301~1000人、サービス)・「専門知識はないに等しいが、自分の言葉で伝えようという思いや、熱意が伝わってくる。表情や回答の一言一言が一生懸命で、こちらも話を聞きたくなった」(301~1000人、情報・通信)(東洋経済オンライン 就職四季報プラスワン “https://toyokeizai.net/articles/-/215283?page=2“より引用)
選考で重視されるポイント
次に選考基準です。
どのような選考基準で採用をしているのかを把握して見合った準備をしましょう。
企業が採用基準で重視する項目と、学生が面接等でアピールする項目を比較して見る。 企業が重視している項目は
「人柄」 (92.1%)
「自社への熱意」 (77.6%)
「今後の可能性」(65.6%)
の順に 高かった。
(リクルートキャリア 就活白書2018:https://www.recruitcareer.co.jp/news/20180215_01.pdf より引用)
①人柄
例えば「アルバイトは何をしていましたか?また、そこではどんなポジションでしたか?」と面接官が聞いた時。
誤解を恐れずに言うと、回答の内容自体はあまり重要ではないんだ。
アルバイトでトラブルが起きた時に、何を考えどう行動したか。これを自分の人柄が伝わるように話すことが大切なんだ。
バイトでもテニサーでも大学受験の失敗でも、なんでも良いわけです。
珍しい経験をしている学生は、ほんの一握りなのですから。
大切なのは、それらに直面した時。
・どう考えたのか
・どのような行動をしたのか
です。
そこから、あなたが会社に入って問題に直面した時にどう動くかを、推測したいのです。
どこでも聞くような質問や、雑談、立ち振る舞いから「人柄」を見抜こうとしているのです。
②自社への熱意
新卒1人を雇うのに平均約500万円ほどコストがかかっていますが、学生は数十社エントリーし、複数内定を得た上で入社を決めます。
企業のために不可欠な新入社員ですが、10人に内定を出して、10人に辞退されたら企業は存続できません。
だから、会社は自社への熱意、すなわち「本当に入社するか」を重要視します。
③今後の可能性
「コストをかけて雇った新卒が、入社後に鍛えたら伸びてくれるだろうか?」
これも面接官が懸念していることです。
基礎ができていなければ応用はできません。
社会人として必要最低限の基礎を備えている=会社が鍛えたら伸びるという解釈です。
・挨拶はできるか。
・身だしなみを清潔に整えられているか。
・相手の目を見て話ができるか。
などなど、いわゆる日本社会において”当たり前”とされていることです。
逆に言えば、そんな些細なことができれば、この基準は大学受験の失敗に関係なくクリア!
基礎を意識して、可能性をアピールしましょう。
【これだけはやっておこう!】就活で成功するための準備5つ
①会話のキャッチボールに慣れる。
まずは、ある人事の意見に着目しましょう。
<人事の証言>
- 集団面接で、特定のアーティストへの熱い思いを5分近く続けた人が。空気を読めないのはチームでの仕事では致命的です(イベント企画)
- 「とにかく御社に入りたい」と繰り返されました。弊社で何がしたいのかわからず評価のしようがありません(自動車)
(リクナビNEXT “https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/5867/” より引用)
具体的には
・回答は1分以内に収める。
・原則として一問一答を心がける。
これを無意識にできるように、面接練習を繰り返すと良いよ!
②自分がやりたいことと、自分の過去に一貫性を持たせる。
夜中2時まで議論をしあい、LINEアカウントを作るという策を考え出しました。
結果として前年比2.3倍の新入生が集めることができました。(②)
中学生の時は、「何かあったら相談する人」として学年中の相談を受けていました。」(③)
A君の発言全てに一貫性があります。
自分のやりたいこと(①)→体験(②)→生い立ち(③)、全てが繋がっています。
このように、自分の現在と過去、そして未来がつながるように整理しておく必要があります。
③自分を一言で表す。
Q:あなたの自己PRをしてください。
私を一言で表すと、「ボランチ」です。(①自分を表す一言)
小中高とサッカーをしていましたが、チームの司令塔であるボランチを務め続けていました。(②体験となるエピソード)
御社に入社した暁には、自分の「ボランチ」らしさを活かし、企画をマネジメントしていきたいです。(③やりたいこととの繋がり)
(大手広告代理店H社内定者のエピソード)
まず「ボランチ」として面接官に伝わります(①)。過去の体験を話すことで説得力を持たせ(②)、やりたいこと(③)につなげています。
④好印象な立ち振る舞いに慣れる。
興味がない会社でもインターン・に応募して、練習では得られない緊張した本番の雰囲気に慣れましょう。
練習試合なしで試合に臨むスポーツ選手はいません。オリンピック選手も、オリンピックの前に何度も実戦を重ねています。
⑤自分を表しつつ、会社にあった身だしなみを揃える。
例えば”フレッシュな行動力”を押し出しているところには、赤よりも明るい青のネクタイの方が合うよね。
キーワードは一貫性です。
例えば「快活さ」をPRするとき、暗い色のネクタイよりも明るめの青にした方が、伝わりやすくなります。
自分の話す内容にあった身だしなみを意識しましょう。
ちなみに筆者はネイビーとチャコールグレーのスーツしか使っていません。
人間は”分からない”ことに対して不安を抱きます。
さらに面接官は「なぜこの学生を採ったのか」上司や他の部署に説明する責任を負っています。
「この学生は何を言いたいのかわからない。上司にも説明できないから落とそう。」
といった心理になりますから、なるべく分かりやすく、面接官に不安を抱かせない努力が必要になってくるのです。
やりたいこと、やれること、やるべきこと
①面接官に好印象を与えることができる。
②選考における採用基準を満たすことを、伝えることができる。
①人柄=学生の人となりを、面接官が会話から推測できたか。
②自社への熱意=内定を辞退しないかどうか。
③今後の可能性 =社会人としての基礎があるかどうか。
①会話のキャッチボールに慣れる。
②自分がやりたいことと、過去の自分に一貫性を持たせる。
③自分を一言で表す。
④好印象な立ち振る舞いに慣れる。
⑤自分を表しつつ、会社にあった身だしなみを整える。
最後に、テクニックだけでは太刀打ちできません。
「やりたいこと、やれること、やるべきことを認知して拡大しているかどうか」(廣瀬泰幸著 新卒採用基準より)といった根本的な部分を考える必要もあります。
ホワイトアカデミーで納得した就活をしてみませんか?