ここでは、主要な外資系医療機器メーカーについて解説していく。外資系の医療機器メーカーは治療系の機器に強いと言われている。
メドトロニック
心臓ペースメーカーを中心に開発・製造・販売を行っており、医療機器業界の売上高では世界最大の医療機器メーカーだ。
2014年に大手医療機器メーカーのコヴィディエを買収することを発表し、アイルランドのダブリンに本社を移した。
オペレーション本部はアメリカ合衆国にあり、現在は160近くの国に480以上の拠点を持っている。
ジョンソン・エンド・ジョンソン
米国のジョンソン・エンド・ジョンソンは1886年に滅菌済みの縫合糸・包帯などの衛生用品メーカーとして始まった。
現在、約60カ国でグループ事業を展開、「トータルヘルスケアカンパニー」を標榜し、医療機器のほか、医薬品、家庭用衛生用品、化粧品などを製造している。
「バンドエイド」や「リステリン」など家庭用品のイメージが強いが、外科領域の医療機器では圧倒的なシェアを誇る。
ちなみに、2021年の事業別売上構成は、消費者向け製品が15.6%、医薬品が55.5%、医療機器が28.9%となっている。
医療機器だけでなく医薬品にも強い企業であり、今後も世界のトップに君臨し続ける企業だろう。
またこの企業は「女性が活躍する会社BEST100」にも選ばれ、本社の米国が女性の活躍を推進しているためか、女性への待遇にも力が入っている。
女性への理解を示している企業はワーク・ライフ・バランスを重視する会社であると考えられ、ホワイト企業であると言える。
参考:
deallab
ゼネラル・エレクトリック
発明王のエジソンが1878年、ランプを製造するために設立した企業として有名だ。
ゼネラル・エレクトリックヘルスケアが医療機器の製造・販売を行っており、CTやMRI、超音波診断装置といった画像診断機器では世界トップシェアを誇る。
エドワーズライフサイエンス
カリフォルニア州アーバインに本社を置くエドワーズライフサイエンス社は血行動態モニタリング、人工心臓弁などの製品で世界トップシェアを誇っている。
口コミサイトOpenWorkでの有休消化率は53.4%と、しっかり休みを取れる会社である。