- 「体育会系が就活する場合の流れやスケジュールは?」
- 「就活における体育会系のメリットとデメリットを知りたい」
とお考えではありませんか? 体育会系の部活でスポーツに打ち込んでいた学生は、就活で有利と言われています。 これは、スポーツを通じて協調性や継続力といった、社会人として活躍できるスキルを身につけられるためです。 しかし、他の学生にはない強みと同時に不利な点も存在するので、それらを考慮して就活する必要があります。 また、体育会系は他の就活生と比較してスケジュールがハードなので、しっかりと就活の計画を建てることが重要です。 ここでは、体育会系が就活する際のメリットやデメリット、就活時のスケジュールを解説します。 体育会系向けの就活エージェントも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
数学検定1級保持者で東京大学工学部卒にもかかわらず、自身の就活に失敗し就職留年した経験から企業の人材戦略の道へ。
新卒の学生が一流企業に内定するための独自の方法論と、3年後離職率・OpenWorkでの評価・帝国データバンクの評点を用いた客観的視点から日夜ホワイト企業を研究。
研究内容を自社メディアで掲載したところ、就活生や親御様の間で話題となり、月間で35万PVを達成した。
現在も、ホワイト企業からの内定が1件も得られなければ授業料を全額返金という方針で、上位大学だけでなく、全国幅広い大学の学生の就活指導を行なっている。
「就職浪人からANAグループに内定した! 」「留年すれすれから日本IBMに内定! 」「指導を受けた次の日から大手企業の面接で落ちなくなった! 」など、喜びの声多数。
著書に「子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法」(日経BP社)がある。
目次
「体育会系」とは
「体育会系」とは、大学のスポーツ系の部活、およびその部活に所属していた学生のことです。 この記事内の「体育会系」は、原則としてスポーツ系の部活に所属していた学生を指します。 体育会系のくくりにスポーツの知名度は関係なく、マイナースポーツの部活であっても一律体育会系として扱われます。 また、入学後すぐに部活に所属している必要もありません。 途中から入部していたとしても就活時には体育会系として扱われます。
企業が体育会系に優位性を感じているポイント
一般的に、体育会系の学生は企業から高い評価を受けています。 これは、体育会系で培われる能力が、社会に出てからも役立つためです。 企業が体育会系に優位性を感じているポイントは次の5つになります。
- チームワーク・協調性の重要性を理解している
- ストレス耐性が高い
- 礼儀正しく上下関係に厳しい
- 競争意欲が強い
- 規律意識が高い
それぞれ詳しく解説するので、就活時には下記のポイントをアピールしましょう。
①チームワーク・協調性の重要性を理解している
企業が体育会系の学生に感じている強みとして、チームワークや協調性の重要性を理解している点が挙げられます。 部活動では、結果を出すためにチームで協力してアドバイスをしたりミスをフォローしたりすることが不可欠です。 特に、野球やサッカーといったチーム競技では、さらにチームワークが重要です。 これらのことから、体育会系は結果を出すためにチームワークが大切なことを経験として知っています。 企業でもチームワークが重要視されることは変わらないため、体育会系の学生は企業からも高く評価されています。
②ストレス耐性が高い
体育会系の強みの一つが、ストレス耐性の高さです。 学生から社会人になると仕事に責任が生じるため、常にプレッシャーに晒されることになります。 そのプレッシャーによるストレスに耐えかねて入社後すぐに離職してしまう社会人もいるため、ストレス耐性は非常に重要です。 体育会系では、継続して練習をこなす必要があり、特に中学や高校から部活を続けている学生は10代から厳しい練習に耐えてきています。 そのため、体育会系の学生の多くはストレス耐性が高くなり、社会人になった後も重宝する人材になるケースが多いです。
③礼儀正しく上下関係に厳しい
体育会系の学生の強みとして、礼儀正しく上下関係に厳しい点が挙げられます。 社会人になると、先輩社員や上司の指示を受けて動くことが多いです。 上下関係に慣れていない学生は上司の指示に疑問を持ったり指示を受けるのが嫌だと感じたりする場合があります。 一方で、体育会系の学生は部活動の中で厳しい上下関係に慣れているのが強みです。 先輩への礼儀は徹底されていますし、先輩の指示にも従順に従う習慣ができています。 企業からは、会社の指示に素直に従う社員は指導しやすいため、高く評価されます。
④競争意欲が強い
体育会系の学生ならでは強みが競争意欲の高さです。 企業は、常に競合他社との競争に晒されているため、常に結果を出すことを求められます。 また、社内だけで見ても同期や先輩と競い合い成果を残さなければなりません。 そのため、社会人として結果を残すためには強い競争意欲が不可欠です。 その点、体育会系の学生は大会で結果を残すために部活に取り組んできたため、勝ちにこだわることに慣れています。 勝ちにこだわって努力し続けられるのは、企業から見ても強みになります。
⑤規律意識が高い
規律意識の高さも、体育会系学生の強みとなります。 昨今、どの企業も「企業コンプライアンス」が求められるようになり、社員のコンプライアンス意識が重要視されるようになりました。 体育会系の学生は、部活動の中でスポーツのルールを遵守する意識が鍛えられています。 そのため、他の学生に比べて、規律意識が高く入社後もコンプライアンスに対応できると考えられているのが、体育会系の強みです。
企業に弱点だと思われているポイント
就活において様々な強みがある体育会系ですが、いくつか不利になる点も存在します。 企業から弱点だと思われているポイントが次の3つです。
- 関係しているコミュニティが狭い
- ルール作りが苦手
- 精神論を重視する
それぞれ詳しく解説するので、就活における体育会系の弱点も知っておきましょう。
①関係しているコミュニティが狭い
企業から見て、体育会系の学生は関係を持っているコミュニティが狭いと捉えられています。 体育会系の学生は、学生生活の大部分を部活に費やしているため、部活に関わるメンバーとの交流が多くなりがちです。 そのため、他の就活生と交流を持つことが少なく、視野が狭くなる傾向があります。 第三者からの意見を聞かず就職先を決めた結果、企業とのミスマッチが起こりやすいと考えられているのが体育会系の弱みです。
②ルール作りが苦手
体育会系に対して企業が持っているイメージに、ルール作りが苦手というものがあります。 社会人として活躍するには、ルールやマニュアルを守ることが重要です。 一方で、会社で一定以上の地位になると管理職としてルールやマニュアルを新たに作ることが求められます。 体育会系は、部活を通じてルールを守ることの重要性を学びますが、反面そのルール自体の意味について深く考える機会が多くありません。 そのため、平社員としては活躍できても、管理職になると古いルールやマニュアルに囚われ、新たにルールやマニュアルを作ることは苦手だと企業から考えられています。
③精神論を重視する
企業から見た体育会の学生の弱みは、精神論を重視しすぎる点です。 社会人として活躍するためには、仕事中のプレッシャーに耐えながら働き続ける精神力が必要です。 一方で、精神力だけでなく、問題が発生したときに原因を論理的に分析して解決する能力も求められます。 体育会系の学生は、高い精神力が評価されている反面、問題が発生しても「努力すれば解決できる」といった精神論を重視しがちです。 理論面が弱いのが体育会系の弱点と言えます。
就活における体育会系のメリットとデメリット
体育会系の学生には、就活において多くのメリットといくつかのデメリットが存在します。 ここでは、就活における体育会系のメリットとデメリットをそれぞれ詳しく解説します。 体育会系の強みと不利な点を知ったうえで、強みを活かすような就活を心がけましょう。
体育会系のメリット
体育会系のメリットは次の4つです。
- 自己PR・ガクチカの内容が企業に理解しやすい
- OB・OG訪問がしやすい
- OBがリクルーターにつく事がある
- 体育会の採用枠で内定が出る事もある
それぞれ詳しく解説します。
自己PR・ガクチカの内容が企業に理解しやすい
体育会系の学生が就活するときのメリットとして、自己PRやガクチカの内容が企業に伝わりやすい点が挙げられます。 就活では、面接で自己PRやガクチカについて話す機会が多くなるため、学生は事前に話す内容を考えておく必要があります。 その点、体育会系の学生は、多くの場合で部活での実績について話せば問題ないため内容を考えるのが難しくありません。 また、スポーツでの実績についてアピールすると、面接官も具体的な内容を想像しやすいため、高い評価を得やすいです。 そのため、部活に力を入れていない他の就活生と比べて、就活が有利になりやすいのがメリットです。
OB・OG訪問をしやすい
体育会系が就活するときの強みの一つが、OB・OG訪問をしやすい点です。 OB訪問とは、その企業で働いている先輩に話を聞き、社内の雰囲気や仕事内容について質問することを指します。 OB訪問することで、企業とのミスマッチを避けられる他、選考で優遇される場合があるなど様々なメリットがあります。 体育会系は縦のつながりが強いため、OB訪問しやすいです。 体育会系の先輩は多くの業界で活躍しているため、「志望業界で働いているOBやOGが見つからない」という心配も必要ありません。 体育会系の学生が就活する際は、積極的にOB訪問しましょう。
OBがリクルーターにつく事がある
体育会系の学生は、リクルーター面談を行う際に、OBがリクルーターにつくことがあります。 リクルーター面談とは、企業が人材を確保するために、採用担当者以外の人間がリクルーターとしてカジュアルな面談を行うことです。 企業によってはリクルーターに採用権限を与えているケースもあるため、選考に直結することもある重要な面談となります。 体育会系は縦社会なため、OB・OGが優秀な後輩をリクルーターとしてヘッドハンティングしにくることがあります。 また、OB・OGがリクルーターにつくと選考で優遇されるため、就活が有利になるのがメリットです。
体育会の採用枠で内定が出る事もある
体育会系の学生が就活するときに重要なのが、企業が体育会系を採用するための「体育会枠」が存在している点です。 体育会枠は商社や証券会社、広告代理店などが用意しており、通常の新卒枠とは別の選考ルートとなります。 体育会枠は、体育会系以外は応募できず、必然的に倍率が低く内定を獲得しやすいのがメリットです。 ただし、同じ体育会枠でも企業によって特定の大学の体育会系にしか内定を出さない場合もあるので、必ず就活が有利になるわけではないので注意してください。
体育会系のデメリット
就活では多くの強みがある体育会系ですが、いくつかデメリットも存在します。 就活における体育会系のデメリットは次の3つです。
- 就活の準備に時間を割けない事がある
- 人脈がスポーツ分野に偏りがち
- インターンの参加が厳しい
それぞれ詳しく解説します。
就活の準備に時間を割けない事がある
体育会系の学生が就活するときのデメリットとして、就活の準備に時間を割けない点が挙げられます。 体育会系の多くは部活に専念しているため、就活の準備に回せる時間に限りがあります。 また、企業へのエントリーや企業説明会は大学3年の3月から解禁されるので、4年の春まで部活を続けていると就活のスタートに出遅れます。 そこからさらに就活が遅れると、多くの企業で採用活動が終了してしまい、受けられる企業の選択肢が狭まります。 体育会系の就活は時間の余裕がないことを意識しておきましょう。
人脈がスポーツ分野に偏りがち
体育会系の学生が就活に臨むと、人脈がスポーツ分野に偏りがちという問題に直面します。 体育会系は大学生活の大部分を部活に費やすため、人脈の多くを部活や体育会系の関係者が占めます。 そのため、OBを頼れるメリットがある反面、他の就活生と情報交換しづらいのがデメリットです。 就職先がOBの在籍している企業に偏りがちになりますし、周りの人間が部活中心の生活をしている中で就活のモチベーションを保つのは困難です。 体育会系の学生が就活するときは、自分から積極的に就活の情報を集めるようにしてください。
インターンの参加が厳しい
体育会系の学生は、インターンへ参加するのが難しいデメリットがあります。 体育会系は、練習や大会による拘束時間が長いのでインターンに参加する時間を作れません。 特に、数ヶ月かかるような長期インターンシップに参加するのはほぼ不可能となっています。 一方で、1dayインターンのような短期間のインターンシップであれば参加可能です。 体育会系の方は、短期間のインターンシップに行くチャンスがあれば積極的に参加しましょう。
体育会系と一般学生の就活スケジュールの違い
体育会系と一般的な学生の就活スケジュールの違いをまとめた表が次の通りです。 体育会系は、部活に時間を割かなければいけないためスケジュールが遅れがちになります。 また、3年3月以降は、選考の時期に大会が被ってしまう場合がありスケジュール管理が非常に難しくなります。 そのため、なるべくスケジュールを前倒しで進め、時間に余裕を確保することが大切です。 以下では、一般的な就活生のスケジュールと、体育会系の学生のスケジュールをそれぞれ解説します。 見比べたうえで、自分がいつから就活を開始しなければいけないのかを知っておきましょう。
一般的な就活生のスケジュール
一般的な学生の就活スケジュールをまとめた表が次の通りです。 一般的な就活生は、3年6月から就活の準備を始めます。 自己分析や業界・企業研究を始めるようになり、夏・秋とインターンに参加する学生も多いです。 その後、大学3年3月から企業へのエントリーを開始し、6月から内々定が出始めます。 就活が本格化する大学3年3月までに、事前準備を済ませておくことが重要になります。
部活に打ち込む体育会系の学生のスケジュール
部活に打ち込んでいる体育会系の学生の就活スケジュールが次の通りです。 体育会系の学生も、通常の学生と同様に3年6月から就活の事前準備を開始する場合が多いです。 一方で、夏は部活の大会期間になるためインターンに参加するのが難しくなっています。 そのため、体育会系の学生は、大会が一段落した秋や冬のインターンに参加する場合が多いです。 その後、3月から就活へのエントリーを開始し、6月以降に内々定が出始める点も、通常の学生と同様です。 しかし、3月以降も部活を継続する場合、一般的な学生より就活スケジュールが過密になりやすいデメリットがあります。
遅れてしまったら夏採用・秋採用を狙うのも手
体育会系で4月以降も部活に打ち込む場合は、夏採用や秋採用を目指すのも選択肢の一つです。 それぞれの採用時期は以下のようになります。
- 春採用:3~5月
- 夏採用:6~8月
- 秋採用:9月〜11月
4月以降も部活動を続けていると、春採用の間、就活する余裕がありません。 そのため、6月以降に採用活動を行っている夏採用や秋採用に照準を合わせて就活する必要があります。 ただし、多くの企業は春採用で主要な人材確保を終えているため、夏採用以降は枠が減り、倍率が高くなるので注意が必要です。
体育会系の学生が就活で意識すべきこと
体育会系の学生は、通常の学生と就活で意識すべきポイントが異なります。 体育会系の学生が意識すべきことは次の5つです。
- 自己分析・業界研究を怠らない
- 論理的思考で他の体育会系の学生と差別化を図る
- 自慢で終わらせず仕事に役立つことをアピールする
- 1dayインターンでも良いので参加する
- スケジュール管理に気をつける
体育会系は就活に有利と言われていますが、油断して就活対策を怠ると内定を得られないことも少なくありません。 下記のポイントを意識しながら、しっかりと就活対策しましょう。
自己分析・業界研究を怠らない
就活する際は、体育会系であっても事前に自己分析や業界研究に取り組みましょう。 体育会系の学生は、ネットなどで「体育会系は就活で有利」といった情報を目にした結果、油断してしっかりとした就活対策を取らない場合があります。 自己分析や業界研究をせずに就活に臨んだ結果、苦戦する学生も多いです。 そのため、体育会系であっても自己分析や業界研究は怠らないようにしましょう。 自己分析や業界研究は、3年6月頃から始めるのがおすすめです。
論理的思考で他の体育会系の学生と差別化を図る
体育会系が就活するときは、論理的思考を駆使することで他の体育会系と差別化を図れます。 体育会系には自己PRがしやすいメリットがある反面、他の体育会系と自己PRで差別化しづらいというデメリットがあります。 そこで、ESへ記入する内容や面接での回答を、論理的に組み立てるようにしましょう。 体育会系の多くが、論理的思考を身につけられていないため、面接などで論理的思考をアピールできれば他の体育会系より優位に立てます。
自慢で終わらせず仕事に役立つことをアピールする
体育会系の学生が自己アピールするときは、実績を自慢するだけではなく自身の強みをアピールしましょう。 体育会系が就活するとき、大会での実績を大きくアピールする人がいます。 自分の努力の末に残した実績であるため有効なアピールだと思いがちですが、アピール方法によっては逆効果になり得ます。 これは、企業が欲しているのが部活で結果を残せる人材ではなく、会社に利益をもたらす人材なためです。 どれだけ大きな実績であっても、それが仕事上のスキルにつながっていなければ意味がありません。 自己PRでは、実績をアピールすると同時に、それによって身につけられた強みもアピールするようにしましょう。
1dayインターンでも良いので参加する
体育会系の学生は、1dayでも良いのでインターンには参加しておきましょう。 体育会系は部活に時間を取られるので、長期インターンへの参加は難しいです。 しかし、1dayインターンシップなら一日で完結するため、時間がない体育会系でも参加できます。 1dayインターンシップの内容は、説明会やセミナーを受けられるタイプ、職場を見学・体験するタイプなど様々です。 1dayインターンシップに参加することで、その企業や業界をより詳しく理解でき、自分にあった企業探しに役立ちます。 1dayインターンシップは長期休みに開催されることが多いので、冬休みや春休みに忘れず参加しましょう。
スケジュール管理に気をつける
体育会系の学生が就活するときは、スケジュール管理に気をつけてください。 体育会系は部活の影響で就活に割く時間がなく、過密スケジュールになることは前述しました。 それに加え、応募企業を探しESを作成するのにも意外と時間がかかるので注意が必要です。 一度スケジュールが遅れると取り戻すのが非常に困難なので、余裕をもったスケジュール管理を行い、できるだけ前倒しでこなしていくのがおすすめです。
体育会系に人気の業界ランキング
ここでは体育会系の学生に人気な業界のランキングを紹介します。株式会社スポーツフィールドによると、人気の業界1位はスポーツ製品を含めたメーカー、2位は総合商社を含めた商社、3位は金融という結果になりました。スポーツメーカーは今までの経験から志望動機を語ることができますし、商社や金融はバイタリティをアピールできるので、体育会系にとっては非常に狙いやすい業界と言えるでしょう。
体育会系の好印象な自己PRの例
体育会系の学生は、一般的な就活生と比べて自己PRを考えやすいのがメリットです。 ここでは、自己PRの例文をアピールするポイント別に5つ紹介します。 自分に当てはまっているポイントがあれば、参考にしてください。
①協調性
協調性を強みとしてアピールするときの自己PR例文が以下になります。
②責任感
責任感を強みとしてアピールするときの自己PR例文が以下になります。
③リーダーシップ
リーダーシップを強みとしてアピールするときの自己PR例文が以下になります。
④忍耐力
忍耐力を強みとしてアピールするときの自己PR例文が以下になります。
⑤継続力
継続力を強みとしてアピールするときの自己PR例文が以下になります。
体育会系向け就活エージェントを使うのもおすすめ
体育会系の学生は、就活仲間を探しにくく就活に割ける時間も少ないため、独力で就活するのには限界があります。 就活を誰かにサポートしてもらいたい方には、就活エージェントがおすすめです。 就活エージェントとは、就活生に専任のエージェントが付き、発注元の企業を紹介してくれる人材会社です。 就活エージェントは企業からお金を受け取っているため、就活生は無料で利用できるメリットがあります。 就活エージェントの種類は学生の属性に合わせて様々で、体育会系の学生向け就活エージェントも存在します。 体育会系の学生向け就活エージェントが次の4つです。
- マイナビアスリートキャリア
- アスリートエージェント
- ジールコミュニケーションズ
- I am a rookie
それぞれ詳しく解説しているので、就活エージェントの利用を検討している体育会系の学生の人は、この中から選べば間違いありません。
マイナビアスリートキャリア
画像の引用元:マイナビアスリートキャリア 「マイナビアスリートキャリア」は、マイナビが運営している、体育会系就活支援サービスです。 専門アドバイザーが付き、個別面談や就活サポートを通じて利用者のキャリアプランを一緒に考えてくれます。 紹介している求人は、体育会系の学生を評価しているものが多いので、就職後もミスマッチが少ないのが特徴です。 また、マイナビアスリートキャリアならではのサービスに「デュアルキャリア支援」があります。 大学卒業後も競技を継続することを考えている学生に向けて、競技と仕事を両立できるような求人を提案。 競技引退後のキャリアも合わせて考えてくれます。 内定獲得企業は非公開ですが、全国の企業や法人、大学や各種スクールなど多岐にわたるので、自分にあった求人が見つかります。
アスリートエージェント
画像の引用元:アスリートエージェント 「アスリートエージェント」は、アーシャルデザインが運営している体育会系専門の就活エージェントです。 アスリートエージェントでは、オリジナルの適性検査後にその学生にあった求人を紹介してくれます。 取り扱い求人数は10万社以上で、中にはこのサイト限定の求人も存在します。 また、通常の求人で必要な選考をスキップできる、特別求人を多数案内しているのもメリットです。 就活対策も充実していて、書類の添削や選考ごとのフィードバックなど、効率よく就活対策ができます。 代表的な内定獲得企業は次の通りです。
- KDDI株式会社
- 株式会社リクルートホールディングス
- キヤノン株式会社
- 株式会社商船三井
- 株式会社電通
- 株式会社博報堂
- 中央電力株式会社
- ゼビオホールディングス株式会社
- CROOZSHOPLIST株式会社
ジールコミュニケーションズ
画像の引用元:ジールコミュニケーションズ 「ジールコミュニケーションズ」は株式会社ジールコミュニケーションズによって運営されている、体育会就活サポートです。 ジールコミュニケーションズでは、就活の時間を確保しづらい体育会系の学生のために、専任のキャリアプランナーがフルサポートしてくれるのが特徴です。 求人紹介はもちろん、選考対策や企業とのスケジュール調整なども対応してくれます。 サポート中はキャリアプランナーへLINEで連絡を取れるので、何か困ったことがあったらすぐに相談できるのも嬉しい点です。 代表的な内定獲得企業は次の通りです。
- 日本ガス株式会社
- 株式会社プロフェッショナルバンク
- 名阪食品株式会社
- 株式会社コプロ・ホールディングス
- 平成国際大学
- 日産証券グループ株式会社
- 株式会社おやつカンパニー
- サイクルヨーロッパジャパン株式会社
- CRGホールディングス株式会社
- 株式会社ネットプロテクションズホールディングス
I am a rookie
画像の引用元:I am a rookie 「I am a rookie」は、株式会社ウエストスクエアによって運営されているスポーツアスリートの就職支援プロデュースサイトです。 I am a rookieの特徴として、逆オファーシステムを採用している点が挙げられます。 サイトに人材登録することで、企業からオファーが届くので効率よく就活可能です。 就活エージェントとしてのサービスも充実しており、専属カウンセラーによるカウンセリングやキャリアアドバイスといったサポートを行っています。 その他、履歴書の書き方や面接の対策など就活対策を講座形式で行っています。 代表的な内定獲得企業は次の通りです。
- 株式会社エスタディオ
- 小川ポンプ工業
- 株式会社ウエストスクエア
- ネクステージグループ
- 株式会社オーティ・コムネット
- 株式会社SHT
- 株式会社コンテック
- エスアイ株式会社
- 株式会社竹村コーポレーション
- 株式会社東京一番フーズグループ
体育会系に向けた就活サイトもある
体育会系の学生向け就活サービスは就職エージェントだけではありません。 就活サポートこそありませんが、体育会系向けの情報を公開しているサイトが存在します。 就職エージェントと合わせて利用することで、効率の良い就職活動が可能です。 体育会系向けの就活サイトが次の3つになります。
- スポジョバ
- CSParkCareer
- OfferBox Athlete
それぞれ詳しく解説しているので、チェックしておきましょう。
スポジョバ
画像の引用元:スポジョバ 「スポジョバ」は、株式会社スポーツフィールドによって運営されている、スポーツ業界向け求人メディアサイトです。 スポジョバの特徴として、紹介している求人がスポーツ業界に特化している点が挙げられます。 スポーツメディアやスポーツスクール、スポーツ用品などの求人を紹介しているため、将来的にスポーツに携わりたい人におすすめです。 また、スポジョバ限定でJリーグやBリーグといったプロチームの求人も紹介しています。 その他のスポジョバの特徴が、検索機能が充実している点です。 スポーツ種別やジャンル別、勤務地別に検索できるため、必ず自分にあった求人が見つかります。 スポーツ業界への就職を目指している人は、まずスポジョバに登録しましょう。
CSParkCareer
画像の引用元:CSParkCareer 「CSParkCareer」は、株式会社CSParkCareerによって運営されている体育会系向けの就活サイトです。 CSParkCareerの特徴として、様々な就活サービスをオンラインで提供している点が挙げられます。 公開しているセミナー動画やコラム記事を参考にして、就活対策が可能です。 動画は1本あたり10分程度とお手軽なので、ちょっとした空き時間に閲覧できるのも嬉しい点です。 動画内容は、ガクチカや自己PR、自己分析や業界分析についてなど多岐にわたり、これだけで就活対策を完結させられます。 CSParkCareerはLINEから登録でき、情報発信はLINEを通じて行われるので、情報の見落としの心配が少ないのもメリットです。 お手軽に就活対策したい人は、CSParkCareerの利用を検討してください。
OfferBox Athlete
画像の引用元:OfferBox Athlete 「OfferBox Athlete」は、株式会社i-plugによって運営されている、逆求人型のスカウトサービスです。 OfferBox Athleteの最大の特徴は、登録することで企業からスカウトが届く点です。 サイトに会員登録しプロフィールを入力すれば後は待っているだけで就活を進められます。 また、体育会系の学生が欲しい企業がスカウトしているので、ミスマッチを避けられるのもメリットです。 その他、自己分析ツールが充実しているのもOfferBox Athleteの特徴です。 251問の質問から、就活生の特徴をグラフ化し、強みや弱点を把握できます。 体育会系の学生は、通常の就活と並行してOfferBox Athleteに登録しておきましょう。
よくある体育会生が就活に抱く疑問点
最後に、体育会系が就活に関して抱きがちな疑問について解説します。 疑問を抱えたままでは、思い切って就職活動に臨むことが困難です。 下記ではそういった疑問にQ&A形式で回答しているので、これを機に就活についての疑問を解決しておきましょう。
レギュラーではなくても評価されますか?
部活でレギュラーではなかったとしても、企業に正しくアピールすれば評価されます。 企業は、部活での実績そのものを評価しているわけではありません。 そのため、レギュラーとしてどれだけ実績を残しても、それによって培われた強みがどのように企業に活かせるのかをアピールできなかったら選考落ちの原因になります。 一方で、部活で補欠だったとしてもチームに貢献しようとする協調性や忍耐力などをアピールすれば、企業から高く評価されます。 部活での成績は気にしないで、正しい自己PRをできるようにしましょう。
部活を途中で辞めた場合は自己PRに使えますか?
部活を途中で辞めた場合、それを自己PRとして利用するのはおすすめしません。 部活を途中で辞めた人が、就活の面接で部活をアピールすると、当然「なぜ部活を辞めたのですか」という質問が飛んできます。 体育会系の学生が部活を辞める理由は様々ですが、「練習がきつい」「人間関係が悪くなった」といったネガティブなものが多いです。 理由を聞いた面接官は「採用しても仕事のきつさや人間関係を理由に辞めるのではないか」と考えてしまうケースが多いので注意が必要です。 部活を辞めた場合は、事前に部活以外で自己PRできる内容を考えておきましょう。
体育会系なのに就職留年する人がいるのはなぜ?
体育会系の学生は就活に強いと言われていますが、準備不足だと就職留年する場合があります。 就活において様々なメリットがある体育会系ですが、就活に割く時間がないデメリットがあります。 履歴書の書き方や面接対策といった就活対策をやる時間がないと、当然、就活が上手くいきません。 また、「体育会系は就活に有利」という情報だけ真に受けて油断してしまい、きちんと就活対策しない人も、就職留年する恐れがあります。 体育会系の学生であったとしても、油断せずしっかりと就職対策を行い、内定を獲得するようにしましょう。 スケジュール調整などが困難な人は、就職エージェントの力を借りるのがおすすめです。
体育会推薦枠ってあるのでしょうか?
一部の企業は、体育会系向けの推薦枠を用意しています。 しかし、推薦枠の情報が公開されていることはあまりありません。 推薦枠からの内定を目指す場合には、OB・OGとパイプがある企業への就職を目指すのがおすすめです。 また、就職エージェントや就職サイトによっては、体育会系限定の非公開求人を用意しているので、そちらから内定を狙うのも一つの手です。
このページのまとめ
体育会系の学生は、就活面において多くの強みがあります。 一方で、就活スケジュールの厳しさなど、いくつかデメリットもあるので、きちんと対策することが大切です。 この記事のまとめは次の通りです。
- 企業は体育会系に、チームワークや協調性など様々な強みを見出している
- 体育会系の学生は、自己PRやガクチカの内容に困らない
- 体育会系はOB・OGのパイプから内定を獲得できる場合がある
- 体育会系は、一般的な就活生と比べて就活スケジュールが厳しい
- 就職をサポートされたい人は、就職エージェントを利用するのがおすすめ
体育会系は就活に有利ですが、全く就活対策をしないと内定を獲得できない場合もあります。 就職エージェントや就職サイトを利用し、効率よく就活を行いましょう。