「就活を始めるのが遅かったかも」と焦っていませんか。周囲が次っと内定を得るなかで自分だけ持ち駒がないと、不安になるのは当然でしょう。
近年の就活は早期化が進み、3年生の夏インターンから早期選考へという流れが主流になりました。とはいえ、出遅れたからといって内定を諦める必要はありません。
この記事では、4年生が今からでも挽回して内定を取る方法を、最新の就活事情にそって解説します。まず何から手をつければよいか見極めたい方は、無料の就活成功マニュアルも参考にしてみてください。
目次
あなたの就活は本当に出遅れ?
出遅れたと感じても、まず落ち着いて現状を確かめましょう。やみくもに焦るより、自分がいまどの位置にいるかを知ることが、最初の一歩になります。
一般的な就活スケジュールの目安
多くの就活生は、次のような流れで動いています。
| 時期 | 多くの就活生の動き |
|---|---|
| 3年生 春~夏 | 自己分析・サマーインターンのES提出 |
| 3年生 秋~冬 | オータム・ウインターインターン・早期選考 |
| 4年生 春(3~5月) | 本選考のエントリー・面接 |
| 4年生 夏以降 | 夏採用・秋採用・内定者フォロー |
この表と自分の現在地を照らし合わせると、どのくらい差があるかが見えてきます。
早期化で何が変わったのか
近年の就活は早期化が進みました。以前は4年生の6月が選考の本番でしたが、いまは3年生の夏インターンが入り口になっています。
インターンに参加した学生へ早期選考の案内が届き、3年生の秋から冬にかけて内々定が出るケースも増えました。外資系やベンチャーでは、3年生のうちに本選考を終える企業もあります。
「みんなより遅い」と感じる基準そのものが、数年前より前倒しになっているのです。
何月からが「出遅れ」なのか
はっきりした線引きはありませんが、3年生の秋以降に何も動いていない場合は、出遅れを意識して動き出した方が安全です。
4年生に入ってからのスタートなら、スピード重視の対策が必要になります。ただ、これは「もう手遅れ」という意味ではありません。
出遅れてもチャンスが残る理由
早期化したとはいえ、選考の機会は一年を通して残っています。政府が示す日程でも、3月に広報・6月に選考開始が目安とされ、夏採用や通年採用に踏み切る企業も少なくありません。
(参照元:内閣官房・リクナビ27卒
動き出すのが遅くても、残っている選択肢を正しく選べば、内定にたどり着く道はあります。
まずは現在地を確かめることが、出遅れを挽回する第一歩になります。
就活が遅いと不利になる理由
就活のスタートが遅れると、なぜ不利になるのでしょうか。理由は大きく3つあります。どれも、早めに知っておけば対策できるものばかりです。自分に当てはまっていないか確かめてみてください。
十分な選考対策ができない
出遅れたときに一番こたえるのが、対策の時間不足です。就活では自己分析・業界研究・ES・筆記試験・面接と、やることが幅広くあります。
とくに筆記試験はSPIや玉手箱など形式ごとに慣れが必要で、面接も場数を踏まないと話せるようにはなりません。準備が薄いまま本番を迎えると、力を出しきれないまま見送りになってしまいます。
逆に言えば、時間が限られていても、優先順位をつけて対策すれば挽回はできます。まずは志望度の高い企業の選考形式から、ピンポイントで準備を進めましょう。
選考の締め切りが過ぎている
本選考はもちろん、インターンは企業ごとに開催時期が違うため、気づいたら締め切り後ということが起こりがちです。とくに人気企業は早い時期に募集を終えるため、情報収集が遅れると選択肢を自分で狭めてしまいます。
直前に慌てて出したESが通る見込みも高くありません。応募先の日程は、エクセルなどで一覧にして管理しておくと、抜け漏れを防げます。
締め切りが近い企業から優先して手をつけるだけでも、取りこぼしは大きく減ります。
周囲との差を感じて焦る
周りが内定を得ていくなかで自分だけ持ち駒がないと、精神的な負担は思いのほか大きくなります。サークルやゼミに顔を出しづらくなり、孤立してしまう人も少なくありません。
ただ、焦りから一人で抱え込むと、視野が狭くなって判断を誤りがちです。気持ちが沈むときこそ、大学のキャリアセンターや家族など、相談できる相手を持っておきましょう。
誰かに状況を話すだけでも、次にやるべきことが見えてくることがあります。
【時期別】3月・4月・5月・夏からは間に合う?
どの時期からでも、動き出せば挽回の余地はあります。ただ、時期によって残されたチャンスと注意点は変わります。まずは自分がどの段階にいるかを、下の表で確かめてみてください。
| 時期 | 残されたチャンス | まず取り組むこと |
|---|---|---|
| 3年生秋・冬 | ・冬インターン ・早期選考 ・本選考 | ・インターンのES作成 ・早期選考並びに本選考の対策 |
| 4年生春(4~5月) | 通年採用 ・二次募集 ・本選考の継続 | 自己分析と並行してエントリー |
| 4年生夏以降・今 | ・夏採用 ・秋採用 ・通年採用 | 視野を広げた企業探し |
大学3年生の秋・冬から
サマーインターンを逃しても、慌てる必要はありません。多くの企業がオータム・ウインターインターンを開催し、そこから早期選考につながるケースも増えています。
この時期は、インターンのESと面接対策にじっくり時間をかけられるのが強みです。志望業界を少しずつ絞り込みながら、年明けの本選考に向けて土台を作りましょう。
ここで一社でも早期選考に進めれば、本番前に面接の感覚をつかめます。
大学4年生の春から
4月・5月は、内々定を出し始める企業が増えてくる頃です。実際、内定率は4月から5月にかけて大きく伸び、マイナビキャリアリサーチラボの調査では5月時点で7割を超えます。
ここから動くなら、自己分析に時間をかけすぎず、エントリーと並行して進めるのが現実的でしょう。
すでに募集を続けている企業や、二次募集・通年採用の企業を中心に、手を動かしながら対策を磨いていきます。スピードが求められる時期ですが、応募する企業の幅を広げておくと、持ち駒を確保しやすくなります。
大学4年生の夏以降・今から
夏を過ぎても、夏採用・秋採用・通年採用という選択肢が残っています。この時期に持ち駒を増やすなら、大手だけに絞らず視野を広げるのが挽回の決め手です。
採用を続けている企業は人物重視で選ぶところも多く、これまでの経験を素直に伝えれば評価されることもあります。気になる企業を見つけたら、まずはエントリーから動き出してみましょう。
出遅れから挽回する4つの方法
ここからは、4年生・今からでも内定に近づくための具体的な方法を4つ紹介します。順番に取り組めば、出遅れた状況からでも巻き返せます。
① まずは自己分析から
どれだけ遅いスタートでも、自己分析を飛ばして内定を得るのは難しいものです。ただ、この段階では「何がやりたいか」を突き詰めるより、いまの自分にどんな強み・経験があり、それがどの企業で活かせるかを考える方が近道になります。
短期決戦では、理想を追うより現実の力に見合った企業を見つける視点が効いてきます。これまでのアルバイトやゼミ・サークルでの経験を書き出し、そこから「人と話すのが得意」「コツコツ続けられる」といった強みを言葉にしておくと、ESや面接でそのまま使えます。
② 高望みしすぎず、受かる企業から狙う
とにかく内定がほしいなら、大手や有名企業だけに絞るのは避けましょう。まずはベンチャーや中小企業など、手の届きそうなところから受けていきます。
一社でも内定があれば、ほかの企業からも評価された人材と見られ、選考が有利に進むこともあります。また、内定があるという安心感は、その後の面接での落ち着きにもつながります。
一つ決まってから上を目指す進め方が、結果的に納得のいく就活につながりやすいのです。
③ 就活のプロに相談する
持ち駒がなく手詰まりだと感じたら、就活のプロに頼るのも近道です。第三者の目で現状を見てもらい、強みの活かし方や応募先をいっしょに考えてもらえると、一人で悩む時間を減らせます。
当塾ホワイトアカデミーのような就活塾では、出遅れた状況に合わせた短期集中の支援も受けられます。短い期間で仕上げたい人向けのコースや、就職留年を選んだ人向けのサポートもあります。
一人での対策に限界を感じたら、まずは無料相談で現状を相談してみてください。プロの視点で、いまから何をすべきかが見えてきます。
④ 就職留年という手もある
どうしても今年がうまくいかないときは、もう一年かけて挑戦する道もあります。いわゆる就職留年です。
実は、就職留年が不利になるかは、理由と過ごし方しだいです。
就職留年の一年間で何を学び、どう動いたかを語れれば、前向きな経験として受け取られることもあります。ただし、ただ時間が過ぎを待つのではなく、長期インターンへの参加や資格取得など、次につながる行動を重ねることが大切です。
「来年こそは」という気持ちがあるなら、検討してみる価値はあります。
出遅れでも狙える企業の選び方・探し方
出遅れてからの就活では、応募先の選び方と探し方で差がつきます。大手だけを追いかけるより、視野を広げた方が内定に近づきます。ここでは、狙いやすい企業のタイプと、その探し方を見ていきましょう。
狙いやすい企業のタイプ
出遅れた時期でも募集している企業には、いくつかのタイプがあります。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| ベンチャー企業 | 通年で人材を求めていることがある |
| 優良なBtoB・中小企業 | 知名度は低いが働きやすい企業も一定数ある |
| 大手のグループ会社 | 大手の安定感を持ちつつ狙いやすい |
| 通年採用・二次募集の企業 | 募集期間が長く、今からでも間に合う |
とくにBtoB企業は、一般の知名度が低いだけで、業界では確かな存在感を持つところが多くあります。消費者向けの商品を出していないぶん学生に見つかりにくく、そのぶん競争率が下がる場合もあります。
「名前を聞いたことがあるか」ではなく「どんな仕事をしているか」で選ぶと、思わぬ優良企業に出会えます。
応募先の探し方
探し方も一つに頼らず、複数を組み合わせるのがおすすめです。就活サイトの検索はもちろん、合同説明会や大学のキャリアセンターや新卒向けの就職エージェントでは、表に出にくい募集に出会えることがあります。
キャリアセンターは、その大学の学生を採りたい企業の求人が集まりやすいので、時期に関わらず選考を受けられる可能性があります。
また、就職エージェントに相談すれば、自分に合う企業を紹介してもらえる場合もあります。ただし、就職エージェントは採用が集まらない不人気企業をあなたに紹介する事があるので、紹介された企業は自分でもきちんと調べるようにしましょう。
就職サイトやキャリアセンターや就職エージェントを通して気になる企業を見つけた際には、その企業のSNSや採用ページも、こまめに確認しておきましょう。
やってはいけないNG行動
焦りからつい取りがちな行動の中には、かえって遠回りになるものがあります。出遅れたときこそ、次の3つは避けましょう。
手当たり次第にESを出す
数を稼ごうと内容の薄いESを大量に送っても、通過率は上がりません。一社ごとに志望動機を練った方が、結果につながります。
予定を詰め込みすぎる
挽回しようとスケジュールを埋め尽くすと、一社ずつの準備が浅くなります。対策の質を保てる範囲で動きましょう。
対策せずに面接へ臨む
時間がないからと準備なしで面接を受けても、よい結果は望みにくいものです。最低限、頻出の質問への答えは用意してから臨みましょう。
出遅れから内定を掴んだ先輩の事例
出遅れた状況から内定を得た先輩は実際にいます。当塾ホワイトアカデミーには、資格試験から就活への切り替えが遅れ、一時は持ち駒ゼロだった学生がいました。
大学2年から公認会計士試験に挑戦したものの不合格となり、4年生の6月に民間就職へ切り替えたケースです。出遅れた状態から集中的に対策を進め、最終的に大手電機メーカーの経理職など2社の内定を得ています。
「一人で就活していたらと思うとぞっとします」と振り返るほど、出遅れからの巻き返しに手応えを感じた様子でした
(参照元:先輩の体験記 Vol.14。
就活の遅れに関するよくある質問
出遅れた就活でよく聞かれる質問をまとめました。
Q. 今からでも大手企業に間に合いますか?
A. 時期によりますが、通年採用や二次募集を行う大手・グループ会社なら可能性は残っています。ただ難易度は上がるため、中小やベンチャーと並行して受けるのが現実的です。
Q. 内定がないまま卒業したら、もう就活はできませんか?
A. 既卒として新卒枠を受けられる企業や、第二新卒の募集もあります。卒業後も就活を続ける道は残されています。
Q. 3年生の秋からでは遅いですか?
A. 少し出遅れておりますが、遅くはありません。まだ選考を受け付けているオータムインターンやウインターインターンはあります。それに早期選考が控えておりますので、今から就活に本腰を入れれば十分に間に合います。
出遅れからの逆転内定を目指すあなたへ
就活に出遅れると大変なことは多いものの、諦めるのはまだ早いです。自己分析からはじめ、高望みしすぎず手の届く企業を受けていけば、内定にたどり着く道は残されています。
今年が思うようにいかなくても、就職留年やその先の選択肢もあります。あまり悲観せず、いまできることから動き出してみてください。
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