先輩の体験記
先輩の体験記 Vol.10落ちた会社に内定
お茶ノ水女子大学から日本IBM・アビームコンサルティングに複数内定したHさんのストーリー
特別選抜コース 内定数3社
「ビジネスパーソンとしてのキャリア観を身につけられたことが内定した最大の理由です」
私は就活当初からコンサルティング業界志望で、人事コンサルから戦略コンサルまで、コンサルと名のつくところは色々受けていました。収入が高いということもありましたが、「かっこよさそうだな」という単純な理由が最初のきっかけでした。
ITコンサルを志望するようになったきっかけは父でした。
私の父は製造業の管理職として仕事をしていたのですが、働き方改革の社会情勢の中でも毎日残業をしているので、なぜそんなに残業をしているのかということをよくよく聞くと、会社のシステムが古くて使いづらいということでした。組織やシステムの観点から組織を改革して働き方を変える仕事をして、父のような人が早く帰って家族と過ごす時間が持てるような世の中にしたいと考え、ITコンサルを志望するようになりました。
しかし、サマーインターンではほぼ全落ちしてしまいました。業界研究や企業研究も入念に行い、友人と面接練習も繰り返し行っていたので、なぜ落ちたのかが明確化できず、焦る気持ちが大きかったです。
そこでネットで検索した結果、就活にも塾があるということを知りました。ホワイトアカデミー以外にも3つの塾の相談会に参加したのですが、自分より学歴が低い先生も多く、話した際の会話のレベル感が合わないなと感じました。
ある塾では志望のコンサル業界に内定させた実績があるということだったのですが、その真偽もやや疑問に思いました。最後に行ったのがホワイトアカデミーでした。相談会の短い時間の中でなぜ落ちたのかを明確に示していただき、自分の就活対策の甘さが理解でき、入塾を決めました。
私は自分をアピールして自分の能力を認めてもらえば内定を得られると考えていたのですが、どのように会社に貢献できるのか、どのような価値を会社に提供できるのかといった視点が重要だということが理解でき、ビジネスパーソンとしてのキャリア観を身につけられたと感じています。
サマーインターンで落ちたコンサル企業の本選考を受けた際には、「夏も受けてたよね?」と面接で聞かれ、ギクッとしました。しかし、キャリア観が明確化したことで、クリティカルな切り返しができ、「良い学びを得られた就職活動だったね」と逆に褒めていただくことができました。その会社から最終的には内定をいただくことができました。
私自身の就職活動から、インターンに落ちたからといって本選考で逆転できないわけではない、ということを証明できたと思います。ただ、落ちるのには理由があるので、なぜ落ちたのか、本当にやりたいことなのかを深く考える必要がありますし、自分を客観視してなぜ落ちたのかの要因を因子分析するのは難しいだろうと思います。
特に学生がキャリア観を自ら身に着けるのは困難だと、塾に行って感じました。
コンサル業界では高学歴は当たり前なので、なぜコンサルなのか、なぜITコンサルなのか、なぜこの会社なのかという部分を明確に回答できないと、ミーハー厨と取られてしまうので、実際にコンサルとして何がしたいのかということを具体化していくことが必須だと思います。
今後は憧れだったコンサル業界で日本の組織を改革する仕事に注力したいと考えています。