先輩の体験記
先輩の体験記 Vol 3.祖国への道
早慶の理工系大学院から大手商用車メーカーに内定したSさんのストーリー
ホワイトコース 内定数1社
理系大学院・中国人留学生の就活
私は中国からの留学生で、日本語学校から大学、大学院と日本で留学生活を送ってきました。日本での長い生活の中で、日本の良さにもたくさん触れてきましたが、やはり両親や家族のいる中国へ戻りたい気持ちが強くありました。大学で学んだことを活かし、まずは日本の企業に就職し、そこで得た経験をもとにやがては祖国へ戻り、祖国に貢献したいと考えていました。
修士1年の夏休みに、まずは色々な企業のインターンシップに参加したいと思い、ESを20社ほどに提出したのですが、全て落ちてしまいました。私は日本の中でもトップクラスの大学にいるので、まさか全部落ちるとは思っていなかったのでとてもショックでした。
私はもともと中国での受験に失敗したことなどもあり、就活時にはすでに24歳になっていたため、早く働き始めて周りの仲間に追いつかなければという焦りもありました。しかし、日本語が苦手で大学院の研究室でも孤立気味だったことから、周りに就活について相談できる人がいませんでした。自分の就活を助けてくれる場所が欲しいと思い、インターネットで調べていたときに見つけたのがホワイトアカデミーでした。
最初に相談した時に、落ちたESを持って行って見せると、先生はなぜ落ちたのかを丁寧に教えてくれました。なぜ落ちたのかを理解すると同時に、「インターンに全部落ちてしまったから、もう希望の企業には行けないですよね」と聞くと、「インターンに落ちたESをそのまま出せば本選考にも落ちるけど、自分の魅力をアピールできるESを書けば、次はきっと通過できますよ」と言ってくれました。
大学院で自動車エンジンの研究を行っているので、自動車メーカーの研究開発の仕事がしたいと思っていたのですが、それが狭き門だということも相談する中で初めて知りました。
私は日本語が全然上手ではないのですが、先生は熱心に向き合ってくださり、私の魅力を見つけてくれて、上手にアピールする方法をいちから教えてくれました。新しい自分を見つけられる場所、自分が成長できる場所であるホワイトアカデミーでの授業は本当に楽しかったです。また、面接練習を繰り返していく中で日本語もかなり上達し、研究室の同期とも積極的に交流するようになりました。
夢だった自動車メーカーに内定することができ、社会人になってからはトラックのディーゼルエンジンの開発に力を入れたいと思っています。そして、いずれは祖国へ戻り、家族と共に過ごしたいと思っています。