先輩の体験記
先輩の体験記 Vol 17. 起業経験を活かして総合商社へ
起業経験を活かして総合商社や戦略コンサルに内定したRさんのストーリー
特別選抜コース 内定数3社

大学4年11月に入塾。留学生ならではの苦労をどう乗り越えたか。
大学が主催するビジネスプランコンテストに参加したことがきっかけで、ビジネスに興味を持つようになりました。
企業が課題を持ち寄り、それに対して学生がアイデアを考えるタイプのビジコンで、企業と学生がチームになって、実際に動き出せるようなプランを考えるというプロセスがおもしろく、ハマってしまい、学部生の間に毎年1回、計4回出場しました。
私は理系の学部で、ビジコンに参加したことをきっかけに企業の人と話す機会も増え、研究室の教授の研究内容は企業からも需要が強いことを知り、友人と共に起業して教授のノウハウをサービスとして提供する会社を運営しました。
顧客候補の企業と話す中で、企業が重視しているのは採算性や実現性であることを知り、それらを数字で示すための商材価格の試算や大学側との知財使用料の交渉、社外向けの事業計画書の作成と資金調達などを行いました。
特に最初から明確な役割分担をしたわけではないのですが、やっていく中で財務担当者になっていったという感じで、必要に駆られてUS CPAの勉強もしました。
私は外国人留学生のため、日本語学校に通っていた期間があり、日本人の同期と比べると2年ほど遅れての就活になりました。
また、理系ではあるものの、自分の研究分野が活かせるメーカーだけではなく、商社やコンサルへの就職も視野に入れていたので、ノウハウを持っている人にサポートしてほしいという思いから、ホワイトアカデミーに入塾をきめました。
日本語が母語ではない上に2年遅れというハンディがあるので、現実的に考えたらメーカーかなと思っていたのですが、ホワイトアカデミーの先生と自分の価値感や希望するキャリアパスを話している中で、「若いうちにチャレンジできる環境でたくさん苦労したい。働き方が多少ブラックでも、成長と待遇を希望する」という価値観、「サプライチェーン全体を管理できるインパクトの大きい仕事がしたい」という思いが整理され、総合商社や専門商社、戦略コンサルの志望度が高まりました。
心配していたハンディについても、自分のビジコンや起業、研究の経験があれば、十分ハンディを乗り越えられると言っていただき、これまでの自分の経験を認めてもらえたことで自信につながりました。
定期的にジムのベンチプレスで体を鍛えたことも、総合商社向きだと言ってもらえて嬉しかったです(笑)
ホワイトアカデミーでは必要なこと全部のサポートが受けられたことに感謝しています。留学生の中には、「留学生だから日本語が完璧でないのは仕方ない」と開き直っている人がいますし、その精神が功を奏するタイミングもありますが、就活のような人生の重要なタイミングでは、全ての書類を完璧な日本語にすることが大前提であり、それは最低限のマナーであると私は考えています。
ちょっとした添削であれば日本人の友人に依頼することもできますが、就活の膨大な添削をお願いするのは無理だと思います。留学生にこそ、ホワイトアカデミーは必須の存在です。
また、総合商社の提案型ESやケース面接、戦略コンサルの英語面接など、メーカーの就活にはない選考の対策も行っていただきました。
私はそれらの選考がどんな内容なのかも全く知らなかったため、大変助かりました。理系から商社やコンサルを目指す人は、最近増えてきたと聞きましたが、実際に身の周りではほとんどいなかったため、一人で対策するのは難しいだろうと思います。
結果、総合商社と戦略コンサルから内定をいただき、第一志望だった総合商社に内定することに決めました。
総合商社は他にも2社最終選考が控えていましたが、第一志望の会社が希望の部署に確約で内定をいただけるということだったので、他社は辞退することに決めました。
一般的には、総合商社と戦略コンサルから内定が出た場合、戦略コンサルに入社する人が多いかもしれません。しかし、選考を行う過程の中でも、私のこれまでの活動を評価してくれていること、私の強みが活かせる部署を提案してくれたことが伝わってきたため、自然と入社先の企業が第一志望になっていきました。
起業した経験も毎日が刺激的で楽しかったのですが、総合商社では総合商社でしかできない、社会に大きなインパクトを与える仕事ができることが楽しみです。