- 「コロナ禍で就活内定が早まっていると聞いたけど、いつから何があるのかな?」
- 「就活はいつから始めて何をすればいいか知りたい!」
このように、就活を始める時期について疑問をお持ちの2024年卒の方も多いのではないでしょうか。
就活をいつ始めるかは、企業の採用選考スケジュールを知り、その前に行動することがポイントです。
そこで今回は、企業の選考スケジュールのご紹介と就活をいつから始めればいいか、またどのような前準備すればいいかをご紹介します。
最後までご覧になると、自信を持って就活をスタートできますよ。
数学検定1級保持者で東京大学工学部卒にもかかわらず、自身の就活に失敗し就職留年した経験から企業の人材戦略の道へ。
新卒の学生が一流企業に内定するための独自の方法論と、3年後離職率・OpenWorkでの評価・帝国データバンクの評点を用いた客観的視点から日夜ホワイト企業を研究。
研究内容を自社メディアで掲載したところ、就活生や親御様の間で話題となり、月間で35万PVを達成した。
現在も、塾生がカリキュラムを消化したものの、ホワイト企業の内定を1社も得られなければ授業料を全額返金という方針で、上位大学だけでなく、全国幅広い大学の学生の就活指導を行なっている。
「就職浪人からANAグループに内定した! 」「留年すれすれから日本IBMに内定! 」「指導を受けた次の日から大手企業の面接で落ちなくなった! 」など、喜びの声多数。
著書に「子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法」(日経BP社)がある。
目次
2024年卒の一般的な就活スケジュール
冒頭でもお話しした通り、就活をいつから始めるかは企業の選考スケジュールを知り、その前から動いていくことが重要になってきます。
そこでまずはいつから何があるか、2022年と2023年の企業の採用スケジュールをお伝えしていきます。
選考スケジュールは企業で異なる
みなさんは企業の採用解禁日程が経団連(日本経済団体連合会)と政府によって決定されているのをご存じでしょうか。
経団連は日本の大企業・団体で構成され、日本経済を活性化させることが目的。
そのため、経済を発展させる人財集めのルール作りに、経団連が関わっているのです。
2018年10月、経団連会長が「採用の解禁日ルールを撤廃し、年中いつでも採用できるようにする」と発表しました。
実施はまだされていませんが、企業の選考スケジュールだけでなく、学生の本業である学業にも影響する可能性があります。
2024年卒の就活ルールは、政府主導のルールのもと現状維持と発表されています。(2025年卒からは未定)
ただし、独自のルールで選考スケジュールを立てている企業も多いので、気になる企業の情報は常にチェックしておくようにしましょう。
経団連加盟か非加盟か、外資系企業かベンチャー企業かによっても選考スケジュールは異なりますのでそれぞれ紹介します。
経団連加盟の日系大手企業
日本の大手企業、約1,500社が加盟しており、表面上の選考スケジュールは経団連ルールに基づきます。
次の項目でも述べますが、経団連は2022年4月、2024年卒からインターンシップの評価を採用選考に利用できる方向へ決めました。
この影響で日系大手の採用活動開始も早期化することが予想されます。
選考スケジュール
経団連加盟の日系大手企業の選考スケジュールのモデルケースは次の通りです。
時期 | やる事 |
---|---|
2022年6月~ | サマーインターンのエントリー開始 |
2023年3月~ | 企業説明会・ES受付 |
2023年4月 | 面接開始 |
2023年5月~ | 内々定・内定 |
上記の流れで選考を行う企業の一例としては以下のような企業があります。
- 伊藤忠商事
- 三菱UFJ銀行
どれも就活生に大人気の企業です。そのため、今ご紹介しました選考スケジュールが就活のスケジュールのスタンダードと思うと良いでしょう。
経団連非加盟の日系大手企業、中小ベンチャー企業
経団連加盟企業よりも、採用活動開始と内々定が早いのが特徴。
経団連加盟企業よりも早く選考活動を開始することで優秀な学生を確保する狙いです。
選考スケジュール
経団連非加盟の日系大手企業や中小ベンチャー企業の選考スケジュールは次の通りです。
時期 | やる事 |
---|---|
2022年4月~2022年7月 | ・サマーインターンシップのエントリー・選考 |
2022年8月~2022年9月 | ・サマーインターンシップの実施 |
2022年9月~2022年11月 | ・オータム/ウィンターインターンシップの選考 ・オータムインターンの実施 |
2022年12月~2023年1月 | ・ウィンターインターンの実施 |
2022年12月~2023年2月 | ・企業説明会 ・早期内定 |
2023年3月~2023年6月 | ・本選考 ・内定 |
上記の流れで選考を行う企業の一例としては以下のような企業があります。
- 楽天
- サイバーエージェント
- LINE
外資系企業
こちらも採用活動開始が早く、内々定は一番早く出されます。外資系企業ではインターンシップが直接採用に関わってきます。
外資系企業を志望するならインターンシップには必ず参加して下さい。
インターンシップでの評価がよかった学生には実質内定を出す場合もあります。
他の業種よりも選考スケジュールが早いので、大学2年生から準備が必要です。
選考スケジュール
外資系企業の選考スケジュールは次の通りです。
時期 | やる事 |
---|---|
2022年4月~2022年7月 | ・サマーインターンのエントリー・選考 |
2022年8月~2022年9月 | ・サマーインターンの実施 |
2022年10月 | ・企業説明会・企業エントリー ・ウィンターインターンの選考 |
2022年11月~2022年12月 | ・ウィンターインターンの実施 ・本選考の開始 ・優秀な学生への内定通知 |
2023年1月~2023年2月 | ・内定通知 |
上記の流れで選考を行う企業の一例としては以下のような企業があります。
- ゴールドマン・サックス
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- P&G
一目で分かりやすいように、いつから何をすればいいかを企業のスケジュールとともに表にしました。こちらでもご確認下さい。
コロナ禍で変化した2020年からの就活と傾向
先述の「2024年卒の一般的な就活スケジュール」では基本的な就活の流れを紹介しました。
ここからは新型コロナウイルスの影響で変化した就活のあり方について説明していきます。
時代の変化によりいつから就活を開始させるかも変わっているので、新ルールも確認していきましょう。
コロナ禍で就活・インターンシップがオンライン化
コロナの影響で、就活も2020年からオンラインで行われていることはみなさんもご存知でしょう。
コロナはいまだに収束せず、今年もオンライン就活が続きます。
説明会や面接にとどまらず、職場体験の場であったインターンシップもオンラインに切り替わっています。
「その場にいないのに会社の雰囲気や空気感って分かるのかな?」と不安に思われることでしょう。
この点は企業側も工夫しています。
オンラインでも「職場体験」をしてもらえるよう、数時間だけではなく数日間にわたってインターンシップを開催するコースもあります。
移動時間も不要ですので、距離にしばられず参加できる学生が増加しました。
調査によると、2022年卒の学生がオンラインでインターンシップに参加した割合は約80%と高い数値が出ており、オンライン参加が一般化してきていることが分かります。
インターンシップも選考の対象に
経団連は2022年4月18日、2024年卒からインターンシップの評価を採用選考に利用できる方向で大学側と合意しました。
今までは、あくまで職場体験だったインターンシップが選考の対象へと変わります。
しかし、評価対象にするには5日以上のインターンシップが対象、など多少の条件が必要です。
採用の早期化で解禁日前に選考スタート
表向きには6月1日が採用解禁日となっているものの、現実は採用解禁日よりも前に選考は始まっています。
なんと8割以上の主要企業が、6月よりも前に採用選考を始めているのです。
もちろん、独自のルールで採用活動をしている企業もあります。
一部のインターンシップ選考もそれに該当しますね。
しかしなぜこのような現象が起こっているのでしょうか。
それは優秀な学生が欲しいからです。
6月1日を待って応募したのに、もう先に人財を確保していて募集はほとんどされていなかった…。
そんなことにならないように、志望する業界と企業の情報は前もって知っておきましょう。
最終面接は対面が半数
最初に就活がオンライン化していると書きましたが、例外が最終面接です。
最終以前はオンラインでも、最後は対面で行う企業は約半数に上ります。
オンラインで画面越しに感じた印象と実際の印象は違いますよね。
企業側も実際に会って確認するため、最終面接では対面にしているケースが多いです。
就活生のみなさんにとっても、これから働く企業に行き社員に会ってその雰囲気を感じられる方が安心ではないでしょうか。
どちらにも対応できるよう、オンライン面接と対面面接の情報を確認しておきましょう。
企業の新卒採用は積極的
コロナ禍でも実は人手不足です。
コロナの影響で経済が回らなくなり、新卒の求人がないのでは?と感覚的に思いがちですが、データで見ると違います。
リクルートワークス研究所の調査によると、2022卒の求人倍率は1.5倍。求職者1人に対し、1.5件の求人があったという結果です。
参照元:大卒求人倍率調査(2022年卒)
求人倍率が1以上を分かりやすく言うと、求職者に対し求人のほうが多く、働く人が欲しい状態。
企業の新卒採用も積極的です。
企業が学生をスカウトする逆求人が増加
コロナ禍で学生との接点が減り、企業の逆求人型採用が増加しました。
スカウト型・オファー型採用とも呼ばれるこの就活、就活生が逆求人サイトに載せた自己アピールを採用担当者が見て就活生にアプローチする手法です。
大手企業から中小・ベンチャーまで幅広く登録しているので理系・文系問わず、企業・就活生ともに利用者数がまだまだ伸びる傾向にあります。
いつまでに何をする?具体的な就活準備の対策8つ
ここからはいつからいつまでにどのような就活対策をしておくといいかをご紹介します。
先述した通り、コロナ禍での新卒採用は6月の解禁よりも前から始める企業が8割以上。
ということは各就活イベントより早い段階、おおよそ1、2か月前には対策しておくと安心です。
対策をしておくと、修正があった場合も時間に余裕を持って対応できますよ。
ではテーマ別に分けて、具体的な就活準備の内容を8つ挙げますのでそれぞれ見ていきましょう。
自分を知る・アピールする | ・自己分析・他己分析 ・エントリーシート(ES) ・履歴書の準備 ・面接の対策 |
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企業を知る | ・業界・企業を研究 ・インターンシップに参加 ・志望業種に就職した先輩に話を聞く |
試験・対人対策 | ・筆記試験の準備 ・身だしなみを整える |
【自分を知る・アピールする】自己分析・他己分析
自己分析とは「自分の行動・価値観・特徴を過去から紐解いていき、自分を理解すること」。
就活では自己分析から仕事選びの軸を探っていきます。
自分には○○な特徴・価値観があるから、この企業・この仕事の○○で役に立てる・携わりたい、など相関関係ができるので就活には欠かせない作業です。
自己分析をすることは、納得して仕事探しができるだけでなく、企業側への説得力のある自己アピールにもつながります。
今はオンライン上で色々な自己分析ツールがありますのでぜひ分析してみて下さい。
「自己分析ではいまいち分からなかった」という方は他己分析という方法がおすすめです。
これは、周りの人から客観的に自分という人間について教えてもらう分析法です。
自己分析とセットで行うと、より分かりやすいですよ。
参考記事:就活では欠かせない他人による分析とは?
エントリーシート(ES)・履歴書の準備
就活で必ず耳にする、エントリーシートと履歴書。
みなさんは2つの違いについてはご存知でしょうか。
先にESですが、これは「自分という人間の人柄を企業にアピールする応募書類」。
一方の履歴書は「今までの経歴やスキル、個人情報を伝える応募書類」と全くの別物ですね。
ESは提出していないと、就活の選考に進めないこともあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
ESのフォーマットは企業により異なりますが、おおよその内容は以下の通りです。
- 氏名・住所・メールアドレス・電話番号・写真などの基本情報
- 学歴
- 志望動機
- 自己PR
- 学生時代に力を入れたこと(通称ガクチカ)
コロナ禍で「ガクチカに書くことがない!」との声もありますが、コロナ前と後では同じ自分ではないはず。
コロナ禍で自分を変化・適応させた点などは就活でアピールポイントになります。やってきたことを効果的にアピールする際の一例は下記の通りです。
不可抗力の中で自分が頑張ってきたことになるのですから。
例えばこのようなことです。
ガクチカ | アピールポイント |
---|---|
オンライン授業で学校に行く必要がなくなった。時間ができたので資格取得にのぞんだ | 状況を活かす。向上心がある事のアピール。 |
オンラインでのやりとりが増え、温度感が分かりづらくなった。画面上の相手にも温かい印象を与えるために、表情やコミュニケーションの工夫をした | 相手視点で行動。ヒューマンスキルがある。 |
飲食店のバイトに入る日数を減らされた。お客様に覚えてもらって指名してもらえるくらい、笑顔・言葉遣いに気を配った。日数を増やしてもらえるよう努力した | 戦略思考。ピンチからできることを見出す。 |
書く順番としては、ESが先をおすすめします。
理由は、履歴書にも自己PR欄や志望動機欄があるので、ESで書いた内容をコンパクトにまとめて記入すればいいからです。
ESと履歴書の内容は一貫しつじつまが合うように気を付けて下さい。
参考記事:通過するESの作成方法
面接対策
後回しにしがちですが、面接は慣れが重要です。
初めは一人で練習して、次に模擬面接をお願いしましょう。
内容はもちろんですが、目に見える印象・耳で聞こえる印象を客観的に見てもらうことが大切です。
模擬面接は大学のキャリアセンター相談員の方と、何度も練習してみましょう。
【企業を知る】業界・企業を研究
これは組織・相手の性格を知り、自分に合うかどうかを確認する作業です。
まずは自己分析で自分の興味・特徴・価値観を洗い出し、気になる業界・企業で活かすことができるかチェックしていきます。
業界の仕組みや傾向が分かりやすい、業界研究セミナーに参加するのもおすすめです。
就活で今まで視野に入れていなかった分野を知ることで、自分との意外な共通点がみつかる可能性もあります。
インターンシップに参加
幅広い仕事、業界、社会を経験できる、インターンシップにはぜひ参加しましょう。
学生の約9割がインターンシップに参加し、平均5社を経験しています。
インターンシップは1年で3回開催され、募集は2、3か月前から開始です。
同じ企業のインターンシップに複数回参加すると、志望度の高さをアピールできたり、選考が有利になったりします。
しかしやみくもに参加するのではなく、参加することで何を得たいのかという目的をはっきりさせるようにして下さい。
終了後の振り返りにも役立ちます。
企業側も学生がインターンを通して何を学び、どう成長したかを見ていますよ。
そして心構えとしてインターンシップの内容が「実践型」なのか「グループワーク型」なのか「講義型」なのかも事前に確認しておきましょう。
以下がそれぞれのインターンシップの特徴です。
1.サマーインターン
大学が夏休み期間ということもあり、8月参加が一番多い。日数は、数日~1ヶ月以上と様々。
オータムインターン並びにウィンターインターン
参加倍率がサマーインターンシップより低いため、参加しやすい。内定の可能性が高い傾向。
インターンに参加するメリット
マイナビニュースの調査で「インターンシップに参加してよかった」と回答した人は9割にのぼると分かりました。その主な理由です。
- 会社の雰囲気や仕事などに対する理解が深まった
- 就職に役立った
- 社会の仕組みなどが理解できた
反対に、
- イメージしていた仕事・業界とは異なった
といったように入社前のミスマッチ回避にもつながります。
外資系企業やベンチャー企業はインターンシップが内定に直結するので、参加はメリットしかないですね。
志望業種に就職した先輩に話を聞く
自分が入りたい業界・企業に就職した先輩に話を聞く、いわゆるOG・OB訪問です。
就活が本格化しアポイントが取りづらくなる2023年3月よりも前、2022年の10月頃までに完了しておくとスケジュールに余裕を持てます。
現在はコロナの心配に加え、リモートワーク導入の企業も多いのでオンラインで行うのもいいですね。
緊張するかもしれませんが、この目的はネットには載っていないリアルな情報や声を聞くこと。
ネットでは誰でも同じ情報を見ていますが、対人インタビューはご自身だけが得られる必要な情報です。
自身の行動力と本気度のアピールにもなります。
どのくらいの就活生がOG・OB訪問しているか気になるところですね。
マイナビの2021年卒対象、就職モニター調査によると就活生の4人に1人がOG・OB訪問をしており、平均4.5人を訪問。訪問した約80%の就活生が「次のステップに進みたい」と感じたようです。
参照元:OB・OG訪問って何?
やはり、具体的な仕事内容について聞けたり、人事担当者には聞けないことを質問出来るのは大きな利点です。
志望業種に就職した先輩を探す方法はふたつあります。
ひとつめは大学の就職課・キャリアセンターで卒業生名簿・卒業生データベースから探すやり方。
ふたつめは、知人を辿って探すやり方です。
いずれの場合も、先輩とコンタクトをとる時は必ず企業の人事担当者を通して行いましょう。
先輩訪問ではなく就活ですので、個人的に連絡を取る必要はありません。
就活セクハラなどのトラブル回避にもなります。
メールでアポイントを取ったり、お礼を述べたりするときはビジネスマナーを守り、失礼のないようにしましょう。
最初のアポイント依頼のメールで質問したいことを書いておくと双方の時間の節約になります。
先輩も回答の準備ができるので有意義な時間になり、的も外れません。
しっかり聞きたいことが聞けたら、就活における進路の振り返りに活かしましょう。
【試験・対人対策】筆記試験の準備
対策をすれば点数がとれるものですので、ここは落とさないようにしましょう。
では、就活の筆記試験はどのようなものが出題されるのでしょうか。
リクナビの調査によると、「国語・数学など能力に関する問題」の出題内容が88.8%と最も高い結果に。
以降は「性格検査」が76.8%、「時事問題」「小論文」が約30%となっています。
参照元:就活の筆記試験にはどんなものがある?先輩たちは事前にどんな準備をした?
具体的な筆記試験対策としては、参考書やアプリを利用したり、大学でも対策講座が開かれたりするので利用してみましょう。
身だしなみを整える
みなさん、長いマスク生活で無表情になっていたり、大きな声で話せないからとボソボソ声になっていたりしませんか。
就活でも第一印象は重要なポイントになってきます。
一緒に仕事をする仲間を入れるのですから、好印象な人が選ばれます。
大学生なので髪色でお洒落を楽しみたいでしょうが、就活の時は就活モードに切り替えて下さい。
リクルートスーツとバッグ・就活手帳も用意しておきましょう。
就活はオンラインが主流ですが、上下スーツの着用は必須です。
オンラインでの面接・インターンシップ・説明会の時も、相手からは見られていることを意識して、オンライン用に環境を整えておきましょう。
盲点になりやすいのが、背景・視線の高さ・インターネット環境です。
詳しくはこちらの記事に書いてありますのでぜひご覧下さい。
被害者にならないために!就活セクハラについて解説
就活準備の一つとして、みなさんに知っていてほしいことがあります。
それはニュースでも取り上げられ、採用担当者の逮捕者も出た「就活セクハラ」。
なんと就活生の4人に1人が被害に遭っているのです。
ここでは、就活生の被害が絶えない就活セクハラについてお話ししていきます。
就活準備に、就活セクハラとはどういったものか、どう対応すればいいかを今から知っておきましょう。
就活セクハラ被害者は4人に1人
就活セクハラとは、採用側が立場を利用して就活生にセクハラ行為をすることです。
厚生労働省の公表によると、就活生の約4人に1人が被害に遭い、被害者の内訳は女性25.1%、男性26%となっています。
参照元:令和2年度 厚生労働省委託事業 職場のハラスメントに関する実態調査報告書
恋人の有無の質問や、容姿についての言及などで、男性就活生の被害も高くなっているのですね。
また、2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたことを理由にセクハラをしてくることも考えられ、大学生だけでなく短大生の被害者増加が懸念されます。
発生場面は、ウェブ面接・インターンシップ・OGOB訪問時が主。
内容としては「性的な冗談やからかい」が40.4%、「食事やデートへの執拗な誘い」が27.5%などです。
特に、歳の近い異性の若手社員が加害者になる特徴があります。
就活セクハラに遭わないために
就活セクハラに遭わないために心がけるべきことは以下の通りです。
- 1対1で会うのは避けましょう
- 個人のメールやLINEでのやりとりはNG
- 「○○してくれたら内定…」など採用話をちらつかせても、のらないように。そのような社員と一緒に働くのは避けるべきですし、企業は他にもあります
- 面接等で興味対象が個人的なものになった場合は、自ら線引きを示す。「選考や業務に直結する質問でお願いします」と答える
「これって就活セクハラ?」と思うようなことがあれば、大学のキャリアセンターや日本労働弁護団に相談しましょう。
YouTubeでも具体的なやりとりに加え、対処法も紹介されていますのでご覧下さい。
ハラスメント専門家・一般社団法人日本ハラスメント協会【公式】チャンネル
2024年卒の就活はいつからすべきか?まとめ
今回は、就活をいつから始めればいいか分からない2024年卒のみなさんへ、企業の就活スケジュール・就活生が準備していくことの解説をしていきました。
いかがでしたでしょうか。
いつから?とモヤモヤしていたものが、はっきりとした行動目標に変わりませんでしたか。
最後に、今回の記事のポイントをまとめましたので復習としてご覧下さい。
- 経団連加盟企業の2024年卒向け選考解禁は6月だが早期化している
- 初回の自己分析・業界研究は2022年5月までにしておく
- 各就活イベント開始1、2か月前には準備開始
- 中小ベンチャー企業・外資系企業の就活対策は大学2年生のうちに
- 業界により採用スケジュールが異なり、スケジュールに合わせて就活準備する
- 時間があるうちにインターンシップや説明会には多く参加する
就活を「いつから始めればいいか?いつ始めるのか?」と疑問に思った時が始めるチャンス。
「いつから?」を「今から」に切り替え、こちらの記事を就活のスタートにお役立て下さい。みなさんの就活が成功するよう応援しています!
今から就活を始めるにあたり、就活の始め方については知っておいた方が良いと思います。就活の始め方については以下のページでまとめておりますので是非ご覧ください。