最近よく聞くライフプランナーというお仕事。
「興味はあるけど、どんな仕事なのかな…そもそも需要あるのかな…」とか「必要な資格とか収入とかってどうなってるのかな…」なんて思っている方はいませんか?
この記事では、ライフプランナーとはどんな仕事なのか、またライフプランナーのなり方、資格、収入についての疑問に答えていきたいと思います。
そもそもライフプランナーを知らないという方からもっと発展した情報を知りたいという方まで多くの人にこの記事が役立つことを願います。
この記事の登場人物
富田:理工学部の大学3年生。自己主張は苦手だが心根は優しい草食系男子。メーカーを志望して就活をしている。
春山:経済学部の3年生。あだ名はハルちゃん。明るくハキハキしていて「考えるより動け!」の行動派。母子家庭出身で、化粧品や日用品など女性を対象とした仕事に就きたいと考えている。
白河:社会人3年目のヘッドハンター。ホワイトアカデミー在学中に内定をもらった東証一部の人材系企業で勤務。ホワイトアカデミーとは、特別講師という形で現在も付き合いが続いている。
ライフプランナーとは
具体的な仕事内容はこれから解説していくね!
生命保険・金融のプロフェッショナル
見出しで書いたように、ライフプランナーとは生命保険や金融について高度な知識を持ったプロフェッショナルです。
採用基準は厳しく、保険・経済・金融・税務についてよく勉強をしていなければなりません。
ソニー・プレデンシャル生命で使われ始めた言葉なので、ライフプランナーと聞くとソニー生命を連想する人も多いかもしれません。
基本的にはソニー生命、プレデンシャル生命の営業社員(外交員)のことを指します。
主な仕事内容として”ライフプランニング”(生涯設計)があります。
“ライフプランニング”(生涯設計)とは?
ライフプランナーの仕事は名前のまんまでライフプランニングをすることです。
ライフプランニングとはお客様に人生設計を提供することです。
お客様の相談を受けてそれぞれの要望に合ったプランを提供します。
具体的にどのような相談を受けるのでしょうか?
ソニー生命の相談事例を参照しました。
- 保険は何から考えたらいいか
- 保険料を抑えたい
- 子供の学費をなんとかしてあげたい
- 働けなくなった場合の不安を解消したい
- 入院や手術に備えたい
- 親の介護に備えたい
全部保険に関する相談内容ですが、健康に関することから生活費に関することまで様々です。
このような相談を元にお客様の人生設計を提案するんですね!
どのようにしたらなれるのか
C.I.Pとは?
ソニー生命、プレデンシャル生命でライフプランナーとして採用されるためにはまずC.I.P(キャリア・インフォメーション・プログラム)というものにエントリーする必要があります。
C.I.Pは、単なる会社説明会や面接の場ではなく、エントリーした方とソニー生命(プレデンシャル生命)が相互選択をするために設けられるばのようです。
複数回のセッションを通じて、ソニー生命(プレデンシャル生命)の理念やライフプランナーという仕事について、シミュレーションを交えながら教えてもらえます。
同時に、自分自身や家族の将来や、本当に自分がやりがいを持てる仕事とは何かをお考え、これからの「キャリアプラン」をより鮮明にするプログラムになっています。
申し込み後の流れ
申し込み後は
エントリー → 担当者からの連絡 → 初回面談 → C.I.P
という流れで進み、C.I.Pのプログラムは四回のセッションを通して行われます。
転職者が多い?
ライフプランナーは転職者が多いです。
もはや、多いというレベルではなくほとんどが転職者で、新卒でなっている人はほとんどいません。
ライフプランナーの仕事は一種のコンサルティング業だからか、転職している方は以前は金融機関や信用金庫で働いていたり、支社長などキャリアのあるかたばかりです。
新卒でライフプランナーになるのはなかなか厳しいのかもしれません。
資格が必要?
生命保険・金融面での活躍を考える場合、ファイナンシャルプランナーという資格も押さえておくといいと思います。
ファイナンシャルプランナーとは、お客様から住宅ローン・老後の年金・教育費などの相談をお客様から受けて、資産運用に関するアドバイスをする仕事です。
ライフプランナーは生命保険という軸を持ってライフプランを提案しますが、ファイナンシャルプランナーはお金に関する様々な面のライフプランを提供します。
ファイナンシャルプランナーはあくまで職業を表す言葉ですが、これに関連した資格が複数あり、代表的なのが「ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)」です。
もちろん持っているに越したことはないですが、持っていなければライフプランナー(フィナンシャルプランナー)なれないわけではないのでご安心ください。
資格試験の難易度は?
資格試験と聞くと難しそうに聞こえますが、ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)は実際どれほどの難易度なんでしょうか?
級によっても変わるようですが、3級は入門者レベルであり、2級も実務に直結してはいますがそれほど難しいものではないそうです。
宅建だと毎回15%の合格率ですが、日本FP協会と金財が主催している2級FP技能士検定試験の合格率は35%で、多い時は40%を超えます。
試験の内容は?
FP検定に受かるにはどのような勉強をすればいいのでしょうか?
大雑把に言うと何かお金の勉強をするわけですが、単純にお金といっても出回り方は様々です。
FP技能検定ではお金の様々な面から以下の6つの分野を勉強します。
- ライフプランニングと資金計画
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- リスク管理
- 不動産
- 相続・事業承継
いまいちピンとこない分野もあると思うので補足します。
- ライフプランニング—-いわゆる社会保険、つまり健康保険や年金に関することの勉強。
- リスク管理————-民間の生命保険や損害保険の勉強。
- タックスプランニング–所得税・消費税・事業税・法人税など、税金全般についての勉強。
一見バラバラに見えますが、実は相互に関係しあっているものが多いです。そのためここだけ勉強しようといった偏った勉強は難しいです。
今までこういった勉強をしたことがない人は覚えることが多くて大変に思うかもしれませんが、慣れれば大したことはありません。
前の記事で言ったようにFP検定の合格率はそれほど低いわけではありません。
ライフプランナーを目指している方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
ファイナンシャルプランナー(FP)の需要
金融業界での需要が多い?
FP技能検定で得た知識は金融業界では大きな需要があります。
主に銀行、証券会社、保険会社です。
また不動産業界でも需要があります。
ファイナンシャルプランナーという仕事自体お金や資産に関する業務を日常的に行っています。
その他業界でも幅広く需要がある
また、FPの資格や知識は一般企業からの需要もあるようです。
実際に経理や管理部門で働く人はFPの資格を持っている人が多いですし、その資格のおかげで転職を有利に進められた人もいるようです。
さらに、FPの知識は会社に限らず日常生活にも知識は役立てることが出来ます。
何せFPの知識は年金・税金・資産運用・不動産・相続・保険など生活に密着したものなのでとても生活に活かしやすいのです。
ソニー生命やプルデンシャル生命で働くことにこだわりのない人はファイナンシャルプランナーの資格を取って潰しを効かせるのもいいかもしれません。
年収
平均年収1800万円?
ソニー・プレデンシャル生命で働いているライフプランナーたちは、一時は平均年収が1800万円という時期があったそうです。
1800万円はすごいですね!
その当時のライフプランナーは年収1000万円あっても社内で肩身の狭い思いをしたそうです。
住んでる世界が違うな~と感じてしまいます。
しかし、年収が高い分、離職率もそれなりに高いです。
ライフプランナーは覚悟をもって目指した方がいいかもしれません。