「面接でカラコンはありですか?」採用担当者から見たカラコン事情

「就活の面接にカラコンはありですか?」

こう質問してくる就活生は最近多いです。

今やおしゃれの必需品ともなっているカラコン(=カラーコンタクトレンズ)ですが、就活の場ではどう見られるのでしょうか。

「カラコンは就活女子の必需品!」という就活生側の声もあれば「カラコンで面接くるなんてなめてるの?」という採用側の声もあります。

実際のところ、面接で合否を決めるのはあなたやあなたの周りの人ではなく、目の前の採用担当者ですよね。

今回は採用担当者目線で、カラコンの面接に与える影響、カラコンを着用する際に注意すべきことをまとめました。

自分の進路を決める大事な就活、カラコンで悩んでいる時間がもったいないですよ。この記事でチャチャっと解決していってください!

ちなみに面接を受ける際におすすめの男子就活生の髪型については、以下にまとめてありますのでご覧ください。
面接を受ける就活男子に適した髪型とは?

この記事を書いた人:Eri

「ホワイト企業への道」のライター。
ウェディングの会社、ブランディング会社やWEB制作会社で勤務後、フリーのライターとして現在活動中。ウェディングの仕事をしている最中、現場の社員が煩雑な仕事を仕組みや論理で鮮やかに解決する場面に遭遇してから、「共に頑張る仲間が使いやすいシステムを作る」ことがテーマ。問題解決や分析を得意とし、コンサルティング会社の仕事にも関わりながら、若者に向けたロジカルシンキングなどの勉強会も開催している。

実際どうなの?

実際どうなのか悩む就活生

「カラコンOK?」「カラコンNG?」実際のところどうなのか、就活生側、採用側それぞれの主張を見ていきましょう。

就活生側の主張

「私たち就職活動中の女子大学生は、2人に1人くらいがカラーコンタクトレンズ(カラコン)を装着しています。目がくっきりして印象がアップするので手放せません」(東京で就職活動中の文系女子大生)

(引用元:ダイヤモンドオンライン

女子就活生のカラコンの着用割合はなんと2人に1人、アパレル業界に至ってはほぼ100%だといいます。

若い女性のおしゃれの必需品となりつつあるカラコン。就活でも着用する女子学生は多いようです。

Twitterの反応

一方でこんな声も…

実際のところ、Twitterを見渡しても「就活が終わってからカラコン!」という声が多かったので、2人に1人というのは少々誇張気味かもしれませんね。

「コンプレックスを隠して印象を良くするためにカラコンをしたい!」という声は多かったです。

採用側(周囲)の主張

採用者

ジョンソン・エンド・ジョンソンが実施した「新卒採用面接と瞳の魅力に関する意識調査」(14年3月3日結果発表)によると、企業の採用面接担当者200人のうち、初対面の印象に「目力」が影響すると回答したのは92.5%という高い数字が出た。

引用元:Jcast会社ウォッチ(https://www.j-cast.com/kaisha/2015/02/03226830.html?p=all

採用担当者は就活生の目を良く見ているということですね。

就活生も少しでも目力を印象づけたいとカラコンをしている場合が多いです。

Twitterの反応

やはり厳しい意見が多くなります。

人事担当者は特に厳しい意見が多いですね。女性の面接官の方がよく気づくと言います。

反面、相手が気付かなければ問題ない、そんなに見ていないという意見もあります。

まだまだ中高年には馴染みのないカラコンの使い方には気をつけた方が良さそうです。

面接でカラコンはしないのが基本!

カラコンは「おしゃれ、遊び」と捉えられます

カラコンをしていてマイナスになることはあっても、しないことでマイナスになることはないでしょう。

原則的にはしない方が無難です。採用担当者からすると「カラコンをしていたら一発アウト」「面接をなめてる」という印象が強いようです。

不自然なカラコンは目立ちますし、相手に対する気遣いができない人に見えます。

あなたにとっては「自信が持てるもの」「欠かせないファッション」であっても面接官からしたら「あなたの個人的な事情はどうでもいい」というのが本音です。

就活生の目線と面接官の目線は異なるので注意しましょう。

面接でカラコンをしても通る人たち

面接通過した就活生

「カラコンをしていても面接で受かった」という声もあります。

顔に馴染む自然なカラコンであれば気付かれないことも多いです。

ITベンチャーやアパレル、マスコミ系などそれほど気にしない業界もあるからです。

人事からカラコンを指摘されたとしても、

「目を明るくして少しでも好印象を持ってもらうためにつけています。」

「目つきが悪いので少しでも穏やかに見えるようにつけています。」

といった自分なりのポリシーや理由付けができている人はOK、とする企業もあります。

採用側がもっともダメだというのは「面接の場にカラコンはふさわしくないということを知らずにつけてきてしまっている学生」です。

TPOをわきまえられない配慮に欠ける人間だと言っているようなものだからです。

カラコンを指摘されて「あ、すみません。」と言ってしまったら一発アウトと考えた方が良さそうです。

また、いくらカラコンOKの企業でも派手な色やグラデーションのカラコンは面接の場にふさわしくありませんからNGです。

アパレル業界でも業種や企業によってはNGですからよく調べておきましょう。

企業に足を運んだ際に社員の方がカラコンをしているかどうかチェックしてみると良いでしょう。

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面接でカラコンをする場合のポイント

ポイント

髪型、服装自由な企業を探す

身だしなみ自由な企業はカラコンも許容範囲ならOKというところが多いです。

普段からカラコンをつけていて「手放せない!」という人は面接でたとえ通ったとしてもその後ずっとカラコンなしで過ごすのは苦痛でしょう。

それなら最初から許容してくれそうな企業を選ぶ方が無難です。

企業によっては雇用条件として明示している場合もありますが、実際の所を知るには社員の方に確認するのが一番です。

ただし、いきなり“カラコン”というと若い社員でも良い印象をもたれないでしょうから「仕事するときの髪型や服装はどうなんですか。」といった聞き方の方が良いでしょう。

自分の目に馴染むカラコンを選ぶ

カラコンをつける女性

カラコンが不自然になる人は自分にあった色を選んでいないことが多いです。

元の目の色より明るすぎると違和感があります。

目の色が黒に近いならブラック、ブラウンに近いならブラウンのカラコンを選びましょう。

シンプルに見えるグレーは日本人の目の色としてあまり一般的でないのでNGです。

また、大きさも重要です。目を大きくしたいからと自分の黒目より大きいカラコンを入れる人は多いですがこれは不自然に見えます。

カラコンの着色直径が黒目の直径になります。自分の黒目の直径プラス1ミリ以内におさめましょう。

見落としがちなのがカーブが合っているかどうかです。

眼球のカーブに合っていないコンタクトレンズはずれやすく、面接中にコンタクトがずれるリスクが大きくなります。

カラコンはずれるとすぐに目立ってしまいますので自分に馴染むカーブのカラコンにしましょう

自分の肌の色味やメイクに合っているかどうか、というのも重要ですよ。

面接には単色のサークルレンズがおすすめ

目の色を変えるよりも瞳を大きくすることを目的としたサークルレンズは自然に馴染む色が多く、ずれにくいので就活向きです。

自分の瞳に合った明るすぎない色を選びましょう。

シャイニーレンズやグラデーションレンズは派手さが目立つので単色の物を選びましょう。

あくまでも身だしなみとしてのカラコンであることを忘れずに。

コンタクト用の目薬・替えのレンズは必須

目薬

カラコンは普通のコンタクト以上に乾きやすいです。

また、色素が入っている分充血などの目のトラブルも起きやすくなります。

コンタクト用の目薬は必ず持っていきましょう

また、カラコンが取れてしまったり合わなくなってしまったときのために替えのコンタクトレンズがあると安心です。

取れてしまったりずれてしまうと特に目立つので、メイク直しの際にカラコンチェックも忘れずに。

一採用担当者としてのホンネ

面接官

ここからはあくまでも1人の採用担当者としての個人的な意見です。

こんな記事を書いていることからも分かる通り、私は「仕事が出来ることとカラコンは無関係」と考えています。

ですから仕事中にカラコンをしていたとしてもあまり気になりません。

ただ、就活面接でカラコンをしていた場合は気にします。

頭ごなしにダメというのではなく「なぜカラコンをしているのか。」を聞きます。

相手に少しでも良い印象を持ってもらうため、とか自信を持つためといった理由があるのであれば、派手なカラコンや不自然なカラコンでない限りは問題ないと考えています。

自分のことを理解した上で相手にも配慮しながら、カラコンをして面接に臨んでいるのであれば特に問題にしません。

ただしこれは私がWeb業界の人間であり、あまり人と接しない仕事だからです。

もしこれが、私がかつてアルバイトしていたドトールコーヒーの面接であったら、カラコンをしている人はたとえアルバイトの面接でも落とします。

ドトールは接客業であり飲食業ですから清潔感が重要です。

また、お客様も年配の方が多いですから、彼らが見て不快になるような身だしなみはNGなのです。

ヘアカラーも厳しく規定がありましたし、時計も手首に着用してはいけませんでした。

調理の邪魔になるのと衛生上よろしくないからです。アクセサリーはもっての他です。

ナチュラルで清潔感があり、安心出来る身だしなみが求められているのです。

このように業種や業界によって求められる身だしなみは異なります。

自分の目指す場所で働くイメージを描き、お客様が不快にならないか、仕事の邪魔にならないかを考えましょう

身だしなみで大切なのはトータルバランス

身だしなみの良い就活生

カラコン自体が絶対禁止というわけではないというお話しをしてきました。

ただ、注意していただきたいことがあります。「あなたのカラコンはあなたのメイクやスーツに合っていますか?」ということです。

カラコンを着用する人にありがちなのが、つけまつげやボリュームマスカラで目力を強調しすぎてしまうことです。

そういったメイクはスーツに合いませんし相手にも「不真面目」という印象を与えます。

ナチュラルメイクにも馴染む自然なカラコンを選び、目力に頼りすぎないナチュラルメイクにしましょう

そしてスーツやシャツがよれていないか、爪の先は整っているか、靴は汚れていないか、といった点にも気を配ってくださいね。

身だしなみを整えよう

身だしなみの良い就活生

面接におけるカラコン事情をお話ししてきました。

最後に、このページの内容をまとめます。

  • 面接でカラコンはしないのが基本
  • カラコンする場合は髪型、服装自由な企業で
  • カラコンする場合は自分の目に馴染むカラコンを選ぶ
  • 単色のサークルレンズがおすすめ
  • トータルバランスのあった身だしなみが大切

何度も言うようですが、就活で大切なのは身だしなみです。

「おしゃれは自分のため、身だしなみは相手のため」と言います。

就活でスーツに黒髪、ナチュラルメイクが求められるのは、採用担当者は飾りを取り払ったあなたの内面を知りたいからです。

実際、素直な自分に自信を持って面接に臨む方が堂々として見えます。

相手に配慮しつつ、素の自分で面接に臨んでくださいね。

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身だしなみを整えた後、実際に面接で必要なテクニックを就活塾で鍛えたい方は、以下の記事も役に立つのでご覧ください。
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