- 「Web面接することに決まったけど、何を準備すれば良いの?」
- 「面接当日に気をつけるべきことやマナーを知りたい!」
このような悩みを抱えている就活生も多いのではないでしょうか。
Web面接はインターネットの通信環境や話し方など、注意すべきことが多くあります。
事前に準備すべきことや当日の対応方法がわかっていれば、面接をスムーズに進めやすくなり、採用を勝ち取れる可能性が高まるでしょう。
そこで今回はWeb面接のやり方で悩む就活生に向けて、対面の面接との違いや事前準備のポイント、当日の流れやマナーについて解説します。
最後まで目を通せば、印象アップのコツやWeb面接でよくある質問までわかります。
数学検定1級保持者で東京大学工学部卒にもかかわらず、自身の就活に失敗し就職留年した経験から企業の人材戦略の道へ。
新卒の学生が一流企業に内定するための独自の方法論と、3年後離職率・OpenWorkでの評価・帝国データバンクの評点を用いた客観的視点から日夜ホワイト企業を研究。
研究内容を自社メディアで掲載したところ、就活生や親御様の間で話題となり、月間で35万PVを達成した。
現在も、塾生がカリキュラムを消化したものの、ホワイト企業の内定を1社も得られなければ授業料を全額返金という方針で、上位大学だけでなく、全国幅広い大学の学生の就活指導を行なっている。
「就職浪人からANAグループに内定した! 」「留年すれすれから日本IBMに内定! 」「指導を受けた次の日から大手企業の面接で落ちなくなった! 」など、喜びの声多数。
著書に「子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法」(日経BP社)がある。
目次
Web面接とは?対面の面接との違いを解説
Web面接とはZoom(ズーム)やSkype(スカイプ)など、オンラインでミーティングできるツールを使って行う面接です。
そのため地方の就活生にとって、わざわざ会社に出向かなくても良いというメリットがあります。
一方で対面のコミュニケーションと違い、相手の雰囲気や熱意が伝わりにくく、入社後のミスマッチにつながる可能性がある点がデメリットです。
Web面接と対面の面接との違いについて、下記の表にまとめました。
Web面接 | 対面の面接 | |
面接の流れ | ツールへログイン 挨拶 質疑応答 ツールからログアウト | 入室 挨拶・着席 質疑応答 退室 |
場所 | 自室 レンタルスペース ホテルの部屋など | 企業の会議スペース |
通信環境 | 必要 | 不要 |
目線の位置 | パソコン・スマホのカメラを見る | 面接官の目を見る |
反応のわかりにくさ | わかりにくい | わかりやすい |
上記の通り、Web面接と対面の面接とでは進め方や場所、通信環境の要不要などに違いがあります。
そのためWeb面接を成功させるには、Web面接特有の対応方法を知っておかなければなりません。
まずは事前準備のポイントについて解説しますので、ぜひ続けてご覧ください。
【事前準備】Web面接で準備すべき8つのポイント
Web面接で準備すべき8つのポイントについて解説します。
①Web面接ツールが起動するか確認する
Web面接をする際は、採用担当者が会議ルームのURLを発行し、面接当日までにメールで連絡してくれるケースがほとんどです。
どのツールでWeb面接を行うかわかったら、まずは問題なく起動することを確認しましょう。
面接当日に初めてツールを起動した場合、「実はアカウント作成やアプリのインストールが必要だった!」と慌ててしまう可能性もあります。
Web面接でよく利用される6つのツールについて、以下の表にまとめました。
アカウントの作成 | スマホ用アプリの インストール | パソコン用アプリの インストール | ログイン方法 | |
Zoom | 不要 | 不要 | 不要 | 会議URLへアクセス |
Skype | 必要 | 必要 | 不要 | ビデオ通話 |
Google Meet | 不要 | 必要 | 不要 | 会議URLへアクセス |
LINE | 必要 | 必要 | 必要 | ビデオ通話 |
Whereby | 不要 | 不要 | 不要 | 会議URLへアクセス |
BIZMEE | 不要 | 不要 | 不要 | 会議URLへアクセス |
Teams | 不要 | 必要 | 不要 | 会議URLへアクセス |
Web面接ツールのなかには、アカウント登録やアプリのインストールが必要なものもあります。
事前に準備し、スムーズに面接を進められるようにしておきましょう。
②Web面接に適した場所を見つける
Web面接に最適な場所を見つけることも重要です。
通信環境が整っており、静かなところを選びましょう。
以下の理由により、Web面接に最適な場所は自宅です。
- 背景を片付けやすい
- 雑音が聞こえにくい
- 話に集中できる
- 面接官に不信感を与えない
ただし、家族など同居人がいる場合、面接中は静かにしてもらうよう頼んでおきましょう。
話し声や足音など、ノイズが入ってしまうことを防げます。
自宅以外でおすすめの場所には、下記があります。
- ホテルの部屋
- レンタルスペース
- 個室のネットカフェ
- 大学の使われていない講義室
レンタルスペースやネットカフェの個室を利用する際も、背景に余計なものが映り込んでいないか確認しましょう。
③通信環境を確認する
当日までにWeb面接の練習を行い、通信に問題がなさそうか確認しておきましょう。
もし通信環境が悪い場合、面接中に音声や映像が途切れてしまう可能性があります。
不測の事態はパニックになりやすいので、当日落ち着いて受けられるようにするためにも事前確認は欠かせません。
Web面接ツールを利用する際は、20Mbps以上の速度が出ていれば安心です。
Netflix社が提供している「インターネット回線の速度テスト」などを利用し、通信速度をチェックしておきましょう。
またWi-Fi環境の場合は、なるべくルーターの近くで行うことも有効です。
④パソコンやスマホ、イヤホンを用意する
Web面接当日に使用するデバイスを用意しておきましょう。
スマホよりもパソコンをおすすめします。
スマホの場合は画面が揺れたり、目線の高さに端末を合わせにくかったりするためです。
どうしてもスマホしかないときは、スマホスタンドを使って高さを調整しましょう。
またWeb面接中はイヤホンを装着することがおすすめです。
周囲の雑音が入りにくくなるので、面接官の質問が聞き取りやすくなります。
やや金額が上がりますが、マイク付きイヤホンのほうがクリアな音質でやり取りできます。
マイク無しの場合、パソコンに内蔵されているマイクから音を拾うため、雑音が入ってしまう可能性が高いです。
⑤服装や髪型を決めておく
Web面接当日になって慌てないよう、服装や髪型を決めておくことも大切です。
基本的にスーツを着用し、インナーは白のワイシャツやブラウスが無難です。
髪型はボサボサ頭や寝ぐせなどを直し、前髪で目が隠れないように整えましょう。
Web面接は表情が伝わりにくいため、顔周りが暗くならないようにすることが欠かせません。
できるだけ清潔感を意識し、首元あたりの髪や襟元が左右対称になるようにしましょう。
以下の記事では、面接を受けるときにおすすめの男性の髪型を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
→面接を受ける就活男子のOK・NGな髪型を解説!
また下記では「普段カラコンを入れているので、Web面接でも使いたい」のような方に向けて、採用担当者から見たカラコンの印象を解説しています。
→面接でカラコンはあり?カラコンをするときのポイントや採用担当者の本音を紹介
⑥白色の背景を用意しておく
Web面接中の背景は白色がベストです。
もし自宅の壁が白色ではない場合、白いシーツやカーテンを背景にすることをおすすめします。
逆に以下のような背景は面接官が就活生の話に集中しにくくなるため、避けたほうが無難です。
- 逆光になっている
- 派手な柄や色を使っている
- 装飾品がたくさん飾ってある
下記の記事では、Web面接にOK・NGな背景について紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
→Web面接に最適な背景4選!印象アップのコツも解説
⑦回答内容を考えておく
採用面接でよく聞かれることに対し、どんな回答するかを事前に考えてメモしておきましょう。
Web面接に慣れていないと頭が真っ白になり、スムーズに回答できないケースも多いです。
よほど本番に強い人でない限り、事前に準備して何度もイメトレしておくことが欠かせません。
例えば下記のような質問をされることが一般的です。
- 自己PRをしてください
- 学生時代に頑張ったことを教えてください
- 企業選びの軸を教えてください
- 当社を志望した動機を教えてください
- あなたの長所・短所を教えてください
カンペを用意しておくこと自体は問題ありませんが、カンペにばかり気を取られないようにしましょう。
面接官との会話がおざなりになるうえ、目線がカメラから外れやすくなるためです。
「面接でよく聞かれる質問についてもっと知りたい!」という方は、下記の記事をご一読ください。
→新卒の面接でよく聞かれる質問を大公開
⑧友人や家族と予行練習をする
面接当日までに、友人や家族とWeb面接の練習を行っておくことも大切です。
事前に「どんなことに気をつけたほうが良いか」を知っておけば、面接中も自信を持って対応しやすくなります。
予行練習中は、友人や家族に以下のことをチェックしてもらいましょう。
- 表情は明るいか
- 話し方がハキハキとしていて聞き取りやすいか
- 質問に対する受け答えができているか
- 画面の明るさは問題ないか
- 背景に気になるものが映り込んでいないか
面接で自分の長所を伝えるときのポイントは、以下で解説していますので、あわせてご覧ください。
→【例文あり】面接で長所を伝える方法とNGポイントを解説!
【面接当日】Web面接の流れとマナーを解説
Web面接当日の流れとマナーについて、順番に解説します。
①面接スタートの5分前にログインする
Web面接当日は、面接スタート時間の5分前にはツールにログインしておきましょう。
万が一当日にログインできないなどのエラーが発生した場合も、時間に余裕をもって対処しやすくなるためです。
あわせて、以下のことをチェックしておきましょう。
- スーツやシャツに汚れがついていないか
- 髪がボサボサ・寝ぐせがついている状態ではないか
- 背後に洗濯物やポスターなどが映り込んでいないか
- パソコンやスマホ、イヤホンなどの充電は満タンか
- カメラは目線と同じ高さになっているか
- アプリやソフトを非通知に設定しているか(スマホならLINE、メールなど)
もし「寝坊して指定時間に入室が間に合わなかった!」などの場合は、すぐに「遅れてしまい大変申し訳ございません」と謝ることが大切です。
また「待機していたけど接続不良などでログインできていなかった」という場合も、その旨を伝えて謝っておいたほうが無難です。
もし直前になっても、担当者からWeb面接ツールのURLが送られてこない場合は、すぐにこちらから電話で連絡しましょう。
②挨拶・お辞儀をする
画面に面接官が映ったら、すぐに「おはようございます」「こんにちは」と元気に挨拶してお辞儀しましょう。
着席したままで問題ありません。また面接官に時間を作ってもらったことへのお礼を加えると、丁寧な印象になります。
「本日はお忙しいなか、お時間をいただきありがとうございます」のように伝えましょう。
③目線をカメラに向けて話す
Web面接中は、目線をカメラに向けたまま話すことを意識しましょう。
このときカメラが自分の顔に対し垂直で、目線と同じ高さにあることが重要です。
もし顔よりもカメラのほうが下になった場合、鼻の穴が強調されてしまいます。
パソコンにフロントカメラがないときは、取り付け式のものを用意することがおすすめです。
また視力が悪かったり、話しているうちに前のめりになったりしやすい人も、自然と画面に近付き過ぎて目線が合わなくなるケースがあります。
画面から距離を保ちつつ、カメラを見ながら話すようにしてみてください。
④退室時にお礼を言う・お辞儀する
Web面接が終了したあとは、次の流れで退室しましょう。
- 「本日はお時間をいただきありがとうございました」とお礼の言葉を伝える
- お辞儀する
- 面接官が退室するのを待つ
- 自分も退室する
基本的に自分が先に退室するのではなく、相手がログアウトするのを待つほうが丁寧な印象になります。
しかし、少し待っても面接官が退室しない場合や、相手が画面を切っても接続された状態になっていることもあります。
そのときは「それでは失礼いたします」と一言添えてから退室しましょう。
⑤お礼メールを送信する
できればWeb面接当日中に、お礼メールを送信しましょう。
もちろん送らなくても選考に影響はありませんが、感謝や熱意をアピールしやすくなります。
メールを送る際は「面接官の話を聞いて企業への理解がより深まった」など、具体的に良かった点を記載するとベストです。
例えば以下のような文面が良いでしょう。
〇〇株式会社〇〇様(または採用ご担当者様)
お世話になっております。
本日〇時より面接していただきました、〇〇大学〇〇学部の〇〇〇〇(氏名)と申します。
本日はお忙しいなか、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。
〇〇様のお話を伺ったことで、貴社の仕事についての理解が深まり、一員となって働きたいという思いが一層強くなりました。
もし貴社に入社することができましたら、一日でも早く戦力になれるよう尽力いたします。
ご多忙と存じますので、ご返信には及びません。
末筆ながら、重ねて面接のお礼を申し上げるとともに、貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
——————————————–
〇〇大学〇〇学部〇〇学科4年
〇〇〇〇(氏名)
〒×××-××××
東京都○○区△△△
電話:090-××××-××××
メールアドレス:*******@*****.co.jp
——————————————–
Web面接で印象アップを狙うための5つのコツ
ここでは「Web面接で良い印象をもってもらえるようにしたい!」という方向けに、印象アップのコツを5つ紹介します。
①姿勢を良くする
1つ目のコツは対面の面接と同様に、姿勢を良くすることです。
猫背になると首や頭が前に出てしまい、のどが絞まりやすくなるため、思うように声を出しにくくなります。
また背筋が曲がっていると、自信がなさそうな印象になります。
背筋を真っ直ぐに伸ばして椅子に座り、画面内に胸の上から頭頂部までが入るように調整しましょう。
②リアクションを大きめにとる
リアクションを大きくすることも、Web面接で印象をアップさせるコツの一つです。
Web面接は画面越しに会話するため、相手の表情や反応が読み取りづらくなります。
またバストアップしか映らないので、仕草も伝わりにくい状態です。
そのため身振り手振りを加えながら、大きめにリアクションすることが欠かせません。
次のようなことを心がけて会話しましょう。
- 相づちはいつもより大きく首を動かす
- 「~の理由は3つあります」などの話では手を使う
常に「相手に自分の反応が伝わっているか」を意識しながら進めることが大切です。
③顔色を良く見せる
Web面接を行う場所によっては画面が暗くなりやすいので、顔色を良く見せることも重要です。
下記のことを取り入れてみましょう。
- リングライトか卓上のデスクライトをつける
- 白い画用紙をレフ板代わりにする
- モニターがある場合は、画面を淡いピンク色に設定する(血色感が出る)
照明の色は柔らかな印象となる自然光がおすすめです。
もし昼間にWeb面接を行うのであれば、逆光に注意しながら日当たりの良い箇所にカメラを設置しましょう。
またスマホで撮影する場合は、スマホの後ろにリングライトやライト付きのミラーを置いてみてください。
瞳にキャッチライトが映り、快活な印象になります。
④画面共有やホワイトボード機能を使って説明する
特に言葉だけで説明することが苦手な人は、画面共有やホワイトボード機能を活用するのも一つの手です。
「自分の話をわかりやすく伝えよう」という積極的な姿勢が見えるため、面接官から好印象をもたれる可能性が高まるでしょう。
ホワイトボード機能は図を手書きできるので、将来のビジョンを説明するときなどに役立ちます。
例えばZoomの場合、下記の手順でホワイトボード機能を利用できます。
- 画面の下部にある、画面共有アイコンをクリックする
- 複数表示された画面のなかから、ホワイトボードを選択→共有をクリックする
ホワイトボード機能を終了するときは、ウインドウを×ボタンで閉じましょう。
⑤緊張を和らげておく
Web面接が始まる前に、緊張を和らげておくことも大切なコツの一つです。
Web面接に慣れていないと、緊張でうまく口が回らなかったり、表情が固くなってしまったりするためです。
以下のようなことを面接開始前に行うと、普段の調子を出しやすくなります。
- 腹式呼吸をする(お腹を膨らませながら大きく息を吸う)
- 首の後ろをハンカチなどで冷やす
- 首や肩をゆっくりと大きく回す
- 口周りの筋トレを行う(舌を口の中で大きく回す、舌を口の外に出して左右に動かすなど)
特に口周りの筋トレをすると、言葉が自然と出てきてスムーズに話せるようになります。
Web面接でよくある9つの失敗事例!避けるための方法も紹介
Web面接でよくある失敗事例と、回避するための方法を解説します。
①Web面接ツールのURLから入れない
「指定されたURLにアクセスしているのにエラーになる」など、Web面接ツールにログインできないこともあります。
記載されているURL自体が間違っている可能性もあるので、慌てずに採用担当者に電話しましょう。
例えば以下のように伝えることがおすすめです。
本日〇時よりWeb面接する予定の〇〇です。
ご連絡いただいたURLにアクセスしたところ、エラーになってしまい、ログインできない状況です。
申し訳ございませんが、一度ご確認いただいてもよろしいでしょうか。
採用担当者はWeb面接を何度も実施している分、対処方法にも慣れています。
想定外の事態になっても、まずは落ち着いて採用担当者に判断をあおぎましょう。
②音声が聞こえない・途切れる
Web面接中は急に音声が聞こえなくなったり、途切れたりするトラブルもよくあります。
一度イヤホンを抜き差しすると、音声が届くことがあります。
また音声は誤ってミュートにしているなど、設定ミスの可能性も高いです。
チャットで「急に申し訳ありません、今音声が聞こえない状態なのですが」と冷静に伝えましょう。
③カンペばかり見てしまう
Web面接中に頭が真っ白になってしまい、ついカンペを凝視してしまう就活生も多いです。
カンペを用意すること自体は問題ありませんが、凝視していると面接官と目が合わず、熱意などが伝わりにくくなります。
また視線が下に落ちると表情が暗くなり、カンペを見ている感も出てしまいます。
カンペはカメラの横に貼っておき、目線が大きく外れないようにすることがおすすめです。
④メモに集中して面接官を見ない
ついメモをとることに夢中になってしまい、面接官の顔を見ないパターンです。
面接官の話が勉強になると思っても、その場でメモをとることに集中しすぎるのはやめましょう。
うつむきがちになり、アイコンタクトを取りにくくなるためです。
また「この人は会話に集中していない」「コミュニケーションがとりにくい」と面接官に思われてしまう恐れもあります。
勤務条件など、どうしてもメモをとりたいときは「重要なことなのでメモをとってもよろしいでしょうか」のように断りを入れましょう。
特に何か質問されているタイミングではメモをとることを避け、回答することに集中してください。
⑤環境音や話し声が入ってしまう
他の人の話し声や生活音などをマイクが拾ってしまい、お互いの話が聞き取りにくくなることもあります。
最近はデバイスの性能が優れているため、遠くの音でも拾ってしまいやすいです。
必ずWeb面接が始まる前までに、下記のことを行っておきましょう。
- 部屋のドアや窓を閉める
- 家族に部屋に近付かないように伝える
- アプリやソフトの通知音をオフにしておく
特に「スマホのアラームをかけたままにしていて、Web面接中に鳴ってしまった」というケースも多いので、あらかじめオフにすることを忘れないでください。
⑥背景に洗濯物やゴミが映り込んでいる
背景に洗濯物やゴミが映り込んでいると、「だらしない」「マナーがなっていない」という印象になりやすいです。
事前にWeb面接に映り込む範囲を確認し、以下のものを綺麗に片付けておきましょう。
- 干しっぱなしの洗濯物
- 脱ぎっぱなしの服
- 飲み物や食べ物
- 読みかけの雑誌や漫画
できるだけ面接官の気が逸れないような状況にしておくことが大切です。
⑦画面が頻繁に揺れる
スマホでWeb面接を行っている場合、以下のような状況だと画面が揺れる可能性が高いです。
- ティッシュ箱でスマホを支えている
- 不安定な位置に置いている
頻繁に画面が揺れている状況では面接官が話に集中しにくく、せっかく志望動機などを熱く語っても響かない可能性もあります。
そのため端末をスマホスタンドで固定したうえで、テーブルに置くのがベストです。
もしテーブルがない場合はアイロン台を使うか、固めの本や雑誌を積み上げた上に置きましょう。
⑧面接官を見下ろしている
「面接官を見下ろす体勢になっていないかどうか」にも注意が必要です。
特にスマホの場合、低い位置に端末を置くと面接官を見下ろすような角度になります。
威圧感を与えてしまい、社会人としてのマナーがない印象を抱かれる恐れもあります。
そのため自分の目線とカメラの位置が、真っ直ぐになるように調整しましょう。
⑨グループ面接で他の人の発言を遮る
よくある失敗の一つに、グループ面接で他の就活生の発言を遮ってしまうことも挙げられます。
企業のなかには、Zoomなどを使ったWeb面接でもグループ面接を行うところもあります。
「もっとアピールしないと」と焦って他の就活生の話を遮ったり、発言に被せたりすると、自己中心的で協調性がない印象を与えてしまいます。
そのため他の学生の話にも耳を傾ける姿勢が大切です。
もし回答が似てしまったときは「私も○○さんと同様に~」のように付け加えると、他の学生の話を聞いていることも伝わります。
オンラインの面接についてよくある質問を紹介
ここでは、Web面接についてよくある質問を紹介します。
①Web面接におすすめの机や椅子はある?
目線の高さにカメラが来るものであれば、どんな机や椅子でも問題ありません。
目線と画面がきちんと水平になるように事前にチェックしましょう。
②Web面接は録画されているって本当?
Web面接が録画されていることもあります。
面接官があとから振り返りに使ったり、他の採用担当者と評価を話し合ったりするためです。
基本的にWeb面接の録画が行われるときは、面接開始前に「録画しても問題ないか」と尋ねられるケースがほとんどです。
③背景や顔を加工してもいい?
背景は加工せずに、白色のものを利用するのがベストです。
バーチャル背景も顔に背景が映り込むことがあるため、避けたほうが無難といえます。
また「部屋の中が暗い」「肌が荒れているので綺麗に見せたい」などの理由で顔を加工したい場合は、提出した写真と大きくかけ離れないようにしましょう。
事前準備とマナーを徹底して面接を乗り切ろう!
今回はWeb面接について知りたい就活生に向けて、事前準備や当日の流れ、印象アップを狙うコツなどを解説しました。
最後に今回の記事のポイントを一覧にしてみましたので、ご覧ください。
- Web面接は対面と違い、相手の反応がわかりにくいことが多い
- 事前にWeb面接ツールが起動するか、服装や髪型に問題がないかを確認する
- 背景は白色の壁やカーテンが映るようにして、洗濯物や装飾品は片付ける
- 当日は挨拶とお辞儀から入り、姿勢を良くしてハキハキと話す
- Web面接中はカンペを凝視せず、カメラを真っ直ぐ見るようにする
- 腹式呼吸や口周りの筋トレを行うと、緊張が和らいで受け答えしやすくなる
ぜひこの記事を参考に事前準備をしっかり行って、Web面接を成功に導きましょう。
なおホワイトアカデミーでは、他にも内定を獲得するための具体的なノウハウを提供しています。
「内定0を回避する就活の進め方」などもわかりますので、ぜひ以下のページから内定獲得マニュアルをお受け取りください。
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またWeb面接の対策方法は下記の動画でも解説していますので、あわせてご覧ください。