ボランティア経験のある就活生なら、ボランティアは自己PRとして使いたくなる題材のひとつですよね。
「無償で社会に奉仕する」「困っている人の役に立つ」などいいイメージしかありません。しかし就活でのアピールに有利なのでしょうか。
そこでこの記事では、就活でアピールするときのポイントや、どのようなボランティアが面接やESのエピソードとして就職で有利に働くか等を説明していきます。
数学検定1級保持者で東京大学工学部卒にもかかわらず、自身の就活に失敗し就職留年した経験から企業の人材戦略の道へ。
新卒の学生が一流企業に内定するための独自の方法論と、3年後離職率・OpenWorkでの評価・帝国データバンクの評点を用いた客観的視点から日夜ホワイト企業を研究。
研究内容を自社メディアで掲載したところ、就活生や親御様の間で話題となり、月間で35万PVを達成した。
現在も、塾生がカリキュラムを消化したものの、ホワイト企業の内定を1社も得られなければ授業料を全額返金という方針で、上位大学だけでなく、全国幅広い大学の学生の就活指導を行なっている。
「就職浪人からANAグループに内定した! 」「留年すれすれから日本IBMに内定! 」「指導を受けた次の日から大手企業の面接で落ちなくなった! 」など、喜びの声多数。
著書に「子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法」(日経BP社)がある。
目次
就活でボランティア経験をガクチカにすると有利に働くか
大学生の37.5%が経験したことがあるボランティア活動*。ESやガクチカ等で語るのは就活で有利になるのでしょうか。理由とともにこれから解説していきます。
参照元:平成31年 青少年教育研究センター調査
ただボランティアをしただけでは就職活動で有利にならない
「ボランティアをした」だけの事実だけでは、就活で有利にはなりません。
大事なのはボランティアをしたことではなく、そこから有用な経験が得られたか、です。
後ほど「ボランティアをアピール際の5つの注意点」でもお話ししますが、伝え方次第で就活にプラスどころかマイナスの評価になる可能性もあるのです。就活ではボランティア活動の伝え方が重要になります。
就活の軸に繋がる経験をアピールすべし
ESなどでボランティア経験を有利にするには、ボランティアで得た経験が自身の就活の軸に繋がるものであることをアピールしていきます。
就活の軸とは、企業選びや仕事選びの自分の基準のことです。「こんなボランティアをした」ではなく「貴社でこんな仕事をしていきたい。ボランティア経験で〇〇を学んだ。
学んだ〇〇は就職後、貴社のこんな仕事に活かせる」。仕事選びの基準、つまり就活の軸とボランティアの経験から得たことに一貫性を持たせるのが就活を有利にさせるコツです。
就活のために無理矢理行ったボランティアは不利に働くことも
就活の話題作りのために行うボランティアはおすすめしないです。
ボランティアはあくまでも自発的に社会貢献するもので、就活で実績作りのために行うものではないからです。
ボランティアをしようと思ったきっかけやぶつかった困難等を面接で深掘りされたらどうでしょうか。「就活のためにボランティアをしたんだな」と人事に思われると就活で不利になります。
企業や面接官はボランティア経験のどこを評価するのか
就活生のボランティア経験でどのような点を企業・面接官は見ているのでしょうか。ポイントは5つ挙げられます。就活で自身のボランティアアピールに共通しているか確認し、就職を有利にさせましょう。
主体性
行動力
ボランティアを主体性に参加していると「この就活生は行動力がある」と判断されやすくなります。
また、アルバイト同様、ボランティアの活動内容は必ず行動を伴い、楽にできることではありませんよね。ボランティアでも行われるイベント運営や児童の学習支援などはアルバイト募集もありビジネスで行う企業もあるくらいです。
これだけでも、積極的に行動でき、体力もあると思ってもらえます。頭でぐるぐる考えるのではなく行動が伴った人材は就職後の仕事にも欠かせません。
社交性
ボランティアは志願者が集まっての活動です。知らない人同士での交流になるので、一人で参加したボランティアといえども他人とのコミュニケーションが必要になります。
ボランティア活動をスムーズに運営させていくには、様々な人の集まりの中で人間関係を築いて保っていかないといけません。ボランティア活動で必須の社交性は、就活でも就職後も有利に働きます。
協調性
協調性とは「性格や意見が違う者同士がお互い譲り合って調和をはかる性質」を意味します。他人同士が集まって協力し成立させる、まさにボランティア活動には欠かせない要素です。
就活ではチームワークや柔軟な対応、信頼関係を築く、などの言葉でも表現できますね。ビジネスも多くの人と関わるので、ボランティアで発揮した協調性を就職後に活かせます。
誠実さ
ボランティア活動をしている人は誠実な印象に繋がりやすく就活でも高評価です。学業やアルバイトのスケジュールを管理しながらボランティア活動をしている就活生も多いでしょう。
大多数の人は自分の価値ある行いに対し、報酬などで何かしら見返りを求めがち。それにも関わらず、ボランティア活動は報酬を求めず社会への奉仕を自発的に行っています。
その点が誠実さを感じさせ、就職後も信頼を裏切ることがない就活生だろうと人事担当者は考えます。
就活で慈善活動経験を上手にアピールするコツ
最初に述べたように、ボランティア活動は就活に必ず有利とは言い切れません。就活で大事なのは伝え方です。ここからは、ボランティア活動をうまく就活で伝えるコツを4つご紹介します。
ボランティア活動を始めた前向きな動機を伝える
なぜボランティア活動を始めようと思ったのか、どんな目標があったのか等、前向きなきっかけを伝えましょう。ポジティブな人柄・価値観の持ち主であると就活でもアピールできます。
具体的で差別化できるエピソードを伝える
自分が経験したことを自分の言葉で伝えましょう。ボランティア経験のある学生が多い中、具体的なエピソードを話すことで他の就活生と差別化できます。
自分だけのボランティア経験をイキイキと話すことで面接官を話に引き込み、活動をしている姿をイメージしてもらいやすくなります。
活動から得た有用な経験を絞って伝える
活動を通して学んだこと、仕事でも活かせる経験をひとつに絞り込んで伝えましょう。この内容は就活生に対し企業側も重要視している項目です。
ボランティア活動から学んだことは複数あるでしょうが、就活ではひとつに決めることで要点が分かりやすくなります。
経験を応募した企業の仕事と結びつける
ボランティアの経験は、就活で応募する企業の業界・業務に結び付けて伝えましょう。いくら有用なボランティア経験をしても、就活で応募する企業に全く関連なければ「ただのボランティア話」で終わりです。
就職後に活かせる経験・再現性がある経験として就活でアピールできれば、企業側もあなたを採用するメリットが分かります。
ボランティア活動をアピールする際の5つの注意点
ボランティア経験を就活で上手にアピールするコツはもうお分かりですね。では次に、ボランティア活動をESや面接等、就活でアピールするときに気を付ける点5つをお伝えします。
ボランティア経験の自慢話で終わらせない
ボランティア経験の話は、必ず就活の軸と学び、経験を仕事にどう活かせるか、のセットで伝えましょう。企業が聞きたいのはボランティア経験そのものではなく、経験から何を学び、志望する仕事にどう役に立てられるかです。
ボランティア活動は素晴らしい行いですが「こんなにいい活動をしたのです」と就活でアピールしてしまうと、企業側にはただの自慢話で終わるのでやめた方がいいです。学びを就職後、仕事に活かせることをアピールしましょう。
ボランティアとビジネスの違いを理解した上で話す
ボランティアとビジネスでは目的が違うことは就活生でも理解していてください。
ボランティア | 人の役に立ち、無償で行う慈善活動 |
---|---|
ビジネス | 人の役に立ち、企業の利益を上げる経済活動 |
アルバイト先もビジネス経営されているので、アルバイト代をもらいますよね。もしボランティア経験を就活の軸と結びつけずESや面接で熱く語ってしまうと「では非営利団体やNPOに就職する方がいいのでは」と思われてしまいます。
嘘は語らない
就活で嘘をつくのはNGです。
被災地の復興ボランティアに行った、海外に学校を作った等、ネット上のボランティア話をESにコピペしたり、うまく嘘のストーリーを作って面接で話したりしてもばれないだろう、と思っていますか?
企業は何千何万人もの学生を見てきています。
似たようなボランティアエピソード、嘘っぽい内容のアピールは怪しまれ就活で評価を落としてしまいます。経験していないことを深堀されても話せませんよね。
嘘は必ず不合格になり内定はとれませんので、就活では真実のみ語りましょう。
1dayボランティアは弱いので題材にするのはやめた方が無難
1日だけのボランティアは経験が薄くなり、就活のアピール材料にならないのでやめた方がよさそうです。
たった1日のボランティア経験を就活の軸とボランティアで学んだことを繋げるには無理がありますよね。もし他のボランティアエピソードを質問された場合の受け答えはどうでしょうか。
題材にするなら短くとも3ヶ月以上は期間があるボランティア経験にしましょう。3ヶ月以上行っていれば様々なパターンを経験していますし、エピソードにも奥行きが出てきます。
受ける企業と一切関係がない学びの話はなるべく控える
理系文系や公務員希望問わず、就活で応募する企業とボランティアで学んだことが全く関係ないと面接官には何も響きません。
企業が評価するのは、就職後の仕事に学びが活かせるかです。ESや面接等、就活では仕事に関連するまたは就職後に役立つエピソードを話しましょう。
例えば「清掃活動に一人で参加していたが自分の協調性がプラスに働き、他の参加者ともよい人間関係を築けた」と協調性をアピールしたいとします。
しかし、応募先が仕事の正確さを重視する職種の場合、このアピールは人事に響くでしょうか?協調性ではなく正確性をアピールするほうがいいですよね。
志望業種で求められる人材がなにかを理解し、仕事に関連する学びでアピールしていきます。
慈善活動が高く評価されるおすすめの業界並びに企業群
就活でボランティア経験を評価している業界や企業があります。ボランティアの内容に関連する業界が想像しやすいですが、実際にどのような業界や企業かを説明していきます。
福祉・介護業界
参加したボランティアが福祉や介護だった場合、就活で有利に働く可能性があります。理由は、福祉・介護をボランティアで続けることができたのは接する相手や業界への理解ができ、なおかつ経験者と呼べるからです。
例えば、ご年配の方をサポートするボランティアだと福祉業界の業務と親和性が高いですよね。就職に福祉業界を志望するのは、就活の軸にもボランティア経験での学びにもつながりが生まれ、就活で有利になります。
清掃・メンテナンス業界
ごみ拾いのような清掃活動のボランティアは、清掃・メンテナンス業界への就活で有利です。理由は先ほどと同じように、業界の業務内容と直結するためです。
清掃や保全は決して目立つ作業ではなく、実直にコツコツと作業できる人が向いていると言われる業界です。向き不向きが分かれるので、学びを得るほどボランティアを頑張った経験は就活で高く評価されます。
保育業界
保育園や幼稚園のように小さい子供たちを支える保育業界でもボランティア経験は就職で有利になります。保育業界は人のサポートになるので、人の役に立つ活動をするボランティアと共通点が多いのが特徴です。
保育業界は保育課で勉強して実習をしたときに「向いてなかった」「やめたい」と感じる学生も多いよう。ボランティア活動で現場経験がある人には応募先も安心なので、ボランティア経験は就活で有利になるといえます。
その他、ソーシャルビジネス関連企業
社会貢献度の高いビジネスとしている、いわゆるソーシャルビジネス系の企業では、ボランティア経験は就活に有利です。ボランティアも社会貢献なので、経験から得た学びや体験はESや面接で強くアピールできます。
以下のようなサイトを参考に探してみましょう。
慈善活動経験をいかした自己PRの作り方
ここからはボランティア活動の自己PRを就活ではどう作ればよいか解説していきます。先述の通り、ボランティア活動には就活でアピールするコツがあります。
以下の構文の流れをESや面接で盛り込み、就活で効果的にアピールしていきましょう。
①強みの結論
最初に自分の強みを伝えます。そうすることで、あなたがどんなよさを持ち、どんな人物かをすぐにアピールできます。
ESや面接で強調したい最初の文は短く伝えるほうが印象的です。就活ではあなたの強みを一言で表現してみましょう。一例は以下の通りです。
- 私の強みは〇〇(協調性・行動力など)があることです。
- 〇〇が私の強みです。
②強みの原点
次に、強みとなった出来事の原点を伝えましょう。学びの元ですね。
企業は強みの背景を聞くことで、あなたがどんな問題意識を持ち、ボランティアでどう行動したかも分かります。以下の例を参考に、あなたのボランティアでの場合に当てはめてみて下さい。
- 〇〇をきっかけに〇〇(ボランティアの内容)を行い、〇〇(強み)が形成されました。
- 〇〇したいと思い〇〇に参加し、〇〇が培われました。
⇒姉の子育てをきっかけに子育て支援ボランティアを行い、コミュニケーション力が培われました。
③強みの事例
それから、強みの具体的な事例を伝えていきましょう。強みを活かした行動の内容です。臨場感のある場面で、人事を話に引き込んでいきます。一例は以下の通りです。
- この〇〇(強み)を活かし、ボランティアの〇〇の場面において〇〇を解決しました。
⇒このコミュニケーション力を活かし、様々な性格の子供と接する場面で一人ひとりに合わせる難しさを解決しました。
④強みの結果と貢献
強みが結果として何に役立ったか、どう貢献したかを書いていきます。ボランティアも仕事も役に立つことで行う意味が生まれるもの。
ボランティアでの他者からの評価、他者への貢献を書くことで、就活で客観的に人事へ伝えることが可能です。一例は以下の通りです。
- その結果、〇〇の〇〇に貢献できました。
→その結果、子供たちだけでなく、子供たちの親からの信頼も得ることができました。
⑤強みの活かし方
最後はあなたがボランティアで培った強みを、応募する企業の業務に関連させて表現します。企業が求めているのは仕事で活躍してくれる人物です。
あなたの強みを企業で活かせるとアピールすることで、あなたを採用するメリットや活躍できる人物だと伝えられます。一例は以下の通りです。
- 今後、私の強みである〇〇を、貴社の〇〇事業でも〇〇のように活かしたいと考えています。
→今後、私の強みであるコミュニケーション力を、貴社の営業部でも一人ひとりの顧客様に合わせて提案できるように活かしたいと考えています。
ボランティア活動を取り入れた自己PR例文
ここからはボランティア活動を取り入れた例文を、強み別に4つ取り上げていきます。例文で使った強みは、就活でボランティア経験をアピールするとき評価される、おすすめ例です。
先述したように就活では自己PRのコピペはNGですので参考としてご覧ください。
例文①主体性
大雨で被害を受けた地域を元通りにしたい思いがきっかけとなり、災害ボランティアを行い、主体性が培われました。この主体性を活かし、地元住民との交流において住民の不安緩和に繋げました。
私たちボランティアは、町並みの復興に急ぐあまり、作業のみに集中していました。あるとき地元の方と話をする機会があったのですが、以前の町とは全く変わってしまったことに大きなショックを受けている様子でした。
私は心のケアが必要だと思い「10分でもいいから住民の方と話そう」と主体的にボランティア仲間に提案しました。その結果、住民の方だけではなくボランティアも心のやすらぎを得ることができました。
就職後も私の強みである主体性を貴社の環境ビジネスでも活かし、自ら積極的に考え問題解決していきたいです。
例文②行動力
環境問題をきっかけに地球温暖化対策のボランティアを行い、行動力が形成されました。この行動力を活かし、資金集め、知名度アップの場面において、課題を解決しました。
私が行っているボランティア活動は、大気中の二酸化炭素を吸収する海草を増やし温暖化対策を推進することです。いつもは海で活動しているのですが、より多くの人に活動を知ってもらい参加してもらいたいと考えていました。
そこで私は、海草育成キットを作り、自宅や学校で海草を育て、成長したら私たちが回収しに行く仕組みを考えました。
資金が課題でしたが、クラウドファンディングで資金を集め、SNSでも拡散させたため、参加者も3倍に増えました。その結果、地球温暖化対策の前進に貢献できました。
今後、私の強みである行動力を、貴社の企画部でも人を巻き込んで発展させられるように活かしたいと考えています。
例文③コミュニケーション力
姉が仕事と子育ての両立で大変なことをきっかけに学童でのボランティアを行い、コミュニケーション力が強みになりました。
このコミュニケーション力を活かし、児童と向き合う場面において、一人ひとりの性格に合わせた対応の難しさを解決しました。
最初はみんな同じように明るく話しかけ接していましたが、子供といえども性格はそれぞれで、話しかけられることを嫌う子供もいました。
そこでそのような子供には必要時以外むやみに話しかけず、そばにいるように接し方を変えてみました。すると安心したのか、時折会話をしてくれたり笑顔をくれたりしました。
その結果、子供たちの満足感と学童に対する親御様からの信頼に貢献できました。
今後、私の強みであるコミュニケーション力を貴社の営業部でも一人ひとりの顧客様に合わせて提案できるように活かしたいと考えています。
例文④協調性
私は歴史ある町に住んでいるのですが、町おこしをきっかけに町案内ボランティアを始め、協調性が形成されました。
この協調性を活かし、ガイドブックに載っていない場所のどこを案内するかを決める場面でメンバーの意見の違いをまとめ、課題を解決しました。
みんな自分たちの町が好きなので、色々な所を案内したいあまり、多くの意見が出てまとまりがつかなくなりました。そこで私は、案で出た場所を効率よく回るルートをみんなで考えようと、メンバーに提案してみました。
すると、遠くて反対意見が出ていた場所もルート次第で回れると分かり、住民ならではのオリジナルツアーを作成できました。
その結果、メンバーの雰囲気もよくなり、「こんな素敵な場所があるなんて知らなかったよ」と案内した方々にも好評でした。就職後、私の強みである協調性を貴社の事務でも円滑な業務ができるよう活かしたいと考えています。
NGな例文
では次にボランティア活動で自己PRするときNGな例文を挙げています。ボランティア活動をアピールするときの注意点を無視したものは、せっかくの良い行いを不利にしてしまいます。
NGな例文の一例
すると相手は話をしたことで満足され「あなたは嫌な顔一つせず人の話を聞いてくれて優しいね」とお褒めの言葉をよくいただきました。
私は、報酬がなくても多くの方に感謝されたことは他に変えることができない経験で、今後も続けたいと考えています。就職後、貴社でも対価を求めずに努力する姿勢で、営業業務に取り組みたいと考えています。
NGな部位の解説
では例文でのNG箇所を解説していきます。
まず、例文を読んでも何が強みか分からず、採用するメリットがないことが挙げられます。次に、どういうことを解決したいからこのボランティアを始めたかのきっかけにも触れられず、どんな着眼点を持っているか不明です。
また、目的も目標もないので、ただの受け身で学びがないのもお分かりでしょう。このような目標も学びもないボランティア経験の羅列は経験自慢で終わってしまいます。
そしてボランティアとビジネスの目的を理解していないことで、業務で利益を生み出すイメージがつきません。これを反面教師に、注意点は逃さない自己PRを書いていきましょう。
このページのまとめ
いかがでしたでしょうか。ボランティア経験を使った自己PRは、就活では伝え方次第だともうお分かりですね。
では最後にボランティア活動を就活でPRするときのまとめです。あなただけのボランティア経験を就活で企業にアピールして下さい。
- 就職に活かせる強み・経験を使用する
- 応募する企業と関連する学びを書く
- 他者と差別化できる自分だけのエピソードを伝える
- ビジネスは営利活動、ボランティアの慈善活動とは目的が異なる
- 介護・保育などボランティア経験が就職に有利な業界がある
- 期間は3ヶ月以上行った活動を採用する
給与をもらうアルバイトとは違い、無償で行うボランティアは有意義な気持ちにもなり最終的には自分に返ってくるもの。
そんな貴重なボランティア経験は、アピールのコツを網羅した構文で作成していきましょう。この記事をきっかけにあなたの就活が成功するよう応援しています!