最近は一般的になってきた「就活予備校」という言葉。しかし、「就活予備校ってどれくらい費用がかかるの?」「就活塾に行く意味って本当にあるの?」なんて思っている方がまだまだ多いことでしょう。
今回は就活塾の運営に携わっている私が、一般的な就活予備校とはどんな場所か、どんな人がいるか、費用について余すことなくお伝えしていきます!
予備校化する大学についても触れていますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね。
なお、記事の後半でもお伝えしていますが、就活予備校を選ぶ際には内定率の高さが重要です。数ある塾のうち、一流・ホワイト企業の就活に強い「ホワイトアカデミー」は内定率100%(※2025卒のカリキュラム消化者の実績)。
カリキュラムを消化したうえで内定が取れない場合は返金保証も受けられるので、興味のある方はぜひ無料相談をご利用ください。
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数学検定1級保持者で東京大学工学部卒にもかかわらず、自身の就活に失敗し就職留年した経験から企業の人材戦略の道へ。
新卒の学生が一流企業に内定するための独自の方法論と、3年後離職率・OpenWorkでの評価・帝国データバンクの評点を用いた客観的視点から日夜ホワイト企業を研究。
研究内容を自社メディアで掲載したところ、就活生や親御様の間で話題となり、月間で35万PVを達成した。
現在も、塾生がカリキュラムを消化したものの、ホワイト企業の内定を1社も得られなければ授業料を全額返金という方針で、上位大学だけでなく、全国幅広い大学の学生の就活指導を行なっている。
「就職浪人からANAグループに内定した! 」「留年すれすれから日本IBMに内定! 」「指導を受けた次の日から大手企業の面接で落ちなくなった! 」など、喜びの声多数。
著書に「子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法」(日経BP社)がある。
目次
就活予備校ってどんなところ?特徴を解説

そもそも、就活予備校とはどんなところなのでしょうか。
就活予備校はビジネススクール、就活塾とも呼ばれる場所です。生徒が希望する就職先を見つけ、内定するための対策をしてくれます。
就活予備校が行うサービスとしては、以下のものが一般的です。
- 自己分析
- SPI対策
- ES添削
- ビジネスマナー講座
- 模擬面接
…などです。
通う予備校やコースによっても異なりますが、一般的にはこのようなカリキュラムと考えてよいと思います。
それぞれの項目について詳しくご紹介します。
①自己分析
自己分析は就活の肝と言っても過言ではありません。ここで失敗をすると後の就職活動に大きな影響を残すので、失敗はできません。
しかし、自己分析を1人で行うのはかなり難しいのが現実です。
巷には自己分析ツールや書籍など、多くの情報が溢れています。それらを取捨選択して実際に自己分析するのは非常に手間がかかるのです。
また、質問に答えていく形式の自己分析を自分1人でやる場合、どうしても自分の主観が入ってしまうため正しい結果が出ないことさえあるのです。
就活予備校では、そんな手間がかかって難しい自己分析を講師と一緒に進めることができます。
多くの就活生を担当してきた講師との二人三脚であれば、充実した自己分析を行うことができるでしょう。
②SPI対策

就活予備校では、SPI対策を行っている学校も多くあります。SPIは多くの企業で採用されているテストです。
SPIはそれほど難解なテストではありません。しかし、きちんと対策をしなければ足切りされてしまいます。
SPIで落とされると、その後の面接には一切進めません。そのため、しっかりとした対策をすることが重要なのです。
就活予備校に通えば問題集を解いて解説を受けたり、模擬テストを受けたりして自分のスコアを上げることが可能です。
ひとりではなかなか勉強できない、解説がほしい、という方にはうってつけですね。
③ES対策
ご存知の方も多いとは思いますが、ESとはエントリーシートの略です。
エントリーシートでは一般的に学校生活で力を入れたことや志望理由、自己PR等の記載が求められます。
就職活動に書類審査に使われるESの作成に1人で取り組むと、就活で苦戦を強いられるかもしれません。
なぜなら、あなたが1人でES作成に取り組む場合、記載しているESの内容の問題点に気づかない恐れがあるためです。その結果として質の低いESを企業に提出してしまい、書類選考に落ちることはよくあります。
一方で就活予備校の力を借りると話が変わります。
就活予備校では、講師が就活生と一緒にESの構成を考えてくれたり、完成したESを添削してくれたりします。講師の添削により、あなたが作成したESに問題点があった場合も提出前に気づくことができます。
このように、あなたが1人だけで書いたESと、就活予備校の講師とあなたが協力して書いたESでは完成度に大きな差が出ます。
④ビジネスマナー講座

ESや面接対策に必死な就活生が見落としがちなのが、ビジネスマナーです。
私が就活していた頃に出会ったとある就活生は、面接官が「椅子におかけください」という前に椅子に座ってしまいました。
もちろん面接官は凍りつき、その場は異様な雰囲気に包まれました。
その後、その就活生が受かったのかどうかは知りません。しかし、座ってしまった就活生に対する面接官の心象が悪かったのは確かでしょう。
このように就活では、学生生活では使わないようなマナーを求められる場面が多くあります。マナーを知っているか知らないかという差だけで落とされてしまうのはもったいないですよね。
それに、実際に就職してからもビジネスマナーは様々な場面で求められます。そういった意味でも、学生のうちにビジネスマナーは学んでおいて損はありません。
就活予備校では、ビジネスマナーを教えてくれる学校も多くあります。「普段マナーなんて意識しないや…」なんて方でも安心できますね。
⑤模擬面接
模擬面接ができるのも就活予備校の大きな魅力です。
自分1人で就活をしていると、なかなか模擬面接をする機会はありません。…というかできません。
就活を終えた先輩や、同期に頼んで模擬面接をすることもできますが、彼らも面接のプロというわけではありませんよね。
就活予備校では、面接に精通した講師が模擬面接をしてくれることが多いです。一般的な流れの面接に加えて、要望があれば圧迫面接を模した模擬面接などを行ってくれる就活予備校もあります。
面接は緊張しますし、模擬面接とはいってもあんまりしたくありませんよね。
ですが「面接ってこういう感じなんだな」という心構えがあるかないかで、実際に面接を受けたときの心の余裕が違うはずです。
面接は場慣れしているかしていないかで、流暢さがかなり変わります。模擬面接は就活を成功させる上で必要不可欠と言えるでしょう。
就活予備校はどんな人向けのサービス?

次に、どんな人が就活予備校に行くのかを見ていきましょう。
就活予備校の利用を検討する人の多くは大学3年生から4年生です。
サマーインターンで全落ちして就活の世知辛さを知った3年生や、春にいざ面接をして落ち続ける4年生が入校することが多いようですね。
就活に危機感を持っている大学1年生や2年生のほか、ニートやフリーターの方が利用することもあります。
また、「私の大学はFランだし、就職に不利なんじゃ…」という危機感から就活予備校へ通う学生もいます。
…というように、様々な人が就活予備校に通い始めています。
なお、インターンに15社連続で落ちた筆者がその理由と対策について検証した記事を以下にまとめております。これからインターンの面接に挑戦する就活生は是非参考にしてください。
⇒インターンに落ちまくって分かった、落ちる理由と対策
就活予備校でかかる料金はどれくらい?

就活予備校を真剣に考える上で重要になってくるのが費用面ですよね。大手の就活予備校や有名塾の費用と特徴をまとめてみました!
費用はいずれも一括で支払った場合の値段を記載しています。
我究館 | |
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費用 (税込) | 350,000円 *キャリアデザインコース |
特徴 | ・歴史がある就職予備校 (創業年度は1992年) |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷2丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア39階 |
公式サイト | https://www.gakyukan.net/ |
内定塾 | |
費用 (税込) | 439,780円 *フルサポートコース |
特徴 | ・卒業生は1万名以上 ・内定率は98%と高い水準 ※2025年7月時点:公式サイトに記載 |
所在地 (東京校) | 東京都中央区日本橋2-3-20 栄松堂ビル3F |
公式サイト | https://www.naitei-jyuku.jp/ |
キャリアアカデミー | |
費用 (税込) | 382,800円 |
特徴 | 以下を何度でも利用可能 ・ES指導 ・Webでの就活相談 ・集団トレーニング講義 |
所在地 | 東京都豊島区南池袋3-13-5 KJ南池袋ビル5F |
公式サイト | https://www.c-academy.co.jp/ |
就活コーチ | |
費用 (税込) | 280,000円 *就活万全コース |
特徴 | ・内定保証付きのコースがある ・内定が出なければ全額返金(※規定あり) |
所在地 | 東京都新宿区新宿4-1-22 新宿コムロビル702号室 |
公式サイト | https://s-coach.com |
就活予備校プレビズ | |
費用 (税込) | 462,000円 *プレミアムコース |
特徴 | ・講座は完全個別指導である ・内定まで無期限&無制限のサポート |
所在地 | 東京都渋谷区神宮前6-19-13 J-6ビル 7階 |
公式サイト | https://shukatu.jp/ |
就活.salon | |
費用 (税込) | 295,900円 *フルサポートコース |
特徴 | ・最新の選考手法(AI面接・AI ES対策)に対応 ・フルサポートコースは30〜90分の個別対策を無制限で利用可能 |
所在地 | 東京都中央区銀座6-13-16銀座 ウォールビル |
公式サイト | https://syukatsusalon.com/ |
いずれも各就活予備校で人気、もしくは万全のサポートをしてくれるコースとして紹介されているものを抜粋しました。
気になる料金に関しては、およそ20万円台後半から40万円台に受講料を定めていますね。
しかし、今回取り上げた就活予備校の金額はあくまで一例です。当然、もっと料金が高いところもあれば、料金がはるかに安いところもあります。
上記の金額は一つの目安とし、実際に就活予備校を比較する際には各塾の料金をしっかりと確認するのがおすすめです。
なお、就活予備校・就活塾の料金プラン・相場については以下のページでより詳しくまとめておりますので、併せてご覧ください。
⇒就活予備校の料金相場はいくらなのか?
就活予備校はおすすめ?本当に内定は取れる?

就活予備校に入ったら本当に内定が取れるの?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
就活予備校に入るだけでは不十分
結論から述べますと、就活予備校に入った人全員が内定できるかというと、違います。就活予備校に入っただけで満足していては、内定は取れません。
「就活塾に入ったからもう安心だわ〜」なんて慢心して、就活塾の授業や課題をやらない学生がいたりします。こんな学生は内定を取れません。
しかし、まじめに授業や課題をやった学生は別です。
就職予備校の環境で頑張れば内定獲得に近づく
多くの予備校は親身に学生に寄り添い、ES添削や面接対策をしてくれます。
就活予備校に通うだけでは内定獲得は厳しいですが、通った上できちんとカリキュラムを消化し、予備校の力を借りて徹底的に就活に取り組めば、自分1人では内定獲得が難しい会社にも内定する可能性があります。
就活予備校を比較する際のポイント

就活予備校とはどのような場所なのか理解できたものの、実際に通う塾をどのように選べばいいのか迷ってしまう方も多いはず。
ここでは、自分に合う就活予備校の選び方をご紹介します。
個別指導が受けられるか
就活予備校を選ぶ際に重要なポイントの一つが、個別指導の有無です。
個別指導なら、学生一人ひとりの状況や目標に合わせてカスタマイズされた指導が受けられるため、自分に合った就職活動を進める上で非常に有効です。
また、就職活動における疑問や不安を直接相談できることから、精神的なサポートも期待できます。
個別指導が受けられる就活塾を選ぶことは、特に自分に合ったサポートを重視する方にとって非常に大切と言えます。
内定実績が豊富であるか

就活予備校を選ぶ際には内定実績にも注目しましょう。
内定実績が豊富であるということは、多くの生徒がその指導を受けて成功を収めたという証拠であり、就活塾のカリキュラムやサポート体制が効果的であることを示しています。
特に大手企業や人気の高い業界への内定実績がある場合、その予備校は幅広い業種に対応できるノウハウを持っている可能性が高いと言えます。
過去の内定者数や特定の業界に強い実績があるかなど、具体的な数字や事例もチェックしておきましょう。
内定保証制度が用意されているか
就活予備校を選ぶ際に注目したいのが、「内定保証制度」の有無です。これは、一定の条件のもとで就活予備校が内定を保証するもので、受講生にとって大きな安心材料となります。
通常、一定期間内に内定を得られなかった場合に受講料の一部または全額が返金される、もしくは追加のサポートが提供されることが一般的です。
内定保証制度があるということは、就活予備校が自らの指導力や実績に対して自信を持っていることの表れと言えます。
なお、内定保証制度には細かい条件が決められていることが多いため、内容をよく確認しておくのがおすすめです。
オンライン受講に対応しているか

就活予備校の選び方として、オンライン受講に対応しているかどうかも重要なポイントです。
オンライン受講の最大のメリットは、地理的な制約を受けずに全国どこからでも質の高い指導を受けられる点です。
これにより、地方在住の学生や都心部の就活予備校に通うのが難しい方でも、同等のサポートを受けられます。
移動にかける時間を節約できるのはもちろん、交通費を抑えられるのも利点と言えるでしょう。
より効率的に就活予備校を利用したいなら、オンライン受講ができる塾を選ぶのが得策です。
カリキュラムが就職活動の目的に合っているか
就活予備校を比較検討する際は、カリキュラムの方向性が自分の就活の目的・軸と一致しているかを確認しましょう。
就職活動においては、自分の目指す業界・職種に合ったスキルや知識を身につけることが重要です。
一般的な就活予備校では幅広い業界を満遍なくカバーしていますが、中にはホワイト企業向け・大手有名企業向け・IT業界向け・金融業界向け・サービス業向けのように、特定の業界に特化したカリキュラムを提供している場合があります
業界ごとに必要なスキルを効率的に学べる塾を選ぶと、より自分の目的に合った形で内定を勝ち取ることができるでしょう。
講師の実績や指導力が優れているか

就活予備校を比較する際は、講師の実績や指導力も見逃せないポイントです。
人事経験が豊富な講師であれば、就職活動のプロセス全体を理解し、どのように自分をアピールすればよいのか具体的な戦略を示してくれるでしょう。
また、新卒採用の面接官をしていた講師から面接指導を受ければ、より実践的なフィードバックが期待できます。
講師の質を調べるには、公式サイトなどで経歴を確認したり、無料体験会などに参加したりするのが有効です。併せて、自分と講師との相性もチェックしておきましょう。
ES添削や面接指導を十分に受けられるか
就活予備校の選び方として、ES添削や面接指導を何回受けられるかは非常に重要です。
ES添削と面接指導は就活予備校の基本的なカリキュラムですが、受講できる回数は塾によって様々。回数無制限で受けられるところもあれば、5回まで・10回までなど回数が決まっているところもあります。
ES・面接対策はいかに回数をこなして自分にものにしていくかが重要なため、できれば回数無制限の就活塾を選ぶのがベターです。
受講回数は公式サイトなどで確認できるので、何回まで指導を受けられるのかを事前にチェックしておきましょう。
就活予備校の口コミ・評判に問題がないか

就職塾を選ぶ際は公式サイトの情報だけを鵜呑みにせず、ネット上の口コミや評判も確認しておくことが大切です。
SNSなどで見られる口コミや評判は、その塾がどのようなサービスを提供しているのか、実際に利用した学生がどのように感じたのかを知るための貴重な手がかりとなります。
特に就活塾の強みや弱み、講師の質、サポート体制に関する具体的な口コミを探してみましょう。
なお、口コミを読む際には偏った意見に注意が必要です。極端に良い評価や悪い評価だけにとらわれず、複数の意見を比較してみてください。
口コミの内容が古い場合、その後の改善や変更がなされている可能性もあるため、できるだけ最新の情報を探すことも大切です。
就活予備校の実態に関するまとめ

いかがでしたか?今話題の就活予備校についてご紹介してきました。
就職は人生の分かれ道です。納得のいく就活をして素晴らしい社会人生活が送れるよう、あなたに合う就活予備校を探してみてくださいね!
最後におすすめの就活塾をまとめているページをご紹介しますので、このページの内容と併せてご確認ください。
なお、冒頭でも触れた通り、就活予備校を選ぶ際は内定率が重要なポイントとなります。
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