専門家に聞いた!就活の学歴フィルターの実態とその突破方法

“学歴フィルター”という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。

「学歴フィルターって実際あるの?」
「大企業は高学歴しか採らないって本当?」
「ESが全然通らない!学歴差別だ!」

2chなどにはこのような就活生の阿鼻叫喚が溢れています。

今回は、就活における学歴フィルターの存在とその種類だけでなく、就職に有利な大学ランキングを国公立/私立/理系に分けて徹底解説していきます。

さらには学歴フィルターを乗り越えるための施策もまとめました。アメニモマケズ、学歴フィルターにも負けず、就活を乗り切りましょう。

この記事での登場人物の紹介

富田:理工学部の大学3年生。自己主張は苦手だが心根は優しい草食系男子。メーカーを志望して就活をしている。
春山:経済学部の3年生。あだ名はハルちゃん。明るくハキハキしていて、考えるより動け!の行動派。母子家庭出身で、化粧品や日用品など女性を対象とした仕事に就きたいと考えている。
竹内:ホワイト企業就職率No.1の就職予備校ホワイトアカデミーの校長。東大工学部→就職浪人→デロイト→予備校設立という異色のキャリア。教え子が有名企業にポンポン内定する事で有名。
白河:社会人3年目のヘッドハンター。東証一部の人材系企業で勤務。大学時代にはFラン大学から竹内の指導を受け、就活で逆転した過去を持つ。このサイトの管理者。

本記事の続編はこちらの教科書でお読みになれます。読まないと損です。

就活で学歴フィルターは存在する?

春山
先生〜、この前大学で友達が噂してたんですけど、やっぱり就活では学歴フィルターってあるんですか?
竹内
あ〜、当然だよ。この辺りは白河君が結構苦労したんじゃない?
白河
そうですね。僕は元Fランだったんで、そこから大手に行くのは至難の技でした。

たいていはESで落とされちゃってましたし、会社によっては説明会さえ行かせてもらえない場合が多かったですね。抽選とか書いてあるんですけど、あれは嘘ですね。明らかに作為的に選んでいると思います。

富田
えっ!学歴フィルターって本当にあるんだ!
白河
ありますよ。これについては僕がかなり苦戦したので解説しますね。

空席があるのに「説明会満席」の理由は学歴フィルター

「説明会に申し込もうと思って申込時間前からネットの前で準備していたのに、画面をクリックした瞬間に満席になっていて申し込めなかった!」

「同じ時間に同じ説明会の申し込みをした他の大学の友達のスマホの画面には空席と表示されているのに、自分の画面には満席の表示がされている!」

これは噂でも幻でもシステムトラブルでもなく、学歴フィルターにより引き起こされる現実です。まぁ、こんなことはザラにありますよ。

数年前にとある学生がゆうちょ銀行のセミナーに申し込みをした際に、このような現象を画像付きでツイッターにUPし、学歴フィルターの存在が明るみに出たことがありました。

彼はそれぞれ異なる学歴を登録した複数のアカウントで同じセミナーにほぼ同時に申し込みをしたそうですが、その際、一方のアカウントでは全てのセミナーが「満席」表示されているのに、もう一方のアカウント(東大)では全てのセミナーが「空席」表示されていることに気付いたのです。

実際、ゆうちょ銀行だけでなく大企業には学歴フィルターが存在します。仕事柄、金融機関の人事の人と採用の話をすることがありますが、実際に学歴フィルターは当たり前のように使われています。

企業が学歴フィルターを用意しているという証拠

出典:株式会社アイデム(https://apj.aidem.co.jp/upload/chousa_data_pdf/341/2017_10kigyou.pdf)

白河
この図を見てもらうとわかる通り、学部・専攻によるフィルターが43.8%、そして学歴・学校名によるフィルターが37.6%と最多であることがわかります。

ですので、高学歴・高就職学部・体育会系・美男美女が最強ということにどうしてもなりますね。

春山
ショボーン。。。

企業が学歴フィルターで「足切り」をする理由

富田
でもなんで学歴で切っちゃうんですか?企業はもったいないと思わないいんでしょうか?
春山
そうだそうだ!これは不公平・不平等極まりないことだと思います!
白河
確かに気持ちはわかる。そうは言ってもね、企業にもそれなりの理由があるんだよ。

こういう学歴フィルターで足切りをするのは人気企業が多いわけだけど、正直全部の人を見ていたら採用業務が回らないし、彼らが過労死しちゃうでしょ?

富田
確かに。時間は有限だから効率良くやる必要はあるんでしょうね。
白河
うん。僕の取引先のメガバンクなんかだと、何万人という学生が応募してくる。

だから説明会場は大き目なキャパシティで複数回行うわけだけど、それでやっと何とか回しているという状況なわけ。

そんな状況の中でも企業としては少しでも優秀な学生に来てもらいたいと思うわけだけど、相手は会ったことも無い学生なので、短時間では優秀さなんてわからない。結局、判断基準となるのは学歴位しかないので、学歴でフィルターをかけるのさ。

学歴が高い=優秀とは必ずしもならないけど、大企業の役員以上は学歴が高い人が多いし、学歴が高い人は大学受験の際、一定の期間勉強に打ち込んできた人だから、継続して努力出来た人という評価をすることも出来るため、評価の有効な物差しになっちゃうんだよね。

春山
そうなんですね。なんか納得。認めたくないけど。

学歴フィルターはどの段階で足切りするのか?

富田
とりあえず学歴フィルターをかける企業があるのはわかりました。でもどの段階で就活生は切られるんですか?
白河
僕が体験したものを段階別に説明するね。

 

企業説明会で足切り

登録されているアカウントの大学名によって説明会の空席状況が違うという事例です。企業側は予め大学毎の参加者枠を定めたうえで、説明会のエントリーを開放しています。

同じ大学としか交流の無い学生の方はこの事実に気付かず就活を終える方も多いでしょう。抽選、という文言を使っている場合は大半がこの学歴フィルターの可能性があります。

エントリーシートで足切り

続いてエントリーシートです。大企業には何千、何万というエントリーシートが送られてきます。取引先のメガバンクでは1万件以上のエントリーシートが寄せられていました。膨大です。

ですので、GMARCH/関関同立以上の大学のエントリーシートを先に処理していました。ただフィルターで弾かれた大学の方々のエントリーシートも後日処理するとのことなので、都市伝説のように捨ててはいないみたいです。

筆記試験で足切り

前提として、筆記試験は外部の共通試験や企業の内部試験等ありますので、一概には言えませんがいくつか存在します。

一例として、大学に応じて掛目を掛けていることがあります。下位大学に行けば行くほど足切の基準となる得点が上がっていく傾向です。

ですので下位大学ほどSPIなどの対策にしっかりと取り組まないといけないということになります。

リクルーターで学歴差別

その他、リクルーター制を採用している企業であれば、上位校(東京一工早慶と旧帝大)には早い段階でリクルーターが付けます。

その一方で学歴が低い大学は月日が経っても声がかかることすらありません

リクルーターがつけば、面接が始まる前に評価が付きますし、希望すれば様々な人(例えば自分が将来希望している業務をしている人)を引き合わせしてもらえ、専門的な話を聞くことも出来ますので、この辺りは大きなハンデだと言えるでしょう。

面接で学歴差別

最後が、面接で差別する場合です。竹内先生の話によると、筆記試験の点数が高くても、学生時代の成績が優秀でも、東京海上日動などの人気企業を受ける際は、MARCHクラスや日東駒専クラスは上位校の補欠として扱われます。

上位校の人の内定辞退が出た時だけ声がかかるという形になっています。

どんな企業が足切りするのか?

富田
ちなみに学歴フィルターをかましてくる企業はどんな企業なんですか?
竹内
主に4つのタイプがあって、順に

  1. コンサル・総合商社・外資系投資銀行・資産運用会社
  2. 東証一部上場の一流大企業で有名なもの
  3. 東証一部上場の大企業
  4. 東証一部上場企業・非上場の中堅企業

です。1が最も学歴フィルターが高く、4に行くに従って学歴フィルターが低くなります。

富田
ちなみにどれくらいの大学なんですか?
竹内
1はマッキンゼーとかゴールドマン、三菱商事、三菱信託銀行が該当し、東京一工(東大・京大・一橋・東工大)と、早慶の就職に有利な学部(法律・経済・政経・理工)でないと軒並みカットされる可能性が高いです。

このように金融ではシステムを設計するために理工系がかなり有利になります。また、コンサル会社も論理的思考の強い人が向いていると言えます。この辺りの人は筆記試験でほぼ満点などの高い点数を取ってくるのも特徴です。

春山
わー、すごい。私にはそんなことはできなさそう…。次のフィルターは?
竹内
2はソフトバンクとか東レ、明治やタカラトミー、ANAなどが該当し、MARCHは足切りされます。上智・理科大・ICU・神戸・横国・筑波・農工大・京都工芸繊維・名古屋工業・金沢・岡山・千葉・広島はセーフです。
富田
マーチでも足切りされるんですね。それ以下はどうなるんだろう…?
竹内
3は日本通運とか車の部品メーカー、それからコープ共済、あとはメガバンク・地銀などが該当します。このあたりはMARCHや関関同立が足切り基準です。こう考えていくと日東駒専は東証一部の大手企業にはなかなか入りづらいということになります。
富田
シビアですね。
竹内
で、4はDMMとか専門商社、それ以外にも大企業の系列会社や子会社がこれに該当します。ここは日東駒専(日大、東洋、駒澤、専修)、産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)、4工大(芝浦工業、東京都市大、東京電機、工学院)がそれに該当します。
富田
ということは、ここに記載されていない大学は、、、
竹内
はい、何も就活対策をしないと足切りされて中小・中堅企業に行くことになります。こういった会社はブラック企業も多いので注意が必要です。
春山
こわっ!!

就活で学歴フィルターを超える方法

富田
ここまで学歴フィルターの話をされると、なんだか不安になってきちゃいました。学歴が悪かったらもういい企業にはいけないんですかね?
春山
私も心配です。結局学歴が低いと薄給ブラック企業に入るしかなくて、人生の顛末が見えちゃうんですかね?
白河
いや、そんなことはないよ。僕みたいに、竹内先生から学んで就活で逆転する人もいるからね。
富田
確かに!
白河
正直、当時の僕みたいな人はそういった就活塾にお世話になることは必須だけど、そういったところでトレーニングをすれば十分にいい企業には内定できる。今からそれについて解説するね。
春山
ありがとうございます!

学歴フィルターは超えられる

白河

ここまで「学歴が無いとダメ」といった感じで話してきたけど、まず覚えておいて欲しいのは、有名な学歴がないといい企業には絶対に就職できないというわけではない、ということ。

例えば有力400社の就職率ランキングでは以下の通りです。

1位:一橋大学
2位:東京工業大学
3位:慶應義塾大学
4位:電気通信大学
5位:豊田工業大学
6位:東京理科大学
7位:大阪大学
8位:上智大学
9位:名古屋工業大学
10位:京都大学

出典元:東洋経済オンライン(https://toyokeizai.net/articles/-/187597)

富田
あ、別に東大とか京大ばかりが来ているわけではないみたいですね!
白河
うん。最近は工業系の大学は就職にかなり有利だから、一概に大学偏差値や学歴だけで決めるのは早計だよ。

僕の取引先のメガバンクでもGMARCH/関関同立未満でも採用されている学生はいたからね。

春山
ホッ。
竹内

企業側もバカではありませんからね。選考の過程では学歴だけでなく、当然その学生の人間性も見たうえで判断をします。高学歴だからOK、学歴が無いからダメということはありません。

学歴フィルターは採用業務を効率的に行うための一つの方法に過ぎないということです。そのことをよく覚えておいてください。

富田
ありがとうございます!ただ、このリストに入っていない大学だと結局ダメなんですかね?
竹内
いえ、そんなことはありません。白河君のように、学歴が低くてもいい企業やに内定する方法はあります。ここからはいくつかその方法を紹介していきます。

学歴フィルター突破法①直談判

「説明会のエントリーで、学歴フィルターで弾かれてしまったけれども、どうしても参加したい!」

という場合に有効です。企業に電話で直接連絡をしてみましょう。具体的にはネットに記載されている採用専用の連絡先に電話をするのが良いです。

場合によってはOKが出ることもあります。選考期間に入ってしまうと、この様な特例はほぼ認められませんので、やるなら説明会の段階にしましょう。

メリット・デメリット

この方法をとることによって人事にアピールをすることが出来るかもしれません。熱意も伝わりやすいので、好印象になる可能性があります。

但し、何千人、何万人の学生の対応をしている大企業の人事部では機械的に選考作業を進めていますので、門前払いになる可能性も高いです。

学歴フィルター突破法②紹介をもらう

リクルーターがついている友人に紹介をしてもらう手もあります。

メリット・デメリット

リクルーターがついている友人にお願いし「御社を志望している自分の友人がいて、是非お話しをお伺いしたいと言っている」と言ってもらい紹介をお願いする方法です。

その学生とリクルーターの関係がある程度構築できていれば、話を聞いてもらうことくらいは可能だと思います。但し、そこで優秀でない、と判断されれば通常の選考フローに戻されてしまします。

学歴フィルター突破法③インターンに参加する

インターンシップに参加するのも手です。但しインターンシップも結局学歴フィルターが働いている可能性は高いです。

メリット・デメリット

インターンに参加すれば数日間自分を見てもらう機会が与えられますので、評価されるチャンスが高まります。

但しインターンに参加している学生はそもそも高学歴が多いので、その学歴差を弾き返す位活躍する必要があります

学歴フィルター突破法④OB・OG訪問をする

大学のOB・OG訪問をする方法です。個人的にはこれが一番良いと思います。OB・OG訪問の機会は恐らくほぼ全ての学生の皆さんにあると思います。

その企業に一人も自分の大学の出身の先輩がいない、という方はどうしようもありませんが、それなりの歴史がある大学であれば、少なくとも一人くらいはその企業に在籍している先輩がいるでしょう。

その先輩に連絡を取り、お願いをしましょう。連絡先は大学の就職課にいけば教えてもらえることがあります。OB訪問は学歴フィルターの対象ではありません!

メリット・デメリット

OB・OG訪問の結果は、ある程度の企業であれは、人事部に還元されます。そこで優秀と評価されれば次の面談の機会が与えられることもあります。これの積み重ねで評価を勝ちとりましょう。

学歴フィルター突破法⑤就活塾を活用する

これはほとんどの就活生の盲点なのですが、低学歴が学歴フィルターを突破していい企業に行く際には、本人のスペックが最も大きな障害となります。

スペックとは具体的には「筆記試験の点数」「ビジネスの知識」「コミュニケーション能力」「プレゼン能力」といったことです。こういったことが苦手な状態で上記の4つの方法を試しても、意味がないでしょう。

ですので、普段からホワイトアカデミーなどの就活塾に通い、こういったことを徹底的にトレーニングすることが重要です。

逆に、就活塾に通えば上位校の人たちがやっていない就活対策情報が手に入れられるし、上位校の人たちが余裕ぶってあぐらをかいている間にせっせと水面下で力をつけることもできるため、学歴を逆転させていい企業に行くことも十分可能になります。

竹内先生のような優秀な就活の先生をできるだけ早く見つけ、早期に対策することが学歴ハンデの逆転につながるのです。

学歴があればいいとは限らない!?

“逆学歴フィルター”の存在

高学歴が企業受けが良い、ということで記載してきましたが、全てがそのパターンに当てはまる訳ではありません。

例えば中小企業の選考であまりにも高学歴の学生が受けに来ると、

「ほんとうに第一志望なのか?」

「滑り止めとして受けていて、他の大企業に受かったら内々定辞退されちゃうんじゃないの?」

といった感じで勘繰られてマイナス評価になる場合があります。

また、会社に入ってくれたものの、高学歴な学生は「会社に物足りなさを感じて転職してしまうかも」という不安をもつこともあります。

企業としては長く働いてくれる人を採用したい、という思いがありますので、高学歴の場合には一段の配慮が必要になることもあります。

面接では学歴ではなく人柄が見られる

学歴フィルターについて記載してきましたが、学歴フィルターはハードルであって、そのハードルは超えてしまえば問題ありませんし、ハードルは超えられます。

むしろ大事なのはそのハードルを越えた後にある、その人そのものを見る選考です。

人としてどうなのか、実際に職場で働いたときに活躍するイメージが持てるか、一緒に働きたいと思えるか、それをしっかりとアピール出来れば、最終的には内定は取れるでしょう。

このあたりも就活塾は徹底的にトレーニングをしてくれますから、うまく活用すると良いと言えます。

学歴フィルターに関するまとめ

春山
今日も役に立つ情報をありがとうございました!まずは普段の授業を活用してしっかりと準備していきたいと思います。
竹内

それはよかった。繰り返しになりますが、学歴フィルターで弾かれてしまったからといって、内定が全く取れないということはありません。

高学歴の学生の方が、選考の回数が少なかったり、内定が出る時期が早かったりすることはありますが、学歴が無い学生の方は、普段からしっかりトレーニングをした上で、面接で頑張れば良いのです。

大切なのは周りに流されて自分を見失わないことです。自分は自分です。その場その場でやれることを着実にやっていきましょう。それが内定への最短距離です。

白河
そうですね。竹内先生みたいな就活のメンターを早くにつけ、周りに流されず就活をすると僕のように逆転もできるようになると思います。頑張ってね。
春山
はい!

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投稿:2018.01.25 | 最終更新:2018.09.29

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    編集長の白河を筆頭に、「人材紹介会社や大学のキャリアセンターでは教えてくれない、就職活動の本当の情報」を書いていくライター集団。人材紹介会社の不都合な真実を暴き、就活生・転職者が天職を見つけてイキイキ働くために役に立つ情報だけを徹底的に公開していく。詳しいプロフィールは、フッターの「はじめての方へ」からご覧になれます。