就活生のみなさん、就活にどんなイメーお持ちですか?
- 大変そう
- 自己PRしないと
- 面接を何度も受ける
など様々ですよね。
中でも多くの方が「怖い」という気持ちをもっていて「就活恐怖症」という言葉もあるくらい。みなさんもそのうちの一人でしょうか?
そこで今回は就活を怖いと感じる原因と対処法をご紹介していきます。最後まで読まれると「よしよし、大丈夫」と安心できますよ。
目次
就活を怖いと感じる主な3つの根本的な原因とは?
実は、怖いと感じる原因は主に以下の3つに分けられると言われています。
- 初めての経験だから
- 準備が不足しているから
- 自分が否定されることへの恐れ
それぞれの詳細については1つずつ解説してきます。
初めての経験だから
人は初めてのことには不安、恐れを抱きます。なぜかというと「わからない」から。大学入学のときや、授業ではじめてプレゼンされたときも同じ気持ちを持たれませんでしたか?
そのあとはどう感じましたか?どのようなものか、どうすればいいかわからない場合、頭の中でモヤモヤとネガティブな 妄想がふくらんでしまいます。
しかし実際に経験してみると想像していたより難しくはなかった、ということがほとんど。今回もそのパターンなのです。
準備が不足しているから
自分自身の下準備ができていないと、ものごとに対応できません。
例えるなら、練習もままならない状態で大会に挑むアスリートのようなもの。徹底した練習があることで、自信を持ち、大会に出場することができるのです。
今の状態で書類を提出できるか、面接に行けるか確認してみましょう。
参考までに面接でよく聞かれる基本の質問を10個挙げてみました。2~3パターンか用意しておくと、会社に合わせて対応できます。
- 志望動機
- 学生時代にがんばったこと
- 最近、興味のあるできごと
- 何年後にどういった人物になりたいか
- 長所、短所
- 人生の中での挫折
- 当社の商品、サービスを知っているか
- 入社後やりたいこと
- 他社の選考状況
- 質問
用意はこれでもかというくらい行い、堂々とアピールしていきましょう。
自分が否定されることへの恐れ
応募書類が通らなかったり、面接で言い返されたりすると、自分を否定されたような気持ちにおちいりがちです。「自分はダメだったんだ、間違っているんだ」と落ち込んだりも。
しかし企業側は否定しているのではなく、ミスマッチを避けるための確認や判断をしているだけなのです。こちらは後ほど、「面接官に会う事への恐怖」でもお話しします。
利用したい4つの不安解消方法
原因が分かったところで、どのように対策をとればよいかを見ていきましょう。
ここで紹介する内容は、今後活動を進めるときに心強くみなさんをサポートしてくれるお守りです。困っている仲間にもぜひ教えてあげてくださいね。
命は取られない事を前提に置く
就活は弾が行き交う戦場ではありません。ましてや企業、人事担当者はあなたの命を狙うスナイパーであるはずもないです。
たとえ選考に進まなかったとしても、それは生きるか死ぬかとは全く関係のないこと。不安で死ぬほど恐ろしさを感じるかもしれませんが、命の心配はありません。
常に相談が出来る人を持っておく
みなさんがふと相談している方は誰ですか?この方々は就活の時もみなさんの味方です。
友人や先輩、気軽に話せる知り合い、就職相談窓口のアドバイザー、ご両親などでしょうか。
いつも通り話を聞いてくれる安心感。相手の方も客観的に話を聞けるので、アドバイスをくれたり、今のご自身の状態確認にもなったりします。
もし現時点で就活の相談が出来る人がいないのでしたらキャリアセンターに足を運んで話をしてみるとよいでしょう。
それに今後就活をしていく中でそんな方に出会うかもしれません。相談される側も力になれたり頼りにされたりで嬉しいんですよ。悩みは人とシェアしていきましょう。
参考記事:おすすめの就活の相談相手を大特集
同じ立場の仲間を持つ
一番共感してくれる人、就活仲間ですね。「みなさんの不安」が「自分自身の不安」だから。
「あ~わかる~!」「自分もそう考えてこうするようにしたんだ」など、気持ちを分かってくれるってやっぱり心強いです。一人じゃないのは安心ですよね。
実践で慣れていく
何事も実際の行動が大事です。行動すると経験になります。経験すると「こんな感じか」と分かるので不安はぐっと小さくなります。それに「次はこんな風にやってみよう」と次のステージに立つこともできます。
最終的には経験が重なると自信もついて不安を感じるどころではなくなります。車の運転やスポーツと同じですね。
頭で考えても車は動きません。行きたい方向にハンドルを切り、アクセスを踏んで進みましょう。
多くの就活生が怖いと感じる瞬間とそれぞれの対処法
みなさんが最も避けたいと思っていること、やはりこれです。
就活は過去、現在、未来のことをいろいろ考えなければいけないので悩みが多くなりますよね。大丈夫、みんな悩んでます。ひとりではないです。
ではそれぞれの瞬間と対処法を見ていきましょう。
就職できないでニートになる事への恐怖
もし就職できなかったとしてもあきらめず応募し続けましょう。そうすればニートになりません。
今は現時点での求人がすべてに見えますが、会社の枠をひろげて見ると募集は年中されています。そうわかるだけでも気持ちが楽になりませんか?選択肢は広く、歩みも止めず。
面接官に会う事への恐怖
筆者も就活生時代、これが一番怖かったです。
「やさしい人だといいな、難しい質問しないでほしいな」と、鬼のような面接官の顔を勝手にイメージして震えていました。しかし実際は、ピシッとスーツを着て履歴書を見ながら会話をしてくれる一会社員。
つのなんて生えていませんでした。金棒なんてもってのほか。
面接官は会社の人事担当です。人を見たり、育てる事を仕事にしています。
会社とあなたの方向性が一致しているか、適性があるかなど、ミスマッチを避ける判断する、実は有難い方。
面接を担当する人事担当者は敵でも怖い人でもありません。それに面接の場はみなさんも企業を判断することができる、公平な機会です。
「企業とあなたのマッチ度合いを見るために質問をして、ミスマッチを避けるために色々と知ろうとしているんだ」と切り替えてみましょう。
面接で失敗する事への恐怖
実は挽回が可能です。しかし前提として、十分に準備はしておきましょう。
しかし人間ですから間違えることもあります。そのときは、話したあとや、また発言できるときがチャンス。例えば以下のように言うことができます。
- ・「さきほどは緊張しており、うまく話せませんでした。もう一度よろしいでしょうか」
・「私がお伝えしたかったのは」
真剣さと素直さが好感度にもつながります。お礼のメールの際に加える方法もあります。
失敗しても対応できそうではないですか?
落ちそうなボールは自分で跳ね上げアタック!ひとつの技として使ってみてください。
大学を卒業して社会人になる事への恐れ
学生を卒業して社会人になる事を漠然と恐れる人は少なくありません。環境が変わるので怖いと思う気持ちが生じるのは普通です。
ですが、実はあなたは今まで何度も環境が大きく変わる経験をされているんですよ。思い出してみて下さい。小学校から中学校、高校から大学へと、全く違く環境に慣れてこられました。
違うのは新しく飛び込むのがビジネスの場ということだけです。
大事なのは職場、顧客へのマナー。挨拶はもちろん、分からないことは素直に聞く、教えてもらったら感謝をし、しっかり覚えること。新入社員だと同期(仲間)がいるので安心できますよ。
ブラック企業に入社する事の恐怖
「入社した会社がブラック企業だったらどうしよう・・・」という不安から就職活動が進まない人は少なくありません。まず自分が入社する企業がブラック企業であるかどうかは以下のようなワードで簡単にネットで調べることができます。
- ・厚生労働省サイト内「法令違反、行政処分」
・ブラック企業一覧
・ブラック企業 特徴、見抜き方
それに万が一、入社してしまったらすぐに逃げれば大丈夫です。
「最低3年は我慢しろ」という意見もありますが、3年は長いです。新中学生が新高校生になっている期間です。
変な会社に入社した場合は逃げればよい、と思えばブラック企業に入社する事への恐怖が軽くなるはずです。
グループディスカッションに対する恐怖
日頃から自身の意見を持つトレーニングをしていきましょう。ベストな方法は、友人同士で定期的に練習を行うことです。
なぜならグループディスカッションで面接官がみるのは次の点だからです。
- ・積極的に参加しているか
・協調性、コミュニケーション力があるか
・論理的に考えを説明できるか
・自分なりの発想があるか
友人とゲーム感覚で慣れていくと、いつもの延長の感覚に。怖さは和らぎます。今日からスタートしてみて下さい。
親の期待を裏切る恐怖
いい会社に入ってほしいと親が望んでいる。大きなプレッシャーですよね。
ただ、実際に働きに行くのは誰ですか?親ですか?いいえ、みなさんです。働く会社は自分が行くものですから自分が行きたいところに行きましょう。
もし親の期待に応えて入社した会社が実はブラックだったり、合わないことも考えられます。ぼろぼろになって働いているみなさんを見たら親はどうでしょうか。
「そんなところに行かせてしまってすまない」と思いますよね。親ではなく、ご自身の期待に応えるようにしましょう。
そして仕事も親の時代とは全く違います。現役のみなさんが一番わかっているので、2022年最新の情報で選んでください。
企業の説明会に参加するのが怖い
企業の人と会うだけで緊張しますが、熱意のある態度で失礼のないようにすればいいのです。
相手側の視点で見てみましょう。興味のなさそうな表情でメモもとっていなかったら「何しに来たんだろう」と思いませんか?
必要以上にガチガチにならなくても、説明をしてくれる方へのマナーを守る、をやっていれば後は固くならずに大丈夫です。
同時に説明会は、企業と社員の雰囲気を見れるいいチャンスです。想像と違う場合は次にすすまないといいので、実は無駄がありません。
ただし、説明会の後に選考会をひらく企業もなかにはあるので履歴書と面接準備はお忘れなく!
周りに取り残されるのが怖い
みんなが先に選考に進んだり内定が出ているのに、自分だけがまだだったらどうしよう。そう考えてしまうと夜も眠れなくなりそうですよね。
これは焦りしかない状態です。しかし焦ってもなにも変わりません。
採用手法も多様化し会社により選考の時期は違いますので、たまたま周りがはやいだけかもしれませんし、たまたま遅いのかもしれません。
一歩一歩着実に進んでいくのが一番の近道ですので、目の前にことに集中してみましょう。「早い時期に内定がもらえる=就活の成功」、ではありません。
漠然とした未来に対する恐れ
若さゆえの自分に対するプレッシャーかもしれません。
- ・まだ何者にでもなれる
・このままでいいのか
・そう決めていいのか
と。
就活生は20歳前後と若く、未来が真っ白なキャンバスに近い状態といえます。
これがある程度の年齢になると、自分にできること、できないことが分かってくるので、どちらかと言えば未来は現在の状態の延長のような感覚に。
もちろん大人も自分に対するプレッシャーはありますが、選択肢は狭まってしまいます。今は色々な働き方があるので一概にはいえませんが、企業では年齢制限がありますしね。
未来は自分で決めることができる、ここで選択したことが間違っていたら間違ったまま時間を使ってしまう。未来志向のみなさんは時間を無駄なく使いたいと思うでしょう。
しかし完璧な人生などありません。迷いながら、失敗しながら、みな生きています。将来に対する恐れがプレッシャーからくるものでも、今できる中で「よりよい」を選ぶ「最善主義」でいきましょう。
恐れず経験していく姿勢が、恐れを吹き飛ばしてくれます。
原因不明の恐怖
就活中はストレスがかかるので原因不明の恐怖でいっぱいになることがあります。原因不明の恐怖に苛まれるとなかなか前向きの行動が出来なくなりますが、行動を続けるようにしたいです。
まず、原因不明の恐怖は原因がわからないのでなかなか解決しません。そのため、恐怖を抱えながらでも今自分ができること、したいことに意識を向けてみましょう。
自然とそのゾワゾワ感はどこかに行っています。向き合わなくて大丈夫です。
準備と行動の繰り返しをすれば恐怖が薄まる
これまで、怖いと感じる原因と対処法を見てきました。
いかがでしょうか?モヤモヤがスッキリしていませんか?
「物事をはじめるには、話をやめ、行動を開始することだ」とウォルト・ディズニーも言っています。不安なとき、頭で考えることはほとんどが悪い想像であり、信じていいのは行動のみです。
しっかり下準備をし、実践で慣れ、うまくいかなかったときはどう改善すればよいか考え、また準備をする。その繰り返しです。経験値があがってくるので怖い気持ちも小さくなりますよ。
本当に不安で動けない時にやるべき3つの事
とはいっても、ムリなときってありますよね。大丈夫です。そんな場合のアドバイスも載せていますので参考にしてくださいね。
いったん休む
思いきり休んでみることをおすすめします。
動けないときに動こうとしても、できませんよね。やる気エネルギーが不足していたり、土台がまだできていないかもしれません。
お店の「準備中」のように、「リフレッシュ中」のプレートを自分にかけてあげましょう。距離を置くと考えなくていいので心が軽くなります。
心のエネルギーがたまったら、自然と動き出したくなりますよ。プレートを「活動中」に返すときです。想像できないスピードでやりこなしている自分がいたら、拍手をおくってあげて下さいね。
企業の選考へのエントリーだけでもやる
エントリーは気軽にできる大きな一歩です。なぜなら、自宅のパソコンやスマホでエントリー手続きをするだけでよいので家から出なくても取り組めるからです。
不安でいっぱいで本当に心も体も前向きになれない時には行動が出来ないものですが、何かしらの行動をしないと行動が出来ない自分に嫌気がさしてどんどんネガティブになります。
そのため、部屋のベットでゴロゴロしながらでも出来るエントリーをすることで就活からは完全に逃げないような状態を作っておくことをおすすめします。
それにエントリーする企業を探している中でたまたま興味がわく企業に出会うこともあります。そのため、動けないときは気軽な気持ちでエントリーする企業を探して興味がある企業を見つけたらエントリーをしましょう。
キャリアセンターに足を運んで相談をする
大学の就職相談所ですね。身近なところに相談をきいてくれる就職支援のプロがいます。たくさんの就活生を見ているのでアドバイスは確かなもの。自分だけじゃないんだと思えて安心ももらえます。
先輩の事例を聞くのもいいですし、セミナーに参加するのもいいですね。
自分とは違う見方を知ることでとても参考になるのはもちろん、なんだか勇気も湧いてくるというおまけも。自分の大学のサポートがあるのは心強いですよ。ぜひ活用しましょう。
今回の内容のまとめ
今回は就活が怖いと感じる原因と対処法を紹介しました。最後に記事の内容のポイントをまとめましたのでご覧くださいね。
- 不安の原因を知り、自分一人ではないと捉える
- 下準備を万全に実践。仲間や相談できる相手をもつ
- 企業をよく知る。目の前のことに集中し、自分の頭で考える
- 準備、行動のくりかえしで恐れが小さくなる
- 折れそうなときはムリせず休む、専門の人に相談する
就活という新しい世界へすすむことで孤独に感じることがあるかもしれません。しかし周りはみなさんの味方でいっぱいです。できることに目を向け、行動しましょう。
この記事を参考に、安心して前に歩き出してみましょう。私たちも応援しています! 最後に今回の内容と併せて目を通しておきたいページをご紹介します。