就活したくないけど働きたいのは甘え!?就職以外の進路も解説

三角座りで項垂れるスーツ姿の女性

この記事では、自分の人生を決める大仕事、就職活動が嫌になる原因とその対策について解説します。

就活が嫌になってもう正直したくない、働きたくないと思っていたり将来に不安を抱えていたりするあなたは必見です。

この記事を書いた人:竹内健登

講演している竹内健登就活塾ホワイトアカデミー校長。デロイトトーマツグループの人材戦略コンサルタントを経て現在は就活コンサルタントとして活躍。

数学検定1級保持者で東京大学工学部卒にもかかわらず、自身の就活に失敗し就職留年した経験から企業の人材戦略の道へ。

新卒の学生が一流企業に内定するための独自の方法論と、3年後離職率・OpenWorkでの評価・帝国データバンクの評点を用いた客観的視点から日夜ホワイト企業を研究。

子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法研究内容を自社メディアで掲載したところ、就活生や親御様の間で話題となり、月間で35万PVを達成した。

現在も、ホワイト企業からの内定が1件も得られなければ授業料を全額返金という方針で、上位大学だけでなく、全国幅広い大学の学生の就活指導を行なっている。

「就職浪人からANAグループに内定した! 」「留年すれすれから日本IBMに内定! 」「指導を受けた次の日から大手企業の面接で落ちなくなった! 」など、喜びの声多数。

著書に「子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法」(日経BP社)がある。

就活したくない時は鬱にならないように注意

バインダーを抱えるスーツ姿の女性

就活があまりにも厳しいと、きつくて疲れた、もう就活やめたいともちろん思いますよね。

私は就活を2年やりましたが、そもそも正しくないやり方で就活をしていた1年目はそんな感じでした。

ガンガン落ちるたびに元気がなくなり、落ちる理由も分からず「なんで?」と思っていましたが、その度に色々調べて「あ、この仕事ならいいかもしれない」とまた光明が差してきて受けるもまたダメで……

落ちるとやっぱりやる気がなくなってしまうと思うので、あまりにも就活に疲れたらまず一旦休むことが大切です。

頭の中をスッキリさせないうちに次の行動に移ると簡単に自己否定に陥り、全てが上手くいかなくなりうつ病になりかねないので十分注意しましょう。

勉強でもスポーツでも同じことが言えますが、疲れた時は何も考えずに完全に休んでリフレッシュするのが一番です。

対策自体が間違っている場合はちゃんと正しい対策をしないといけませんが、しっかり休んだりスポーツなどをやったりしてエネルギーを得た後に自分の活動を冷静に振り返っても問題ありません。

甘えがあるから就活したくないというのは嘘

メモを取りながら微笑む女性

私は1年目の就活では就活をしたくなさ過ぎて起業の勉強をかなりやり、その後起業しましたが派手に失敗して2年目の就活でコンサル会社に就職しました。

その間ずっと強く感じていたのが、就活っていうシステムってなんなのという違和感でしたが、あなたは今の就活に違和感を覚えませんか?

就活が始まると、ほとんどの学生が髪を黒に戻し、みんな真っ黒なスーツに身を包んで毎週のように説明会に出かけ、何十社分もエントリーシートや履歴書を書きます。

SPIなどの筆記試験を解いて面接試験に臨みますが、その過程で歯の浮くような自己PRや考えもしなかった企業の志望動機を考えなくてはなりません。

ある就職講演で某大手化粧品メーカーの人事課長は

「自己PRなんていうのは、言ってみれば、お前がどれだけ図々しいか聞いてやるから言ってみろ! というようなものですよね」

と話していましたが、トップ企業の人事担当者から見ても現代の就職のあり方には疑問があるのです。

就職ナビシステムが現代の就活を形作った

昔、就職ナビが無かった頃は自力で情報収集するしかなく、ゼミの教授から企業の紹介を受けたり自分で会社案内などを請求したりして就職活動をしていました。

しかし、多くの就活生が活用する就職ナビができてからは多くの企業の情報を簡単に調べることができ、沢山の企業に手軽にエントリー出来る仕組みになりました。

その結果、1社の求人に数百人から数千人が応募するという現象が発生するようになり、企業の人事担当者が1人1人の書類を丁寧に見ていく時間的な余裕は無くなりました。

今や就職試験はAIが書類審査をして一定の基準で落とす機械的な試験に変わり、当然のように多くの学生が不合格になり就職が決まらないようになりました。

就職ナビシステムのせいで就活生は溢れる就活情報の波に揉まれて溺れそうになっていますが、私も過去に就職活動をした時には、この就職ナビシステムに嫌気が差していました。

あなたも当時の私のように就職ナビのせいで疲れを感じているかもしれませんが、就活が始まると今まで体験したことのないような生活サイクルに入るので疲れが出てくるのはある意味普通のことです。

異様な行動様式と言える判で押したような就職活動に違和感を覚える中でエントリーシートや一次面接で落とされ続けると焦り始めさすがに落ち込むでしょう。

企業からのお祈りメールばかり見るうちにメールを見るのも嫌になり、自分は就職できないのではないかという不安から自己否定に陥り、不眠やノイローゼ、うつ病になる人も珍しくありません。

徐々に就活疲れが出てくると、自分で収入を得ていくことの必要性は感じつつも働くこと自体に良いイメージを持てなくなり、チャレンジ精神も失われ、そもそも働くことが嫌になって働きたくなくなってくるのです。

就活したくないけど働きたいあなたへ伝えたいこと

人事担当者と就活生の3ショット

就職を勝ち取るまでの過程である就職活動には様々な困難があり、就職が決まらなくても家業を手伝えばいいやという気持ちになったり就活したくないと思ったりする気持ちは分かります。

しかし、就職はこれまで親から保護されてきた状態から脱皮し自立した大人になる大変な過程であり、今の社会人も同じような苦難を乗り越えてきたのです。

全く新しい世界に飛び込んで行くのですから失敗の連続で心が激しく動揺するのは当たり前で、スムーズに行くのは珍しいです。

あまりにも不合格ばかりを喰らうと就活自体を辞めたくなりますし、就職そのものにも諦めや不安などの気持ちが生まれてきますが、実はそれはごく自然なことです。

ほとんどの就活生は就職や就活をしなければいけないと思ってはいるもののやりたいことが見つかっていません。

しかし、そもそもイチロー選手のように小学校で自分の将来をプロ野球選手と定め、年収がいくらで、どのように活躍したいかまで明確に描いている就活生はごくわずかです。

多くの大人はイチローのように明確な夢を描いて尚且つそれを達成しているわけではありませんし、やりたいことがなくても仕事は出来ます。

しかし、職場は人生の3分の1以上を過ごす場所ですから、せっかくならワクワクするようなことをやりたいですよね。

就職活動では自分で生きていくための方法を見つけますが、その方法は無限であり、あなたの好きな方法が選べるので、これからの生き方を自分なりにデザインしていくことが出来ます。

仕事を通じてあなたの価値観が作られていくわけですから、その入り口である就職活動は大変である反面、実はワクワクするような素敵なことでもあるのです。

そもそも働くことや就職活動が私達の人生においてどんな意味を持っているかを考えながら就職活動を行うことで、就職で簡単に折れない心を持ちましょう。

やりたくないことを自分から主体的にやるのは基本的に無理

とは言え、やりたいことがないから本当はやりたいわけじゃないのにエントリーを出している場合は、とてもじゃないですが就活のエネルギーが湧いてこず、就活に熱が入らず、就活がしたくなくなります。

やりたくないことはやらないに尽きるので、自己分析を通して自分のやりたくないことをはじいていって「これだったらやれる、やりたい」と思うことを見つけましょう

先に自己分析をやっておいて、通勤したくないんだったら通勤のない仕事にすればいいし、接客したくないんだったら事務系の仕事にすればいいというただそれだけの話です。

就活で大切なマインド

私も正直、1年目の就活では、自己PRで媚びを売ったり、そんなにすごい内容をしゃべってないのに「はいはい」とへこへこしながらノートを取ったりするのってどうなの? と強い違和感を覚えました。

違和感ゆえに「就活はクソだから別に俺はクソじゃねぇ。どうせ就活ってクソだからそんなのやらなくていいだろ。」という割と腐った考えを持っていましたが、未だにそういう人は結構いるかなと思います。

その気持ちは分かりますが、ただ腐っていても始まりません。

社会に出ると、自分の都合を通すのではなく、相手に何か価値を与えたり相手の役に立ったりした対価としてお金が貰え、それで生活をしていきますが、当時の自分はその根本の考え方が腐っていました。

大事なのは、雇ってくれたらそこで死ぬ気で働いて成果で返すから雇ってくれという精神で就活をすることです。

やはり雇ってもらったら何を返せるかが全てなので、会社から何かを貰おうという職業観で就活をやっていたら絶対にうまくいかないです。

仕事は案外楽しい

指を指すスーツ姿の女性

大学2・3年生くらいでも、自分たちが遊んで帰ってくる時に、すし詰めの通勤列車の中で吊り革につかまって揺られて帰っているサラリーマンを見て「まじしんどそうだな。え~なんか社会人になるのだりぃヤダなぁ働きたくない」と感じるタイミングがあるでしょう。

それこそアルバイト先の店長がネガティブなことを言ってたり自分の両親の帰りが遅かったりすると、彼らのようにブラック企業で社畜のように働きたくないという気持ちになり、就活へのモチベーションがなかなか上がらなくなります。

朝、授業がない時にカフェに座ってご飯を食べてるとサラリーマンたちが列をなして歩いていくのを見ると「うわー働きたくねぇな」と思ってしまう気持ちも分からないこともないですが、仕事はやってみたら結構面白いです。

ネガティブなイメージは見せかけだけで、仕事自体は以下のように様々な欲求を満たしてくれる結構面白いものなので、ぜひ楽しんでほしいなと思います。

安全欲求

正社員になって毎月きちんと給料を貰い、生活を安定させ、自分の趣味やライフワークを充実させたいという欲求です。

安心で安定的な暮らしがしたいという思いなどは仕事をすれば充分に叶えられますが、特に最近の若い人は安全欲求が強いようです。

生理的欲求

美味しいものが食べたい、ゆっくり休みたいなど、人間の体から発生する欲求です。

働くのは大変なことも多いですが、働いてお金を得られれば、頑張った自分へのささやかなご褒美にたまにはリッチなお食事をしたり会社の有給休暇などを使って自由な旅行を楽しんだりできます。

所属と愛の欲求

仕事はチームで行いますが、チームの人間関係が良いとそれだけで相手を好意的に思う心も生まれ労働意欲が湧きます

仕事自体に強い興味が無くても、仲間と楽しく過ごせる職場があれば、それだけで楽しいと考える人も多いものです。

尊敬の欲求

人間は褒められたい生き物なので、仕事の目標が達成したときや役職が上がったときなどに褒められることも仕事の醍醐味です。

出世だけが仕事の楽しみではありませんが、働く上での大きな動機付けの1つと言えるでしょう。

自己実現の欲求

新しい製品を開発したり培った経験を元に起業したりと、仕事を通じてお金を稼ぐだけでなく自分の夢を叶えることもできます。 

働き方の多様化にチャンスあり

横断歩道を行き交う人々

平成29年3月28日、政府の働き方改革実現会議が閣議決定されましたが、これらの動きは、これから働くあなたにとって大きなチャンスかもしれません。

その中身は、非正規雇用を含めた同一労働同一賃金の推進、賃上げと生産性の向上、罰則付きの長時間労働の抑制と多様な就業時間形態、テレワークや副業の推進などです。

良い学生を多く採用して定年まで雇うという年功序列や終身雇用が崩壊しつつありますが、国は労働者側に視点を置き働き方を多様化して国の経済を活性化しようという方針です。

今後仕事をする上では、副業の推進など、これまでの常識では到底考えられなかったような大きな変化がありそうです。

景気の変動による就職の厳しさに加え、少子高齢化に伴う労働環境の変化や国の施策など、目まぐるしい変化が起きている激動の時代に突入しているのです。

エンプロイアビリティを養おう

就職する環境がこれまで以上に激変していく中で大学を卒業するあなたは、就活や就職を通じて雇われる力(エンプロイアビリティ)を鍛えておくことが最重要です。

世の中がどう変化しようと、雇われる力が培われていれば慌てたり深く悩み過ぎたりすることが無くなりますが、エンプロイアビリティを鍛えるためには、まず早くから職業観を養う事が大切です。

職業観を養うためには、大学での学習の他に、インターンシップやアルバイト、ボランティア活動、留学などを通じて広く深く社会と関わりを持っておくことです。

もちろん、就職活動を通じた様々な苦労や挫折もエンプロイアビリティを鍛えていくので、今の苦労も将来の糧になることを信じて就職活動にトライしていきましょう。

フリーターになるメリットと5つのデメリット

アイコンを操作するスーツ姿の男性

正社員として就職できなかった場合の進路として最も多いのがフリーターですが、正社員としての就職を諦めフリーターになった場合も、学生時代と違いもう学校は無いためフルタイムで働けます。

フリーターはフリーアルバイターの略ですから、自分の好みに合わせていつでも転職でき、人間関係や職場の嫌なことから逃れられ、責任も小さく、自由で気楽な働き方かもしれません。

正社員で就職しても最初のうちは給料が少ないものなので、フルタイムのアルバイトであれば新卒の年収を上回ることも出来ます。

また、求人数も多いので少々辞めることが多くても若いうちは次の仕事に困ることはありませんが、実はフリーターを続けることには5つのデメリットがあります。

①生涯収入の格差

若い頃は正社員で働く場合と比べてあまり違いが無い賃金ですが、30〜40代を迎えるとアルバイトでは正社員の約半分くらいの賃金しか貰えません

アルバイトには退職金がありませんし、年金に加入していない場合が多いため、生涯収入としてはかなり少ないのが現実です。

男性正社員の生涯収入は2~3億円ですが、フリーターだと5~7千万円といわれており、実に正社員の4分の1という悲惨さです。

②キャリアの格差

正社員、特に総合職になると適性に応じて色々な職種を経験し、熟練度に応じて高度なことをさせてもらえたり職種の幅を広げてもらえたりもします。

総合職は将来会社を支えていく幹部候補であり、一般的に役職としては主任→課長→部長→取締役という出世のステップを上がっていきますが、キャリアを積んでいく毎に責任も重くなると同時に給料も上がっていきます。

一方アルバイトでは、多少チームリーダーとしての管理的な仕事をしたりすることはありますが、基本的に最初からずっと同じ職種で、もちろんマーケティングとか財務とか人事といったコアな部分には基本的に携われず、自分のやりたい仕事ができません。

身につくスキルもほんとに浅いところがメインになってしまうので、役職が上がってキャリアを積んでいけることはなく給料も上がりにくく、正社員とのキャリアの差はどんどん開いてしまいます

③安心度の違い

社会保険には年金や健康保険、失業保険などがありますが、いずれも働く人にとって重要な備えです。

もし病気になった場合、健康保険がなければ全額を実費で払わなくてはなりませんが、健康保険に加入していればかかった医療費の3割で治療が出来ます。

簡単に言うと、風邪をひいて病院で治療や投薬を受けた健康保険加入者が3,300円の医療費を支払った場合、未加入だとその約3倍の1万円がかかるということです。

アルバイトであっても常時雇用(正社員の4分の3以上の勤務時間)されていれば社会保険に加入できますが、その分の手取りも減るため入りたがらないフリーターが多いようです。

年金も将来に対する重要な備えで色々なタイプがありますが、サラリーマンが加入している厚生年金では、支給開始は65歳で、ひと月あたり約14万5,000円が支給されます(平成25年度)。

年を取ると当然働けなくなりますが、加入していなければ収入は全くなくなるので非常に怖い状態です。

④社会的な信用度の違い

20代後半になると結婚も考えるようになるでしょうが、一般的に考えて、フリーターの男性に家庭を支える経済力は望めませんので、当然結婚を申し込んでも相手に断られるだけでなく、まず相手の両親も認めないでしょう。

仮に結婚は出来たとしても、子供が生まれるとさらに経済的負担は重くなりますし、それ以上に親がフリーターだと子供はとても不安になります。

特に大手企業の金融機関からの信用は絶大で、新卒で4000万円のローンが普通に組めるくらいですが、フリーターが一家の大黒柱になって家を購入しようと思ってもまず銀行のローン審査には通らないので、社会から否定されている気がして辛い思いをします。

このように、日本では正社員でないというだけで様々な逆風にさらされ、辛い負のスパイラルに陥り、社会的に存在意義がない燻ぶってる感覚を味わう羽目になるのです。

これは起業したときも同じことで、「何その会社知らねーよ」というとこからスタートするので、最初は社会的な信用や安心度がなく、私も最初は家も借りられずにすごく精神的に満たされませんでした。

それに耐えられないのであれば就職した方がいいのではないかと思います。

⑤年齢的な壁

大学を卒業したての頃はアルバイト先では年齢的に一番下なので、店長や先輩から指示を貰って仕事をしますが、20代後半になると後輩も出来てきて、アルバイトとはいえ多少リーダー的な存在になっていきます。

もっと年齢が上がると店長や責任者のサブ的な仕事も任されますが、ひとたびアルバイト先が変わると上司部下の関係もまた一番下からスタートになり、そのうち年下が上司や店長だったりすることになります。

中年を迎えたときに20代の若造に指示命令を受けることは精神的にかなりの苦痛ですが、年齢を重ねるごとに体力も落ちていき、単純肉体労働が多いアルバイトでは日々の仕事がとても辛いものになっていきます。

さらに、アルバイト先が変わるたびに年齢が障害になって採用されなくなってくることも十分考えられます。

現在では労働法規が改正され、年齢や性別による雇用差別をしてはならないことになっていますが、それはあくまでも募集要項上の条件の表示です。

雇う側からすれば不採用の理由が年齢であることなど告げなくてよいことですから、実質的に年齢がある程度上がってしまうとそれでもう雇われにくくなり、再就職が利かなくなってくるというのが現実です。

起業のリスクと3つのメリット

青空を上空に向かって駆ける様子

「これがやりたいから起業します」というのは良いと思いますが、「これがやりたくないから起業します」だとどうしてもあまり上手くいかないことが多いです。

私のまわりの社長を見ていても、大体そういう人はあまり上手くいってないか再就職している人が多いです。

私は起業のセミナーに行き「雇われてるうちはまだ一人前じゃねえ」などとすごくエッジの効いた尖ったことを雇われてる人から聞いてかぶれてしまいました。

結果、「サラリーマンになるっていう選択そのものが違うんだ、会社作ればいいか」という考えで就活から逃げてしまい、1年間1つの会社として代理店営業をやってましたが、結局失敗したのでその後就職しました。

社会に出て特に大手などの良い会社に入ると、マーケティングやブランディングのやり方や財務の基本的な考え方など質の高いものがいっぱい揃っています。

ちゃんとしたコンプライアンスや仕事の仕方を一通り見ると、やはり見える世界が変わってきます。

就職して優秀な人がいっぱいいる環境に行けると、まるで大学に入っているように社会人としていっぱい勉強させてもらえるので、起業するにしても最初は会社に入るのは悪くないのかなと思います。

最近はインターネットを活用したビジネスなど、あまり元手(資本金)を必要としないビジネスも多くありますが、ほとんどのネットビジネスでは月々のお小遣い程度も稼げないというのも現実です。

やはり何のために起業するのか目的をはっきりさせることが重要ですが、ネットビジネス以外で何らかの本格的な事業を営む場合は、それなりの元手(資本金)が必要になります。

店舗や工場を持って事業を始める場合では、少なくとも1,000万円程度の資金は必要になります。

資金は自己資金が理想ですが、不足分は銀行や親戚から借りることになり、もし事業に失敗したらその日から失業し収入が無くなるばかりか借金まみれになります。

日本では事業に失敗すると「あの人の人生は終わりだ」とされる風潮がありますから、社会的な信用も同時に失ってしまうのは怖いです。

単に就職が嫌だからとか儲かるかもしれないという漠然とした目的では成功はあり得ませんが、起業すると3つのメリットがあります。

①仕事の自由度

変な人間関係に縛られることもありませんし、パワハラやセクハラもありません。

自分が社長ですから、好きな時に休むことも出来ます。

②給料の自由度

利益さえ出していれば自分の給料は自分で自由に決められます。

経費にしても、サラリーマンではなかなか認められないスーツや靴代、散発代さえも経費として認められる場合があります。

経費が認められるということは、その分の法人税がが安くなり収入が増えるということです。

③国や地方自治体の支援が受けられる

起業する人が増えるとモノやお金の流れが活発になり経済が活性化するため、国や地方自治体も若者の起業を応援しており、事業計画書を提出して認められると以下のようなメリットがあります。

  • 低利融資を受けられる
  • 補助金という返さなくてよいお金を貰える
  • 経営コンサルタントから無料のアドバイスを受けられる
  • 起業する場所を安い家賃で貸してくれる

新卒で就職しない場合の5つの進路

様々なアイデアを出している様子

就活をやめて新卒としての就職を諦めた場合に考えられる、フリーターや起業以外の進路を全パターンご紹介します。

①ニート

就活に疲れ果てた末に就職をする気が無くなった人などが行きつくことが多い進路です。

働かないし進学して勉強もしない何もしない状態のことなので進路と言えないかもしれませんが、最初からニートを考えている人はいないでしょう。

ニートには全く収入が無いわけですから親の収入を頼ることになり、脛かじりの甘えた状態になります。

一時的には仕方ない面もありますが、その生活が常態化すると引き籠りになり親に寄生して生きていくことになります。

親も高齢化していきますので、いずれ子供の面倒を見切れない時がやってきますが、その時になって働こうとしても仕事経験の無い中高年を雇い入れる企業はまずありませんので就職口など殆どありません。

②進学

大学卒業後、2年間大学院や専門学校へ進学したり海外へ留学したりして武器を作り逆転するパターンも当然手としてはありますが、文系の場合はMBA以外はあまりお勧めできません。

理系で大学時代に学んだことをもっと深めたいと思った場合や自分の将来の方向が変わった場合には有効な方法ですが、いずれ就職活動を始める事には変わりありませんので、単に就職を先延ばしするだけの逃げの院進では意味がありません。

1回4年で失敗したから大学院に行ってという流れだと多分同じ失敗をするので、修行だと思って気合を入れて逃げずに研究し、大学院に行ったなりの成果を頑張ってちゃんと作り、それを引っ提げて就活に臨みましょう

③女性としての幸せを掴む

昔は就職しない女性も多くいたため、卒業後は花嫁修業といわれる習い事に勤しむことも結構ありましたが、時代が流れ、現代ではほとんどの女性が新卒で働くため、大学卒業後、就職せずに結婚して家庭に籠るのは稀です。

結婚は就職と一緒で相手があることなので、相手がいれば旦那さんのところで働くという考えも1つの手としてアリだと思いますが、就職できなかったから結婚というのはあまりに安易な選択で相手に対しても失礼かもしれません。

④就職留年

納得できる就職活動が出来なかった場合や第一志望の企業にどうしてもリベンジしたい場合に、卒業せずに敢えて留年し再度就活するパターンです。

私は1年就職留年しており、その間に資格勉強などをしていましたが、結構寂しく精神的にも辛かったです。

東大の同期が財務省やマッキンゼー、三菱商事に行っていて、合コンがとても楽しいなどという話をしていると「うわ~俺未だに家で勉強か」みたいな気持ちになり、まわりとどんどん距離が開いていって接しにくくなってしまいました。

再度就職活動をするわけですから、経験値を生かして有利な就職活動をし、前よりも良い結果を出すことも出来ます。

しかし、企業によっては合否リストを保管しておいて一度不合格になった就活生は最初の段階からはじくこともあるので、同じ企業に再チャレンジして合格できるかは分かりません。

そもそもちゃんとしたやり方ができてないために結果が出てないわけですが、そういうときにちゃんとしたやり方で就活をすれば、より良いところに就職して生涯賃金が2000万〜1億円上がったりするので、そういう意味では留年も良いのかなと思います。

⑤新卒でない就職

就活がダメでやる気が起きないので、とりあえず卒業してしまってから就職するというのはあまりオススメできません。

日本では新卒一括採用をしますが、そのメリットは同期間で絆を深め辞めにくくできることなので、その中に1人年齢の高い異分子的な子がいると嫌われます。

また、就活では何かにつけてそれなりの理由を求められるので、新卒で就職できなかった理由やあえて卒業した後に何をしてたのかについて必ず聞かれます。

しかし、正直に理由を話したところでその潔さを買って合格とはならないのが非常に辛い現実であり、卒業時に就職できなくても多くの場合は就職を望みますが、その場合、原則的に新卒の求人枠は使えなくなります

第2新卒という形で新卒に近い扱いをしてくれる企業もありますが、基本は既卒扱いになりキャリアや経験を重視する求人が中心になるので社会経験がない若者には厳しい競争条件になります。

入社から半年間の研修では経費がかかるだけなので会社には事実上なんのメリットもないわけですが、その研修をせずに済むのが第2新卒の価値です。

既に新卒で社会人になって最初の研修を済ませてきている人との競争になるとやはり職務経歴で勝てないので、とりあえず小さな会社でもいいから入社し、そこから転職をする方がまだ次の芽があります。

職業観を養って就活したくない気持ちと向き合おう

ガッツポーズをして喜ぶ外国人

就活生の就職したくない気持ちの原因や就職することの意味などを解説してきました。

やりたいことがなくて就活したくないとか、ただ就活が嫌で働きたくないと思う気持ちももちろんすごく分かりますが、就職しないと結構リスキーであり、やはりデメリットも多いです。

就職活動では辛いこともあると思いますし、常にはポジティブな思考にならないかもしれないですが、今一度考え直して就活すると、後であの時に頑張って良かったなと思えると思います。

結局、仕事というのは誰かに対してサービスを提供して常に誰かの役に立ってお金を貰うものなので、当然その中にやりがいが見つけられたらすごく人生も充実してきます。

仲間と一緒に良い環境で働けるようになったら働くことも楽しいし、その中で競い合うことも楽しくてどんどんプラスのサイクルも生むこともできます。

就活は、そういう自分に合った仕事をちゃんと見つけて自分の価値観を養成していくことができるすごく良い機会だと思ってもらえればなと思います。

就活したくないけど本当はちょっと頑張りたいんだけどなと思っているあなたの気持ちを大切にして次のステ―ジに進んでくださいね!

※早期内定の方法については以下の記事で解説しているので、少しでも早く就活を終わらせたいのであれば、ぜひ以下の記事もご覧ください

早期内定方法のアドバイスはこちら

ABOUTこの記事をかいた人

ホワイト企業への内定を専門とする就職コンサルタント。ホワイト企業への内定率は100%を誇っている。東京大学工学部卒。学生時代には大手企業(Sony、新日鐵、帝人、DUNLOP、DeNA、経済産業省、財務省など80社)相手に人事面からの支援を行っていたことがこの仕事を始めたきっかけ。 集客・営業代行のビジネスでは、東京大学で行った企画でゼロから1500人を集客しただけでなく、恋愛系企画においては朝日新聞・フジテレビ・AERAの一面にカラーで掲載。 その後、キャリアアップや人材育成の研修を行う外資系コンサルティング会社に就職。入社後、多くの中小企業の経営問題を人財育成の観点から解決に取り組むべく、新規事業・アプリ開発などを担当し、現在独立。 セミナーやコンサルティングを不定期で開催しており、過去の相談件数は500件以上。通算400回はセミナーを行っている。 クライアントには月収を6倍にした元サラリーマンや月商を3倍にした音楽の楽団長、所沢での学習支援業の起業に成功した大学生など幅広い。 趣味は読書と執筆。数学検定1級保持者。