知らなきゃマズい!?就活コートの選び方とマナーを徹底解説!

肌寒くなるこの季節、コートを着ている人も増えてきました。

就活生の中にもコートを着始める人が出てきたのではないでしょうか。

「就活に着ていくコートはどうすれば良いの?」
「コートはいつ脱げば良いの?」
「コートを脱いだらどうすれば良い?」

就活生にとって、コートの選び方やマナーは気になるポイントのようです。

今回は、就活におけるコートの選び方と就活で着る際のマナーについて解説しました。

寒い時期でも暖かくして就活を乗り切りましょう。

この記事を書いた人:「ホワイト企業への道」編集部

編集長の白河を筆頭に、「人材紹介会社や大学のキャリアセンターでは教えてくれない、就職活動の本当の情報」を書いていくライター集団。

人材紹介会社の不都合な真実を暴き、就活生・転職者のために役に立つ情報だけを徹底的に公開していく。

失敗しない選び方~男性編~

オススメの種類・色

気温が低い時期に就活を行う時には、スーツの上からコートを羽織ることが多くなるでしょう。

コートを着る時には相手にどんな印象を与えるか考えておかなければなりませんが、紳士服売り場の「ステンカラーコート」「トレンチコート」といったベーシックなデザインのビジネスコートを選ぶと印象が良くなります。

ビジネスコートでなくとも、シンプルなデザインであれば問題ありませんが、「ダウンコート」「ワッフルコート」「カジュアルなファー付きコート」NGとなります。

コートの色を選ぶ場合には、黒・紺・チャコールグレーなどのダーク系カラーがオススメです。

ブラウンやベージュ系のコートも悪くはないですね。

シンプルでカジュアルになり過ぎない色を選んでおきましょう。また、コートはライナー付きがオススメです。

ライナーは、コートの裏地にベストのように取り外しができる裏地が付いているものです。

春や秋にはライナーを外してコートを着て、冬にライナーを取り付けることで、1着でオールシーズン対応できるようになります。

コートの色に気を遣うのはもちろんですが、裏地の色にも注意しなければなりません。

コートを脱いだ状態だと裏地が面接官に見えてしまうからです。

マイナスイメージを持たれないためにも、裏地もシンプルな色・デザインのコートを選ぶようにしておきましょう。

選び方

男性がコートを選ぶなら、長さはジャケットより少し長いものを選びましょう。

上着の裾がコートからはみ出してしまうと、見た目の印象がとても悪いです。

コートの丈が長すぎてしまうと、コートに着られているように見えてしまいます。

最近のトレンドは膝上丈ですので、長めの丈を用意しておくと良いですね。

素材で選ぶ場合には、軽く汚れにくい「ナイロン」「ポリエステル」素材を選びましょう。

防雨防風対策にもなりますので、そこまで厚い素材でなくとも、寒さを凌いでくれるのは嬉しいですね。

さらに、防寒対策をするなら「コットン」「ウール」素材がオススメです。

ナイロンやポリエステルに比べると、重たくなってしまいますが、コートをより暖かく着ることができますね。

コートのサイズは、肩や袖に余裕があるものを選んでおきましょう。

サイズがぴったりだと、見た目が悪くなってしまいますし、コートの着脱に手間取ってしまいますね。

上手な着こなし方

コートを選んで満足するのではなく、上手に着こなさなければ意味はありません。

ビジネスマナーとしてコートを着る場合には、一番下のボタンは開けておきましょう。

ボタンの数が違っていても、一番下のボタンを外すことがマナーです。

ライナー付きコートを購入したなら、ライナーは気温に合わせて着脱するようにしましょう。

マフラーを使用するのなら、コートと同じダーク系のカラーを選ぶようにしておきましょう。

コートとマフラーの色が合っていないと、カジュアルに見られてしまうので、注意が必要です。

失敗しない選び方~女性編~

オススメの種類・色

女性がコートを選ぶ場合にも、「トレンチコート」「ステンカラーコート」「ピーコート」などシンプルなデザインのコートを選びましょう。

ベーシックなデザインのコートを選び、面接官の印象を良くしておきましょう。

「ダウンコート」「ラップコート」の場合には、カジュアルになり過ぎてしまうのでNGとなります。

コートをシンプルにするために、派手になりすぎない素材を選ばなければいけません。

あまりテカテカしない素材の「ナイロン」「ウール」を選んでおくと良いですね。

選び方

女性がスーツを選ぶ場合でも、長さはジャケットより少し長いものを選びましょう。

上着の裾がコートからはみ出してしまうと、見た目の印象がとても悪くなってしまいます。

長すぎてもおかしいので、膝上丈のコートがベストですね。

就活の最大の敵は寒さと言えますので、体調を崩さないように防寒対策を行いましょう。

冷えが気になる女性は防寒対策として「コットン」素材のコートもオススメです。

女性の場合もコートのサイズは、肩や袖に余裕があるものを選んでおきましょう。

ぴったりしたコートを着ていると、見た目が悪くなるだけではなく、コートの着脱に手間取ってしまいます。

素早くコートを脱げるように、余裕を持たせておくことが大切です。

上手な着こなし方

女性の場合も一番下のボタンを外すことがビジネスマナーとなります。

また、トレンチコートを着る場合には、ベルトの結び方を工夫しなければなりません。

前でベルトを結ぶのなら「フロント結び」、後ろでベルトを結ぶなら「ダブルテール」、どちらにも応用できる「リボン結び」がオススメの結び方です。

結び目が緩んでしまうとだらしなく垂れ下がってしまいます。輪っかの長さで調節しましょう。

女性がマフラーを着用する場合は、派手になり過ぎないシンプルなものならなんでも構いません。

ただしコートと合わせた時に、浮いてしまわないカラーにしましょう。

着ていく時のマナー

面接に着ていくとき

コートを着て面接に向かうときには、必ず会社に入る前にコートを脱いでおき、裏返し二つ折りにして腕に掛けておきましょう。

コートを裏返すときには、袖は裏返さなくて大丈夫です。

受付でコートを預かってくれるか、コート掛けへ案内される場合には、受付の指示に従いましょう。

基本的にはコートをキレイにたたんで、カバンの上に置いておかなければなりません。

また、猛吹雪や大雨など悪天候によって外でコートを脱げない状態の場合には、会社に入ってからすぐさまコートを脱ぎ、腕に掛けるようにしておきましょう。

雪がコートに付いている場合には、会社に入る前に落としておくことが大切です。

会社のロビーで雪を落とすことは、絶対にしないようにしておきましょう。

面接で入退室を行う時には、コートを腕に掛けておきます。

腕にコートをさっとかけるのは、慣れておかないと難しいので、事前に練習しておくと良いでしょう。

面接が終わったからといって、安心してすぐにコートを着てはいけません。

必ず建物を出てからコートを着るようにしてくださいね。

たたみ方

コートをキレイにたたむのは、慣れておかないと難しいものです。

こちらでご紹介するコートのたたみ方を練習しておいてくださいね。

  1. コートの両肩部分に裏から手を入れる
  2. 入れた手を内側に折り込むようにくるりと返す
  3. 中表に畳んで身頃同士を重ねる
  4. 上下を二つ折りにして腕にかける

コートを腕に掛けた状態から、さらに半分に折り、コートから腕を抜き鞄の上にかけるような形で置いておきましょう。

コートを丸めた状態で置くと、転がり落ちてしまう危険性があります。

キレイにたたむのは、意外と難しいので事前に練習しておくことが大切です。

日頃からコートを脱いでさっと畳む習慣にすれば「きちんとした人」という印象になりますよ。

お手入れ・保管方法

トレンチコートのお手入れ方法

就活コートは普段からお手入れをしておかなければ、すぐに汚れていってしまいます。

汚れたコートを着たまま就活を行っていては、就活を有利に行うことはできません。

以下に基本のお手入れ方法をご紹介します。

1. ブラッシング

外から帰ってきたときには、汚れが付いている場合が多いので、こまめにブラッシングをすることが大事です。

トレンチコートをお手入れする場合には、豚毛ブラシを使ってブラッシングしておきましょう。

コートによってブラシの素材を使い分けないと、余計にほこり、チリが付着してしまいます。

2. ベンジン拭き

皮脂汚れが気になる時には、ベンジンを使って拭いていきましょう。

ベンジンを乾いた布につけて、こすり落としていきます。

コートにベンジンを使った後は30分ほど陰干しして、ベンジンのニオイを消すようにしておきましょう。

3. アイロン

シワが気になるときは霧吹きとドライアイロンを使って、伸ばしてあげることが大切です。

コートの型部分は内側からたたんだタオルを入れておき、形を整えてからアイロンを掛けてあげましょう。

コートは常にキレイな形にしておくことが大切です。

日々のお手入れをしていればクリーニングに出さなくても綺麗に保てるので、経済的ですよ。

ウールコートのお手入れ方法

  • 脱ぐ度にブラッシング(豚毛ブラシが良い)する
  • 皮脂よごれを拭き取る→ベンジン拭き

基本のお手入れは同じですが、ウールコートは脱ぐ度にブラッシングすることが大切です。

ウール素材は、かなりのほこりが生地の中に入り込んでしまうので、放置しておくとどんどん傷んでしまいます。

豚毛ブラシを使って入り込んだほこりを掻き出して、ウールの繊維を立ち上げ形を整えてくれます。

繊維を傷付けないために、上から下に布目に沿う形でブラッシングをしていきましょう。

ほこりが落ちにくい場合には、逆目でブラッシングすると、ほこりが落ちてくれます。

「肩」「襟」「袖」「ポケット」は、特に汚れやすいので、念入りにブラッシングすることを意識してください。

ただし、ウール素材は傷みやすいので、優しく丁寧に行うことを意識しておきましょう。

皮脂汚れが気になる時には、ベンジンを使って拭きましょう。汚れがキレイに落ちてくれます。

ベンジンを使った後は、ベンジンのニオイを残さないように陰干ししてあげることを忘れないようにしておきましょう。

保管方法

湿気を防ぐために風通しの良い場所に掛けることが大切です。

汚れが残っているとカビが繁殖してしまいますので、注意しておきましょう。

さらに、防虫シートを使ってあげると、虫・ほこりからコートを守れるので、オススメです!

そもそもコートは必要?

コートは防寒対策のために着るものであって、就活の必須アイテムというわけではありません。

コートを就活に着ていくと着脱で邪魔になりますし、荷物になってしまいますね。

特に人が多くて座れない会場の場合には、コートを腕に掛けた状態でメモを取らなければなりません。

コートは防寒対策としては優秀ですが、不便になることが多いです。

そのため、コートを使わずに就活を乗り切る人多いそうです。

例えば、ヒートテックを着込む、ブラウスの内側にシャツを重ね着するなどで、外から見て分からない方法で防寒対策を行うことができます。

マフラーや手袋を着用することでも防寒対策になります。

女性ならホットパンツや腹巻、ストッキングの2枚履きをすることで、防寒対策を行えますね。

コートを着用しなくても防寒対策はできますので、コートに不便さを感じている方は、ぜひ試してみてくださいね!

自分に合ったコートを選ぼう

就活は人生を左右する大事な活動です。

「とりあえずコートを着ればいいか!」「寒さなんて何とかなる!」と簡単に考えていると、面接官にそれが伝わってしまい、足元をすくわれることになるかもしれません。

コートを着用することが不便だと感じるのなら、コートを使わない防寒対策を行うことも考えておきましょう。

就活を有利に進めたいのなら、自分に合った就活にふさわしいコートを選び、着こなしていくことが重要です。

コートを長く着るためにもこまめに手入れを行って、いつでもキレイな状態を保っていくことが大切です。

大事な就活を失敗させないためにも、コートの選び方やマナーを上手に活用して、効果的な就活を行っていきましょう!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました(^ ^)

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投稿:2018.12.11 | 最終更新:2020.05.31

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