就活でパンツスーツは不利になる!?気になる就活スーツの実情

就活の時期になると、真っ黒なリクルートスーツに身を包んだ就活生が増えてきます。

多くの就活生にとって気になるのがリクルートスーツの選び方です。

「動きやすいからパンツスーツが良い!」

「お店でスカートを勧められたけど……」

「スカートスーツの方が有利って本当?」

特に女子はパンツスーツかスカートスーツかで悩むようです。

両方1着ずつ持っておく、という人もいれば2着も用意できない……という人もいるでしょう。

今回は就活でパンツスーツは不利になるのか、パンツスーツの選び方と着こなし方について解説します。

自分に合ったスーツで気持ちよく就活しましょう。

この記事を書いた人:Eri

「ホワイト企業への道」のライター。
ウェディングの会社、ブランディング会社やWEB制作会社で勤務後、フリーのライターとして現在活動中。ウェディングの仕事をしている最中、現場の社員が煩雑な仕事を仕組みや論理で鮮やかに解決する場面に遭遇してから、「共に頑張る仲間が使いやすいシステムを作る」ことがテーマ。問題解決や分析を得意とし、コンサルティング会社の仕事にも関わりながら、若者に向けたロジカルシンキングなどの勉強会も開催している。

パンツスーツは不利なの?

「スカートスーツが有利」という根拠のあるデータは無い

就活生はパンツスーツとスカートスーツのどちらが有利と考えているのでしょう。

就活メディアであるキャリアパークが就活生438名に対して行った独自の調査では、「スカートスーツよりパンツスーツの方が有利だと思う」という質問にYesと回答した学生は13.9%、Noと回答した学生は86.1%でした。

これは質問の仕方的にYesと答えにくいというのはあるでしょうが、世間の風潮が関係していると思います。

リサーチしたところ、採用担当者が「就活ではスカートの方がいい」と主張したというデータは実はほとんどありません。

唯一見つかったのがストッキングのメーカーである「福助」が新卒採用担当者200人に行ったアンケートで73.5%の担当者がスカートが有利と回答したというものです。

しかしこの調査は「宣伝のための作為的な調査である」として大変物議を醸しました。

理由は「ストッキングメーカーの人にスカートが有利かパンツが有利かと聞かれてパンツと答える人はあまりいないだろう。」というのと記事の下部に福助の宣伝があったことです。

現在では該当記事は削除されています。

採用担当者はスカートが有利などとは公言していません。

それにもかかわらず、多くの記事で「スカートの方が無難」「面接ではスカートの方が望ましい」と言われています。

さらにスーツのお店では「スカートの方が良いですよ」と薦められるので、就活生がそう思い込んでいるというのが現状でしょう。

「女性の正装はスカート」というステレオタイプ

多くのスーツ店でスカートを薦められるのは恐らく女性の正装はスカートという固定概念に基づくものでしょう。

古くから「スカートは女性が履くもの」であり「女性は女性らしくスカートを着るべき」と考える人が多いのは事実です。

就活女子からすれば「そんなのただのセクハラ!」と言いたいところでしょうが、残念ながら合否を判断するのは目の前の面接官です。

特に最終面接は中高年の男性が担当することがほとんどで、パンツスーツの女性は気が強そう、プライドが高そうという印象を持つ人もいるようですが、業界によっては不利に働くこともあるかもしれませんから、こういったステレオタイプが存在するということを理解した上で面接に臨んだ方が良いでしょう。

「パンツスーツだけで就活した」という女性も多数

最近では女性のパンツスタイルも一般的になってきたので「パンツスーツだけで就活しました」という人もたくさん出てきています。

採用側の声

そうはいっても実際「パンツスーツでは不利になるのでは?」と気になる人もいますよね。スカートかパンツかという話で採用側の声はなかなか出てこないからです。

キャリコネニュースの「採用担当者が語る迷信」において、河合浩司さんが「女子大生はスカートでないと受からない!」と明記している就活本を「トンデモ就活本」と一蹴しています。(https://news.careerconnection.jp/?p=5479

男性の採用担当者にとっても、スカートかパンツかなどということにはあまり興味が無いというのが実情のようです。

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メリット・デメリット

パンツスーツを着用するメリット、デメリットをまとめました。

メリット

  • キリッとして活発なデキる女性に見える
  • 寒い冬に足を冷やさない
  • ストッキングが伝染してもバレにくい
  • 足さばきが良く、歩きやすい
  • パンツスーツは少ないので印象に残りやすい

デメリット

  • 女性らしさには劣る
  • スタイルの良し悪しが出やすい
  • 中高年の面接官には受けが悪いことも
  • プライドの高い女性に見られやすい

パンツorスカート、どちらを選ぶべき?スーツ選びのポイント

「パンツスーツとスカートスーツ、自分にはどちらが良いのだろう?」と悩む人も多いでしょう。

好みで選んでも良いと思いますが、あえて基準をいうのであれば「自分の体型に合うか」「どんな印象を与えたいか」と考えると良いです。

選び方のポイント①自分の体型に合うか

一般的に高身長の人、足長の人はパンツスーツが似合うと言われています。

また、脚が筋肉質で見せたくない人や、細すぎてコンプレックスだという人もパンツスーツでカバーできます。

スレンダーな人、ヒップラインが綺麗に見える人はパンツスーツが良いでしょう。

脚が短いと悩む人や背の低い人、ヒップラインを隠したい人はスカートスーツがお勧めです。

太ももがコンプレックスという人はスカートスーツの方が着痩せできます。腰張り体型で悩んでいる人もスカートの方がカバーできます。

腰張り、短足に悩む人はスカート丈をほんの少し短めにすると良いですよ。

選び方のポイント②どんな印象を与えたいか

スカートかパンツかで人に与える印象は変わります。

パンツスーツなら、少し強めでキビキビした仕事のデキる女性という印象を与えます。活発で元気な感じが求められる業界・企業にお勧めです。

具体的には金融、商社、大手メーカー総合職、営業職などです。

スカートスーツなら、柔らかめで愛嬌のある真面目な女性という印象を与えます。女性らしい華やかな印象が求められる業界・企業にお勧めです。

具体的にはITベンチャー、アパレル、キャビンアテンダント、事務職などです。

与えたい印象に合わせてメイクも変えましょう。

参考までに私の就活生時代のお話しをすると…

外資系金融やコンサル業界を受けた時はキリッとした印象を与えたかったのと、周りの就活生は男性ばかりだったので浮かないようにパンツスーツにしていました。

しかし自分の体型にはスカートが合っていたのと明るさを出したいと考えて、IT業界の面接ではスカートに変えていました。

上手な選び方のポイント5つ

ポイント①スーツの色

一般的なスーツ同様、黒かダークカラーにしましょう。特に金融や大手メーカー、商社といった堅い業界では黒がお勧めです。

それ以外ならダークカラーで自分の顔や肌色に合った色を選んだ方が良いでしょう。黒よりも埃や汚れが目立ちにくいという利点もあります。

ポイント②スーツの生地

光沢のある生地は避けましょう。柄が許容されている業界では多少のストライプならOKというところもありますが、無地の方が無難です。

ポイント③ジャケット

基本は肩幅に合わせ、きつすぎずゆるすぎないものを選びます。パンツスーツはジャケットの丈が気持ち短めの方が合います。ボタンは2つが良いとされています。

ただ、お堅い業界以外は独特なデザインでなければそこまで関係ないと思われます。襟なしやゴールドの飾り、袖ボタンの色が明るすぎるものは避けましょう。

ポイント④パンツ

パンプスと丈を合わせましょう。立った時にヒールが少し隠れ、座った時にくるぶしが見えない丈がベストです。

フレアならヒールが半分隠れるくらい、ストレートならヒールが数ミリ隠れる位がベストです。

ヒールの高さが低くて裾を引きずってしまいそうな人はヒールが2、3ミリ隠れる位に止めると良いでしょう。

パンツはタイトなものとフレアなものがあります。体型に合わせるのがベストですが、フレアはカジュアルになりやすく、タイトすぎるとパツパツすぎて印象が悪いです。スカート同様、セミタイトがベストです。

座った時にお尻や太ももがきつく無いサイズでないと見た目が悪く、シワになりやすいです。

体型に合うものが無い時はオーダーメイドで作ってもらうのも1つの手です。最近は2万円台で安く作れるところもあります。

オーダースーツSADA

ポイント⑤ベルト

パンツスーツは必ずベルトを着用しましょう。ふと見えた時にベルトが無いと違和感があります。

黒や紺、茶などのダークカラーでバックルが派手で無いものを選びましょう。バックルはシルバーがベストです。ベルトの色はスーツに合わせましょう。

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上手な着こなし方4つのポイント

着こなしポイント①ブラウスで印象をコントロールする

パンツスーツは強めの印象になりやすいです。必要に応じてブラウスで印象をコントロールしましょう。

柔らかさをプラスしたい時にはブラウスを淡いブルーや淡いピンクにしてみるといった方法があります。

私はパンツスーツの時はきつい印象になりがちなので極力スキッパーカラーのシャツにしていました。

着こなしポイント②シワを防ぐ

パンツスーツはスカートよりも立ったり座ったりすることでシワになりやすいです。帰宅したらなるべく早くスーツをハンガーにかけましょう。

折り目通りに畳み、形が崩れないようにします。ハンガーにかけた状態でも使えるズボンプレッサーがあると便利ですよ。

道具も使わずにプレスできる方法として”寝押し”があります。昔は制服のスカートで当たり前のように行われていたことです。ただし布団派限定です。

布団の下に折り目を合わせて広げたパンツを包装紙などで包み、その上から布団を敷いて寝れば翌朝には勝手にプレスがかかっているという仕組みです。

非常に手軽ですがムレやすい季節にはお勧めしません。

着こなしポイント③パンティストッキングを履く

「パンツスーツではストッキングを履かなくても良いのでは?」と考える人もいますが綺麗に着こなすためにはパンティストッキングがおすすめです。

というのもパンツスーツは下着のラインが響きやすいからです。自分の肌の色味にあったものを履きましょう。冬場は暖かいですしメリットがいっぱいです。

着こなしポイント④下着にも気を遣う

ブラウスから下着が透けてしまうと良くありません。

ブラウスに響かないベージュなどのヌーディーなカラーの肌着を着用し、下着が透けないようにしましょう。

また、下着のサイズも重要です。大きすぎたり小さすぎる下着はブラウスに響きます。自分に合ったサイズにしましょう。

また、パンツスーツでは意外と後ろ姿で下着のラインが目立ってしまうことがあります。

鏡でチェックしましょう。響いてしまう時は薄手のガードルを履くのがお勧めです。寒い冬の防寒具としても良いですよ。

身だしなみはスーツだけではない

パンツスーツを完璧に着こなしただけでは身だしなみは終わりません。

大切なのはトータルバランスです

メイクは好印象のナチュラルメイクですか?

爪は整えていますか?

アクセサリーは外していますか?

靴は綺麗ですか?

……などなどチェックポイントを押さえましょう。

メイクがスーツに合っているか、靴がスーツに合っているかというトータルバランスをチェックしましょう。

パンツスーツも着こなそう

就活におけるパンツスーツの影響、選び方、着こなし方まで解説してきました。

大切なのは身だしなみです。

自分に合ったスーツを綺麗に着こなせている就活生は身だしなみが出来ており「仕事もきちんとやってくれそう」という印象になりやすいです。

「おしゃれは自分のため、身だしなみは相手のため」と言います。

面接官が知りたいのは素のあなたの姿です。

自然な自分らしい姿で自信を持って臨んでくださいね!

正しいリクルートスーツの選び方は?色や柄、就活マナーをプロに聞いてきた!

正しいリクルートスーツの選び方は?色や柄、就活マナーをプロに聞いてきた!

投稿:2018.12.11 | 最終更新:2019.09.02

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    編集長の白河を筆頭に、人材紹介会社や大学のキャリアセンターでは教えてくれない、就職活動の本当の情報を書いていくライター集団。人材紹介会社の不都合な真実を暴き、就活生・転職者が天職を見つけてイキイキ働くために役に立つ情報だけを徹底的に公開していく。詳しいプロフィールは、フッターの「はじめての方へ」からご覧になれます。