女子大は就職率が高いが、就活で苦戦するリスクも高い3つの理由

指を指す女性

ホワイト企業への就職が難しい理由を解説

女子大は就職率が高いことで有名ですが、実は、就活で苦戦するリスクも高いのが現実です。

この記事では、なぜ女子大出身者が就活で苦戦するリスクが高いのか、その3つの理由を解き明かしていきます。

一般職や事務職の需要は、近年急激に縮小

1つ目の理由は、これまで女子大からのパイプが強かった大手企業で軒並み一般職や事務職の需要がなくなっていることです。

女子大では伝統的に銀行や航空会社に卒業生を送り込んできましたが、AIの発達や派遣社員の増加により、ここ数年で採用受け入れ数が激減しています。

これまで女子大は、これらの企業に一般職や事務職として卒業生を送り込み、彼女たちが総合職の男性と職場結婚して……というモデルを掲げてきましたが、今は最早そんな時代では無くなりつつあります。

安倍政権の掲げた一億総活躍社会では女性もバリバリ働くことが奨励されており、いわゆるバリキャリ層が台頭すると見られています。

そうなると、結婚したら寿退社し、後は専業主婦として一生を旦那の家計に頼って生きていくというこれまでの夫婦像は崩壊することになります。

現に、現在の日本では景気の後退は慢性化し、消費者物価スライドなどを加味すると、一般家庭にとっての家計は年々苦しくなっており、旦那1人の家計に頼っていくなんていうのは、半ば夢物語となりつつあります。

こういった背景により、「女子大→一般職・事務職→結婚→寿退社」というキャリアは徐々にその姿を消しつつあるのです。

それと並行して、企業の方でも一般職や事務職での正社員採用枠を年々減らし、それを有期契約の派遣社員に切り替えることで経費の変動費化や経費削減に取り組んでいます。

その結果、女子大からの大口就職先が徐々にその門戸を狭めつつあるというのが現状なのです。

不人気な業界への就職率が高い

それでもなお女子大の就職率が高いのは、女子大から不人気な業界へ就職している学生が多いからです。

女子大には単科大学をはじめ、専門学科やコースに特化した大学が目立ちます。

それらの大学に入ると、いわゆるキャリアのレバレッジが効かず、そこで学んだことの延長線上の進路を取らざるを得なくなるというのが現実です。

例えば保健学科に入ると、そこで国家資格である保育士免許は取れますが、それを取れば保育士以外の進路は考えづらくなります。

待機児童問題が叫ばれている東京では保育士不足が深刻ですから、当然、保育士への道はかなり大きく開かれています。

しかし、保育士は長時間労働・薄給で有名ですから、それが必ずしも理想の就職かと言われれば、それは何とも言えません。

同じように、介護や調理師など、長時間労働と薄給がセットになった、いわゆる不人気な業界への門戸が開かれている学部は女子大には多数存在します。

入学時点でそれを承知であれば問題はありませんが、後から他の進路を取ろうとした時には「もう時すでに遅し」となっては目も当てられません。

あなたが女子大に通っているのであれば、その辺のことも考えた上でキャリアを選択するようにしましょう。

学歴フィルターで爪弾きにされる

3つめの理由は、筆記試験の壁です。

一般企業を受けるとなると、必ずと言っていいほど筆記試験が課され、そこで一定以上の得点率を叩き出せないと、面接には進めません。

しかし、女子大の偏差値は往々にして低いですから、かなり頑張って筆記試験対策をしないと試験をクリアできません。

また、いわゆる学歴フィルターにより、GMARCHや早慶上智の学生が受けられる企業でも女子大の学生は最初から門前払いを食らうというケースもよくあります。

「女子大=一般職・事務職」という認識は、バブル世代に入社した今の50代に多く見られますが、それもこういった処遇の背景にあるのかもしれません。

何れにしても、女子大から一般企業の総合職へ就職ということであれば、まずは筆記試験対策に力を入れるべきです。

まとめ

女子大からの就職が茨の道になりやすい理由は次の3つです。

  1. 一般職や事務職としての採用枠が年々減少している
  2. 学科で学んだことのレバレッジが効きにくい
  3. 筆記試験対策に人より時間がかかる

勿論、全ての女子大の学生が上記の話に当てはまるわけではありませんが、一般論としては女子大からの就職は難しいです。

就職率は、職種や業界を考慮せずに出された数字なので、言わば、「どんな仕事でもいいという前提」があった上での就職のしやすさを表しています。

本質的な部分で言うと、いわゆるホワイト企業への就職のしやすさに関しては、何とも言えません。

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投稿:2019.07.04 | 最終更新:2019.07.17

就活では、やらないといけないことが山ほどあって大変ですよね。 パッとやることをリスト化しても、自己分析・筆記試験対策・ES対策・グループディスカッション対策・…

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ABOUTこの記事をかいた人

ホワイト企業への内定を専門とする就職コンサルタント。ホワイト企業への内定率は100%を誇っている。東京大学工学部卒。学生時代には大手企業(Sony、新日鐵、帝人、DUNLOP、DeNA、経済産業省、財務省など80社)相手に人事面からの支援を行っていたことがこの仕事を始めたきっかけ。 集客・営業代行のビジネスでは、東京大学で行った企画でゼロから1500人を集客しただけでなく、恋愛系企画においては朝日新聞・フジテレビ・AERAの一面にカラーで掲載。 その後、キャリアアップや人材育成の研修を行う外資系コンサルティング会社に就職。入社後、多くの中小企業の経営問題を人財育成の観点から解決に取り組むべく、新規事業・アプリ開発などを担当し、現在独立。 セミナーやコンサルティングを不定期で開催しており、過去の相談件数は500件以上。通算400回はセミナーを行っている。 クライアントには月収を6倍にした元サラリーマンや月商を3倍にした音楽の楽団長、所沢での学習支援業の起業に成功した大学生など幅広い。 趣味は読書と執筆。数学検定1級保持者。