最終更新日 2024.07.19
業界研究
日本IBMに就職するために必要な選考対策を徹底解説
日本IBMは、テクノロジー分野で世界をリードする企業の一つであり、その新卒採用プロセスは厳正かつ多層的だ。この記事では日本IBMの選考プロセスを徹底解明し、各ステップでの効果的な対策方法を紹介する。
これから日本IBMへ挑戦する皆さんが、自信を持って選考に臨むための一助となることを願っている。また本記事を通じて、皆さんの夢が実現することを心から応援している。
この記事を書いた人
東京大学工学部卒。大手一流ホワイト企業の内定請負人。就活塾「ホワイトアカデミー」を創立・経営。これまで800人以上の就活をサポート。塾はカリキュラムを消化した塾生のホワイト企業内定率100%を誇り、カリキュラムを消化したにもかかわらず、ホワイト企業の内定が出なければ費用を全額返金する返金保証制度を提供中。2019年に『子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法』(日経BP刊)を出版し、「親が子育ての集大成である"就活"に臨む際の必読書」、「これができれば本当に一流企業に内定できる」と話題。塾のYouTubeチャンネルではホワイトな業界の紹介や大手企業の倍率、ESの添削を公開するなど塾の就活ノウハウを一部紹介している。
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCm1vSnSBj7kksfi8GIBnu0g
日本IBMは、米国に本社を置くIBM(インターナショナル・ビジネス・マシーンズ)の日本法人として、1937年に設立された。
情報技術分野におけるリーダー企業として、ハードウェア、ソフトウェア、クラウドサービス、人工知能(AI)、コンサルティングなど、多岐にわたるソリューションを提供している。特に、IBMのAIプラットフォーム「Watson」、クラウドコンピューティングサービス「IBM Cloud」、メインフレームコンピュータ「IBM Z」などが、日本国内で広く利用されている。
日本IBMは、国内企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、経営効率の向上や新たなビジネス価値創造に貢献している。また、環境保護や社会貢献活動にも力を入れ、持続可能な社会の実現を目指している。
日本IBMには大きく分けて3つの特徴がある。
1. 多岐にわたる先進的な技術提供
日本IBMは、ハードウェア、ソフトウェア、クラウドサービス、人工知能(AI)、およびコンサルティングサービスなど、多様なITソリューションを提供している。特に、IBM WatsonのようなAI技術や、IBM Cloudなどのクラウドプラットフォームは、先進的で広範な企業ニーズに対応している。
2. デジタルトランスフォーメーションの支援
日本国内の企業や組織のデジタルトランスフォーメーションを支援し、経営効率の向上や新しいビジネス価値の創造を支援している。これにより、多くの企業が競争力を強化し、市場の変化に柔軟に対応することが可能となっている。
3. 社会貢献と持続可能性への取り組み
IBMは、環境保護や社会貢献に積極的に取り組んでおり、持続可能な社会の実現を目指している。環境への配慮やCSR(企業の社会的責任)活動を通じて、地域社会や地球環境に貢献している。イノベーションマインドがある人
急速に変化するテクノロジーと市場のニーズに対応するために、新しいアイデアを生み出し、積極的に挑戦する姿勢が求められる。自ら問題を発見し、解決策を提案・実行する力が評価される。
チームプレーができる人
多様なバックグラウンドを持つメンバーと協働し、共通の目標に向かって効果的に連携できる能力が求められる。コミュニケーション能力やリーダーシップも重視され、建設的なフィードバックを行い、全体の成果を最大化する姿勢が期待される。
持続可能な未来を創造する意志がある人
環境保護や社会貢献活動に積極的に取り組む日本IBMでは、持続可能な社会の実現に寄与する意識と行動が求められる。
総じて、日本IBMは、技術力に加え、創造性、協働力、そして社会貢献への意欲を兼ね備えた人材を求めていると言える。結論、学歴フィルターはない。過去の採用実績校を見ると、年度によっては産近甲龍や日東駒専などの中堅大学からも採用されている。
学歴フィルターのある企業では、書類選考の段階で学歴を理由に自動的に振り落とすので、そういった意味では学歴フィルターはないと思われる。
ただ採用大学のボリューム層は早慶やGMARCHなどの有名私立・国立大学が採用のボリュームゾーンとなっている。
日本IBMのESは主にこの2問を聞かれることがある。日本IBMの中で何を成し遂げたいかを明確にする必要がある。
- IBMは、「世界をより良く変えていく”カタリスト(触媒)”になる」をパーパスとし、様々な形で社会に価値を提供しています。 あなたがIBMで成し遂げたいことについて、どうしてその職種を志望するのかを含め、具体的に記述してください。「XXな人になりたい」といった個人のパーパスではなく、IBMで自分が果たしたい役割やIBMでの仕事を通じて成し遂げたいことを教えてください。
- IBMでは、企業文化を変革しビジネスの成長を続けるため、社員が意識して実践すべき6つの行動指針「The IBM Growth Behaviors」を定めています。その中の、「Growth Minded(成長志向)」と「Team Focused(チーム重視)」は、これからIBMの一員になる方にもぜひ意識していただきたい要素です。これまでの経験を振り返り、より実践できていると思う方を一つ選び、設問に回答ください。
計算問題、数列推理、最短距離などのゲーム形式の非言語検査と、性格検査の2つの検査だ。
独特な試験形式ではあるが、対策としては玉手箱で十分である。
時間は30分。初めの数分間で配布される資料の読み込みを行い、25分程度で資料内の情報をもとに自由に議論を進める形式だ。そして最後の2分程度での発表を行う。
その後、残りの30分間で社員からGDに対する質問とフィードバックがされる。その後、15分でグループディスカッションの内容と評価についての筆記試験を行い、最後は15分の逆質問の時間が設けられています。
お題としてはITを駆使した企業の課題解決案が課されることが多い。
IBMの面接は基本的に最終面接の一回のみだ。そのため、ガクチカや志望理由をかなり深掘りされます。コンサルタントでなければいけない理由、日本IBMでなければいけない理由を論理的に話せるように面接練習を行おう。
また、最後の10〜20分程度で逆質問が行われるため3~4程度の質問も用意しておこう。
「なぜIBMを志望するのか」を明確にしよう。なぜなら日本IBMの面接は基本1回のみなのでそこでかなり深掘りされるからだ。
他のコンサルティングファームもそうだが、IBMに関しては特に深く志望動機を作成する必要があるため、もしも不安な学生がいたら周りの社会人に相談するのも手である。
日本IBMのインターンシップは本選考優遇だ。そのため効率的に内定を獲得したいのであればインターンに参加する必要がある。
しかしこのインターンの倍率はかなり高い。自分をしっかりと見つめ直し、アピールできるように早めに対策しよう。
IBMはテクノロジー企業であり、グループディスカッションなどでもITを用いてという条件が多く課せられる。ITスキルについては時間がある学生は身につけておいて損はない。以下はやっておくべき重ない経験だ。
- プログラミングの知識::Python、Java、C++など主要なプログラミング言語についての深い知識と経験
- クラウド技術:IBM Cloudや他のクラウドプラットフォームに関する理解と実務経験
- データ分析とAI:データ分析ツール(例:TopTier、SPSS)や機械学習アルゴリズムの知識