最終更新日 2021.02.22
25歳から就職はできない?高卒や職歴なしのニート・フリーターが正社員になる方法
「25歳を過ぎると就職は難しくなる」と不安を抱える方も多いかもしれませんが、実際には年齢や経歴に関わらず正社員としての就職は可能です。
高卒で職歴がなかったり、現在フリーターやニートの方でも、ポイントを押さえた行動と適切なアプローチで新たなキャリアを切り開くことができます。
この記事では、25歳以上で就職を目指す方に向けて、現実的な成功事例や効率的な転職方法、必要な準備について詳しく解説します。
この記事を書いた人
東京大学工学部卒。大手一流ホワイト企業の内定請負人。就活塾「ホワイトアカデミー」を創立・経営。これまで800人以上の就活をサポート。塾はカリキュラムを消化した塾生のホワイト企業内定率100%を誇り、カリキュラムを消化したにもかかわらず、ホワイト企業の内定が出なければ費用を全額返金する返金保証制度を提供中。2019年に『子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法』(日経BP刊)を出版し、「親が子育ての集大成である"就活"に臨む際の必読書」、「これができれば本当に一流企業に内定できる」と話題。塾のYouTubeチャンネルではホワイトな業界の紹介や大手企業の倍率、ESの添削を公開するなど塾の就活ノウハウを一部紹介している。
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25歳で正社員経験なしの無職・フリーターが就活始めるのは遅い?
まずは25歳で正社員経験なしの無職・フリーターなどが、社会人になるのはそもそも遅いのかどうかについて確認しましょう。
25歳から社会人としての一歩を踏み出すのは、本当に「遅い」と感じる必要があるのでしょうか?
多くの人は20代前半で大学を卒業し、そのまま就職するため、25歳を過ぎてから新たなスタートを切ることに不安を抱くかもしれません。しかし、実際には年齢にとらわれず、自分に合ったキャリアを選ぶことがますます重要視されています。
25歳といえばまだまだ若く、ポテンシャルを秘めた年齢です。社会人経験がなかったとしても、やる気や新しい知識を吸収する意欲があれば、企業は積極的に歓迎するケースが多いです。
実際、現代の雇用市場では、年齢よりもスキルや適応力、そして今後の成長の可能性を重視する傾向が強まっています。さらに、多様な経験や視点を求める企業も増えており、高卒やフリーターからの正社員転身を支援する制度も整いつつあります。
26歳以下なら第2新卒を含めた未経験採用枠に挑戦しやすい
26歳以下であれば、未経験でも正社員採用のチャンスが多くあります。その理由の一つが「第2新卒」枠です。
第2新卒とは、卒業後に一度就職したものの転職を希望している若手や、就職していないものの社会に出る準備ができている人を指すことが多いです。この枠は、20代前半の新卒者に次ぐ若手層を対象とし、未経験でも採用のハードルが低くなるケースが多いのが特徴です。
また、多くの企業は26歳以下の若手採用に前向きで、育成枠としてポテンシャル重視で採用を行っています。企業側も、年齢が近い分、柔軟性や学習意欲が高い人材を求めていることが多いため、「未経験=不利」とは限りません。むしろ、まだ社会経験が浅いことを前提に、長期的な育成を前提としたポジションを提供している企業も多く存在します。
30歳を超えてからの就職活動は、やはり20代に比べると難易度が上がります。
年齢を重ねるほど、企業は即戦力や経験を重視する傾向が強くなるため、未経験からのスタートには慎重な姿勢を持つ企業が増えます。実際、30代からの未経験採用は限られるため、今の段階で状況をしっかりと把握し、早めに対策を取ることが重要です。
「ヤバイ」と感じることは、危機感を持ち行動を促す大切な一歩です。30歳を超えると、同じ未経験枠でも20代と競争することになり、企業から求められるスキルや成長スピードへの期待も大きくなります。
とはいえ、今すぐ状況を改善しようとする意識があれば、30代でもチャンスは十分にあります。これまでの生活経験や人生経験をどう活かせるかを考え、就職活動を始めることが成功へのカギとなります。
25歳のニート・フリーターが正社員就職を成功させる方法
25歳のニート・フリーターが正社員就職を成功させるにはいくつかの方法が存在します。ここからは実際にその方法を確認しましょう。
25歳でニートやフリーターの状態から正社員として就職するには、未経験採用枠をうまく活用することが成功のカギです。
企業の中には、若手のポテンシャルや成長意欲を評価し、未経験からのスタートでも正社員として育てようとするところが増えています。このような採用枠は「未経験者歓迎」や「ポテンシャル採用」といった言葉で募集されているため、積極的に探してみましょう。
未経験採用枠に応募する際には、自分のやる気や成長意欲をしっかりと伝えることが大切です。
特に職歴がない場合、自分がこれまでに努力してきたことや学んだことをアピールポイントとして活用できます。
例えば、アルバイトやボランティアの経験を通じて学んだことや、自己学習で身に付けたスキルなどがあれば、それらを具体的に説明し、仕事に対する意欲を示しましょう。
25歳から正社員を目指すにあたり、資格を取得することは大きなアドバンテージになります。
未経験や職歴がない場合、資格は知識やスキルの証明となり、企業にとってあなたの能力を評価しやすい材料となります。特に人気のある資格や専門性の高い資格を取得することで、応募する際に他の候補者と差をつけることができ、採用のチャンスが広がります。
まずは、自分が興味を持つ業界や職種で役立つ資格を選ぶと良いでしょう。
例えば、事務職や経理職を目指すなら「簿記」や「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」などの資格が、IT業界を志望する場合は「ITパスポート」や「基本情報技術者」などの資格が、就職に役立ちます。
25歳からの正社員就職を目指すなら、就職エージェントを活用するのはとても効果的な方法です。
就職エージェントは、求職者に適した求人を企業側とマッチングさせるサポートを行っており、未経験や職歴なしでも応募できる求人を多く取り扱っています。
エージェントを通じて求人を紹介してもらうことで、自分では見つけにくい求人や非公開求人にもアクセスできるため、選択肢が大きく広がります。
特に、未経験者やフリーターからの就職を専門とするエージェントであれば、同じような境遇の求職者をサポートした経験が豊富で、的確なアドバイスを期待できるでしょう。
ハローワークには地元の企業が多くの求人を掲載しており、未経験者やフリーター、ニートからの転職を歓迎している求人も数多くあります。
地域密着型の求人が多いため、地元で腰を据えて働きたい人や通勤の利便性を重視したい人には特におすすめです。
ハローワークのもう一つの利点は、無料で職業相談や面接対策などのサポートが受けられることです。
職員が親身になって相談に乗ってくれるため、経験に不安がある場合でも適切な求人を紹介してもらえます。
正社員経験がない状態で正社員を目指すなら、現在のアルバイト先での正社員登用制度を利用するのは非常に有効な方法です。
多くの企業が、アルバイトとして働きながらスキルや実績を積んだ人材を正社員に登用する制度を設けています。この方法であれば、未経験や職歴がない場合でも実務を通じて実力を示し、信頼を築くことで、スムーズに正社員を目指すことが可能です。
まずは、現在のアルバイト先に正社員登用制度があるかどうかを確認しましょう。
もし制度があれば、正社員登用を希望する旨を上司や人事に伝えておくと良いです。正社員登用には、勤務態度やスキル、会社への貢献度が重視されるため、日々の仕事に責任を持ち、積極的に取り組む姿勢が求められます。
25歳から正社員を目指す際、知人や家族、友人、過去の同僚などから紹介してもらうことで、通常の求人応募よりもスムーズに採用に至るケースも多くあります。
紹介や縁故採用を通じた採用は、企業側にとっても求職者の信頼性や適性を見極めやすいというメリットがあるため、未経験でも正社員を目指しやすい方法の一つです。
まずは、自分の周りにいる友人や知人、家族に対して、正社員を目指していることを伝え、何か紹介してもらえる可能性がないか相談してみましょう。
もしかしたら、親しい人が勤める会社で人材を募集していたり、友人の知り合いが人材を求めているかもしれません。
25歳から正社員を目指す方法の一つに、人材を募集している企業に直接応募するという手段もあります。
企業に直接応募することで、自分の意欲や熱意をダイレクトに伝えることができ、未経験者でもやる気を評価してもらえる可能性が高まります。
直接応募は、求人サイトやエージェント経由の応募よりも目立ちやすく、企業側にも真剣さが伝わりやすいのが特徴です。
まず、応募先の企業を選ぶ際には、自分が興味を持ち、成長できそうな業界や職種に絞ると良いでしょう。
25歳・職歴0の状態でも正社員を目指せる仕事・業界
25歳・職歴0の状態でも正社員を目指せる、目指しやすい仕事・業界はいくつか存在します。すこしでも正社員採用の可能性を高めたい場合は、ここで紹介する業界へチャレンジしてみましょう。
IT業界は未経験からでも正社員を目指しやすい分野の一つです。特にエンジニアやプログラマー職は需要が高く、学習意欲さえあれば25歳・職歴0からでも挑戦可能です。
独学でプログラミングを始めたり、オンラインのコースやスクールで学ぶことで、Webエンジニアやフロントエンドエンジニアとしての基礎スキルを身につけられます。
システム開発やインフラエンジニアといった職種も未経験から挑戦しやすく、努力次第でキャリアアップも可能です。
販売や接客業も未経験歓迎の求人が多く、正社員として働きやすい業界です。
リテール販売員やカスタマーサポート、飲食店の店舗スタッフなどは職歴がなくても意欲が重視されるため、接客マナーやコミュニケーション力を磨くことで採用されやすくなります。
また、販売・接客業ではお客様との接点が多いため、実務を通してコミュニケーションスキルが向上し、他の職種にも活かせる経験が積めます。正社員登用制度がある企業も多く、長期的に働ける職場も見つけやすいでしょう。
介護・福祉業界は、慢性的な人手不足のため未経験者の採用にも積極的です。
25歳で職歴がなくても、介護士や福祉施設スタッフ、ホームヘルパーといった職種は、研修制度や資格取得支援が充実している職場が多く、働きながら必要なスキルを身につけられます。
人を支える仕事として社会的にも重要な役割を担うため、感謝される場面が多く、やりがいを感じやすいのも特徴です。未経験からの正社員登用やキャリアアップの機会も豊富です。
営業職は幅広い分野で未経験者を歓迎しており、25歳・職歴0からでも積極的に採用される可能性が高いです。
法人営業や個人向け営業、内勤営業(インサイドセールス)などでは、経験よりも人柄やコミュニケーション力が重視される傾向にあります。
未経験から営業職に就くと、成果が直接反映されるため、努力次第で収入やキャリアアップを狙えるのも魅力です。営業スキルはどの業界でも重宝されるため、今後のキャリアにも役立つ職種といえます。
物流や軽作業、工場関連の仕事も、未経験者を積極的に受け入れる業界の一つです。
倉庫管理やピッキング、梱包作業、製造ラインスタッフなどは、職歴がない人でもすぐに始められる業務が多く、正社員採用を前提とした求人も少なくありません。
また、体力を使う場面も多いですが、規則正しいシフトが組まれていることが多く、安定した生活リズムで働ける点も魅力です。
職場によってはフォークリフトなどの資格取得を支援してくれる場合もあり、経験を積むことでスキルアップも可能です。
コールセンターやカスタマーサポートも、未経験から始められる職種として人気です。
コールセンターオペレーターやカスタマーサポート、テクニカルサポートなどは、研修制度が整っている企業が多く、基礎からしっかりと学びながら経験を積むことができます。
特に電話やチャット対応のスキルは他の業界でも役立つため、今後のキャリアにもつながります。また、正社員登用やキャリアアップのチャンスも多いため、初めての職歴を作りたい人に適した業界です。
ここでは以下の状況にあった就職活動を紹介します。
- 25歳の大卒の無就業者
- 高卒・大学中退のニートまたはフリーター
- 学歴問わず現在フルタイムのフリーターをしている人
25歳で大卒、かつ就業経験がない場合、まずは未経験歓迎の職種や第2新卒枠での就職を狙うのがベストです。
大卒であれば、企業側もポテンシャルや学習能力の高さに期待しやすいため、未経験から正社員として成長できる可能性が高いです。
また、ITや営業、事務職などは、大卒者の基礎的なスキルや知識が評価されやすく、未経験からでもスタートしやすい職種です。就職エージェントを活用して、自分の希望や適性に合う求人を見つけるのも効果的です。
高卒または大学中退の25歳で、職歴がないニートやフリーターの人は、まずは職業訓練校や資格取得を目指すのがおすすめです。
資格を取得することで、未経験からでも挑戦しやすい職種が増え、履歴書にもアピール材料が増えます。
特に、介護やIT、営業、工場関連といった業界は、高卒・未経験からでも挑戦しやすい分野です。また、ハローワークの支援を受けながら、未経験歓迎の企業や研修制度が充実した企業を探すと、長く安定して働ける職場を見つけやすくなります。
現在フルタイムのフリーターをしている場合、今の職場での正社員登用を目指すか、未経験でも正社員を積極採用している企業へ転職するのがベストです。
既にフルタイムで働いている分、職歴としてアピールできる経験やスキルがあり、面接でも自己PRしやすいメリットがあります。もし今の職場に正社員登用制度があれば、積極的に申し出てみるのも良い方法です。
また、就職エージェントに相談し、これまでの経験を活かせる職場を探してもらうことで、未経験からの正社員就職を成功させやすくなります。
25歳・職歴なし・ニートという現状を踏まえ、就職活動の前提として覚悟してほしいことは以下の3点です。
- 過剰な高望みは禁物である
- 選考で落とされても引きずらない
- 一人で就職活動に取り組まない
それぞれの詳細についてご案内します。
「給与が高い方が良い」「定時退社じゃないとダメ」働くうえで条件ってありますよね。それはあなただけじゃなくみんな同じ。誰だって環境のいい場所で働きたいものです。
ですが、25歳・職歴なしとなると高望みは禁物。新卒であれば選べる環境だったかもしれませんが、既卒に対する世間の目は厳しいです。
企業によっては「新卒以下」という評価をするところもあります。そこをまずは受け入れることが大切です。
ちなみに新卒の年齢で言うとバラつきがあります。大学卒の新卒の場合、22歳~23歳。大学院卒の新卒の場合、24歳~25歳。博士課程卒の新卒の場合、27歳~28歳となります。それに留年や浪人が加わると後ろ倒しになります。
まず年齢を気にせず「25歳で職歴なしなんだ」という状況を考え、厳しい目を向けられる覚悟が必要です。
25歳のあなたが就職を目指す際に心がけたいのは、選考で落とされてもいちいちへこまない事です。応募した企業に内定がもらえればハッピーです。それが第一希望ならなおのこと。
でも1社だけ応募してそのまま決まる人ってまずいません。平均ですが、10社応募して書類選考の通過が、2社前後といわれています。
それに、その後に面接がありますから、内定率がさらに下がります。
最終的には、30社に書類を送って2社程度内定、というのが複数の既卒の就活を支援してきた私の感覚地です。そのため、「就職活動は落ちることは当たり前」くらいの精神でいかないといけません。
学生時代の就職活動ってどのようにしていましたか?学内のキャリアセンターに相談したことはあるでしょうか。そうした相談先を見つけておくことは大切です。
なぜなら上記で書いた通り、選考は落ちることの方が多いため、モチベーションを保つことが難しいからです。それに失敗したときの軌道修正は、一人では限界があります。
相談先としてハローワークや転職エージェント、さらに就活塾という場もあります。そうした場に出向いて頼ることも一つの手です。
基本的な面接対策として、これらの質問には答えられるように準備しておきましょう。
- 自己紹介をしてください
- あなたの長所と短所を教えてください
- 学校(大学)卒業後から今まで何をしていたんですか?
- なぜ当社を志望したのですか?
- 入社後にはどんな仕事をしたいですか?
- 他社の選考状況を教えてください
- 最後に質問はありますか?
それぞれの質問の意図と回答例について紹介します。
質問意図
・アイスブレイク
・最低限のコミュニケーション能力。話し方を見たい
回答例
「面接のお時間をいただきありがとうございます。(名前)と申します。私は、○○大学を卒業し、コンビニで3年ほどアルバイトをしてきました。●●の仕事に興味があり、御社に応募いたしました。本日はよろしくお願いいたします。」
自己紹介は、定番の質問です。そして、聞かれるとしたら必ず最初の質問です。そのため、どう答えるかで、このあとの面接に影響します。緊張感をほぐす意味でも、しっかり準備して回答しましょう。
最初の質問と考えると、長すぎても考え物。時間の目安は、1分前後でしょう。
質問意図
・定番の質問のため準備不足ではないか確認したい
・わかりやすく話せるか見たい
・単純にあなたの長所と短所を知りたい。
回答例
「長所は前向きでアクティブなところです。短所はアクティブすぎて考える前に行動してしまうことです。周りの意見を聞いて行動するよう心掛けています」
長所短所も定番の質問の一つで事前に準備できます。考えるコツとして、長所を考えたら、短所はその裏返しを答えるといいです。
上記のように、長所がアクティブとすると、短所は、アクティブすぎて考える前に行動してしまうことです、といったようにします。まったく別の短所を出してしまうと、相手も受け入れにくいです。
長所はアクティブ、短所は短気なところ、と言ってしまうと、面接官は「短気ってどういう部分でそう思いますか?」など、下手に突っ込まれやすくなります。
長所は短所の裏返しを意識すると、相手も理解しやすく、こちらとしても考えやすいです。
学校(大学)卒業後から今まで何をしていたんですか?
質問意図
・ダラダラしていただけじゃないか確認したい
回答例
「資格の勉強をしていました」
「アルバイトで社会経験を積んでいました」
ニート期間があると必ず突っ込まれます。学校を卒業して今までの空白期間を問う質問です。質問意図としては言うまでもなく、今まで遊んでいただけじゃないのか確認したいという気持ちです。
事前にしっかり準備できることです。面接官が納得できる答えを考えておきましょう。
質問意図
・自社ではないとできないことなのか、しっかり調べているか確認したい
回答のポイント
なぜ自分がその会社に応募したのかという動機を答える
あえて言うまでもないかもしれませんが志望動機はしっかり考えましょう。考えるポイントとしては、なぜ自分がその会社に応募したのかという動機を答えることです。
例えば「将来を考えて正社員で働きたいから応募しました」といってしまうと、他の会社でもいいじゃないか、と思われてしまいます。
あなたなりの応募した理由があるハズ。それをしっかり伝えましょう。
質問意図
・どこまで仕事の理解をしているのか知りたい
・本人の希望と当社でできる仕事が合致しているかどうか
回答のポイント
・求人情報の募集要項を見て、それに合わせた回答をすればいい
仕事内容の理解を問われている質問です。募集要項に、こういう仕事内容ですよ、ということが明確に書かれています。それに沿って、こういうことがやりたいです、と答えれば問題ないです。
過去の相談者の中に「御社に入社できればどんな仕事でもします」ということがアピールになると思っている人がいました。これを言われてしまうと、何の仕事を頼んでいいかわからないため、相手は困ってしまいます。
求人票の募集要項を見てますよ、という程度でいいので、よく読んでおいて答えましょう。
質問意図
・内定を出しても断られないか
回答例
・書類選考中は1社あります。
ポイントとして、正直に答えて相手の反応を見ることです。無理に隠そうとしなくてOKです。
これも過去の相談者の事例ですが「他に応募してるところはありますが、御社が第一志望です」と答えている人がいました。第一志望ということ自体はいいのですが、聞かれてもいないのに答えるのが問題です。
「第一志望ですか?」と聞かれていないのに答えてしまうと「何でわざわざそんなこといったのか」と勘繰られてしまいます。複数に応募していることくらいは就職活動では当たり前。素直に伝えましょう。
質問意図
・自社への興味、関心が高いか
回答例
・「入社して一番最初の仕事は何ですか?」
面接官としては「最後に質問はありますか?」という質問を投げかけることを通して、以下のようなことを確認しようとしております。
・面接を通して気になった点はないか
・面接の場で適した質問ができる起点があるか
・質問の有無を通しての関心度の高さの確認
以上のような点を確認する以上、回答の際には以下を意識すると良いでしょう。
・これまでの話を通して気になった事の深掘りの質問をする
・企業のホームページを見て疑問に思った事の確認をする
・入社後に関わる仕事と絡めた質問をする。
次に25歳から就職を目指す人が良く抱く以下の4つの疑問点についてご紹介します。
- 企業は職歴なしの25歳をどう見るの?
- 就職に役立つ資格ってありますか?
- やりたい仕事の見つけ方を教えてください
- ブラック企業には入りたくないのですが、どうすればよいですか?
一般的には、高卒・大卒後、そのまま就職します。
そのルートを外れてしまっている以上、厳しい目が向けられることは覚悟しましょう。
よくあるものとしては以下があります。
・今まで遊んでいたのではないか?
・働く意欲が低いのではないか?
そのため、面接の場で上記のようなイメージを払しょくできるように、働く事への熱意を伝える事が重要になります。
日商簿記2級、800点を超えるTOEICなどがあります。しかし、必須ではありません。資格うんぬんより、ニート・フリーターに一番大切なことは「職歴をつけること」。
資格はあるに越したことはないですが、弁護士や公認会計士などの難関資格でもない限り、絶対的なものではありません。まずは正社員で働くことを目標に就職活動に重きを置きましょう。
やりたい仕事をすぐに見つけるのは簡単ではないかもしれませんが、以下の2つが有効です。
・自己分析を行う
・適性検査を受けてみる
もし自分で考えてわからなければ、多角的に考えます。適性検査・適職検査など、ネットで無料で受けることができます。
そうしたものを利用してみましょう。
ブラック企業には入りたくないのですが、どうすればよいですか?
・簡単に内定を出す会社に行かない
ブラック企業は常に人手不足です。入社してもすぐにやめてしまうためです。
そのため、簡単な面接だけですぐに内定を出す企業は黄色信号。
そういう企業から内定が出たら、もう一度会社を調べてみましょう。
ここまでの内容の中で重要なポイントをまとめてみましたのでご覧下さい。
- 25歳、職歴なし、ニートやフリーターでも正社員を簡単にあきらめない
- 25歳はまだ若手なので、未経験採用を狙う事も出来る
- 未経験で入りやすい仕事や業種に絞るのも手
- ハローワークや転職エージェントなど、第3者機関を活用する
- いつでも就職できるよう日頃から準備する
- 選考は落ちる方が多い。気にせず次々応募しよう
これまで職歴がない25歳高卒・大卒の就職活動について紹介しました。何でもそうですが、あきらめずに行動し続けることが何より大事です。軌道修正しながら就職活動しましょう。