竹内 健登
Kento Takeuchi
東京大学工学部卒。大手一流ホワイト企業の内定請負人。就活塾「ホワイトアカデミー」を創立・経営。これまで800人以上の就活をサポート。塾はカリキュラムを消化した塾生のホワイト企業内定率100%を誇り、カリキュラムを消化したにもかかわらず、ホワイト企業の内定が出なければ費用を全額返金する返金保証制度を提供中。2019年に『子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法』(日経BP刊)を出版し、「親が子育ての集大成である"就活"に臨む際の必読書」、「これができれば本当に一流企業に内定できる」と話題。塾のYouTubeチャンネルではホワイトな業界の紹介や大手企業の倍率、ESの添削を公開するなど塾の就活ノウハウを一部紹介している。
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCm1vSnSBj7kksfi8GIBnu0g
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2023年5月、長崎市で路面電車を運行する長崎電気軌道は、運転士不足や利用状況を踏まえ、ダイヤ改正で赤迫~市役所~蛍茶屋をむすぶ「3号系統」を減便しました。
8月に入り、福井鉄道も運転士の負担軽減などを目的に、日中時間帯を中心に減便するほか、始発・終電の見直しも行うダイヤ改正を10月に実施すると発表。このダイヤ改正では、日中時間帯に運転されていた急行列車が廃止されるほか、始発列車の繰り下げ、最終列車の繰り上げも行われる予定です。
また、高知市とその近郊を走る路面電車を運行する「とさでん交通」も、8月14日(月)~31日(木)までの間、乗務員不足により、平日に関しても土休日ダイヤで電車を運行しています。土休日ダイヤで運行する平日は、7~8時台に利用が多い区間で増発が実施されるものの、本数が多い「平日ダイヤ」が維持できなくなる深刻な状況になっています。
鉄道ではこれまで、ダイヤ改正で減便となる場合、主に利用状況が要因としてあげられていましたが、最近ではこれに「乗務員不足」が加わるケースが増えてきました。
今回のケースはいずれも地方私鉄ですが、JRや大手私鉄でも乗務員不足を見据え、自動運転に向けた実証実験やワンマン化の動きが相次いでいます。それが減便という形で利用者にも目に見えて示されるなか、乗務員の確保は業界全体の課題となっています。
国土交通省は時間帯によって価格を変える「ダイナミックプライシング」の鉄道運賃への導入に向けた制度設計に入る。鉄道各社が運賃を変えやすくするための法改正などを検討する。
混雑時は高く、すいている時は安いといった運賃になれば、混雑の緩和や鉄道会社のコスト削減につながる。在宅勤務など働き方の変化で、鉄道事業も見直しを迫られている。