最終更新日 2022.06.13
業界研究
損害保険業界の構造とは?業界について徹底解説
毎年就活生に人気の損害保険業界。
損害保険業界は、生命保険業界と同様実態のあるモノを商品としているわけではないので業界の構造をイメージすることが難しい。
今回は損害保険業界を志望する人に、生命保険業界との違いや業界のビジネスモデル、展望、就職のために何をするべきかを紹介する。就職活動の参考にしてほしい。
参考記事:
生命保険業界についての記事この記事を書いた人
東京大学工学部卒。大手一流ホワイト企業の内定請負人。就活塾「ホワイトアカデミー」を創立・経営。これまで800人以上の就活をサポート。塾はカリキュラムを消化した塾生のホワイト企業内定率100%を誇り、カリキュラムを消化したにもかかわらず、ホワイト企業の内定が出なければ費用を全額返金する返金保証制度を提供中。2019年に『子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法』(日経BP刊)を出版し、「親が子育ての集大成である"就活"に臨む際の必読書」、「これができれば本当に一流企業に内定できる」と話題。塾のYouTubeチャンネルではホワイトな業界の紹介や大手企業の倍率、ESの添削を公開するなど塾の就活ノウハウを一部紹介している。
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCm1vSnSBj7kksfi8GIBnu0g
損害保険業界は、保険業法の分類でいうと第2分野に該当する。
第2分野は一定の偶然な事故によって生じた損害額に応じて保険金を支払う保険のことで、損害保険の領域である。
ここではどのようなプレイヤーがいるのか、どうやって損害保険業界が成り立っているのかを説明する。
①損害保険会社
損害保険会社は日本人の平均寿命や交通事故の件数、発生確率のほかにも天災などの被害額や発生確率など様々なデータから新たな保険を販売したり、保険料を決定していく。
損害保険業界の中心となる存在だと言えるだろう。
②保険代理店
実際に損害保険の9割以上は損害保険会社がお客と直接契約を結んでいるのではなく、保険代理店を窓口としていることがわかっている。
これは損害保険会社が保険代理店と委託契約を結び、保険会社の代理人となってお客と保険契約を結ぶものである。
しかし、近年はインターネットでの直接契約などの普及に伴って保険代理店の数は減少している。
2005年度に約26万6000店ほどあった保険代理店は2015年には約20万店まで減少した。
③保険ショップ
複数の保険会社の情報を1カ所に集め、そこで相談・契約手続き、契約後の保険金・給付金の請求など保険に関することをまとめて行い、最適な保険を見つけていくという保険の相談窓口である。 次に損害保険業界の主な職種を3つ紹介する。
①営業
損害保険業界の営業は主に4つの部門に分類することができる。
自動車営業部門
日本損害保険業界によると、保険料収入の約60%は自動車関連の保険である。業務内容は、ディーラーに自社の保険商品を取り扱って欲しいと新規営業を行ったり、既存の顧客に新商品の紹介に行くなどである。
リテール営業部門
損害保険業界におけるリテール営業とは、地域の保険代理店に対して営業を行う代理店営業である。その地域の特性を理解した上で営業を行う必要性がある。
マリン営業部門
船や貨物船輸送に対する保険を扱う。日本は島国なので世界的にみてでこの部門は進んでいる。
企業営業部門
これはいわゆる企業営業に近い。
例えば大手ゼネコン会社などの事故等のリスクマネジメントを営業を通して支援していく業務である。
②損害サービス
事故や災害の被害に遭った顧客の事故解決を図り、安心を提供する仕事。
具体的な業務としては、事故報告の受付から保険料の支払いまでを担当し、様々な関係者と連携しながら損害額の算出と査定を行う。
この業務には、加害者と被害者という負の感情に触れなくてはならない分、精神的負担がかかることを覚悟しなければならない。
③商品開発
市場動向を調査し、時代に沿った保険商品を開発したり価格設定をする。マーケティング部門との連携が鍵となってくる。
ここからは、損害保険業界の収入源を解説する。
①保険料の収入
保険会社の収入のメインとなるのは顧客からの保険料である。
顧客から集めた保険料から死亡保険金、入院や通院の保証金、満了保険金などを支払う。
そして社員の給与を支払ったり、会社の経費、コマーシャルやテレビの広告料などを支払った残りが利益となる。
②資産運用収益
損害保険会社は顧客から集めたお金を減らさないということを前提にして資産運用をしている。
そのために株、不動産、債券などに投資をして増やそうとするわけだが、その中でもだいたい資産運用の半分ほどは安定している公社債に投資をしている。
公社債とは、国が発行している国債、地方自治体が発行している地方債、大手企業が発行している社債のことで、安定性が認められている。
こういった安定性が高いものは利率が悪いので大きな利益は出にくいのですが、保険会社は「長期的な投資」ができるという強みを活かして投資をしているのだ。
期間が決まっているものでも10~20年、終身という商品もある。
そうして長期的に支払われる保険料を長期的に投資する、これが保険会社の資産運用なのだ。
たとえ利率が0.5%しかない国債であっても20年という期間で見れば10%の利率がつくことになる。
生命保険業界最大手と言われる日本生命では総資産約50兆円のうち約20兆円を公社債の投資に利用している。
これが銀行や証券会社などの他の金融機関と違うところでもある。
銀行なども資産運用を行うが、短期間での運用が多いためにリスクがある資産運用を行うことも多くある。
利率は悪くても長期的に行うことで安定して収益を得ることができるのが損害保険会社のメリットと言えるだろう。ここでは損保と生保の違いを具体的な保険を紹介しながら比較解説していく。
損害保険とは天災や事故によるケガ、盗難、損害賠償責任などそのときのリスクによって生じた損害を補償するための保険だ。
それぞれの顧客によって求めているニーズが違うので、それに答えるように幅広い種類が用意されていることが特徴である。
また、基本的には損害額によって保険金の支払いが変化する「実損払方式」が採用されている。
損害保険は大きく分けると個人向けと法人向けの2種類があり、まず個人向けのものとしては、5つある。
①自動車保険
損害保険でも代表的な保険。
自動車事故が起きた際に運転者、同乗者、事故関係者、車両などにかかる損害に備えるための保険である。
すべての自動車や自動二輪車などが加入しなければならない自賠責保険と、上乗せする形で加入する任意保険とがある。
②火災保険
その火災保険の種類にもよるが、一般的には火災や天災、衝突による破損、水漏れなどによっての家屋、建物、家財道具などへの損害に備える保険である。
③地震保険
地震や噴火などによって建物や家財道具に損害が生じる場合に備える保険。地震が原因となっての火災は地震保険が適用される。
地震保険は火災保険と組み合わせて契約することが多く、単独で加入することはあまりない。
④傷害保険
突発的な事故やトラブルによって通院、入院、死亡などが起こった際の損害に備える保険である。
⑤旅行保険
国内外での旅行中の事故やトラブルによっての持ち物の破損や自己の怪我、病気などに備えるための保険だ。
そして法人向けの保険としては個人向けの火災保険や損害賠償保険などに似たものの他に以下の2つのようなものがある。
①貨物・運送保険
運送中や保管中の貨物の盗難や破損などに対する保険で、各種運送会社などが利用している。
②興業中止保険
悪天候や天災などの理由で興行・イベントが開催できなくなった場合の損害に備えるための保険。
特に屋外イベントの雨天による中止などが一般的に多くなっている。生命保険は、大きな保障が必要となるための保険で大きく分けると「死亡」「入院、手術など」「将来に備えるもの」の三種類になる。
①死亡保険
死亡した時に備えるための保険。
10年、15年、25年などの期間が決まっているタイプのものと、生涯ずっと続く終身タイプがある。
掛け金によって大きく保障される金額が変わるのも特徴である。
②医療保険
大きな病気や怪我による入院や手術にかかる医療費に備えるための保険。
最近では直接的な医療費の他にも入院中の生活費、入院時に使用するものの費用、通院についてなど幅広く保障されるタイプのものが登場している。
③がん保険
日本人の死亡原因でもっとも多い「がん」に関する入院や通院、治療に対して保障される保険。
④養老保険
死亡保険がベースになっているのですが、保険期間満了まで死亡せずに使用されなかった場合は満期保険金が支払われるという保険。
死亡保険と同様の安心がありながら、使用されなかった場合は死亡保険金と同額が支払われるので、将来の自分のために積み立てるという意味合いでも使用することができる。
⑤個人年金保険
契約した時に決定した年齢に達すると年金を受け取ることができるという保険。
老後の安心のために使用されることが多い保険となっている。
⑥学資保険
子どもの教育資金として高校や大学に進学する際の入学金や授業料などまとまったお金が必要となるときに学資金を受け取ることができるという保険。
契約者である保護者が学資金を受け取る前に死亡した場合は、その時点からの払い込みが免除されるというタイプのものもある。では損害保険会社の現状はどのようなものだろうか。
ここでは損害保険会社の市場規模やそれぞれの保険の売上構成などを紹介していく。
市場規模
日本国内での損害保険業界の市場規模を表す「正味収入保険料」は2020年度では8兆6,927億円であった。
2011年から5年連続で増加していき、2016年度には2015年度の火災保険商品改定の増加及びその反動などがあって減少し、2018年から2020年にかけては拡大傾向にあったが、近年は横ばいである。
近年では天災による被害が大きくなっているという現状から自然災害に対する商品が販売されていることが特徴となっており、これは売上高の増加に大きく関係している。
売上構成
| 構成比 | 保険料費 |
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自動車 | 48.2% | 4兆1,881億円 |
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自賠責 | 9.7% | 8,390億円 |
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火災 | 16.9% | 1兆4,693億円 |
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傷害 | 7.1% | 6,205億円 |
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新種 | 15.3% | 1兆3,331億円 |
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海上・運送 | 2.8% | 2,426億円 |
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合計 | 100% | 8兆6,927億円 |
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参考:
日本損害保険協会 日本の損害保険ファクトブック2021 p69をもとに筆者作成
約5割弱が自動車関連の保険となっており、残りの4割が火災保険や傷害保険などで占めている。
これから自然災害関連の保険などが販売されていく予想がされているが、この売上構成は急には変わらないであろうと予測されている。
損害保険業界がまず対応しなければいけないのは少子高齢化だ。
新たに保険に入る年齢層が減って、新たに保険に加入することが少ない高齢者が増えることに対応していかなければならない。
もう一つ大きい問題は若者の「マイカー離れ」だ。
最近の若者はマイカーを持つ必要がないと考える人の割合が増えており、当然自動車関連の保険の加入者が減少することが予測されており、すでにその波は訪れてきている。
そこで損害保険業界が目を付けているのが海外への進出である。
海外では損害保険がそれほど普及していない国が多くある。
国内での保険料の減少を海外での進出でプラスに持っていくという流れになっていくであろう。
この補償を請け負うためにはどれくらい保険料をもらうのが適切か、これが損害保険会社の命題とされていることです。
近年の異常気象による災害や今までになかったテロ行為、コンピューターやネット関連の犯罪などによる被害への補償などをどう設定していくかが損害保険会社の課題とされています。
傾聴力がある人
損害保険会社は、顧客が事故や災害に遭ったときに、その状況を冷静にヒアリングして対応を練らなくてはならない。そのためには顧客の話に耳を傾ける能力が必要となってくる。
ストレス耐性がある人
生命保険業界の営業職と同様に、損害保険業界の営業も成果主義を取り入れている企業が多い。毎月のノルマに対する耐性は業務をこなす上で大切になってくる。
またそれに加えて、損害保険業界独特のストレスとして、事故や災害に遭った顧客と接触するため、ネガティブな影響を受けやすいことが挙げられる。ストレス耐性のない人にとっては厳しい環境となってしまうだろう。損害保険が活躍する時、それは人や企業がトラブルに陥っている時である。損害保険業界の存在意義とは、このような絶望的な状態からその人のトラブルを解消する、企業の事業を立ち直すことである。
顧客である人や企業が、経済的だけでなく精神的に救済され、感謝の言葉を受けた時、その時こそ、最大のやりがいを感じることができるだろう。
日本の4大損害保険会社は「3メガ損保」と呼ばれる巨大な保険業グループの傘下にある。
3メガ損保とは「東京海上ホールディングス」「MS&ADインシュアランスグループ」「SOMPOホールディングス」である。以下に各損害保険会社の特徴を紹介する。企業研究の参考にしてほしい。
東京海上日動火災保険株式会社
「安心と安全」「お客様本位」という企業理念を持ち、その理念に沿った運営が会社を支えている。
また、会社は東京海上ホールディングスのグループであり、グループ全体が三菱グループに属しているために巨大なバックボーンを持っているのも強みの一つと言えるだろう。
東京海上日動公式HP 三井住友海上火災保険株式会社
三井住友海上火災保険株式会社はさくら銀行と住友銀行の合併によって誕生した損害保険会社だ。
MS&ADインシュアランスグループに属しており、個人保険、法人向けの保険どちらにも安定した強さがあるのが特徴だ。
三井住友海上公式HP あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
あいおいニッセイ同和損害保険の強みは何と言っても事故対応力と示談交渉力だ。
事故を起こした際などの素早い対応や事故を起こした相手との示談交渉の強さにはとにかく評価が高くなっている。
あいおいニッセイ同和損害保険HP 損害保険ジャパン日本興亜株式会社
損害保険ジャパン日本興亜カビ式会社は損害保険事業・生命保険事業・介護ヘルスケア事業・海外保険事業の4つの事業をグループで展開しているという強みがあるのが特徴である。
損害保険ジャパン日本興亜公式HP
1位:東京海上HD 3兆6,065億円
2位:MS&ADインシュアランスG 3兆5,009億円
3位:SOMPOホールディングス 2兆9,235億円
4位:トーア再保険 3,121億円
5位:共栄火災海上保険 1,669億円
6位:ソニーフィナンシャルHD 1,324億円
7位:セコム 494億円
引用:
業界動向SERCH.COM就職するためのポイントとしては、生命保険業界と同様である。以下にポイントを2つ列挙する。
生命保険業界と同様、損害保険業界も実態を掴みづらい業界であるため、インターネットの知識だけでなく、本を読んで業界を理解することを勧める。
①最新保険業界の動向とカラクリがよ~くわかる本
この本は入門として生命保険業界に関することはネットで調べたけど、もっと知りたいという方にはオススメの1冊である。
本書はグローバル化の波を受けながら、超高齢化社会の最中にいる生損保業界の動向を図・イラストを用いて分かりやすく解説している。
主な内容としては以下の通りだ。
生損保業界の最新動向
金融危機後の経営健全維持への取り組み
TPPが保険業界にもたらす影響
TPPが保険業界にもたらす影響
保険事業の収益構造と今後の課題
保険会社の組織図や実際の仕事内容
関連法
就職・転職に便利な国内外の生損保企業一覧などの資料がついているため、あなたの知らない生命保険会社を知ることができるだろう。
②3日でわかる<保険>業界 2019年度版 (日経就職シリーズ)
この本は、「最低限の知識を知っておきたい」という方にはオススメだ。
内容は3部構成となっており、「生命保険業界を知る」「損害保険業界を知る」「働き方を知る」になっている。
海外M&Aやフィンテックなど保険業界の最新トレンドや、主な生保会社・損保会社を紹介する「業界地図」も掲載。
目次は以下の通り。
●Chapter 1 生命保険業界を知る
役割を知る
業界の構図を知る
利益の生み出し方を知る
販売チャネルを知る
仕事を知る
海外戦略を知る など
●Chapter 2 損害保険業界を知る
役割を知る
歴史を知る
業界の構図を知る
自動車保険の今を知る
フィンテックについて知る
仕事を知る など
●Chapter 3 働き方を知る
生保社員の1日を知る 営業総合職
損保社員の1日を知る 損害調査総合職
採用と給与を知る など
●就活虎の巻
2019年度の採用試験に向けて
採用試験の内容と対策
③業界地図
就職活動をしていく上で業界のことを幅広く知りたいのならば、この1冊は有効だ。生命保険業界と同様で、損害保険業界も有効な志望動機が必要となってくる。
特に3メガ損保など、倍率の高い企業に受かりたいのなら読み手である企業の方にとっても読みたくなる志望動機であることは不可欠である。
そこで今回は実際にインターンシップの選考で通過した志望動機を事例として提示する。参考にしてほしい。
【三井住友海上火災保険】7/2
設問1 MSインターンシップ5DAYSに参加する目的と目標を教えてください。(400字以内)
参加する目的は、損害保険会社の業務への理解を深めることです。
○○大学の学生のためのインターンシップ説明会で、貴社の社員の方が、お客様の挑戦を後押しする仕事ができるというお話しをされた際に、人を動かすことができるという強みを生かして頑張る企業の手助けをしたい、という自分の思いが実現できそうだと感じ、損害保険会社に興味を持ちました。
貴社のインターンシップは、ロールプレイングをはじめ実践的なワークを体験できる内容であるため、どの部門や職種で、どのような側面から企業を支援できるのか知り、自分が役立てる業務を見定めることを目標としたいと考えます。
また、他大学の優秀な学生や社員の方とワークを行う中で、貴社と他社の違いを理解するだけでなく、社会人に求められるスキルや自分に足りない部分を認識し、得られたフィードバックをもとに自分で考え、改善することで大きな自己成長に繋げ、続くステージへも挑戦したいです。
ここでは損害保険業界の最新のニュースを2つ紹介する。損害保険業界を志望する学生は業界のトレンドを知っておいて損はないだろう。就職活動の市場調査に是非目を通しておいてほしい。
SOMPOホールディングスが、イスラエルスタートアップジオエックス社と保険引受高度化い向けた協業を開始
SOMPOホールディングス、損保ジャパンおよびSOMPOリスクは、イスラエルスタートアップジオエックス社と建物画像解析AI技術を活用した保険引受高度化に向けた協業を今年2月から開始する。
この背景として、近年の大規模な自然災害によるリスクの多様化・複雑化があげられる。
ジオエックス社はAIを用いた高度な3D地理空間画像解析技術を有しており、3社は、この技術を活用し、顧客の変化するニーズに対応していく。
参考:
PRITIMES 東京海上日動の「ちょいのり保険(1日自動車保険)」が利用申込件数1000万件を突破
「ちょいのり保険」とは、マイカーを持たない顧客が他者の車を借りて運転する際に加入する自動車保険。
自動車の利用形態の多様化に伴い、この保険の意義はますます高まっている。
参考:
東京海上日動火災保険株式会社 東京海上日動が自動車保険Web請求完結システムを導入
東京海上日動が2022年2月15日から事故の連絡から保険金の受け取りまでの工程をWeb上で完結できるシステムを導入する。
背景として、顧客のコミュニケーション手段の多様化がある。デジタル世代にとっては電話だけでなく、スマートフォンなどのWeb上でのコミュニケーションのほうが浸透している。
またこのシステムは時間と場所を問わずWeb上で完結することができるので、保険会社の平日の営業時間に忙しくて対応できない顧客のニーズに応えることができるのだ。
参考:
日本経済新聞 損害保険業界は規模も大きく、やりがいを感じる仕事が多い業界でる。
また、新商品や企業の吸収や合併も多く、常に新しい風が吹いていることも特徴だ。
そういった業界に足を踏み入れるというのも新たな自分を発見するのには適しているのかもしれない。
業界研究の参考として、損害保険業界と関係性の高い生命保険業界の記事も提示する。是非目を通してもらいたい。