「仕事選びってどうしていいかわからない」、「やりたいことがない」
息子様・娘様がこのように思っていることがあります。確かに、仕事なら何でもいい、というわけではありません。
過去の経験から興味がある事を特定する
1日8時間働くなら、仕事内容や会社のこともしっかり考えたいところです。
「そうはいってもやりたいことが・・・」となってしまって、堂々巡りしている場合、どうしていけばいいのでしょうか。
息子様・娘様の今までの経験で、アルバイトやサークル活動はありましたか?
やってきた場合、アルバイトやサークル活動の中で興味を持った役割や楽しかったことを洗い出させる事が重要です。
なぜなら、息子様・娘様の適性や興味・関心の高い仕事が見つかる可能性があるためです。
たとえば、お子様の次のような経験に注目してみてください。
- アルバイトで「楽しかった」「やりがいを感じた」と思った仕事
- サークルや部活動での役割(例:渉外・会計・企画・運営)
- 学園祭・ゼミ・インターンなどでの達成感や関心が強かった場面
このような場合は、法人企業との折衝を行う法人営業やB-to-B企業のカスタマーサクセス部隊は適性に合う可能性が高いです。
こうしたことから、やりたいことを挙げていくことが重要です。ぜひお子様にご共有ください。
絶対にやりたくない事をお子様に考えさせる
そして興味がある事を特定する事よりももっと大切なことは、やりたくないことを挙げることです。
やりたいことが出てこなくても、やりたいくないことは案外スッと出てくることがあります。
例えば、絶対に営業はやりたくない、工場の組み立て作業の期間工のように同じことを毎日繰り返す仕事は避けたい、といったことなどです。
こうした「避けたい仕事」を掘り下げるには、過去の経験をさかのぼってみましょう。過去の経験から本当につまらないと思った事や逃げた事等を洗い出させると、ある程度やりたくない事の共通項が分かるためです。
- 長く続かなかったアルバイトの内容
- 苦手だった学校行事の役割
- 「これはもうやりたくない」と強く感じた瞬間
このように色々な視点から考えていくと、「こういう仕事ならいいかな」と気づくケースがあります。