人間科学部の学生にも高い人気を誇るものに、サービス業がある。
サービス業と接客業はよく一緒にされる事もあるが、サービス業には情報サービス、ネット系サービスなどアプリ、Webを使った情報提供も含まれる。
対する、接客業は店舗やオンラインで顧客と直接接する。
従って、サービス業は提供する製品やサービスによっては、直接顧客と会う機会は無いことが言える。下記にサービス業界の、ジャンルを紹介する。
業種 | 参考例 |
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情報サービス | ソフトウェア、情報通信 |
インターネット関連 | レンタルサーバー会社、アプリケーション開発会社、Web系コンテンツ会社 |
宿泊業・飲食サービス | 旅館、ホテル、飲食店、カフェ、バー、Uber eats |
教育・学習支援・医療・福祉など | 幼稚園、学校、予備校、病院、介護施設 |
サービス業 | 広告代理業、インターネット広告、学術研究機関、会計事務所など |
参照元:マイナビ転職 サービス業とは? 仕事内容と実態 サービス業で働く場合は、「どういった事業を展開している会社か」、「どんな職種に就いて働くか」ということは重要だ。
下記にサービス業の代表的な仕事を挙げておく。
販売・接客
スーパーや家電量販店、百貨店、アパレルの実店舗で顧客に直接商品、サービスの販売提供を行う仕事だ。
サービス業と聞けばこちらが思い浮かぶ事も多いだろうが、学生の時にアルバイトを経験している者も多いはずだ。
接客業は、営業ほど高い難易度ではないが、1日中店舗の中で顧客を相手にするので、かなり根気と体力のいる仕事でもある。
美容部員
美容部員は、百貨店やドラッグストアなど、化粧品やメイクアップ関連の製品を販売する仕事である。
美容部員は自分自身の美容にも気を遣う為、コスメや美容液といったものに対する高い関心や、常に美意識を保つ自己管理も必要だ。
美容に関心のある者に向いていると言える。
※美容部員は、1日中店舗内で接客対応する為、体力が必要で給与面も低い事に注意が必要。
ブライダル系のサービス
ブライダル系のサービス業は、結婚式をサポートする仕事である。
挙式や披露宴の企画提案、段取り、新郎新婦の相談事まで結婚式を成功させるためにトータル的なプロデュースをする。
ブライダルは土日が業務であったり、多くのスタッフと協力して企画を進めていくため、大変な仕事でもある。
ただし、労働条件は厳しく、給与も高くない職種なので、この仕事が心から好きな者に向いていると言える。
ホテル・宿泊施設のサービス業
ホテルなどの宿泊系のサービス業は、フロント業務や部屋の清掃、顧客のリクエストに応えるなど、接客業の代表的なものと言える。
一流ホテルともなれば、高い接客技術の顧客対応力が求められ、言葉遣い、マナー、品性などを常時求められる。
人間科学部で学んだ、心理学系統の知識は役に立つだろう。
ただし、ホテルをはじめとした宿泊業は長時間労働や、不規則な労働時間などは覚悟しなくてはいけないことがある。そのため、ホテル・旅館などの仕事に元から興味のある者に向いている。
スポーツインストラクター
人間科学部で、スポーツ科学などを学んだ学生には、就職先の進路としておすすめだ。
スポーツインストラクターは、ジムやフィットネススクールなどで、運動やトレーニングマシンの使い方を指導する。
機械トレーニングで怪我をしないように、適切な筋トレ方法を教えたり、怪我しにくい身体を作るために正しいトレーニング手法をレクチャーする。
また身体作りは、食生活にも深く関係するので、適切な食事や栄養を摂る事のアドバイスも行う。
スポーツ系が得意な学生は、こういった就職の進路があることを覚えておこう。
ただし、インストラクターも一般に労働条件はキツく、給与も低い傾向にある。そのため、そういった部分は入念に調べる必要がある。