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最終更新日 2024.08.19

業界研究

アクセンチュアの選考対策をプロが徹底解説

毎年多くの就活生が受験するアクセンチュア。この記事を読んでいる人の中にも実際に受けてみたいと思っている人もいるだろう。

そこで今回は大手外資系コンサルティングファームであるアクセンチュアの選考対策を紹介する。アクセンチュアの対策に役立てて欲しい。

この記事を書いた人

竹内 健登

Kento Takeuchi

東京大学工学部卒。大手一流ホワイト企業の内定請負人。就活塾「ホワイトアカデミー」を創立・経営。これまで800人以上の就活をサポート。塾はカリキュラムを消化した塾生のホワイト企業内定率100%を誇り、カリキュラムを消化したにもかかわらず、ホワイト企業の内定が出なければ費用を全額返金する返金保証制度を提供中。2019年に『子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法』(日経BP刊)を出版し、「親が子育ての集大成である"就活"に臨む際の必読書」、「これができれば本当に一流企業に内定できる」と話題。塾のYouTubeチャンネルではホワイトな業界の紹介や大手企業の倍率、ESの添削を公開するなど塾の就活ノウハウを一部紹介している。

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCm1vSnSBj7kksfi8GIBnu0g

アクセンチュアについて

アクセンチュアは、世界50か国以上に拠点を持つ世界最大級の経営コンサルティングファームだ。各国を代表する大企業や政府系機関に対してコンサルティングやアウトソーシングサービスなどを提供している。

ここではアクセンチュアの事業内容や求める人物像について解説する。

事業内容

アクセンチュアはストラテジー・コンサルティング・デジタル・テクノロジー・オペレーションズの5つの事業領域に分かれている。

その中でも特にデジタルに強みを持っている。アクセンチュアは1953年、コンピューターをビジネスに初めて導入し、コンサルティング業務を開始した。

そんな同社の強みはなんといっても、IT・テクノロジーを利用したデジタル領域でのソリューションを素早さだ。

また多くのコンサルタントが行う業務フローを紹介する。クライアントの業界によって多少は異なるが以下が基本的な業務フローだ。

1.問題の診断と分析


クライアントの現状分析を行い、課題の特定し、業界標準や競合他社との比較を行い、クライアントの立ち位置を把握する。

2.戦略立案と提案


クライアントの目標達成のための戦略を立案し 新規ビジネスモデルやサービスの設計を行う。

3.プロジェクト管理と実行


プロジェクトのスケジュール、リソース、予算を計画しプロジェクトチームのもと進捗管理を行う。

4.データ分析と報告


必要なデータを収集し、分析結果をまとめ、レポートとしてクライアントに提供する。
KPIの設定と評価: 重要業績評価指標(KPI)を設定し、パフォーマンスを評価する。

求める人物像

アクセンチュアには「未来のアクセンチュアに必要なDNA」というものがある。これがアクセンチュアが求める人物像と言えるだろう。


背伸びをしてでも目標へ手を伸ばさずにはいられない
チャレンジに、手加減をしない
自分も会社も世の中までも、変えたいと望む
常に次のステージを見据え、自らの開拓に貪欲である
タフな状況も、先頭に立ち楽しめる情熱がある
あるべき姿を追求するためには、立場や関係性を超えた主張を厭わない
信念に基づき、主張し、実際にやりとげる
チームワークの可能性を信じる
多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている
常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある

引用:未来のアクセンチュアに必要なDNA

選考フローと面接内容

職種によって設問内容等は異なるが、ビジネスコンサルタント職の場合は以下の通りだ。

①エントリーシート提出

②Webテスト

③グループディスカッション

④一次面接(ケース面接+人物面接)

⑤最終面接

以下にそれぞれの選考フローについて解説する。

ES

以下は2023年卒募集時の内容だ。自身の経験とアクセンチュアのカルチャーについての共感が重要となっている。


  • (1)就職活動の軸(400字以内)

  • (2)未来のアクセンチュアのDNAの内、一番共感できるのは何か

  • (3)その理由(400字以上600字以内)

  • (3)その理由(400字以上600字以内)

  • (4)どのようなキャリアを実現したいか(400字以上600字以内)

  • (5)第1志望職種の志望動機(200字以内)

  • (6)(任意回答)第2志望職種の志望動機(200字以内)

  • (7)(任意回答)第3志望職種の志望動機(200字以内)

  • (8)(任意回答)第4志望職種の志望動機(200字以内)

WEBテスト(玉手箱)

WEBテスト(玉手箱)

アクセンチュアのWebテストの形式は玉手箱だ。

出題科目は言語、非言語、性格の3科目で所要時間は1時間半程度と言われている。

ここで注意したい点は2点ある。1点目は「正解率が高すぎる」、2点目は「回答スピードが速すぎる」だ。1点目は流通している解答集を使用していると思われる可能性が高いので注意が必要だ。2点目はコンサルに必要な頭の回転スピードがないと思われてしまう。

こちらで落ちてしまうとGDやケース面接に進めなくなってしまうので、気を抜かず確実に突破しよう。

GD

所要時間は1時間30分程度、その内35分でGDが行われる。
23卒のお題は「家電メーカーのある企業の課題を、アクセンチュアの強みであるデジタルテクノロジーを活かして解決せよ。」というものだった。

流れとして1人ずつ順番に5分間の発表をしていき、社員からの質疑応答・フィードバックの時間も設けられている。ここではGDに必要な4つのポイントを紹介する。

(1)「前提条件の整理、課題の抽出」


GDやケース面接で必要なのは「前提条件の整理、課題の抽出」だ。なぜならSIerが課題解決を行うのに対して、コンサルタントは「課題を見つける」ことが仕事だからだ。

その際、状況の把握だけでなく、GDでは課題を設定するにあたって、参加者同士で共通認識を持つことが必要となる。

例えば今回の例題であれば「ある企業の課題」を「業務フローが煩雑で業務量が多く、労働環境が悪い」に設定するとしよう。

すると解決策として想定されるのは「テクノロジーを使って煩雑な業務フローをシームレスにする・可視化し業務改善を行う」という施策を想定することができる。

このように、課題を明確に設定すれば解決策も浮かびやすくなる。

(2)MECEの徹底


MECEとは「もれなくダブりなく」という意味だ。これはGDとケース面接両方で重要となる考え方となる。

Mutually(お互いに)
Exclusive(重複せず)
Collectively(全体に)
Exhaustive(漏れがない)

の頭文字をとったもので、必要な要素を網羅しながらも重複しないようにするスキルだ。

(3)様々な角度から考える


今回であれば業務フローの煩雑さが労働環境に繋がっているため、労働環境の改善方法に対しても解決策を考える必要がある。その際は多軸で考えるようにしよう。また5W1Hを使って解決法を考えることも手だ。

(4)否定から入らない


協調性を持たずに否定から入るのはやめよう。
企業が新卒を採用する評価基準の1つに「一緒に働きたいか」という観点がある。そのため、言葉のニュアンスに気をつけたり、コミュニケーションのとり方に工夫しよう。

1次面接(ケース面接+人物面接)

1次面接(ケース面接+人物面接)
所要時間は40分ほどだ。ケース面接は20分程度で、思考時間10分+発表5分+ディスカッション5分の内訳だ。

過去問では「物流に関する課題を解決せよ。トラックのドライバー不足による経済活動の停滞が向こう10年で予想されているため、その解決策を考える。」といったものが出題されている。

一方、個人面接20分程度で、ガクチカや志望動機・ストレス耐性についてがメインで問われる。また逆質問の時間が5分設けられている。

最終面接

所要時間は30分程度で、ガクチカやコンサルの志望動機についてや今後やりたいことを聞かれる傾向がある。ここでもしっかり選考されているようなので、最後まで気を抜かないようにしよう。

選考対策ポイント

ここではアクセンチュアの選考を突破するための対策を3つ紹介する。

コンサルタントに必要な行動特性を理解する

アクセンチュアに限らずコンサルタントには主に4つの行動特性が必要とされる。

①【論理的思考】
・課題解決力:複雑な問題を分解し、論理的に解決策を見つける
・データ分析力:大規模なデータセットを分析し、仮説を引き出す
・論理構成力:明確かつ効果的に情報を伝えることができる
②【コミュニケーション力】
・チームワーク:他のメンバーと協力し、協働できる
・関係構築力:クライアントのニーズを理解し、関係を構築・維持する
③【柔軟性と適応力】
・変化への対応:変化する状況や新しい情報に適応できる
・耐性:ストレスに強く、長時間勤務を乗り越えられる
④【調査能力】
・情報を引き出すインタビュー技術
・沢山の情報から必要なデータを収集できる能力
・リサーチツールを使いこなせること

これらの特性を持ち合わせているということを自身の過去の経験からアピールする必要がある。そのためには学生時代から起業や長期インターンでの卓越した成果を出すことやシステム導入経験、プロマネ経験を積んでおくと良いだろう。

「未来のアクセンチュアに必要なDNA」を理解する

「未来のアクセンチュアに必要なDNA」を理解する
アクセンチュアでは、「未来のアクセンチュアに必要なDNA」を持つ人/持とうとしている人を求めている。

実際にESでも設問が用意されているため、自らの経験と照らし合わせてカルチャーフィットをアピールしよう。

就活のプロに頼る

コンサルティング業界への道を切り拓くためには、専門的なアドバイスや的確な戦略が不可欠だ。そのため就職活動を成功させるために、経験豊富な就活のプロに頼ることをお勧めする。

プロのサポートを受けることで、業界特有の選考プロセスに対する理解が深まり、自己PRや志望動機のブラッシュアップが可能になる。

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